12月13日 DDT「NEVER MIND 2021 TOUR in SHINJUKU」新宿FACE 217人 超満員
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 30分1本勝負>
〇彰人 松永智充(9分4秒 足四の字固め)納谷幸男 ×高鹿佑也
<第2試合 30分1本勝負>
男色”ダンディ”ディーノ 飯野”セクシー”雄貴(9分23秒 妖ーロピアンクラッチ)高尾蒼馬 ×石田有輝
<第3試合 30分1本勝負>
〇吉村直巳 大鷲透(14分0秒 体固め)火野裕士 ×岡谷英樹
※投げ放しパワーボム
<第4試合 30分1本勝負>
アントーニオ本多 〇平田一喜 赤井沙希(11分16秒 奇跡を呼ぶ一発逆転エビ固め)勝俣瞬馬 MAO ×小嶋斗偉
<第5試合 DDT EXTREME選手権試合 ノーセコンドルール 60分1本勝負>
【第52代王者】青木真也(8分45秒 体固め)【挑戦者】×今成”ファンタスティック”夢人
※スリーパーホールド
<第6試合 30分1本勝負>
▲佐々木大輔 MCポー(12分3秒 無効試合)高梨将弘 ▲クリス・ブルックス
<第7試合 30分1本勝負>
〇竹下幸之介 秋山準 HARASHIMA(19分32秒 ジャーマンスープレックスホールド)遠藤哲哉 ×樋口和貞 上野勇希
DDT新宿大会のメインはD王 GRAND PRIX 2021Ⅱに出場した選手によるユニットを越えた6人タッグ戦が行われ、竹下が秋山&HARASHIMAと組んで上野&遠藤&樋口と対戦。
遠藤は小橋建太公認で元メンバーだった秋山と共に「バーニング」を再結成したが、その遠藤vs秋山で開始となると、遠藤は秋山相手にグラウンドに挑むもリードを奪えず、遠藤が腕十字を狙っても難なく抜けられてしまう。
試合は竹下組が上野を捕らえて試合をリードも、長時間捕まった上野はHARASHIMAのファルコンアロー狙いを逃れてスタンディングシャイニングウィザードを浴びせ、代わった遠藤がハンドスプリングエルボーで続き、トーチャーラックはHARASHIMAが逃れてミドルキックも、山折り狙いは遠藤が回転エビ固めからゆりかもめは、秋山がナックルでカットする。
遠藤はトップコーナーもHARASHIMAが雪崩式ブレーンバスター落とし、代わった竹下がエルボーの連打、串刺しエルボー、フライングラリアット、DDTと畳みかけ、読み合いから遠藤がトラースキックもハンドスプリングは竹下がキャッチしてブルーサンダーを決める。
竹下はジャーマンを狙うが、遠藤がサムソンクラッチで丸め込み、スワンダイブフォアアームから樋口に代わり、樋口はぶちかまし、逆水平から串刺しラリアット、アバランシュホールドと畳みかけるも、ブレーンクロースラムは竹下が逃れてエルボーの連打を浴びせ、ラリアットは相打ちになると樋口が競り勝つ。
ここで上野と遠藤が入って竹下にトレイン攻撃から、上野の援護で遠藤がその場飛びシューティングスター、樋口がエルボードロップからドクターボムも、ぶちかましを避けた竹下は大回転ジャーマンで投げてから秋山が入ってジャンピングニーからエクスプロイダーで投げ、秋山が樋口を竹下めがけてホイップすると竹下がジャンピングニーを命中させる。
最後は竹下が樋口にザーヒー、ラリアットと畳みかけた後でジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪い勝利、試合後は竹下がジャンピングニーを伝承してくれた秋山に感謝すると、名古屋での大日本プロレスとの対抗戦、代々木での岡林裕二との防衛戦へ向けて意気込みを述べ大会を締めくくった。
秋山にとってジャンピングニーは思い入れのある技で、秋山がデビューした1992年に全日本プロレスにデビューした頃に使い手だったジャンボ鶴田から伝授されたが、伝授した後で鶴田は病魔に倒れて最前線から離れてしまった。そういった意味で秋山のジャンピングニーは鶴田からの受け継がれた大事な技だった。
そのジャンピングニーを秋山が竹下に伝承した。竹下も身長があり足のリーチも長いことから威力は十分で鶴田を彷彿させる。26日の岡林との防衛戦では十分に役に立つと思う。
そして遠藤だが、秋山相手に積極的に攻めていったが、気負ったのかいいところを見せることが出来なかった。小橋の許可を得て「バーニング」をDDTで秋山と共に再スタートさせたが、本来中心に立たなければいけない遠藤が秋山の存在感に押されてしまっている。遠藤が秋山の存在感を越えることが出来るか、今後の課題になってくるだろう。
DDTUNIVERSE選手権前哨戦は、カリスマと高梨が切り返し合いを繰り広げるも、場外戦になるとカリスマが高梨のセコンドであるバリアン・アッキと口論になったところでクリスがトペスイシーダで強襲、リングに戻ると高梨がカリスマにスライディングキックを浴びせるが、ポーがレフェリーを場外へ引きずりだしてしまうと、カリスマが高梨に急所打ちを浴びせる。
そこでカリスマがアッキをリングに上げて襲い掛かろうとするが、クリスが怒りカリスマにナックルの連打を浴びせ、レフェリーや若手達も入って大混乱になると、レフェリーは収拾不可能と判断して無効試合となってしまう。
第4試合で行われたDDT EXTREME選手権は、開始から今成がラリアットからバックドロップ、フィッシャーマンズバスター、ドロップキックかエルボーアタックと先手必勝に出るが、スリーパーで捕らえると、切り返した青木はアームロックで捕らえ今成は必死でロープエスケープする。
今成はハックを奪うが青木は捕獲式膝十字、足を絡めての膝固めと足関節で捕らえ、ハイキックを浴びせると、今成はたまらず場外へ逃れる。
リングに戻ると今成が足を取って逆エビ固めを狙うが、青木がオモブラッタからフットチョークを狙い、今成が逃れても青木は首相撲からニーリフト、今成は張り手も青木はエルボーの連打で返し、今成がエルボーの連打からラリアット放つが、青木もエルボーの連打で返し、ビンタのラリーから青木が連打を浴びせるとスリーパーで捕らえ、今成が絞め落ちたため青木がカバーで3カウントを奪い防衛、青木がフェロモンズの今成ではなく、ガンバレプロレスの今成を引き出したうえでの勝利だった。
第3試合で勝利を収めた平田は26日に控える近藤修司戦へ向けて大鷲から「踊ったら勝機がある」アドバイスをもらうと、秘策はTOKYO GO!にありとして平田は踊りだす。ところが近藤本人が現われると平田は絶句し土下座で謝罪するが、近藤は構わずキングコングラリアットで平田をKOした。