残り1分のレスラー人生を終えた原田大輔がドカーンと引退!AMAKUSAはHi69を破りGHCジュニアを防衛!金剛の前に世界タッグ王者ノムヤギが出現!


3月9日 NOAH「STAR NAVIGATION 2023」後楽園ホール 1310人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 20分1本勝負>
近藤修司 〇タダスケ 大原はじめ(5分0秒 )岡田欣也 矢野安崇 ×小澤大嗣
※後頭部への振り降ろしラリアット

<第2試合 20分1本勝負>
スペル・クレイジー エクストリーム・タイガー 〇ランセロット(6分23秒 片エビ固め)YO-HEY ×吉岡世起 アレハンドロ
※ランセロットフライ

<第3試合 原田大輔引退試合 エキシビジョンマッチ 1分>
△原田大輔(1分時間切れ引き分け)△小峠篤司

<第4試合 30分1本勝負>
〇杉浦貴 藤田和之 鈴木秀樹(12分59秒 レフェリーストップ)丸藤正道 望月成晃 ×谷口周平

<第5試合 30分1本勝負>
拳王 中嶋勝彦 〇征矢学(12分11秒 片エビ固め)マサ北宮 ×稲葉大樹 稲村愛輝
※ジャンピングDDT

<第6試合 30分1本勝負>
〇Eita(3分47秒 反則勝ち)×HAYATA

<第7試合 30分1本勝負>
〇クリス・リッジウェイ(10分20秒 アンクルホールド)×小川良成

<第8試合 30分1本勝負>
〇ジェイク・リー アンソニー・グリーン(13分47秒 片エビ固め)清宮海斗 ×小峠篤司
※串刺しビックブーツ

<第9試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第52代王者】〇AMAKUSA(12分15秒 エビ固め)【挑戦者】×Hi69
※開国
☆AMAKUSAが2度目の防衛に成功

2・22東京ドーム大会では武藤敬司、NOSAWA論外が引退、小島聡が新日本プロレスへ戻った後の、NOAHの後楽園大会が開催されが、第3試合では昨年8月から欠場し首の「頸椎(けいつい)環軸椎亜脱臼」で引退を余儀なくされた原田大輔の引退試合が行われ、桃の青春タッグの相棒だった小峠が引退試合の相手を務めることになり、医師の条件で試合時間も僅か1分となって、万が一の事態に備えて主治医も試合に立ち会った。
そして先入場の小峠は泣きながら入場し、対する原田は正規軍だけでなく、休業中の熊野準まで駆けつけてセコンドに入った。

小峠は握手も原田が払って開始となり、原田が読み合いからボディーエルボー、串刺しエルボーの連発からランニングエルボー、ニーアッパー、ローリングエルボーと攻めるイガ、片山ジャーマンスープレックスホールドは医師からストップがかかっているため出来なかったところで試合終了し、引退試合が終わった。

試合後の館内は大原田コールになり、最後にプロレスをしてくれた小峠に、泣いている小峠コールを煽りつつ「一番泣きたいのは俺やぞ、、あなたから始まったプロレス人生、最後であなたでよかった」とマイクで感謝を述べる。
館内は再び原田コールになると、今日リングに立てたことで長浜トレーナー、医療チーム、NOAHに感謝し「これからは一ファンとしてNOAHが業界一位に返り咲くことを見守る。最後は17年間ありがとうございました」でドカーンとレスラー人生に締めくくってNOAHのリングを去って行った。

原田大輔が大阪プロレスからNOAHに入って今年で10年目、それまで原田は大阪プロレスに所属しながらもNOAHにも頻繁に参戦し、小峠とのタッグでジュニアタッグリーグ戦にエントリーし、GHCジュニアタッグにも挑戦した。
原田が入って頃のNOAHは秋山準、潮崎豪、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志が退団したばかりで、ジュニアは中心だった金丸、鼓太郎、青木がいなくなったことで手薄となっていた。そういう状況の中で原田は残った石森太二と共にNOAHジュニアを支え、フリーや地方インディーで活動していたHAYATA、YO-HEY、タダスケのNOAH入団の足掛かりを作った。
そして石森もNOAHを去ると原田がNOAHジュニアの中心となり、小峠との桃の青春タッグも再結成してジュニアタッグ戦線も活発化させた。
AMAKUSAや現在メキシコへ再び旅立った宮脇純太も台頭したことで、NOAHジュニアの中心として立ちはだかってくれることを期待したが、ここに来ての引退は残念としかいいようがなく、また苦しい時にNOAHに移籍し、NOAHジュニアを守ってくれたから感謝しかない。

原田大輔選手、ありがとうございました。そしてご苦労様でした。

メインはGHCジュニアヘビー級選手権試合、王者のAMAKUSAにHi69が挑戦した。

開始からハンマーロックの応酬はHi69が制するも、AMAKUSAがスピードで翻弄するとスワンダイブハリケーンラナでHi69を場外へ出すとプエロ・デ・アギラを命中させ、リングに戻るとスワンダイブニードロップからアームロックとAMAKUSAが先手を奪うも、Hi69は突進するAMAKUSAをカウンター前落としで場外へ落とすとトペスイシーダを命中させ、バックエルボーを連発で流れを変える。
リングに戻るとHi69はライオンサルト、ショートレンジトランスレイブを連発するが、ストゥーカ―スプラッシュはAMAKUSAが剣山で迎撃してからジャベで捕らえ、Hi69はロープエスケープしても、AMAKUSAはスワンダイブアッパーカットからトルニージョアタックを命中させる。

AMAKUSAは串刺しジャンピングハイキックから雪崩式フランケンシュタイナー、読み合いからトラースキックを連発、レッグクラッチスープレックスからトラースキックと攻めるが、フロッグスプラッシュはHi69が剣山で迎撃する。

Hi69はサッカーボールキックからソバット、ニーからトランスレイブ、みちのくドライバーⅠと攻め、ストゥーカスプラッシュを連発するが、AMAKUSAはカウント2でキックアウトする。

Hi69はトランスレイブを狙うが、避けたAMAKUSAがドロップキックを放つと、Hi69のみちのくドライバーⅠ狙いもDDTで切り返す。AMAKUSAは開国を狙うが、Hi69がスパルタカスチョップから雪崩式狙うと、下からすり抜けたAMAKUSAがHi69の足へ619から変型十字固め、開国で3カウントを奪い防衛に成功、試合後もAMAKUSAは「NOAHジュニアの至宝を天高く導くことを契り、時を動かして参ります」と誓い、大会を締めくくった。
Hi69も序盤からAMAKUSAのペースに付き合ったことで、敢えてAMAKUSAの攻め疲れを待っていたと思う、だが、AMAKUSAも攻めながらも警戒して勝負を急がなかった、それを考えるとAMAKUSAの完勝だったのかもしれない。
NOAH2・22東京ドームでは新日本プロレスの高橋ヒロムに敗れて実力の差を見せつけられるも、AMAKUSAもその敗戦すら糧にして前へ進みだしたことを示した防衛戦だったと思う。

第5試合ではGHCタッグ選手権前哨戦で北宮&稲葉&稲村が拳王&中嶋&征矢と対戦し、試合は征矢が控えの稲葉を襲撃してからNOAH軍に捕まり試合をリードされるも、征矢は稲村にカークラッシュショルダータックルからフライング弾道で反撃すると、拳王vs北宮に代わり、稲葉が入ると連係は拳王が阻止し、稲葉をスピンキックで排除してから、中嶋が入って北宮にシャッターチャンスタイムを敢行するなど金剛が流れを変える。
終盤ではNOAH軍が征矢にトレイン攻撃から稲葉がブレーンバスター、エルボーの連打からラリアットと攻めるが、ジャーマンを狙ったところで、拳王がハイキックでカットすると征矢が弾道からジャンピングDDTで3カウントを奪い勝利を収める。

試合後に中嶋だけさっさと一人で帰ると、入れ替わりに全日本プロレスの青柳優馬、REALBLOODの野村直矢のノムヤギが世界タッグベルトと共に登場、青柳は拳王&征矢の挑戦を受けると断言すると、3・21大田区での防衛戦を指定する。
拳王は行動が遅いと怒りながらも、わざわざ乗り込んできた度胸と、「諏訪魔と違ってビジネスがわかっている」と喜び決定となり、拳王は3・18横浜ではGHCタッグ、3・21全日本プロレス大田区で世界タッグも奪取してGHC世界タッグ王者と名乗るとアピールした。
2・22NOAH東京ドームで拳王&征矢は世界タッグ王座挑戦をアピールしてきたが、諏訪魔がKONOをパートナーにして世界タッグ王座挑戦横取りをアピールしたことで、拳王&征矢の挑戦は白紙になりかけていた。しかし挑戦者を決めるのは王者の権限としてノムヤギは拳王&征矢を選んだようだ。

セミファイナルでは3・18横浜で行われるGHCヘビー級選手権前哨戦、王者の清宮が小峠と組んでジェイク&アンソニーのGLGと対戦し、GLGは小峠を長時間捕らえて試合をリード、清宮vsジェイクになると、清宮がブーメランフォアアームからミサイルキックと攻めるが、ヘッドロックに来たところで、ジェイクがアトミックドロップからパラダイスロック、尻へPKから逆エビ固めと反撃し、ショルダースルーで放り投げるなど体格を生かした腰攻めで清宮を圧倒する。

終盤は代わった小峠がレッグショットからダイビングボディープレス、頭突きからバイシクルキックとジェイクを攻めるが、ジェイクがキチンシンクを浴びせると、カットに入る清宮をバックドロップでKO、最後は小峠に串刺しビックブーツを浴びせて3カウントを奪い、試合後もジェイクがマイクで「GHCはオマエには重い荷物だ、3・18はオレがNOAHを変えてやる」と勝利を予告する。

第6、7試合ではGHCジュニアタッグ前哨戦シングル2番勝負が行われ、第6試合ではEitaがHAYATAと対戦も、開始前に入場するEitaをHAYATAが襲撃すると、ベルトで殴打してEitaが流血する。
やっと試合開始となると、HAYATAがジョンウーから2ステップムーンサルトを命中させ、Eitaの傷口にナックルを連打からかきむしてえぐりにかかる。

HAYATAはヘデックを狙うがEitaが急所打ちで阻止すると、怒ったEitaがベルトを持ち出してベルトでのフルスイングを狙うが、避けたHAYATAがナックルを浴びせ、ベルトを奪ったHAYATAが制止するレフェリーも突き飛ばしてEitaにフルスイングしたため、反則負けになるも、HAYATAは構わずEitaに403インパクトでKOしダメ押しする。

第7試合の小川vsリッジウェイはテクニック合戦になるも、リッジウェイは小川の左腕や左脚攻めにも動じす、小川の攻めをことごとく切り返し、逆に左脚攻めでリードを奪う。
小川はドラゴンスクリューを狙うが、リッジウェイがショートレンジニーストライクからPKを浴びせて阻止すると、バックドロップからアンクルホールドで捕らえ、ジャーマン狙いは小川逃れようとするも、リッジウェイが再びアンクルホールドで捕らえ、小川がギブアップとなり、リッジウェイが完勝で前哨戦を制する。

第4試合の丸藤&望月&谷口vs杉浦&藤田&鈴木の杉浦軍は、開始早々谷口が鈴木のナックルを浴びてダウンとなり、意識が飛んだことで杉浦軍に蹂躙されてしまう。

試合も丸藤と望月は盛り返して流れを変えると、再び代わった谷口が杉浦軍がエルボーのサンドバックタイムに蹂躙されるも、杉浦のランニングニーは避けた谷口がジャーマン、藤田にはビックブーツ、鈴木にはパワースラムと猛反撃する。
谷口は杉浦に串刺しラリアットからチョークスラム、エルボーのラリーでも谷口が連打で杉浦が崩れ、ハーフネルソンスープレックスを狙いは、逃れた杉浦がキチンシンクからフロントネックロックも、谷口がフロントスープレックスで放り投げる。しかし谷口が突進すると、杉浦はフロントネックロックで捕らえ、谷口は落ちてレフェリーが試合を止め、杉浦軍が勝利、試合後も杉浦軍がダウンしたままの谷口を見下ろして勝ち名乗りを受けると、丸藤は谷口に自分の足で立てと突き放し、谷口はやっと立って自分の足で引き上げていった。

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