4月29日 NOAH「STAR NAVIGATION 2023」後楽園ホール 1028人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇ニンジャ・マック ランセロッド(8分35秒 片エビ固め)HAYATA ×スペル・クレイジー
※フェニックススプラッシュ
<第2試合 20分1本勝負>
稲葉大樹 〇小峠篤司(10分0秒 片エビ固め)中嶋勝彦 ×大原はじめ
※キルスイッチ
<第3試合 30分1本勝負>
小川良成 〇クリス・リッジウェイ(9分57秒 オンスロード)×吉岡世起 アレハンドロ
<第4試合 30分1本勝負>
〇丸藤正道 マサ北宮 稲村愛輝(14分42秒 体固め)ジェイク・リー ジャック・モリス ×アンソニー・グリーン
※虎王
<第5試合 30分1本勝負>
拳王 征矢学 〇近藤修司(9分34秒 片エビ固め)清宮海斗 ショーン・レガシー ×AMAKUSA
※キングコングラリアット
<第6試合 30分1本勝負>
〇宮脇純太(8分23秒 片エビ固め)×Hi69
※飛びつきギロチンドロップ
<第7試合 30分1本勝負>
〇鈴木秀樹 ティモシー・サッチャー サクソン・ハックスリー(12分36秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)×イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr 杉浦貴 谷口周平
<第8試合 GHCジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第56代王者組】タダスケ 〇YO-HEY(18分16秒 エビ固め)【挑戦者組】×ドラゴン・ペイン アルファ・ウルフ
☆タダスケ&YO-HEYが初防衛に成功
NOAH5・4両国を控えた後楽園大会、メインはGHCジュニアタッグ選手権試合、王者のタダスケ&YO-HEYのGLGに、ペイン&ウルフのロス・ゴルベアドーレスが挑戦した。
YO-HEYvsウルフで試合が開始も、タダスケvsペインに代わると。ウルフがハンドスプリングからアームホイップ。ティヘラ、人工衛星ヘッドシザースと繰り出し、タダスケがマンハッタンドロップからYO-HEYがドロップキックと連係で流れを変えようとするが、GLGコールはウルフに阻止されてしまう。
ここからゴルベアドーレスが連係でタダスケを蹂躙し、様々な合体技を繰り出してタダスケを苦しめ、たまりかねたYO-HEYがカットもロケットランチャー式キャノンボールで排除されてしまう。
長時間捕まったタダスケはペインにブレーンバスターで投げると、代わったYO-HEYがドロップキックを連発し、ゴルベアドーレスの連係狙いもYO-HEYが阻止して二人まとめてドロップキックで阻止し、ペインにレッグシザースから後頭部へダブルニーアタック、カサドーラ式フェースクラッシャーと流れを変えようとする。
YO-HEYはペインにツイストオブフェイドを狙うが、逃れたペインはジャンピングニーから、ゴルベアドーレスが合体スワンダイブドロップキックで反撃、タダスケに代わってもウルフがエルボーからライオンサルト、しかしブレーンバスターはタダスケが投げ返すと、代わったYO-HEYとダブルトラースキックを連打を浴びせる。
GLGは連係を狙うが、阻止したウルフがドロップキックを放って、代わったペインがタダスケがフロントキックから各選手が乱戦になり、ウルフがタダスケにウルフドライバーもYO-HEYがドロップキックでカット、GLGはペインに連係狙いは、ペインがハンドスプリングエルボーで阻止してから、合体アームホイップでGLGを場外へ出すと三角飛びケブラータを命中させる。
リングに戻るとペインがYO-HEYにツイスターペイン、ウルフがタダスケにムーンサルトプレスの同時攻撃でGLGを追い詰めにかかると、ペインがYO-HEYに低空ドロップキックからその場飛びムーンサルトプレスを狙ったが自爆してしまい、ペインの串刺し狙いをタダスケがロープ越しのジャンピングハイキックからYO-HEYが丸め込んだが、トラースキックを避けたペインがリバースフランケンで突き刺す。
ウルフはタダスケをブエロ・デ・アギラで排除すると、ペインは顔面Gを狙うYO-HEYをパワーボムで叩きつけるが、YO-HEYはカサドーラから丸め込み合戦に持ち込み、YO-HEYが丸め込んで3カウントを奪い、大逆転勝利で防衛となった。
試合後はGLGも防衛をアピールすると、ゴルベアドーレスの健闘を称えて握手でノーサイドとなり、GLGが「これからのNOAHを引っ張るのはGLGだ!」で締めくろうとしがが、ゴルベアドーレスもマイクを持って「アリガト、ビバメヒコ!」で改めて締めくくりとなった。
内容的にはGLGはゴルベアドーレスの多彩な合体技や空中戦に翻弄されて、なかなかペースが握れなかったが、最後はYO-HEYが丸め込み合戦に持ち込んだところでチャンスを逃さなかった。
セミファイナルでは鈴木&サッチャー&ハックスリーによる新ユニット『レガシー』がワグナー&杉浦&谷口のナショナル&タッグ王者組と対戦し、レガシーが奇襲で開始となるが、杉浦&谷口が谷口が杉浦をサッチャーめがけて投げる人間爆弾攻撃で反撃、ハックスリーにはダブルブレーンバスターで投げる。
ワグナーvs鈴木になると、鈴木はジャーマンスープレックスホールドからドラゴンスープレックスを狙うが、逃れたワグナーは串刺しも鈴木がエルボーで迎撃、しかし引かないワグナーは逆水平からキャノンボール、フロッグスプラッシュを命中させ、場外のレガシーにコーナーからアトミコを命中させる。
しかしワグナーが鈴木にサミングから回転エビ固めから丸め込み合戦に持ち込むと、ワグナーのカサドーラを切り返した鈴木がジャパニーズレッグロールクラッチで3カウントを奪い、レガシーが前哨戦を制する。
第6試合ではメキシコ再遠征に出ていた宮脇がHi69相手に凱旋マッチを行い、宮脇はロープを使ったアームホイップ、場外のHi69に三角飛びケブラータを命中させるが、緊張からか動きが鈍く、そこを突かれたHi69にカウンターブレーンバスターで反撃されると、ライオンサルト。スパルタカスチョップを連打から、バックエルボーを連打。張り手を連打を浴び失速してしまう。
串刺しを迎撃した宮脇はティヘラからカサドーラ、ドロップキックからスワンダイブレッグドロップと反撃するが、ファルコンアロー狙いを切り返したHi69がデスバレーボム反撃すると、トランスレイブからクロスアーム式パイルドライバーで突き刺し、張り手からサッカーボールキックと浴びせてからみちのくドライバーⅡを決める。
Hi69はみちのくドライバーβを狙うが、逃れた宮脇は飛びつきレッグドロップで3カウントを奪い、どうにか勝利を収めるも、大きなインパクトは残せず課題だけが残ってしまった。
第5試合では拳王&征矢&近藤の金剛vs清宮&レガシー&AMAKUSAは、トライアウトを受け合格したレガシーが、躍動感ある動くで金剛を翻弄、征矢にスーパーオスカッターまで決めて見せる。
代わった清宮も征矢にドロップキックからジャーマンスープレックスホールド、タイガースープレックスと攻めるが、征矢はフェイントからスピアーで反撃し、AMAKUSAvs近藤に代わると、AMAKUSAがドロップキックで今度を場外へ出して、ブエロ・デ・アギラ、リングに戻ってトルニージョアタックと命中させる。
ところがAMAKUSAが近藤のザ・オリジナルを食らってしまうと、征矢がデスバレーボムから拳王が蹴暴、近藤がキングコングラリアットと畳みかけて3カウントを奪い、金剛が勝利を収めるが、試合後に勝ち名乗りを受ける拳王に、全日本プロレスの諏訪魔が乱入して拳王を襲撃、ラストライドでKOし「地獄へ堕ちろ!」と言い放って颯爽と引き上げていく。拳王が世界タッグ王座を奪取した際には”NOAHでしか選手権をやらない”と豪語していたが、ここでやっと全日本プロレス側が動き出したようだ。
第4試合のGHCヘビー級選手権前哨戦、ジェイク&モリス&グリーンのGLGvs丸藤&北宮&稲村は、GLGが稲村を捕らえて試合をリードも、ジェイクvs丸藤になると、ジェイクがボディースラムからバックドロップを狙うと、丸藤がニーリフトで逃れて鞭のようにしなる逆水平を浴びせ。時間差ロープワークからアックスボンバー、フックキック!虎王、トラースキックと浴びせていくが、受けきったジェイクはジャイアントキリング一発で返す。
終盤でも丸藤が稲村から交代を受けると、グリーンに逆水平のラリーから、側頭部へ逆水平、前方回転不知火と決め、最後はコブラクラッチ式虎王から虎王の乱打で3カウントを奪い好調ぶりをアピールする。
第3試合の小川&リッジウェイvs吉岡&アレハンドロは、リッジウェイと吉岡が激しいキック合戦を繰り広げるが、リッジウェイが膝裏砕きから変型アンクルホールドことオンスロードで捕らえ、吉岡はたまらずギブアップとなり勝利も、試合後にリング下から突如Eitaが現われ、小川に襲い掛かる。
しかしEitaはパートナーであるダガを連れておらず一人だったため、和解した小川とリッジウェイに返り討ちにされてしまった。
最後に第5試合直前となって女性ファンが突如リングに上がるハプニングが発生、清宮と西永レフェリーがどうにか宥めて下がってもらった。
新日本プロレスでも選手に対してのファンに出待ち行為が問題になっている矢先で、NOAHではこういう事態が起きたことで、既に新日本プロレスやNOAHだけでなく、モラルの低下によって起きるファンの迷惑行為はプロレス界全体に問題に発展してしまった。このままでは一連の回転寿司騒動の様に、迷惑行為をするファンに対し、厳しく罰せざる得なくなるかもしれない。