1月21日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ」神奈川・横浜アリーナ 5533人
(試合内容は実況ツイートより)
第1~4試合はこちら↓
<第5試合 L・I・J対金剛 シングル5番勝負 30分1本勝負>
〇タダスケ(11分9秒 2PAC)×BUSHI
<第6試合 L・I・J対金剛 シングル5番勝負 30分1本勝負>
〇高橋ヒロム(13分5秒 片エビ固め)×大原はじめ
※TIMEBOMB2
<第7試合 L・I・J対金剛 シングル5番勝負 30分1本勝負>
〇征矢学(13分57秒 片エビ固め)×SANADA
※弾道
<第8試合 L・I・J対金剛 シングル5番勝負 30分1本勝負>
〇鷹木信悟(18分28秒 片エビ固め)×中嶋勝彦
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン
<第9試合 L・I・J対金剛 シングル5番勝負 30分1本勝負>
〇内藤哲也(26分57秒 片エビ固め)×拳王
※デスティーノ
今回の「WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ」は新日本プロレスvsNOAHの対抗戦で、メインはロス・インゴベルナブレス・デ・ハ・ ポンvs金剛の5vs5による全面対抗戦で、まず先鋒戦の第6試合はBUSHIとタダスケが対戦。BUSHIがドロップキックで奇襲で開始となると、ダブルチョップを連発からタダスケの髪をいじりまくる、場外戦で鉄柵へハンマースルーを連発するが、タダスケも鉄柵へハンマースルーを連発して返してビックブーツを浴びせ、リングに戻ってストンピングを連発し、BUSHIの頭部をサードロープに固定するとエプロンからレッグドロップを投下する。
タダスケは冬木スペシャルで捕らえ、BUSHIのTシャツを引き裂いてポージングも、怒ったBUSHIがエルボーの連打に対しタダスケは逆水平を連打で返すが、串刺しはBUSHIが迎撃してティヘラ、タダスケのエルボーの連打に対しBUSHIはビンタを浴びせ、首投げからサッカーボールキック、場外へタダスケを出して矢のようなトペスイシーダを命中させる。
リングに戻ったBUSHIはミサイルキック、しかしDDTは切り返したタダスケはアトミックドロップからフェイント式DDT、地団駄ラリアットを狙うが、ガードしたBUSHIが右腕へコードブレイカーからバッククラッカー、コードブレイカーと畳みかけ、MXを狙うと、タダスケがラリアットで迎撃する。
エルボーのラリーから、BUSHIのビンタに対しタダスケがショートレンジラリアットを連発も、突進はBUSHIがラリアットで迎撃し、両者は場外へ出るとタダスケが鉄柵へハンマースルーに対し、BUSHIも鉄柵へハンマースルーでやり返すと鉄柵の上でネックブリーカー、リングに戻ってロープ越しでエプロンめがけてハングマンDDTで突き刺す。
BUSHIはライトニングスパイラルを狙うが、逃れたタダスケがラリアットからアウトキャストは逃れたBUSHIが毒霧を噴射、そしてBUSHIロールで丸め込んだが、タダスケはここ一番で出す変化球技2PACで3カウントを奪い逆転勝利で金剛が先勝、まさかの技に敗れたBUSHIが納得できずタダスケと乱闘となるも後の祭りとなった。
第7試合での次鋒戦、ヒロムvs大原は、ヘッドロックの応酬を制した大原がスリーパーで絞めあげ、ヒロムは逃れても大原は再度スリーパーからバックブリーカー、連続カバーでスタミナを奪いにかかり、ヒロムは場外へ逃れても、リングに戻した大原は串刺しは、避けたヒロムが串刺しヒロムちゃんボンバーも、突進は切り返した大原がムイビエン狙いは、ヒロムはロープエスケープして場外へ逃れるも、大原はリングに戻して休ませない。
ヒロムはハサミワザで反撃すると、串刺しヒロムちゃんボンバーからドロップキックで大原をへ出すが、エプロンからのジョンウーは自爆してしまうと、大原はヒロムの喉元を踏みつけ、鉄柵に何度も押しこんでハンマースルーで腰攻めに出る。
リングに戻って大原はリストクラッチ式バックブリーカー、バックの奪い合いからムイビエンを狙うが、逃れたヒロムはコーナーデスバレーを決めるも、腰の痛みで追撃できず、TIMEBOMBも崩れてしまうと、大原がバックブリーカーから河津掛け、ムイビエンで捕らえるが、ヒロムはロープエスケープする。
大原は突進するとヒロムはヒロムちゃんボンバーで迎撃、読み合いからヒロムはスパインボム、ファルコンアロー、エルボーのラリーになると、ヒロムが”大原はじめ”と叫んで一撃を浴びせるが、大原はビンタから往復ビンタを浴びせ、ヒロムはトラースキックから突進は大原がケブラドーラ・コン・フロウジョンを決めてからムイビエンで捕らて追い詰めにかかるも、ヒロムは必死でロープエスケープする。
大原はフィンランド式フォアアームを狙うが、ヒロムが迎撃してトラースキック、大原のエルボーの連打を受け切ってヒロムちゃんボンバーからビクトリーロイヤル、抵抗する大原を強引にTIMEBOMB2で3カウントを奪い、対抗戦は1勝1敗となるが、試合後のバックステージではAMAKUSAが現われ、ヒロムに対戦を迫る。
中堅戦の第8試合ではSANADAvs征矢の元パートナー対決が実現、征矢がリストロック、回転してSANADAがヘッドシザースも逃れた征矢がダブルチョップで返し、SANADAがフェイントを狙っても、征矢が構わず弾道を放ってSANADAを場外へ落とす。
場外戦で征矢がSANADAにハンマースルーを連発し、リングに戻って征矢が逆水平に対し、SANADAが張り手で返してラリー、征矢が串刺しエルボーからブルドッキングヘッドロック、ぶっこ抜きブレーンバスターはSANADAがブレーンバスターで投げ返すと、連続リーブロックからドロップキックで自征矢を場外へ出しプランチャを命中させる。
リングに戻ってSANADAのスワンダイブを狙ったが、征矢がキャッチも、バックの奪い合いからSANADAの突進を征矢がスピアーで迎撃し、串刺し弾道からワイルドスクラップ、しかし弾道は避けたSANADAの串刺しは征矢が避けるも、SANADAはスワンダイブミサイルキックからTKOを決める。
SANADAはScullEndを狙うが、切り返した征矢はアバランシュホールドを狙い、SANADAが切り返してScullEndも、持ち上げた征矢がアバランシュホールド、そして弾道はSANADAがドロップキックで迎撃するとマジックスクリュー、背中へラウディングボディープレスからラウディングボディープレスを狙ったが征矢が剣山で迎撃する。
征矢はダブルチョップに対し、SANADAはエルボーとラリーになると、征矢が連打をSANADAが受け切りエルボースマッシュ、ローリングエルボーからランニングローリングエルボーは征矢が弾道で迎撃してデスバレーボム、弾道は避けたSANADAがオコーナーブリッジも征矢がキックアウトする。
SANADAはムーンサルトアタック式ScullEndを狙うが、征矢が切り返してブレーンバスター、ジャンピングDDTで突き刺し、弾道はSANADAが切り返してフランケンシュタイナーもキックアウトした征矢が弾道を命中させ、弾道はSANADAのラリアットと相打ちも、征矢が弾道で3カウントを奪い、金剛が2勝1敗とする。
第8試合の副将戦、鷹木vs中嶋は、中嶋がガットショットを浴びせると、首投げからサッカーボールキックを浴びせるが、エルボーのラリーから鷹木がキチンシンクを亜飛セルと、中嶋がビックブーツを連発に対し、鷹木はショルダータックルで応戦する。
鷹木は串刺しパンピングボンバーからブレーンバスターで中嶋を投げると顔面蹴りの連打で挑発するが、突進は中嶋がキチンシンクで迎撃して腹部へパントキックを浴びせ、鷹木はたまらず場外へ逃れるても、中嶋はエプロンからPKを浴びせ、鷹木が場外でダウンしている間に、中嶋はリング中央で胡坐をかいて拝み待ち構える。
鷹木がリングに戻ると、中嶋は串刺しビックブーツからシャッターチャンスタイム、足蹴で鷹木を挑発してミドルキック、串刺しビックブーツからまたシャッターチャンスタイム、鷹木の顔面を何度も蹴り上げてエルボーの連打から再びシャッターチャンスタイムとリードを奪う。
鷹木の逆水平をいなした中嶋はミドルキック、ソバットから突進するが、鷹木がバックエルボーで迎撃して、ナックルから龍魂ラリアット、キチンシンクの連打、DDTからスライディングパンピングボンバー、ブレーンバスターと見せかけてネックスクリューと流れを変え、キタキタタイムになる。
鷹木は中嶋に串刺しパンピングボンバー、トップコーナーから雪崩式ブレーンバスターで投げると、MADE IN JAPANを狙うが、中嶋が逃れて顔面ニーからコブラツイスト、そして卍固めへ移行、腰投げで鷹木は逃れるとサッカーボールキックを浴びせてからエルボーのラリーになる。
中嶋がエルボーの連打に対し、鷹木がハツラツエルボーで応戦、中嶋がミドルキック、鷹木がダブルチョップ、中嶋がミドルキックになると、鷹木がショートレンジパンピングボンバーでラリーになるが、鷹木が手打ちになったところで中嶋がミドルキックも、ロープへ走った中嶋に鷹木は龍魂ラリアットからバックドロップで投げ、パンピングボンバーを狙ったが、避けた中嶋はハイキックを炸裂させる。
ヴァーティカルスパイクを狙い、鷹木は逃れても中嶋が病院送りビンタからヴァーティカルスパイクを決め勝負あったかに見えたが、鷹木はカウント2でキックアウトする。
中嶋はダイヤモンドボムを狙い鷹木が逃れて中嶋のPKは鷹木がキャッチすると、抵抗する中嶋にMADE IN JAPANを決め、パンピングボンバー、ナックル、ドラゴンスープレックス、スライディングT、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンと怒涛の猛ラッシュで3カウントを奪い、対抗戦は2勝2敗の五分となる。
そしてメインの大将戦、内藤vs拳王の前に、実況席の解説には武藤敬司が入った。
拳王がロックアップ狙いは内藤がいなすと、拳王が内藤を掴んで迫り、リストロックは内藤はロープエスケープして場外へ逃れるが、拳王がいきり立つなど、内藤の焦らしに拳王が苛立つ。
リングに戻ると今度はロックアップから内藤がリストロックを仕掛け、拳王が切り返しても内藤がレッグシザースからヘッドロック、切り返した拳王はヘッドロックも、内藤はサミングで抵抗するが、拳王は逃さず絞めあげ、フルネルソンの応酬から拳王が突進すると、迎撃した内藤はティヘラで場外へ出して、寝そべりフェイント牽制したところで、拳王が戻ってフットスタンプを命中させる。館内はブーイングも、拳王はトランキーロポーズで挑発する。
外戦になると拳王がボディースラムから、鉄柵へ内藤を正面からハンマースルーで叩きつけ、拳王がリングの戻ると拳王がストンピング、串刺しビックブーツからマシンガンミドルキック!”いっちゃうぞ”クソヤローと叫ぶが、内藤が背後から強襲して突進すると、拳王がミドルキックで迎撃し、ダブルニードロップを連発、ボディーシザースと徹底した腹部攻めで内藤のスタミナを奪うが、内藤はロープエスケープする。
拳王は内藤を踏みつけて挑発、サッカーボールキックを連打を浴びせるが、内藤が笑ってエルボーで返すと、拳王が受け流してソバット、突進するとバックエルボーで迎撃した内藤はマンハッタンドロップから低空ドロップキック、ヒップトスから後頭部へドロップキック、コーナーミサイル、変形ネックブリーカーからプルマ・ブランカで首攻めで試合の流れを変え、拳王はロープエスケープしても内藤はネックロック、ハンマーを連打と首を攻める。
内藤は引き込みエルボーを狙うが、避けた拳王は足を払って背中へフットスタンプから、内藤の後頭部へランニングニーを放ち、アンクルホールドは内藤がロープエスケープするも、拳王はミドルキックの連打を浴びせるが、串刺しは内藤が避けるとセカンドコーナーを使ったネックブリーカーからネックブリーカー、拳王の首へ引き込みエルボーを連打から雪崩式フランケンシュタイナーを決める。
内藤はエスペランサからコリエント式デスティーノを狙うが、拳王がソバットで迎撃してからビンタ、ファルコンアローからドラゴンスープレックスで両者ダウンになり、拳王がPFSを狙うが避けた内藤がトルネードDDTで突き刺す。
エルボーのラリーから、拳王がミドルキック、内藤がエルボーとラリーに変わると、内藤が連打から突進は足を取った拳王がアンクルホールドで捕らえ、内藤を逆立ちにしてからミドルキック、蹴暴から!PFSを命中させるが、内藤はカウント2でキックアウトする。
拳王は炎輪を狙うが、内藤が避けるとポップアップスパインバスターで叩きつけ、拳王の突進を内藤がポップアップしてコーナーに直撃させ、デスティーノを逃れた拳王に内藤が延髄斬り、拳王は輪廻で応戦しても内藤が浴びせ蹴りで返せば、拳王が蹴暴、読み合いからスピンキックを浴びせるも、ファルコンアローは内藤がデスティーノで切り返す。
勝負に出た内藤は拳王にバレンティアからデスティーノで3カウントを奪い、対抗戦はLIJが3勝2敗で勝利となった。
試合後に内藤が拳王の健闘を称えてグータッチでエール交換を狙うも、拳王は拒否して退場、そして内藤は勝利を祝して「ノスオトロス・ロス・インゴベルナブレス・デ!! ハ!! ポン!!」で締めくくり退場しかけたが、放送席にいた武藤が突然リングに上がってマイクで内藤を呼び止めると、2月21日の東京ドーム大会で行われる引退試合の相手に内藤を指名、内藤もリングに戻ると指名を受諾し、内藤のトランキーロポーズに対し、武藤はプロレスLOVEポーズで応戦した。
内藤vs拳王に関しては、拳王は先手を奪っても、内藤が後からピッタリマークしてプレッシャーをかけ、そして混戦になればなるほど内藤のペースになるだけに、最後は拳王も内藤のペースに引き込まれる形となったが、対抗戦的には金剛も大将、副将と敗れたのが痛かった。
そして武藤の引退試合の相手は一部新聞でも未定と報じられ、様々な相手が噂に上がったが、最終的に内藤となった。内藤vs武藤は2012年1月4日の東京ドームで実現したが、この時は内藤が覚醒していない時期でもあったことから、武藤マジックに翻弄され、武藤のムーンサルトプレスの前に敗れた。内藤にしてみれば11年越しのリベンジとなる。
1・1NOHA武道館でムタと対戦したSHINSUKE NAKAMURA、そして武藤と対戦する内藤も武藤に憧れてプロレスラーになった世代だが、その介錯人に内藤が指名されたのは、まさにデスティーノ(運命)なのかもしれない。