NOAHで起きたレインメーカーショック!オカダが不意打ちレインメーカーで清宮に倍返し!


2月12日 NOAH 「GREAT VOYAGE 2023 in OSAKA」エディオンアリーナ大阪 2092人
(今回は現場出動のため実況ツイートはなく、結果やレポートなどの更新だけとなります)

<第1試合 20分1本勝負>
〇モハメド ヨネ 齋藤彰俊(7分5秒 片エビ固め)岡田欣也 ×小澤大嗣
※キン肉バスター

<第2試合 30分1本勝負>
クリス・リッジウェイ 〇ダガ(6分9秒 片エビ固め)×タダスケ 大原はじめ
※マグナム

<第3試合 30分1本勝負>
藤田和之 〇鈴木秀樹 ティモシー・サッチャー(13分45秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)田中将斗 望月成晃 ×稲村愛輝

<第4試合 30分1本勝負>
船木誠勝 中嶋勝彦 近藤修司 〇Hi69(12分17秒 片エビ固め)丸藤正道 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ×AMAKUSA ニンジャ・マック
※みちのくドライバーβ

<第5試合 30分1本勝負>
NOSAWA論外 〇エル・デスペラード (15分47秒 体固め)YO-HEY ×矢野安崇
※ピンチェロコ

<第6試合 30分1本勝負>
拳王 〇征矢学(12分9秒 片エビ固め)ジェイク・リー ×アンソニー・グリーン
※ジャンピングDDT

<第7試合 30分1本勝負>
〇ドラリスティコ(13分18秒 エビ固め)×小峠篤司
※ドラゴンオペレーション

<第8試合 GHCタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者組】〇マサ北宮 稲葉大樹(17分4秒 首刈り監獄固め)【第62代王者組】杉浦貴 ×小島聡
☆杉浦&小島が4度目の防衛に失敗、マサ&稲葉が第63代目王者となる

<第9試合 GHCジュニアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第55代王者組】小川良成 〇Eita(19分10秒 エビ固め)【挑戦者組】宮脇純太 ×アレハンドロ
※Imperial Uno
☆小川&Eitaが初防衛に成功

<第10試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第41代王者】〇清宮海斗(19分13秒 体固め)【挑戦者】×ジャック・モリス
※変型シャイニングウィザード
☆清宮が初防衛に成功。

11日新日本プロレスを観戦しホテルで1泊、おそらく聞いていない人間が多いだろうが自分が宿泊している部屋で伊賀プロレスラジオを生配信した後、伊賀プロを更新して就寝、10時にチェックアウトしなければならないため、持ち込んだノートPCや洗濯物を宅急便で送った後で難波へ向かい、少しぶらぶら散策してから再びエディオンアリーナ大阪へと到着、目的の一つである武藤敬司の最後のサイン会と記念撮影会に参加、武藤は膝や股関節が悪いのか座ったままで自分を含めたファンとのサービスに応じていた。

そして2階席へ座るも、アリーナ席から見ても、昨日の新日本プロレスと比べるとひな壇がなく空席が目立つ、昨年9月のN-1VICTORY優勝決定戦が行われた際にはグレート・ムタが参戦したおかげで満員は記録したものの、動員数も新日本プロレスの半分、そして大会開始となっても前日と比べてなかかな沸かない、活気が出てこない。昨日の文章の最後の部分で「清宮はなぜ新日本プロレスは活気があるのか、見ておくべきだったのではないだろうか…」と書いたが、NOAH全体がなぜ新日本プロレスには活気があるのかを考えなければいけないのでと改めて痛感させられた。

ようやく沸きが出たのはタイトルマッチからで第8試合のGHCタッグ選手権のタカ&サトシvs北宮&稲葉、内容的にも北宮&稲葉が奇襲に成功も、チームとして板についたタカ&サトシが序盤からリードし、本格的に組みだした北宮&稲葉が分断されてなかなか主導権を奪えずも、タカ&サトシの”悪い癖”である同士討ちから一気に北宮&稲葉に流れが傾いてしまう。

北宮&稲葉は小島を捕らえにかかると一気に勝負に出て北宮が足横須賀からの監獄固めで捕らえれば、稲葉は極反り卍固めで杉浦をセーブ、そして北宮がフロントネックロックを加えた首刈り監獄固めへ移行すると、小島が絞め落ちたため試合はストップ、北宮&稲葉がタカ&サトシの長期政権に終止符を打った。北宮はGHCタッグは6度目の戴冠だが、稲葉は移籍してから初タイトル、NOAHに参戦してから試行錯誤を繰り返した稲葉だったが、やっとここまでの苦労が実った形となった。

セミファイナルで行われたGHCジュニアタッグ選手権は、挑戦者の宮脇&アレハンドロが奇襲をかけ、Eita相手に速攻勝負を狙うも小川に阻まれてから、Eita&小川のペースになっていく、試合内容から見ても序盤から大技を繰り出していく宮脇&アレハンドロに対してEitaと小川は基本技しか出していない、その基本技が宮脇&アレハンドロを効果的に痛めつけていった。

終盤もEitaにマスクを引きちぎられたアレハンドロが怒り猛反撃するも、Eitaのピンチを小川が巧みにカバーし、アレハンドロが詰めが甘いところでEitaの一撃必殺であるImperial Unoが炸裂して3カウントとなり、終わってみればEita&小川の完勝だった。

試合後に実況席で解説をしていた原田大輔をEitaと小川が挑発しているところで、第2試合でリッジウェイのセコンドについていた欠場中のHAYATAがリッジウェイと共に現われ、HAYATAが403インパクトでEita、リッジウェイが小川をチョークスリーパーでKOして宣戦布告して挑戦を表明、HAYATAとリッジウェイはSTINGERタオルをかざして”俺たちこそがSTINGERだ”と示して退場、リッジウェイと小川は5日の後楽園から亀裂が生じHAYATAとの合体を示唆していたが、HAYATAとリッジウェイにしてみれば小川はEitaと組んだことでもうSTINGERではないということなのか、そして昨年10月から欠場していたHAYATAもようやく復帰する。ハイフライヤーとなったAMAKUSAや宮脇など新しい世代が台頭していくNOAHジュニアの中で、HAYATAはどういうスタンスで行くのだろうか…

メイン前に引退試合を控える武藤が”nWo TRIUMPH”で登場するも、まだ膝と股関節が万全でないのか、重々しい歩き方でリングインし引退試合へ向けて挨拶をするも、引退試合に向けてどこまでベストに近い状態へ持っていくのか…全くわからないとしかいいようがないのかもしれない。

そして武藤が放送席に座った後で、何とビックサプライズが起き、内藤哲也が大試合用のコスチュームである皇帝ジャケットを纏いリングイン、館内は昨日の新日本プロレスを彷彿させるような内藤コールが巻き起こる。

内藤は武藤の試合を観戦した思い出を語りつつ、「武藤選手は東京ドームで、最高の作品を作るつもりだがおれは俺はそのつもりはない、武藤敬司に完勝する」と言い放つと、武藤にグータッチを求めるが、武藤がプロレスLOVEコールで応じれば、内藤はトランキーロポーズで返すなど場面を作っていった。NOAHを長年見ている自分とすれば、内藤が出るだけでも観客の沸きが違う、悔しいながら内藤のカリスマ性を認めざる得なかった。

メインイベントのGHCヘビー級選手権、王者の清宮にモリスが挑戦したが、清宮にとってNOAHの中では同世代が少ない中、外国人ながらもやっと出た同世代で、モリスもスコットランドからやってきた無名の選手だが、NOAHに定着してから一気に覚醒しトップ外国人の一角を担う存在となった。

試合内容もモリスが持てる力を発揮し清宮を攻めるも、いざタイトル戦になると清宮の方にキャリアがある。場数の差で次第に清宮の流れになっていく、終盤ではモリスが必殺のタイガードライバーが決まるもカウント2.99となったところで、モリスの手持ちのカードがなくなり、自爆率の高いシューティングスタープレスを出さざる得なくなるとやっぱり自爆したところで、清宮が勝負に出て変形タイガードライバーからの変形シャイニングウィザードの必勝パターンで3カウント、終わって見れば清宮の完勝だった。

清宮が締めてハッピーエンドかと思ったらオカダ・カズチカが全力疾走で現われ、清宮の背後からレインメーカーを炸裂させKOする暴挙を働く。

オカダはこれまで挑発し続けてきたことに対する怒りをぶつけると、2・21ドームで対戦することを改めて発表、NOAHファンに対しても挑発するなど、ヒールぶりを見せつけて去り、清宮はまともに後頭部を打ったのか立ち上がることが出来ず、館内が騒然とする中で大会が締めくくられた。

これまで清宮との対戦を拒否し続けてきたオカダだったが、本音は「一発食らわせなければ気が済まない」だった。オカダにしてみれば拒否すれば逃げたと思われるどころか、清宮から受けた借りは返すことが出来ないどころか、内に秘めたモヤモヤを抱えているうちは19日にサンノゼで控えている棚橋弘至との防衛戦にも臨めない。だから清宮に一発どころか倍返しすることでオカダは気分を一新させることが出来た、おそらくオカダは気分爽快でザマアミロだと思う。
清宮も倍返しされたものの、なんだかんだでやっとオカダとの対戦に漕ぎつけることが出来た。後は本番を待つだけ、オカダは徹底的に叩き潰しにかかるだろうが、現在の清宮は去年のように泣きを見る結果にはならない自信を持っており、現在の清宮なら何かやってくれそうな期待が持てそうな感じがしてならない。

第4試合ではAMAKUSAの開国を自爆させたHi69がストゥーカスプラッシュからみちのくドライバーβでAMAKUSAから直接3カウントを奪い、GHCジュニアヘビー級王座に挑戦を表明した。Hi69もLIJとの対抗戦に外れるなど面白くない気持ちを抱えているはず、ここにきてAMAKUSAを狙うことで勝負に出てきた。

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