チャンピオンカーニバルヒストリー③ ジャンボ鶴田、念願の初優勝!


ジャンボ鶴田は1974年の第2回から、中断を挟んで1992年の第12回までチャンピオンカーニバルにエントリーしたが、優勝は2回だけである。

 <1979年度の出場選手>ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ザ・デストロイヤー、大熊元司、グレート小鹿、ロッキー羽田、石川隆志、大木金太郎、アブドーラ・ザ・ブッチャー、キラー・トーア・カマタ、ディック・スレーター、ドスカラス、マリオ・ミラノ、ドン・ミラノ、ビリー・フランシス、ビッグ・レッド

 <1980年度>馬場、鶴田、タイガー戸口、小鹿、大熊、羽田、ブッチャー、レイ・キャンディ、ミステリアス・アサシン、カール・ファジー、テリー・ファンク、ディック・スレーター、テッド・デビアス 

 馬場、鶴田、ブッチャー中心の優勝争いでマンネリ化が目立ってきた「チャンピオンカーニバル」に、スレーター、ドスカラス、カマタ、石川などなどの新顔が参戦。鶴田は3・3横浜文体での開幕戦ではいきなりブッチャーと対戦して両者リングアウトとなるが、石川、レッドに勝利の後で、ブッチャーと結託しヒールターンしていた大木とは両者リングアウトとなる。大木は両リンを連発することでリーグ戦をかき回していたが、”両リン”男となった大木がリーグ戦を大きく左右する。鶴田は大熊、羽田に勝ち、馬場とは時間切れ引き分け、小鹿、スレーター、ドスカラスに連勝、デストロイヤーと時間切れ引き分けになるが、カマタ、マリオ、ドンのミラノ兄弟にフランシスに連勝して優勝決定戦に2年ぶりに進出、優勝決定戦の相手は3連覇を狙う馬場を差し置いて鶴田と同点となったブッチャーだった。

 秋田で行われた優勝決定戦は鶴田が流血したブッチャーにナックルを打ち込み、エルボードロップの連打からスピニングトーホールドで追い詰めにかかる。しかしブッチャーが場外に逃げ込むと、そのまま場外乱闘となり、放送席上でマウントを奪った鶴田はナックルを打ち込むが、そのまま両者リングアウトとなったため、馬場とジョー樋口レフェリーの協議の結果、再試合へと突入する。再試合は鶴田がコーナーからブッチャーの額にエルボーを投下しようとする。ところが地獄突きで撃墜し、ブッチャーが毒針エルボードロップで3カウントを奪い2度目の優勝を果たしたが、このときの鶴田は馬場とブッチャーという高い壁に阻まれていた。

1980年は馬場、鶴田、ブッチャー中心の 優勝争いに日本で大人気を博していたテリーが参入、テリーとブッチャーが抗争中ということで、リーグ戦にテリー軍団vsブッチャー軍団軍団抗争という図式が取り入れられた。日本陣営は長らく日本側の助っ人として活躍してきたデストロイヤーが帰国、大木が国際プロレスへと転出したが、代わりにチャンカンに参戦経験のあるキム・ドクが全日本所属となり、リングネームをタイガー戸口と改め、日本人側としてチャンカンにエントリーした。 3・28熊谷での開幕戦では2年ぶりの優勝を狙う馬場はブッチャー軍団のアサシンと対戦、場外戦で同じブッチャー軍団のキャンディの乱入にあってリングアウト負けを喫し、テリーはキャンディに勝利も、ブッチャーvsスレーター戦ではブッチャーの凶器攻撃にテリーが怒って乱入しスレーターが反則負けになるなど、軍団抗争は日本陣営にまで飛び火するも、鶴田はファジーを降し白星発進した後でアサシンに勝利、テリーとは時間切れ引き分け、デビアスに勝利、戸口と時間切れ引き分け、小鹿、キャンディに連勝した後で馬場との師弟対決では時間切れ引き分け、羽田、大熊と連勝など時間切れ引き分けを挟みながらも順調に得点を稼いでいく。 

 中盤に差し掛かる4・24大津大会では馬場がテリーと対戦するが、ブッチャー軍団が乱入すると、テリーのセコンドだったスレーターが襲い掛かるが、ブッチャーにコショウをかけられて目を負傷、怒ったテリーが試合を無視してブッチャーに襲い掛かってリングアウト負けとなり、試合後にはシリーズ終盤に特別参戦する予定のザ・シークが来日予定を繰り上げて乱入し、馬場を襲撃するハプニングも発生、このリーグ戦に参戦しないシークがリーグ戦を荒らす存在になっていく。鶴田はブッチャーと対戦し、ブッチャーがロープへ走ったところで、テリーが先ほどの報復という形でブッチャーを足をすくって転倒させ、鶴田がカバーして3カウントとなり、テリーのアシストはあったがブッチャーに勝ったことで初優勝へ向けて大きく前進する。

  リーグ戦は終盤に差し掛かるが鶴田は片目となったスレーターに油断したのか、敗れてリーグ戦初黒星を喫して全公式戦を終了、優勝決定戦進出は馬場vsスレーターの結果待ちとなったが、4・30長崎で行われた馬場vsスレーターにシークが乱入、馬場が襲撃を受けている間にスレーターがリングに戻ってリングアウト勝ちとなったことで、鶴田vsスレーターによる優勝決定戦となる。

 優勝決定戦となった鶴田vsスレーターは、スレーターがテリー譲りのスピニングトーホールドで攻めれば、鶴田もダブルアームスープレックスで応戦するなど白熱した試合となるが、最後は串刺し攻撃を狙うスレーターを鶴田がかわしてからジャーマンスープレックスホールドを決め3カウントを奪い、念願の初優勝を達成、世代交代かと叫ばれたが、鶴田が本当の意味でエースになったのは後のことだった。

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