カナダ・バンクーバーにてWWE PLEイベント「サバイバーシリーズ」が開催され、第1試合は、リブ・モーガン、ラケル・ロドリゲス、ナイア・ジャックス、ティファニー・ストラトン、キャンディス・レラエvsリア・リプリー、ビアンカ・ベレア、ベイリー、ナオミ、イヨ・スカイによるWAR GAMEが行われた
試合はベイリーとナイアの対戦でスタート。続いて2番手にナオミ、レラエ、3番手にビアンカ、ティファニー、4番手にイヨ、ラケル、最後にリアの、リブで次々とリングインし、本格的にWAR GAMEが始まった。
リアは因縁のあるリブを集中攻撃するも、リブ軍のサポートで形勢逆転、リブは手錠でリアをロープに繋げようとするが、リア軍が阻止すると、ラケルはロープに手錠で繋がれる。
リング内は各選手が入り乱れ、混沌とした状況に。そんな中、イヨは金網上からパープルのトラッシュ缶を被った状態でムーンサルトをリブ軍に敢行。同時にティファニーもリア軍にセントーンを命中させる。
さらにティファニーはトラッシュ缶からブリーフケースを取り出しキャッシュインを狙うが、イヨが消火器を噴射して阻止する。
試合終盤、ナイアがビアンカをテーブルに寝かせムーンサルトを狙うも、ナオミの介入で二人掛かりのパワーボムによってテーブルに貫通され。リブもリアに、テーブルへのオブリビオンを狙うが、逆にリアがリップタイドでリブをテーブルに貫通させて3カウントを奪い。リア軍が勝利を収めた。
第2試合では、US王者LAナイトに7カ月ぶりの本戦復帰を果たした中邑真輔が挑戦。中邑は黒装束と不気味なメイクで新たな姿を見せ、ザ・グレート・カブキを彷彿とさせる兜を被り、リング中央で正座して一礼するなど独特の入場で注目を集める。
試合開始早々、中邑はロックアップからコーナーに押し込み、ニーリフトやサッカーボールキックで攻勢に出る。対するナイトはラリアットで反撃し、マウントナックルやブレーンバスター、エルボードロップで流れを引き戻し、場外戦でもナイトが中邑をエプロンに叩きつけ、リングに戻ると宙吊り状態にしてダイビングエルボードロップを決める。
中邑もバックエルボーや踵落としで反撃し、コーナーでのニーリフトやミドルキックで攻めるが、ナイトはフラップジャックやDDTで応戦し、主導権を渡さない。さらに、ナイトは中邑のスピンキックを切り返してアルゼンチンコースター、さらには雪崩式を狙うが、中邑が下からすり抜け、ジャンピングハイキックから雪崩式リバースパワースラムを繰り出す。
終盤、中邑はキンシャサを狙うが、ナイトが回避してチョークスラムやダイビングエルボードロップ、そしてBFTを狙うが、中邑はエプロンに逃れてサミングからリバースDDTを決めると、最後は後頭部へのキンシャサで3カウントを奪い、王座を奪取した。
第3試合はインターコンチネンタル選手権のトリプルスレッド戦。王者ブロン・ブレイカーにシェイマス、ルドウィック・カイザーが挑戦。
序盤、ブレイカーがシェイマスにフロントスープレックス、カイザーにラリアットで攻勢を取るも、シェイマスがアイリッシュカーフバックブリーカーで反撃。さらにカイザーがコーナードロップキックでブレイカーを攻める。
場外戦ではカイザーが攻め込むが、ブレイカーがカイザーにフロントスープレックス、シェイマスにナックルを浴びせ、二人まとめてダイビングラリアットで放送席へ直撃させた。
しかし、カイザーが杖を持ち出すと、シェイマスが奪いラリアットでカイザーを排除、リング内ではブレイカーとシェイマスの激しい殴り合いが展開され、シェイマスがハイクロスを決めるもカウント2で返される。
シェイマスがコーナーから攻撃を仕掛けるも、ブレイカーが雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、スピアーを回避したシェイマスは、コーナーのイスに直撃させた後にブローキックが炸裂するが、カイザーがレフェリーを場外に引きずり出してカウントを阻止する。
激怒したシェイマスがカイザーに襲いかかるが、カイザーが杖で殴打してで反撃。リングに戻るとシェイマスがニーキャップで応戦するも、脇腹を痛めて動きが鈍る。カイザーがデスバレーボムからデットフォールを決めたところで、ブレイカーがスピアーで割り込み、さらにシェイマスにもスピアーを決めて3カウントを奪い、王座防衛を果たした。
セミファイナルの世界ヘビー級王座戦、王者グンダーにダミアン・プリーストが挑戦。
序盤は、アームホイップの攻防をダミアンが制するも、ハイキックを避けたグンダーが場外へエスケープ。リングに戻ったグンダーはガットショットとエルボー連打で反撃するが、ダミアンのジャンピングニーで再び場外へ逃れる。ダミアンはミドルキックを連発するも、串刺し攻撃を迎撃され、ダミアンはフラップジャックで反撃するも左肩を負傷してしまい、それを逃さなかったグンダーは、ダミアンの左肩を狙い撃ちにして試合の流れを変える。
ダミアンはエルボーや延髄斬りで反撃し、バックエルボーからフラットライナーを決め、レイザーズエッジを狙うも、左肩の痛みで失敗。グンダーがスリーパーからパワーボムを決めるが、カウント2で返される。
試合終盤、ダミアンは雪崩式フランケンシュタイナーからレイザーズエッジを決めるも、カバーが遅れてカウント2で返され、サウスオブヘブンを狙うも、逃れたグンダーがキムラロックで左腕を捕らえダミアンを追い詰める。ダミアンはロープエスケープするが、グンダーがラリアットを連発、ダミアンもディスカスクローズラインで応戦するが、グンダーの雪崩式狙いをダミアンが落としたところで、場外へ転落する。
そこでフィン・ベイラーが乱入しクー・デ・グラを命中させるが、怒ったグンダーがビッグブーツで排除。リングに戻されたダミアンはグンダーのスリーパーで絞め落とされ、グンダーが王座防衛に成功した。
メインイベントはオリジナルブラッドライン(ロマン・レインズ、ジェイ・ウーソ、ジミー・ウーソ、サミ・ゼイン)対ニューブラッドライン(ソロ・シコア、ジェイコブ・ファトゥ、タマ・トンガ、トンガ・ロア)のWAR GAME。試合直前にオリジナル側には、ポール・ヘイマンの仲介でレインズと因縁があるCMパンク、ニュー側にはブロンソン・リードが加わるということになった。
試合はジェイとタマの対戦でスタート。その後、ブロンソン、ジミーがリングイン。ニュー側の3番手にはジェイコブ、オリジナル側にはパンクではなく、レインズの指示でゼインが投入され、レインズとパンクの間に緊張が走る。
次にニュー側がトンガが登場すれば、パンクがレインズを押しのけてリングイン。最後にソロが投入されるも、金網の扉を鎖で施錠されて封鎖され入場できなくする。
レインズが金網をよじ登ってリングインすると、ニュー側にダイビングクロスボディーを浴びせ、オリジナルを介抱するがパンクだけは無視したため、また緊張が走り、ヘイマンが慌てて駆けつけ共闘を懇願する中、WAR GAMEが正式に開始になる。
両軍入り乱れる激闘の中、パンクがジェイコブにGTSを狙うが、ソロに狙ったレインズのスピアーがパンクに誤爆してしまう。
そこでソロとリードがレインズを捕らえるとテーブルに寝かせ、リードが金網上からツナミプレスを狙ったが、パンクがレインズを救出し、リードはテーブルに貫通してKOされる。
これをきっかけにレインズとパンクが打ち解け、握手を交わし共闘すると。その間にジェイの援護受けたジミーはジェイコブをテーブルに寝かせ金網上からテーブル貫通ダイビングボディープレスでKOすれば、ゼインはブルーサンダーでトンガをKOする。
タマもKOされて、孤立したソロにレインズが降伏を呼びかけるが、ソロは意地で拒否すると、オリジナル側は総攻撃を敢行。最後はパンクのGTSからレインズのスピアーで3カウントを奪いオリジナルが勝利、
試合後、レインズとパンクは再び握手を交わし、勝利を祝福。そしてヘイマンとも勝利を祝い合ったオリジナルブラッドラインが大団円で試合を締めくくった。
