キラー覚醒…なつぽいが執念のフェアリアルギフトで中野たむから涙の初勝利!


6月28日 スターダム 後楽園ホール 901人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 5★STAR最終予選リーグ戦 10分1本勝負>
【2勝2敗=4点】〇向後桃(7分5秒 反回転式エビ固め)【2勝2敗=4点】吏南

<第2試合 5★STAR最終予選リーグ戦 10分1本勝負>
【2勝1敗1分=5点】〇飯田沙耶(6分17秒 飯田岩)【1勝2敗1分=3点】妃南

<第3試合 5★STAR最終予選リーグ戦 10分1本勝負>
【2勝1敗1分=5点】〇桜井まい(5分54秒 MPR)【1勝1敗2分=4点】琉悪夏

<第4試合 15分1本勝負>
〇スターライト・キッド(6分57秒 黒虎脚殺)×月山和香

<第5試合 フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負>
【第8代王者】△羽南(15分時間切れ引き分け)【挑戦者】△稲葉ともか
☆羽南が7度目の防衛に成功

<第6試合 20分1本勝負>
白川未奈 ウナギ・サヤカ 〇SAKI 清水ひかり(10分28秒 体固め)林下詩美 上谷沙弥 AZM ×レディ・C
※ランニングブレーンバスター

<第7試合 キャプテンフォール式ユニット対抗4WAYタッグバトル 30分>
©ジュリア 舞華 ひめか(10分16秒 オーバー・ザ・トップロープ)©×岩谷麻優 葉月 コグマ&渡辺桃 鹿島沙希 ©×フキゲンです
あと1チームは©朱里 MIRAI 壮麗亜美
①〇MIRAI(片エビ固め)×鹿島
②〇フキゲン(オーバー・ザ・トップロープ)©×朱里
※God’s Eyeが失格

<第8試合 シングル二番勝負 時間無制限1本勝負>
〇なつぽい(20分31秒 片エビ固め)×中野たむ
※フェアリートレイン

後楽園大会のメインは中野vsなつぽいのシングル2連戦の2戦目、26日の名古屋での金網エスケープ戦では中野が金網最上段からのスリーパーでなつぽいを絞め落とし金網からのエスケープで勝利を収めており、共にスターダム入りしてからはなつぽいは中野に2連敗を喫していることから、なつぽいは崖っぷちの状況で背水の陣を敷いての対戦となった。
開始からなつぽいが中野にソバットから場外戦を仕掛けプランチャスイシーダを命中させ、場外戦でなつぽいはスピアーからグラウンドの攻防になるが、中野が体を入れ替えてマウントエルボーを浴びせると、場外でボディースラムを敢行すれば、なつぽいも場外ボディースラムでやり返し、中野も場外でボディースラムから場外マットを剥がそうとすると、なつぽいが突き飛ばして場外マットを剝がし、逆にフロアへのボディースラムを狙ったが、切り返した中野が逆にフロアへのボディースラムでなつぽいを投げつける。
リングに戻るが、なつぽいがエプロンへエスケープすると、中野がセカンドコーナーへ上がり、宙吊りスリーパーを敢行、なつぽいをエプロンへ落とすとランニングニーから、コーナーの金具越しでスリーパーで絞めあげ、リングに戻っても胴絞めスリーパーでなつぽいを追い詰めるが、なつぽいはロープエスケープする。
中野はグロッキー気味のなつぽいにサッカーボールキックを連打を浴びせ、なつぽいはエルボーも中野はバックエルボーからバイオレットシューティング、そしてトップコーナーへ昇ると、追いかけたなつぽいがコーナー上でドロップキックで中野を場外へ落とすと、エプロンからフェアリアルギフトを投下、しかしリングに戻ってからのフェアリアルギフトは自爆すると、中野がなつぽいの後頭部へバイオレットシューティングを炸裂させる。
中野はジャーマンを狙い、逃れたなつぽいは丸め込むも、中野は強引にジャーマンスープレックスホールド、バイオレットシューティングを炸裂させ、トップコーナーから掟破りのフェアリアルギフトを命中させる。
エルボーのラリーも中野が制すると、なつぽいはビンタを浴びせ、中野もビンタで返してラリーに、なつぽいは往復ビンタも、中野が強烈なビンタでなつぽいはダウン、中野は立とうとするなつぽいの顔面を蹴りまくってから踵落としを浴びせる。
しかしこれで表情が変わったなつぽいは中野の頭部にスピンキックを浴びせると、エルポーからソバット、顔面へスピンキックを浴びせ、フェアリアルギフトの5連発を敢行、フェアリーストレインを決めるが、中野はカウント2でキックアウトする。

なつぽいのタイガースープレックス狙いは、中野がロープに逃れ、なつぽいの突進を中野がローリングエルボーから掟破りのフェアリー・ストレインを決めたが崩れてしまい両者ダウンとなる。
中野はエルボー、ビンタを放って、スピンキックからタイガースープレックスホールドも、キックアウトしたなつぽいはジャーマンスープレックスホールド、フェアリーストレイン、ファルコンアロー!フェアリアルギフト、フェアリーストレインと畳みかけて3カウントを奪い勝利を収めた。
試合後のなつぽいは涙を流しながら勝利をアピールすると、中野の眉がないことを指摘しつつ「凄い」と称えるが、中野は「気持ち悪」といいつつ、「引退なんて絶対引退しないし、なつぽいも引退させない」手を差し出す。しかしなつぽいは払い、「今日かっただけで越えたと思ってない、立川のユニット対抗戦で最終決着、引導を渡す」と言い放てば、中野も「COSMIC ANGELS総出でなつぽいを叩き潰す」と通告して去り、最後は欠場中をテクラを除くドンナ・デル・モンドが揃い、なつぽいが締めくくった。
内容的には中野がこれでもかと容赦なく、なつぽいを叩き潰しにかかっていたが、なつぽいの中で眠っていたキラーの部分を呼び覚ましたのか、顔面への一撃から一気に試合を変えた。中野が叩き潰しにかかるなら、なつぽいも叩き潰しにかからなければならない、これが二人の流儀であるかのように…
バックステージコメントでもなつぽいは涙を流しながらも「プロレスラー人生、中野たむに出会えてよかった…でもこんな最高なストーリー終わらせるつもりないから。引導、渡してやるよ。次のステージに突っ走ります。」と話したが、なつぽいの中では中野たむは嫉妬を抱くほどの憎しみを持っていたのかもしれない、しかし今回のシングル2連戦で、憎むべき相手から最高のライバルの関係になりつつあり、中野たむという存在に巡り合えたことを一番感謝しているのは、なつぽい自身なのかもしれない。
中野はなつぽいは「7.9立川で完全決着。もうこれで、本当に、終わりにしよう。」と完結を臨んでいるが、なつぽいは「最高なストーリー終わらせるつもりない」と話している通り継続を訴えている。しかし二人が言いたいことを戦いに通じて訴えたことで、二人の関係は大きく変化していくのかもしれない。

第4試合ではフューチャー・オブ・スターダム選手権が行われ王者の羽南がJUST TAP OUTの稲葉の挑戦を受けた。これまで長期政権を築いてきた羽南にとって初めて他団体の挑戦者を迎える。
羽南は切り返し合いで旋回式クロスボディー、ストンピング、レッグスプレットからサイキックと左脚攻めから逆片エビ固めで先手を奪い、稲葉はロープエスケープする。
羽南は串刺しを狙うが、避けた稲葉がニーリフトからバイシクルキックで反撃、左脚へストンピングの連打からロープを利用、ストンピングと左脚攻めで試合の流れを変える。
稲葉はリストロックを掴んだままローキック、エルボーからレッグロック、サイキックの連打、グラウンドドラゴンスクリュー、ロープ越しでドラゴンスクリューと徹底した左脚攻めからアンクルホールドで捕らえ、逃れた羽南に脇固めから腕十字も、逃れた稲葉はショートレンジPKから脇固め、アンクルホールドへ移行し羽南を追い詰める。
稲葉は突進すると、羽南払い腰、しかしダブルリストアームサルト狙いは、稲葉がレッグシザースからアンクルホールドで捕らえ、羽南はロープエスケープ、羽南はエルボーの連打も絡み付いた稲葉がアンクルホールド、首投げ狙いは堪えた羽南が大外刈り、ハイキックを避けてブロックバスターも稲葉はハイキックを炸裂させて、両者ダウンとなる。
エルボーのラリーになると、稲葉が連打から突進すると、羽南がジャンピングニーを連発からフェイマサーを決めるが、バックドロップは切り返した稲葉はアンクルホールドで捕らえ、羽南は必死でロープエスケープも、稲葉はサッカーボールキック、一撃必殺!ともか蹴りを狙うが、避けた羽南が丸め込む。
残り時間が少なくなると、稲葉は突きから回転エビ固めで丸め込み、ニーアッパーからミドルキックと浴びせて、アンクルホールドで捕らえたが、15分時間切れとなり、羽南は15分という試合時間のおかげで薄氷の防衛となり、、稲葉は下ごしらえに時間をかけ過ぎたことが仇となった。
試合後の羽南は第4試合でキッドに敗れた月山を指名し、7・9立川での選手権が決定となった。

5☆STARGP予選リーグは飯田が妃南と対戦し、外道クラッチを狙う妃南を飯田がラリアット連発から飯田岩で3カウントを奪い5点で公式戦を終了、桜井vs琉悪夏は琉悪夏が低空クロスボディー、ネックハンキングボム、ラリアット、桜井の背中に冷蔵庫爆弾を投下して追い詰めていったが、桜井はMPRで丸め込んで逆転3カウントを奪い5点で全公式戦終了、これに伴い既に予選リーグを突破している壮麗、桜井、飯田が予選リーグを突破して5☆STARGPを決める。

第6試合のCOSMIC ANGELS&COLORS連合軍vsクイーンズクエストの8人タッグ戦では、8選手が入り乱れるも白川、ウナギの援護を受けたSAKIがランニングブレーンバスターでレディ・Cから3カウントを奪い勝利を収めると、白川&ウナギの推薦でSAKIも5☆STARGPを決める。

セミファイナルのユニット対抗のキャプテンフォールイリミネーション4WAYタッグ戦は、MIRAIがラリアットで鹿島を降して脱落させたものの、肝心のキャプテンである朱里がオーバー・ザ・トップロープでフキゲンによって脱落したことで、God’s Eyeが失格、しかしキャプテン同士の岩谷とフキゲンがエプロンでの攻防を繰り広げているところで、ドンナ・デル・モンドが総がかりで2人をオーバー・ザ・トップロープで脱落させてSTARSと大江戸隊が失格となり、ジュリア&舞華&ひめかのドンナ・デル・モンドがアーティスト・オブ・スターダム王座挑戦を決めた。

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