11月4日 天龍プロジェクト「天龍源一郎 引退10周年記念興行 ~革命飛翔~」後楽園ホール
(試合内容は実況ポストより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇河野真幸 吉田和正(11分56秒 体固め)佐藤耕平 ×永尾颯樹
※ランニングニードロップ
<第2試合 20分1本勝負>
松本浩代 〇笹村あやめ 岩崎孝樹(14分43秒 タイガースープレックスホールド)DASH・チサコ ×雪妃真矢 政岡純
<第3試合 20分1本勝負>
新井健一郎 レイ・パロマ 〇神谷英慶 渡瀬瑞基(10分34秒 片エビ固め)×”brother”YASSHI 入江茂弘 SUSHI 本田アユム
※ラリアット
<第4試合 3WAYマッチ 15分1本勝負>
〇児玉裕輔(8分43秒 回転エビ固め)×谷嵜なおき
※あと一人は 仁木琢朗
<第5試合 30分1本勝負>
〇ザック・セイバーJr,(15分20秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)×矢野啓太
<第6試合 30分1本勝負>
鈴木みのる 真霜拳號 〇進祐哉(18分18秒 クロスフェース)越中詩郎 諏訪魔 ×佐藤光留
<第7試合 30分1本勝負>
鷹木信悟 〇拳剛(23分34秒 片エビ固め)×岩本煌史 海野翔太
※龍魂ドリラー
天龍プロジェクト後楽園大会が開催された。天龍源一郎の引退から10年という節目にあたり、天龍が後楽園に来場。また、天龍プロジェクトとしても最後の後楽園大会となる。
そのメインを飾るのは、天龍を尊敬する鷹木信悟が新日本プロレス参戦して、天龍プロジェクトにはレギュラー参戦している拳剛と組み、父親のレッドシューズ海野レフェリーの代から天龍と親しい関係でる海野翔太&天龍プロジェクトにレギュラー参戦している岩本煌史と対戦した。
試合は拳剛と海野の対決からスタート、ロックアップから押し合いとなり、張り手の応酬になって、拳剛が背後を取るとリストロックで主導権を争い、海野のヘッドロックを拳剛がヘッドシザースで切り返す。
鷹木vs岩本に代わると、岩本はヘッドロックからロープ際で鷹木と激しいぶつかり合いを展開になって。岩本がカークラッシュショルダータックルを放つが、串刺し攻撃を避けた鷹木がヒップトスからショルダータックルで反撃。拳剛との連係で岩本を捕え、試合の主導権を握る。
しかし、岩本が拳剛にニーアッパーを叩きこむと、代わった海野がエルボースマッシュkら「天プロはこんなものか」と挑発、怒った拳剛もエルボーで応戦するが、海野が逆水平チョップからストンピングを連打、代わった岩本のニードロップと、岩本組が拳剛を長時間攻めて試合の流れを変える。劣勢の拳剛は、海野の串刺し攻撃を逆水平で迎え撃ち、突進してくる海野にドロップキックを放つ。
代わった鷹木が海野をボディースラムからセントーンを投下するが自爆になるも、鷹木が串刺しパンピングボンバー、天龍コンボ、ナックル連打からブレーンバスターで海野を投げ、「キタキタタイム」に突入する。
鷹木が海野にパワーボムを仕掛けるも、海野が切り返して逆にパワーボムを狙う。しかし鷹木はリバースし、ナックル、エルボーバット、龍魂ラリアット、ショートレンジ龍魂ラリアットの連打から、背面式ダイビングエルボードロップ、そしてWARスペシャルで海野を捕える。
続いて鷹木がパンピングボンバーを狙うが、これを海野が切り返してトルネードDDTを決め、代わった岩本が串刺しエルボーバットからショルダータックルを放つと、、鷹木がナックルとエルボーバットで反撃して、フェイントDDTで岩本を突き刺し、代わった拳剛が串刺しラリアットからフットスタンプを狙うが、岩本が回避してエルボーバットから、ネックスクリューを決める。
拳剛が岩本にロックボトム極め、鷹木が加勢してトレイン攻撃を仕掛けると、鷹木のセントーン、拳剛のフットスタンプが続き、拳剛がフロッグスプラッシュを狙うが、海野に阻止され、雪崩式ブレーンバスターを食らい、岩本とのトレイン攻撃から海野がパワーボム、岩本がハリケーンドライバーと連携攻撃を決める。
そこで鷹木が救出に駆けつけ、岩本&海野に龍魂パンピングボンバーを放つと、拳剛が岩本に、鷹木とのクロスボンバーを決め、さらに鷹木がスライディングパンピングボンバーが追撃、そこへ岩本がフィッシャーマンDDTで逆襲し、海野もラリアットで加勢するが、鷹木がパンピングボンバーで応戦。拳剛が岩本に垂直落下式ブレーンバスターを決め、フロッグスプラッシュを命中させるが、カウント2で返される。
岩本が孤高の芸術を決めるが、2発目は拳剛がバックドロップで切り返し。各選手による乱戦状態になるると。岩本は鷹木を一本背負いで場外へ排除、拳剛と一騎打ちとなって、エルボーのラリーから拳剛が垂直落下式ブレーンバスターを決めるが、岩本もラリアットで応戦し、孤高の芸術からパワーボムは、を拳剛がフランケンシュタイナーで切り返し、ドロップキックを放つ。一方で鷹木はエプロン上で海野にデスバレーボムを決めている間に、拳剛が岩本に龍魂ドリラーで3カウントとなった。
そして試合終了と同時にロープが全て外されると「サンダーストーム」と共に天龍源一郎が登場、車いすから立つと歩行器を使ってリングまで歩く。
車椅子に乗ってリングに上がった天龍は全選手揃う中で挨拶、その後で紋奈代表も挨拶し、最後は天龍のエイエイオーで大会が締めくくられた。
1981年7月30日、天龍は首の負傷で途中帰国したディック・スレーターの代役でビル・ロビンソンと組んで、ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田の保持するインターナショナルタッグ王座に挑戦し、試合は敗れたものの、天龍がブレイクするきっかけを作った会場が後楽園ホールで、同年10月、後に盟友となる阿修羅・原と初対決したのも後楽園ホールだった。天龍にとって思い出がたくさん詰まっている後楽園からひとまず去ることになった。しかし天龍は特別なことをせず、いつも通りだった…それもまた天龍らしさなのかもしれない。
セミファイナルでは越中&諏訪魔&光留が鈴木みのる&真霜&ススムと対戦し、試合は越中組が鈴木を攻めるが、鈴木が光留に反撃して、ロープ越しの腕十字から鉄柵、客席へと光留を追い詰め、凶器で痛めつける。
長時間攻められた光留が真霜にジャンピングハイキックで反撃。串刺しラリアット「投げるぞオイ」を鈴木と進がカットするも、諏訪魔がラリアット。越中もヒップアタックで相手3人を場外へ振り払い、ミサイルヒップを命中させる。
リングでは諏訪魔と真霜がアンクルホールドで譲らず。進の突進を諏訪魔がショルダータックルで迎撃する。
ここで志願交代した光留が進をミドルキック連打で攻め。「投げるぞオイ」を進がリバースすると、鈴木がビックブーツから、スリーパーと続き、ゴッチ式パイルドライバーへと移行しようとするが、諏訪魔がカット。越中組の連係攻撃が炸裂するも、進がソバットで切り返して、プリンスズスロウンは、光留がキャッチしてアンクルホールドに移行、延髄斬り、ミドルキック、バックドロップから捕獲式腕十字を極めるが、進が切り返してクロスフェースを決め、光留がタップアウトとなる。
第5試合では新日本プロレスのザック・セイバーJr,が矢野啓太と対戦、握手を交わし、いきなり技術のぶつかり合いが始まると、差し合いから矢野がヘッドロックを仕掛けるも、ザックは軽く脱出。四つに組んだ状態から矢野がザックの腕をクロスして締め上げるが、切り返されたザックも矢野の腕を捕らえる。しかし、再び矢野が切り返す。
矢野がタックルからレッグロック。リストロックの応酬の末、矢野がネックロックを極めるが、ザックが辛くも抜け出す。矢野はレッグシザースから再びレッグロックへと移行。ザックがスリーパーホールドで逆襲を図るも、矢野は抜けると素早くレッグロールクラッチと。 ザック相手にグラウンドで翻弄する。
立ち上がっての差し合いで、今度はザックがネックロックを奪う。切り返した矢野がリストロックを極めるが、ザックはブリッジで力強く脱出。矢野のアームロックに対し、ザックはレッグシザースから足を絡めたトーホールドに移行。これに怒った矢野か、四つん這いのザックの腕をV1のように踏みつけ、ストンピングを敢行する
続く矢野のフェースロックは、ザックが指を折るようにして難なく防御。逆に矢野の腕をV1の体勢で捕らえ、ストンピングで仕返しする。リストロックからアームロックへと繋ぐザックだが、矢野が脇固めで見事に切り返し、 驚いたザックは慌ててロープエスケープをする。
ザックは矢野の左手を踏みつけたままアームロックを極めるが、矢野は脱出するとスピニングレッグブリーカーからそのままロン・ミラースペシャルへと繋ぎ、、ザックは矢野の腕を再びV1の体勢で固定し、ストンピングを浴びせると。エルボー・スマッシュを炸裂させる。
ザックは足掛けクラーク・キャットで矢野を捕らえるが、、矢野はロープエスケープ。ザックはエルボー・スマッシュを連打し、これに怒った矢野はボディーブローで反撃、アッパーカットからアイコノクラズム、レッグロールクラッチはカウント2で返されても、コブラツイストで捕らえ、ローリング・クレイドルホールドで回転してカウント2で返され、丸め込み合戦の末、ザック・セイバーJr.がジャパニーズ・レッグロール・クラッチを決め、3カウントを奪い勝利となった。
