1月22日 NOAH「GREAT MUTA FINAL ” BYE-BYE”」神奈川・横浜アリーナ 8433人
(試合内容は実況ツイートより)
<第9試合 End of Nightmare 時間無制限1本勝負>
〇グレート・ムタ スティング ダービー・アリン(22分23秒 体固め)×白使 丸藤正道 AKIRA
※閃光魔術
1989年3月18日、、WCWのリングで誕生したムタのラストマッチが横浜アリーナで開催され、ムタはWCW時代の盟友スティング、AEWから初来日したアリンと組んで、白使&丸藤&AKIRAと対戦し、丸藤は魔流不死のハーフペイントで登場すれば、AKIRAは久々に連獅子姿、そして白使は助清マスクを被った白装束の男を従えて登場、助清マスクは卒塔婆を持参し、最後にムタの父であるザ・グレート・カブキが登場し鮮やかなダブルヌンチャクから毒霧を噴射した。
対するアリンはスケボーを滑走、スティングはクロウスタイル、そしてしんがりにムタが『MUTA』で流れる中で登場した。
ムタvs白使で開始となり、間合いを図るムタは毒霧を噴射、白使はバックを奪うもムタが上から覆いかぶさってヘッドロック、アームロックを狙う。ヘッドロックからショルダータックルで先手を狙えば、白使は地獄突きで応戦し、側転から横蹴りはムタが避ける。
スティングvs丸藤に代わると、丸藤は鞭のようにしなる逆水平を放っていくが、スティングは受け流し、ぶつかり合いも丸藤がなぎ倒される。
アリンvsAKIRAになるとアリンがエルボーの連打から、串刺しバックエルボーを連発、AKIRAはアッパーカットで応戦すればアリンはエルボーの連打で返すと、AKIRAはフライングラリアットを放つ。
スティングvs白使になると、白使の地獄突きを受け流したスティングはラリアットで場外へ白使を出し、エプロンに上がった白使をショルダータックルを浴びせると、白使は本部席まで吹っ飛ぶ
場外戦になるとスティングとアリンが丸藤、AKIRAを痛めつけている間に、ムタがケーブルで白使の首を絞め、助清マスクを襲撃して卒塔婆を奪うとへし折ると、尖った部分で白使の額を刺すと白使が流血させることで、1996年4月29日、新日本プロレス東京ドーム大会の1シーンを再現させ、AKIRAや丸藤が救出に駆けつけるがムタに返り討ちにされる。
リングに戻るとムタがストンピング、手刀、代わったアリンも噛みつき、スティングも鉄柱攻撃と白使を蹂躙すると、ムタは白使にフラッシングエルボーからSTFで捕らえつつ頭部を噛みつく。
劣勢の白使は代わったアリンがフロントキックをキャッチすると曼荼羅捻りを決め、代わった丸藤が側転からドロップキック、コーナーに押し込んで逆水平から串刺しジャンピングバックエルボー、フックキックと浴びせるが、突進はアリンがエルボーで迎撃し、往復ビンタからヨシタニックを決めると、場外の丸藤にトペスイシーダを命中させ、場外戦で丸藤をイスに座らせたアリンはトップコーナーからミサイルキックで吹っ飛ばす。
リングに戻ると代わったスティングはアリンとトレイン攻撃から、スティングがスティンガースプラッシュも、丸藤はスティングにドロップキックを放てば、代わったAKIRAもドロップキック続き、AKIRAは串刺しニーも足を取ったスティングがスコーピオンデスロックで捕らえる。
代わったムタがAKIRAにドラゴンスクリューから串刺し閃光魔術で続いて、ドラゴンスクリューから閃光魔術はAKIRAがガードして手刀を連打、エルボードロップからムササビプレスを命中させれば、代わった白使がムタにコーナーから手刀、拝みオット、トップコーナーから倒れ込みヘッドバットで続く。
白紙はムタに念仏パワーボムを狙うが、アリンがスケボーで一撃してカット、AKIRAがムタに延髄斬りから丸藤が虎王で援護すると、自らの血を口に含んだ白使が地獄突きを放って、念仏拝み渡りを敢行したが、白使が滑って落ちたところでムタが毒霧する。
勝負に出たムタは白使に閃光魔術からスティングがスコーピオン・デスドロップ、アリンがコフィン・ドロップからムタが閃光魔術で3カウントを奪いラストマッチを勝利で有終の美を飾った。
試合後にムタはまた助清マスクを襲い卒塔婆を奪うと、白使に一撃でダメ押し、そして白使の額から流れる血で卒塔婆に「完」と印す。
そしてムタが花道へ下がってステージで止まると、リングアナがムタをコール、こうしてムタは魔界へ去って行き、33年の活動に終止符を打った。
どんなラストマッチになると思ったら最後から最後までムタらしさを貫き、白使を血で染めることで周りをドン引きさせるインパクトを残した。最後の卒塔婆に血で記された「完」は、まさにムタが最後に残した芸術だった。
ムタは33年の間、魔界から様々な芸術を生み出していったが、これが本当に最後なのかと思ってしまう。だが、案外とんでもないところで、ムタが現われ、最後の一仕事をやっていくような感じがしてならない。