藤波辰爾、68歳。デビュー50年目で棚橋弘至に挑む!


12月1日 DRADITION「TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY~THE NEVER GIVE UP TOUR FINAL~」東京・国立代々木競技場第二体育館 2150人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 〜HISTORY OF DRADITION〜 30分1本勝負>
〇倉島信行 MAZADA 竹村豪氏 アレクサンダー大塚(13分42秒 ジャーマンスープレックスホールド)吉江豊 田島久丸 TAMURA ×三州ツバ吉

<第2試合 〜DRAGON Invitational Match Vol.1〜 30分1本勝負>
越中詩郎 新崎人生 〇AKIRA(10分26秒 片エビ固め)×高岩竜一 田中将斗 望月成晃

<第3試合 〜SPECIAL SINGLE MATCH〜 30分1本勝負>
〇高橋ヒロム(11分53秒 片エビ固め)×LEONA
※ビクトリーロイヤル

<第4試合 〜DRAGON Invitational Match Vol.2〜 30分1本勝負>
〇丸藤正道 関本大介 真霜拳號(18分26秒 片エビ固め)樋口和貞 稲村愛輝 ×KENSO
※不知火

<第5試合 〜DRAGON Invitational Match Vol.3〜 45分1本勝負>
〇船木誠勝 ザック・セイバーJr. ジェイク・リー(15分32秒 体固め)内藤哲也 鷹木信悟 ×長井満也
※ハイブリッドブラスター

<第6試合 藤波辰爾デビュー50周年記念試合 FINAL 60分1本勝負>
〇棚橋弘至(11分44秒 片エビ固め)×藤波辰爾
※ハイフライフロー

デビュー50周年ツアー中の藤波が記念試合のファイナルの相手として、新日本プロレスのエースでかつての弟子である棚橋を迎えた。二人の対戦は20年ぶりで、対戦のきっかけは5月のドラディション後楽園大会で藤波が出場予定だったが新型コロナ感染で急遽欠場し、棚橋が藤波の代役を務め、その流れから今回のシングルが実現となった。

試合前には50周年記念セレモニーが行われ、田中ケロリングアナのコールで、藤波のデビュー戦の相手を務めた新日本プロレスの旗揚げメンバーである北沢幹之さん、かつての付き人だった蝶野正洋、後輩の武藤敬司、藤波がデビュー戦の相手を務めた藤原喜明、そしてライバルである長州力が次々と登場し、ゲストらは藤波にエールを送ると、長州が放送席で解説を務めて記念試合を見守ることになった。

棚橋が先入場すると、後入場となった藤波は「マッチョドラゴン」「RISING」「超神龍」「ドラゴンスープレックス」とかつての入場テーマ曲がメドレーで流れた後で、師匠であるアントニオ猪木のテーマ曲である「炎のファイター」が流れ、藤波は猪木を意識するかのように真紅のガウンを纏い、真紅のタオルを肩にかけて登場した。
開始になるとロックアップから棚橋が押し込み、藤波が体を入れ替えブレークすれば、ロックアップから棚橋がバックを奪うも、藤波がヘッドロックのままグラウンドへ、棚橋がバックを奪うが、藤波は無理せずロープブレークする。
フィンガーロックになると藤波が押し込み、棚橋が切り返してリストロックも、藤波がロープへ押し込みブレーク、藤波がヘッドロックに対し、外した棚橋がヒップトスからアームロック、キーロックで捕らえると、切り返した藤波がスリーパーからキーロックで捕らえ、棚橋がロープエスケープする。
棚橋がヘッドロックからショルダータックルを浴びせると、ボディースラムから藤波の左脚へサイキック、レッグロックに対し、藤波は腕十字を狙うが、棚橋は逃さずレッグロックからインディアンデスロック。サイキックからトーホールドで左脚を攻める。
逃れた藤波に棚橋がスリーパーも、藤波はドラゴンバックブリーカーで反撃すると、放送席の長州の前で掟破りの逆サソリ固めを敢行して、棚橋はロープエスケープ、棚橋はキックを狙ってもキャッチした藤波が本家ドラゴンスクリューから足四の字狙いは、棚橋が首固めで丸め込む。
棚橋は突進すると、藤波はスリーパーで捕らえてから本家ドラゴンスリーパーを狙うが、棚橋が逃れてスリングブレイドを狙うも、藤波が再度スリーパーからドラゴンスリーパーで絞めあげる。しかし切り返した棚橋がツイストアンドシャウトではんげき。藤波がビンタに対し棚橋もビンタで返すも、藤波がハンマースルーでロープへ振ると、棚橋はカウンターのスリングブレイドを炸裂させる。

そして勝負に出た棚橋は藤波にハイフライアタックを命中させると、ハイフライフローで3カウントを奪い勝利を収め、藤波はデビュー戦50周年を勝利で飾れなかった。

試合後は棚橋が藤波を介抱し、握手でノーサイド、そしてゲストや参加選手が揃ってアントニオ猪木への追悼セレモニーが行われ、終わった後は藤波が本来なら猪木が来場するはずだったことを明かし、最後は1・2・3ダーで大会を締めくくった。
藤波は棚橋戦へ向けてしっかり身体を作りこんで臨んだが、現在の藤波は脊柱管狭窄症の手術を行った後、右脚が上がらない後遺症もあって、藤波自身もドロップキックが使えない状態となるも、自身が出せる技は全て出し切った。けど全盛期の頃と比べると身体のキレがない、藤波は棚橋との戦いは、現実との戦いでもあったが、悔しいけど現実は甘くなかった。
かつてライバルだった長州も引退し、後輩だった武藤もまもなく現役を退こうとしている、藤波はどこまで現役を続けるのか、藤波自身は限界と戦うまで生涯現役で貫くか、それもある意味、藤波辰爾の生き方なのかもしれない、藤波がどこまで現役として走っていくのか、これからもじっくりと見定めたい。

最後に藤波辰爾選手50周年おめでとうございます!

セミファイナルでは船木が鈴木軍のザック、全日本プロレスのジェイクと組んでLIJの内藤&鷹木、ドラディションの長井が組む6人タッグ戦が実現し、ザックと対峙した長井はザックのクラーキーキャットに捕まるも、長井もリングス時代に対戦したヴォルク・ハンのコマンドサンボ技である腕極め腕卍を披露してザックに対抗する。
ジェイクは内藤と対峙したが、内藤は焦らしまくったうえで、すぐ鷹木に代わってしまい、怒ったジェイクは内藤に強襲も、鷹木がグーパンチの連打から張り手、串刺しパンピングボンバーと浴びせ、内藤や長井と共にジェイクの左腕を狙うも、内藤がセカンドコーナーへ上がると、ジェイクがビックブーツで場外へ落とし、場外戦の後で内藤をリングに戻し、最近よく使っているパラダイスロックで内藤を捕えてから、尻めがけてケツキックを浴びせる。

内藤は船木とも初遭遇して、船木がミドルキックを連打、フェイントからPK、チキンウイングフェースロック、掌打からローキック、ミドルキック、ニーリフトと浴びせると、代わったザックも内藤の腕を折りたたんでストンピングと船木組が内藤を捕らえて試合をリードする。
ジェイクは内藤の左腕へニー、キチンシンクを連打と浴びせるが、内藤はネックブリーカーで反撃し、ザックvs鷹木に代わるとザックがコブラツイストからフロントネックロックは、鷹木がリバースしてからセントーン、そしてカメラ目線でキタキタタイムとなって、エルボーのラリーを繰り広げ、鷹木は熨斗紙を狙うもザックがスリーパーで捕らえてから卍固め、スリーパーへ移行するが、鷹木は裏熨斗紙で叩きつけ、スライディングパンピングボンバーは切り返したザックがアームバーを決める。
代わった船木が高木にミドルキックの連打に対し、鷹木はナックルから龍魂ラリアットを放つと、代わった長井が船木にキャプチュードからLIJが連係で、長井も続くが、連係を巡って鷹木と長井が口論になると、連係狙いで誤爆を連発し、ジェイクは内藤にハイキックを炸裂させて排除する。
最後は船木組が長いを捕らえると、船木がPK、ジェイクがジャイアントキリング、ザックが長いの左腕へのオーバーヘッドキックから船木がハイブリッドブラスターで3カウントを奪い勝利、試合後はジェイクが内藤にジェントル風で挨拶すると、内藤はジェイクを牽制しながら引き上げていった。

第4試合ではNOAHの丸藤 、大日本プロレスの火祭り覇者の関本 、2AWで2AW無差別&レジェンド王座二冠王の真霜拳が組んで、DDTのKO-D王者である樋口 NOAHの稲村、フリーのKENSO組と対戦。
樋口vs関本で開始となると、ロックアップで譲らず、フィンガーロックは関本が有利も、樋口が押し返してリバーススープレックスで投げ、ぶつかり合いは互角も、がっぷり四つになると樋口はすくい投げで投げる。
稲村vs真霜に代わり、エルボーのラリーから稲村の突進は、真霜が迎撃しても稲村がショルダータックルで弾き倒し、丸藤vsKENSOになると、丸藤がスポンサーの「レック」のロゴを踏めをKENSOに要求するが、拒んだKENSOはキックから腰ひもで丸藤の首を絞め、場外戦でレックの社長が座る本部席で互いに叩きつけ合う。

試合は樋口組が丸藤を捕らえるも、樋口の串刺しを迎撃した丸藤がトラースキックイリュージョンを放ち、代わった真霜が樋口にトラースキックからDDT、PKはキャッチした樋口が逆水平に対し、真霜が張り手で返してラリーになるも、樋口が連打を切り返した真霜が脇固めは稲村がカットするが、真霜は二人まとめて腕固めで捕らえ、KENSOがカットに入る。
関本vs稲村に代わってぶつかり合いは関本が制したが、稲村がフォアアームに対し関本はエルボーで返してラリーになり、関本がバックエルボーからブレーンバスターを狙うと、稲村が屈伸式ブレーンバスターで投げ返す。

稲村は関本に串刺しボディーアタックからボディープレス、しかしバックドロップ狙いは。関本が椰子の実割りで逃れてラリアットは稲村がカマイタチで迎撃し、ラリアットは相打ちも、稲村のラリアットを関本が巻き投げで投げてからニーを浴びせる。
丸藤に代わると、稲村が旋回式ボディースラムからKENSOに代わり、KENSOがビンタを連打も、丸藤は側転からドロップキックから鞭のようにしなる逆水平で返し。串刺しバックエルボーからブレーンバスターはKENSOが投げ返す。
樋口と稲村が入って丸藤にダブルぶちかましに浴びせてから各選手が入って乱戦になり、関本が真霜と樋口を眉山で投げ、最後は丸藤はKENSOにフックキック、虎王と浴びせてから不知火で3カウントを奪い勝利となる。

第3試合では藤波の息子であるLEONAが新日本プロレスのヒロムに挑み、LEONAはこれまで伸ばした髪をバッサリ切って以前のような短髪にして試合に臨んだ。
開始からLEONAがエルボーの連打、ヘッドロックからぶつかり合いも、ヒロムはバックエルボーに対し、LEONAはショルダータックルで応戦、エルボーのラリーになると、LEONAが連打から突進はヒロムが逆水平で迎撃してから逆水平の連打、LEONAは怯まず張り手で応戦も、ヒロムは逆水平を浴びせ続ける。
LEONAは串刺しを狙うが、避けたヒロムは串刺しヒロムちゃんボンバー、ドロップキックから場外へLEONAを蹴り出すと鉄柵へハンマースルーを連発し、ブレーンバスターで投げる。
リングに戻るとヒロムはカバーの連続でLEONAのスタミナを奪う、ボディースラムから逆エビ固めで追い詰めるが、LEONAは必死でロープエスケープ、ヒロムは挑発して足蹴にすると、キャッチしたLEONAはドラゴンスクリューでやっと一矢報いたが、足四の字はヒロムが阻止して逆水平も、突進はLEONAがドロップキックで迎撃する。
LEONAはダブルアームスープレックスを狙うと、ヒロムが切り返してトラースキックもキャッチしたLEONAがドラゴンスクリュー、ダイビングニードロップから足四の字固めで捕らえたが、ヒロムはロープエスケープ、LEONAはローキックを連打からドラゴンスープレックス狙いは、ヒロムが逃れてもLEONAは張り手からダブルアームスープレックスで投げる。
LEONAはドラゴンスープレックスを狙うが、切り返したヒロムは突進するLEONAにヒロムちゃんボンバーからファルコンアロー、逆エビ固めで追い詰めにかかるが、LEONAは必死でロープエスケープすると、LEONAはビンタ、ヒロムの突進を逆さ押さえ込み、首固めと丸め込む。

ヒロムはビクトリーロイヤルを狙うが、LEONAが首固めも、キックアウトしたヒロムはトラースキックからヒロムちゃんボンバー、ビクトリーロイヤルで3カウントを奪い完勝、試合後も放送席で解説を務めていた獣神サンダー・ライガーにジュニアオールスター戦開催を約束して引き上げていった。

読み込み中…

エラーが発生しました。ページを再読み込みして、もう一度お試しください。

コメントは受け付けていません。

WordPress.com でサイトを作成

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。