54歳でも全盛期!永田裕志が三冠奪取でダフルグランドスラムを達成!全日本プロレスでも出たマスキュラーボム!土井が世界ジュニアを奪取!


2月19日 全日本プロレス「#ajpw エキサイトシリーズ2023~」後楽園ホール 1405人
(試合内容は実況ツイートより)

<第7試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇土井成樹(13分30秒 エビ固め)【第63代王者】×青柳亮生
※マスキュラーボム
☆亮生が6度目の防衛戦

<第8試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇永田裕志(23分6秒 バックドロップホールド)【第68代王者】×宮原健斗
☆宮原が5度目の防衛に失敗、永田が第69代王者となる

全日本プロレス後楽園大会では宮原の保持する三冠ヘビー級王座に、新日本プロレスの永田が挑戦、永田はこれまでIWGPヘビー、GHCヘビーを奪取するだけでなく、G1 CLIMAX、チャンピオンカーニバル、グローバルリーグと制覇しており、ダブルグランドスラムを達成をかけての挑戦となった。
開始からグラウンドの攻防で出方を伺うと、ビックブーツの応酬から読み合いを繰り広げ、永田は左右のローキックからビンタ、首投げからサッカーボールキックと浴びせると、宮原の左腕へ腕十字は宮原が慌ててロープエスケープするが、永田は離さない。やっと離した永田はレフェリーに気を取られると、宮原が場外へ引きずり出して頭突きを連発、鉄柵を使ってレッグロックから蹴りつけるなど左脚攻めを狙う。
リングに戻った宮原は声援を煽った後で、エプロンへ上がった永田にビックブーツからロープ越しでエルボーのラリーも、永田はロープ越しでショルダアームブリーカーを敢行すれば、場外でもショルダアームブリーカー、左腕を鉄柱に叩きつけ、リングに戻ってチキンウイングアームロック、腕十字と宮原の左腕を徹底的に狙い撃ちにする。
永田は宮原の左腕へサッカーボールキック、ショルダーアームブリーカーと攻め、宮原はエルボーも永田は打ち返してミドルキック、ショルダーアームブリーカーから脇固めで捕らえ、宮原はロープエスケープする。
永田は宮原の左肩へストンピング、ミドルキックからエルボーの連打も、ビックブーツは避けた宮原は低空ドロップキックから側頭部へドロップキックを放と、永田は場外へ逃れるが宮原も追撃できず、やっと追いかけた宮原はエプロンでパイルドライバーを敢行して、永田に大ダメージを与える。

リングに戻ると、また宮原が場外戦を仕掛けて頭突きも、永田は鉄柵へハンマースルーからエクスプロイダーで投げ、リングに戻ると串刺しビックブーツから雪崩式エクスプロイダー狙いは、宮原がエルボーの連打、頭突きで抵抗も永田が強引に投げる。
永田のキックを狙うが、宮原はキャッチしてジャーマンスープレックスホールドも、永田はジャーマンで応戦、宮原はブレーンバスターも永田がエクスプロイダー、宮原はブラックアウトで応戦して両者ダウンになる。
エルボーのラリーになると、永田が連打から、ここ一番で出る大車輪キックを炸裂させ、タイナー狙いはキャッチした宮原はパワーボムからブラックアウトを連発、しかしシャットダウンスープレックスは切り返した永田が白目式腕固めで捕らえ、宮原はロープエスケープする。
永田はショルダーアームブリーカーからハイキックを狙うが、ガードした宮原はブラックアウトを炸裂させ、突進する永田にラリアットを連発、二段式ジャーマンスープレックスホールド、シャットダウンスープレックスは逃れた永田が宮原のブラックアウトをローキックで迎撃し、エルボーのラリーでは宮原が連打からブラックアウトも、永田がリストクラッチ式エクスプロイダーで投げ、最後はハイキックからのバックドロップホールドで3カウントを奪い、三冠を奪取することでダブルグランドスラムという偉業を達成した。
試合後は永田コールが巻き起こる中、「ここは全日本プロレスのリングだろ? 俺のホームみたいじゃないか。それはさて置き、三冠ベルト獲ったぞ!」と永田が王座奪取をアピールするが、石川が現われ「三冠、IWGP、GHC、全部獲った永田さん。チャンピオンって団体にとってどんな存在ですか? どんな存在ですか?」と問いかけると、永田は「俺に言わせるのか? お前らのその悔しい気持ち、今ここでよくわかってるよ。悔しいだろ? 獲り返したいんだろ? だから、石川、ここに出てきたんだろ? 全部言っちまったよ俺が」と返し、石川は「俺は今でも全盛期だと思ってやってるよ。永田さん…いや、永田裕志。俺は昨日まであんたが挑戦者、クエスチョンだった。たぶんお客さんもそうだと思う。でも、今日のあんたは全盛期だったな、挑戦を受けるというんだったら、俺と勝負してくれよ」と挑戦を表明して去って行く。
残った永田は「いやあ、チャンピオンになった余韻を少しは味わいたかったんだけどなあ。まあ、仕方ないですね。これが三冠ベルトの重み。このベルトを巻いたからには、このリングをよりさらに面白くしていきますので、もしこの俺がこのベルトを巻いているのに思いっきり嫌悪感を持つ人間がいたら、どんどん会場に来て、俺にブーブー言ってくれ。そのほか、この新日本プロレス・永田裕志がこのベルトを持って戦う姿を見たいという人はより声援を送って、これから会場に来てください。このベルトを持っている限りはこの全日本プロレスのリングを盛り上げます」とマニュフェストを掲げ、最後は「石川修司が今は全盛期と言ったが、全盛期はこっちのセリフだ! まだまだいくぞ! 1、2、3、ゼァ!」で締めくくった。
永田の勝因は徹底した左腕攻めで、宮原もこれまで何度も受けてきたが、これまで執拗に攻められたことはなかったと思う。フィニッシュ前のハイキックも左腕攻めが効いていたせいもあって宮原のガードが下がっていた、あのハイキックは永田が敗れたミルコ・クロコップを彷彿させたが、それを考えると永田の長いキャリアが優った試合だった。
永田裕志も54歳となり、新日本プロレスではIWGP世界ヘビー級戦線から遠ざかったものの、全日本プロレスから三冠ヘビー級を取ることで存在感を示した。今日の奪取は永田にしてみればオカダに勝つ以上なものがあったのかもしれない。

セミファイナルでは世界ジュニアヘビー級選手権、王者の亮生に土井が挑戦、土井は前夜の18日、DDT名古屋大会でKANONを破り、保持しているDDT UNIVERSAL王座を防衛したばかりで、連戦でのタイトル戦となった。
土井はヘッドロックからロープワークになると、亮生がドロップキックで土井を場外へ出してトペフェイントで牽制、土井がエプロンへ上がると亮生がドロップキックで場外へ落としてからムーンサルトアタックを命中させる。
リングに戻って亮生は攻めようするが、土井がロープエスケープすると、迫った亮生の足をすくって倒し。亮生の首筋へエルボースタンプ、コーナーで踏みつけ、読み合いになると土井はバックエルボーからキャメルクラッチと組首攻めで流れを変え、亮生はロープエスケープする。
土井はブレーンバスターも、着地した亮生は読み合いからドロップキック、串刺しバックエルボー、側転からブーメラン式アームホイップ、ドロップキックと放ち、亮生はフィッシャーマンズを狙うも逃れた土井はスパインバスターからサマーソルトドロップ、ネックブリーカーと返す。
土井はDOI555を狙い、亮生が逃れても土井がバックエルボーからバカタレスライディングキックは、避けた亮生がその場飛びムーンサルト、ハンドスプリングレッグラリアットを放つが、ムーンサルトプレスは自爆すると、土井はピンプジュース、バックエルボーからドロップキック、DOI555からバカタレスライディングキックは亮生がトラースキックで迎撃して連続フィッシャーマンスープレックスホールドも土井はフィッシャーマンズバスターで応戦する。

エルボーのラリーになると、亮生が連打からトラースキック、土井は関節蹴り、切り返しから丸め込み合戦になり、亮生はラ・マヒストラル、旋風脚からショルダーインパクト、そしてファイヤーバードスプラッシュを投下したが、土井が剣山で迎撃すると、DOI555からバカタレスライディングキックを炸裂させたが、亮生がカウント2でキックアウトすると、土井はここ一番で出す危険技マスキュラーボムで3カウントを奪い王座奪取に成功した。
試合後にHAYATOが現われ、「次は俺だよ。亮生の仇討ちとか、そういうんじゃなくて、ただ一個人として、一選手として、土井成樹の持つその世界ジュニアのベルトが欲しい。答えを聞かせてもらえるからな?」と挑戦を表明すると、「言いたいことはそれだけか? もっと言うてもええぞ。俺みたいにな。ピンク色したナルシストの次は、気持ち悪いビジュアル系か。オールジャパン、まともなヤツおらんのか? 俺みたいにまともな選手おらんのか?お前も今日みたいに青柳亮生みたいに仕留めたるからな。挑戦受けたるわ」と毒舌で返答して挑戦を受諾すると、「おい、それからこのまま帰らんぞ。まだ帰らへん。喋らせてもらうぞ。ゆっくりな。俺はチャンピオンになったんや。それなりの発言権あるやろ?前チャンピオンが面白いことをなんもせんかったから、俺が見本みせたろうやんけ。オールジャパン、全日本はヘビーばっかりネタ満載やけど、ジュニアが何もないやんけ。そこで俺が考えた第1弾、ジュニアのタッグリーグやるぞ! 見たくないか?」とジュニアによるタッグリーグ開催を提唱した。
全日本プロレスには「Jr. TAG BATTLE OF GLORY」というものがあるが、2020年、2021年はコロナ渦のありワンナイトトーナメントでしか開催されず、また昨年は開催されなかった。果たして土井が提唱するようにリーグ戦形式で開催がされるのか…

そして「2023チャンピオンカーニバル」の出場選手が発表された。

今年は唯一の外国人であるサイラス、SAITO BROTHERS、安斎、北斗が初エントリーし、野村も4年ぶりにエントリーを果たした。気になるのは二つのX、他団体からの出場なのか…

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