11月17日 スターダム「STARDOM GOLD RUSH 2023 ~しらんけどスターダム~」エディオンアリーナ大阪 1033人
(試合内容は実況ツイートより)
<第6試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
【第19代王者】△MIRAI(30分時間切れ引き分け)【挑戦者】△安納サオリ
☆MIRAIが3度目の防衛に成功
<第7試合 マネーボール争奪トーナメント決勝戦 アーティスト・オブ・スターダム選手権試合>
【第30代王者組】ジュリア 〇テクラ 桜井まい(10分27秒 マネーボール奪取)飯田沙耶 ×葉月 羽南
☆バリバリボンバーズが3度目の防衛に成功
スターダム大阪大会のメインは名物のマネーボール争奪戦が行われ、1回戦を勝ち抜き争奪戦に進出したのはジュリア&テクラ&桜井のバリバリボンバーズと、飯田&葉月&羽南のSATRSだった。
試合開始直前になるとジュリアがバリバリボンバーズで保持するアーティスト・オブ・スターダム王座もかける、試合ルールは天井に吊るされているマネーボールを鍵を持った状態で奪った方が勝ちで、鍵も天井に吊るされたアイテムボックスの4つのうちどれかに入っており、マネーボールもコーナーに設置されたスイッチで上下する。そしてリングサイドに設置されたラダーも使用OKということになったが、開始前にジュリアがバリバリボンバーズで保持するアーティスト・オブ・スターダム王座もかけるとアピールし、これが認められて選手権も兼ねて行われることになった。
飯田のマイクからSTARSが奇襲をかけて開始、両軍は互角の攻防も、両軍ともアイテムボックスを開ける方を最優先して、ジュリアがテクラ、羽南が葉月を肩車してアイテムボックスを開けるも、バリバリボンバーズには本物の現ナマである札束が落ちてきたに対し、STARSはパウダーを頭からかぶってしまうが、飯田は試合を忘れて落ちてきた現ナマを集めまわる。
飯田はジュリアを踏み台にして青いアイテムボックスを開くが中身はタワシで、ジュリアの頭に数個のタワシが落ちてくる。怒ったジュリアはタワシで飯田を殴れば、飯田もタワシで殴り返してラリーに、飯田が連打からタワシの上へブレーンバスター狙いは、ジュリアがタワシへブレーンバスターで投げ返し、飯田の顔面にタワシを押し付ける。
その間に羽南がラダーに昇ってアイテムボックスから鍵を取り出すも、桜井が鍵を奪えば、葉月が鍵を奪って殴打し、ラダーに昇ってマネーボールを下げるも桜井が阻止すると、葉月は桜井をラダーへハンマースルーからブレーンバスターを狙うが、切り返した桜井が葉月をラダーめがけて前落としで叩きつければ、葉月もラダーめがけてブレーンバスターで応戦する。
その間にジュリアが鍵を奪ってラダーに昇り、マネーボールに手をかけるが、飯田がボタンを押してマネーボールが上昇してしまい、STARSはラダーを使って連係でジュリアを攻めると、ラダーへ合体フェースバスターと攻め、場外のバリバリボンバーズに羽南がプランチャスイシーダを放てば、テクラもプランチャスイシーダを命中させる。
その間に葉月がマネーボールを下降させてからラダーに昇り、マネーボールを奪おうとするが、テクラが追いかけるとラダー上でエルボーのラリー、葉月は鍵でテクラを殴るも、腹筋で起きたテクラはエルボーから鍵を奪い、雪崩式スパイダーブレーンバスターで葉月を落としてからマネーボールを奪い、バリバリボンバーズが勝利となった、王座も防衛に成功した。
場外では羽南とセコンドにいた選手との間で現ナマを奪い合っている中、タワシを手にしながらマイクを持ったジュリアは1000万円奪取と王座防衛をアピール。「お金も大事だけど、もっと大事なこととして第4試合でSTRONG女子王座への挑戦を表明したAZMに対し、ジュリアは5☆STARで秒殺負けしたことで借りを返すということでの挑戦を受諾すれば、テクラは何かチャンスが欲しいとして星来芽依の保持するハイスピード王座に挑戦を表明し、登場した星来も受諾したことで12・2愛知での選手権が決定となった。次に桜井は山分けした賞金を庶民に寄付するとして富士そばで還元することをアピールすれば、最後はジュリアが「バリバリボンバーズ!」と叫んで締めくくった。
セミファイナルではワンダー・オブ・スターダム選手権、王者のMIRAIに、安納が挑戦、安納は挑戦するにあたり、MIRAIの支持率のなさを指摘しての挑戦となった。
ロックアップをいなした安納はバックを奪い、リストロックの応酬から、MIRAIがハンマーロック、バックの奪い合いから、グラウンドでリード奪ってヘッドロックに対し、切り返した安納はヘッドシザースで捕らえて絞めあげるが、抜けたMIRAIはヘッドロック、安納はヘッドシザースで逃さず、MIRAIが抜けて間合いを図る。
手四っつでのパワー合戦はMIRAIが押し込むも、安納がブリッジで耐え、MIRAIは上から潰しにかかるが、逃れた安納はビックブーツでMIRAIを場外へ出す。
MIRAIがリングに戻ると、安納はストンピング、ドロップダウンをするMIRAIを踏み越えヘッドロック、切り返したMIRAIはヘッドロック、読み合いから安納がアームホイップ、カバーの応酬から読み合いとなって、MIRAIは逆さ押さえ込みは、カウント2でキックアウトした安納は場外へ逃れて呼吸を整える。
MIRAIは追いかけるが、安納はリングに戻り。戻ったMIRAIにハンマーを連打から読み合いはMIRAIがショルダータックル、バックエルボー、逆水平に対し、安納が張り手とラリーも、MIRAIはダブルチョップ、右腕を折り曲げてストンピングからアームツイスト、腕十字と右腕攻めで先手を奪い、安納はロープエスケープする。
MIRAIは串刺しを安納がジャンプして避けるが、MIRAIはショルダータックル、しかしロープへ走るMIRAIを安納がスライディングで足を取ってエプロンへ出し、エプロンでエルボーのラリーから、読み合いになり、安納がフィッシャーマンズバスターから、場外へ落ちたMIRAIにプランチャスイシーダを命中させる。
リングに戻ると安納がロープ越しでドラゴンスクリューからエイトロックで捕らえると、足四の字へ移行するが、MIRAIは必死でロープエスケープする。安納は突進すると、MIRAIが飛びついてからミラマーレで捕らえて、安納はロープエスケープ、MIRAIは安納を右腕をハンマーロックにしたままボディースラムから、バルキリースプラッシュ、ショートレンジラリアットからミラマーレで再び捕らえ、ロープエスケープ寸前でMIRAIが回転して中央に戻すが、安納が必死でロープエスケープする。
MIRAIはトップコーナーへ上がるが、エルボーの連打で動きを止めた安納は雪崩式フランケンシュタイナー、ラリアット狙いを切り返してフィッシャーマンスープレックスホールドから極楽固めで捕らえ、MIRAIは必死でロープエスケープする。
安納はジャーマンスープレックスホールドでキックアウトされるも、ウラカンラナで丸め込み、突進するが、MIRAIがラリアットで迎撃!マウントエルボーの応酬になると、安納のフロントキックはキャッチして倒したMIRAIが低空コンプリートショット、アストロシザースからSSコロンビアwithミケーレ!
MIRAIは回転エビ固めからゆりかもめで捕らえるが、安納がロープエスケープし、MIRAIはバックドロップからミラマーレショックは、逃れた安納がジャーマンで投げ、エルボーのラリーからビンタは相打ちとなって、両者ダウンのまま場外へ転落する。
互いにカウント19で戻ると、MIRAIは串刺しラリアットから突進は安納が延髄斬りで迎撃し、ジャーマンを連発から、アンノウンで捕らえる。MIRAIは逃れると、安納はジャーマンスープレックスホールドはカウント2、タンタンドルもカウント2とキックアウトされ、安納はエアリアルギフトは自爆したところで、MIRAIがラリアットを炸裂させる。
エルボーのラリーからMIRAIが連打、頭突き!マウントエルボーを乱打、カナディアン式サイドスラム、SSコロンビアwithミケーレと畳む賭け、ラリアットからダイビングクロスボディーを命中させたところで残り5分となる。
MIRAIはミラマーレショックはカウント2でキックアウトされ、旋回式ミラマーレショックは安納がサムソンクラッチで丸め込んで、ボテリングもカウント2でキックアウトされる。残り30秒でMIRAIはラリアットからミラマーレショックが決まったが時間切れ引き分けとなった。
試合後にマイクを持ったMIRAIは「ドローか…負けなかったけど勝てなかった、今日はしっかり勝って、スターダムにMIRAIがいれば大丈夫だとアピールしたかったが証明できなかった。欠場者が多く、客入りも厳しい、王者として責任を感じる。そんな安納サオリに言われた支持…これから自分は深く考えなきゃいけない、でも防衛してベルトが自分に戻ってきた。これからも白いベルトと共に成長したい、そしてスターダムにはMIRAIがいれば大丈夫だと魂込めて証明したい」とアピールすれば、安納はマイクで「アンタの肩の荷重いなと言えば、MIRAIは「重いとか荷とか思ったことがない」と返し、安納は「アンタがあなたを支持する。そして私が絶対アンタのベルトを取る、アンタの事好きやで」と引き上げれば、MIRAIも「自分も安納サオリが大好きです」で締めくくった。
今大会は中野たむが欠場したことでワールド・オブ・スターダム選手権が行うことが出来ず、岩谷麻優も負傷欠場、スターライト・キッドが復帰しても、林下詩美、上谷沙弥、なつぽい、コグマと主力選手が欠場し続けるなか、エディオンアリーナ大阪大ホールでのビックマッチは客入りも確かに厳しかったのかもしれない。けどそういう苦しい状況の中でスターダムはまだ大丈夫だと示すために、ファンに凄い試合を見せなければいけない、MIRAIは確かに安納に勝てなかったかもしれないが、予想以上に凄い試合を見せることが出来たことで、来場したファンを満足させた。それだけでも王者としての資格は十分にあると思う。
