7月27日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」愛知・ポートメッセなごや 第1展示館 2162人
(試合内容は実況ポストより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇エル・ファンタズモ 邪道(8分3秒 片エビ固め)グレート・O・カーン ×ジェイコブ・オースティン・ヤング
※CRⅡ
<第2試合 20分1本勝負>
海野翔太 〇村島克哉(7分7秒 逆エビ固め)鷹木信悟 ×永井大貴
<第3試合 20分1本勝負>
ドリラ・モロニー 〇石森太二(6分2秒 外道クラッチ)成田蓮 ×金丸義信
<第4試合 20分1本勝負>
ザック・セイバーJr, 〇ハートリー・ジャクソン(9分1秒 体固め)KONOSUKE TAKESHITA ×ロッキー・ロメロ
※デスバレーボム
<第5試合 『G1 CLIMAX 35』 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝1敗=8点】〇辻陽太(10分3秒 体固め)【3勝2敗=6点】×ボルチン・オレッグ
※ジーンブラスター
<第6試合 『G1 CLIMAX 35』 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝3敗=4点】〇カラム・ニューマン(10分32秒 ウラカンラナ)【1勝4敗=2点】×デビット・フィンレー
<第7試合 『G1 CLIMAX 35』 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝3敗=4点】〇SANADA(15分5秒 体固め)【2勝3敗=4点】×タイチ
<第8試合 『G1 CLIMAX 35』 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝2敗=6点】〇上村優也(13分42秒 閂スープレックスホールド)【3勝2敗=6点】×EVIL
<第9試合 『G1 CLIMAX 35』 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝2敗=6点】〇大岩陵平(14分20秒 片エビ固め)【2勝3敗=4点】×棚橋弘至
※THE GRIP
『G1 CLIMAX 35』 Aブロックは名古屋大会で折り返し地点を越え、メインでは2勝2敗2同士の棚橋と大岩が対戦した。大岩がヘッドロックを仕掛ける。棚橋はアームホイップで抜けようとするが、大岩はヘッドシザースから距離を取る。再度組み合いになると、大岩が押し込みを仕掛けるが、棚橋が押し返してヘッドロック。大岩はヘッドシザースで切り返す。
ロックアップから大岩が押し込み、ガットショットを狙うが棚橋にキャッチされる。コーナーホイップの攻防の末、棚橋が大岩の串刺し攻撃を迎撃し、旋回式クロスボディーを決め、低空ドロップキックからレッグロックで捕らえ、インディアンデスロックに移行し、大岩はロープエスケープする。
大岩の張り手連打に対し、棚橋は左膝への関節蹴りで返して、突進を仕掛けるが、大岩がドロップキックで迎撃。アームホイップからアームロック、リストロックへと移行し、左腕を折りたたんでのストンピングで試合の主導権を握るが、ボディースラムからのセントーンが自爆すると、棚橋がドラゴンスクリューを決める。
棚橋は太陽ブローからフライングフォアアーム、ボディースラムをと攻め、セカンドコーナーからのサンセットフリップから、スリングブレイドを狙うが、大岩が場外へ出そうとすると、ロープを掴んでいた棚橋は逆上がりで戻り、ツイストアンドシャウトから、スリングブレイドを決める。
棚橋がハイフライアタックを狙うが、大岩が阻止してデットリードライブで落とし、アームロックで捕らえ、ロープへ振った棚橋にショルダータックル。ボディースラムからセントーンを投下、ハンマースルーで棚橋の左腕を引っ張り、ボディープレスから天山スープレックスを狙うが、棚橋が回避して。ビンタからダルマ式ジャーマンスープレックスホールドを決め、大岩はカウント2で返す。
大岩のハンマースルーを切り返して棚橋がスリングブレイドを決めると。ハイフライアタックを狙ったが、大岩に払い落とされると、アーククラッチで捕らえられる。棚橋が脱出しジャパニーズレッグロールクラッチを決めるが、大岩はスリーパーで捕らえ、天山スープレックスで投げ、ダイビングボディープレスからドクターボムを決める。
大岩はスリーパーからTHE GRIPを狙うと、棚橋が首固めで丸め込んだが、大岩が返すと、棚橋が突進したところを大岩がTHE GRIPで3カウントを奪い勝利、3勝2敗とした。
試合後の大岩は棚橋との初対決を「楽しかった」と振り返り、「プロレスラーになってよかった、あと半年で引退するって本当ですか、もし棚橋さんが大岩ともっとしたらオレはこの先何度も戦いたいです、名古屋のみなさん、応援ありがとうございました。みんなの声援がオレのパワーになったし、みんなのいろんなこと吹き飛ばしてれば嬉しいです。G1 CLIMAX優勝を掴むのはオレだ!」で締めくくった。
内容的には棚橋もチェーンレスリング好きとあってグラウンドで互角に渡り合うも、棚橋の必勝パターンも封じ、棚橋の引き出しに会ってダルマ式ジャーマン、ジャパニーズレッグロールクラッチ、”丸め込み”の達人もすべてクリアしての勝利は完勝と言っても過言ではないだろう。ただ大岩にとって棚橋からの勝利が大きくて、重いものであることを今後どう響いてい来るのか…
セミファイナルでは3勝1敗のEVILvs2勝2敗の上村が対戦し、後入場でリングインした上村にEVILが奇襲をかけると。場外戦でハンマースルーからセコンドのドン・ファレがボディースラムを決め、リングに戻るとロープを利用したキャメルクラッチ、剥き出しコーナーへのホイップと先手を奪う。
EVILがハンマースルーを仕掛けるもが、上村は腰を押さえて崩れ、EVILは足蹴にして。上村のドロップキックを自爆させると逆片エビ固めで捕らえるが、上村はロープエスケープする。
上村はエルボー連打からフライングフォアアームで反撃開始し、バックエルボー、アームホイップからドロップキックで流れを変え、串刺し逆水平からバックドロップで投げるとアームロックで捕らえる。しかしEVILがタップすると、レフェリー東郷が気を取られて確認できず。EVILは隙をついて上村を場外へ出すと、ファレが鉄柵に押し込んでからリングに戻す。
EVILがショートレンジラリアットを連発するが、突進を上村がフランケンシュタイナーで切り返し、腕十字へ移行するが。東郷が介入してイスでフルスイングするだけでなくレフェリーを交錯させる。
ファレと東郷のトレイン攻撃の後、東郷がパイプカットを決め、EVILが”EVIL”を狙うも上村が回避し、閂スープレックスで投げ、EVILへボディースラムから場外のファレにプランチャスイシーダ、東郷には鉄柵へハンマースルーで叩きつける。
上村はEVILへのダイビングクロスボディーを狙ったが、避けられると、EVILがダークネスフォールズからラリアット、SCORPION DEATH LOCKで捕らえるが、EVILがロープエスケープする。
東郷が介入しマジックキラーを仕掛けるも上村が阻止するが、EVILがフィッシャーマンバスターを決め、剥き出しコーナーへホイップするが、上村は耐え抜いて頭突きから閂スープレックスホールドで3カウントを奪い、3勝2敗する。
第7試合の2勝2敗のタイチvs1勝3敗のSANADAによる遺恨マッチは、SANADAは白のシースルーコスチュームで登場。ミラノコレクションATの位置を確認してリングインするが、後から入場したタイチが襲撃を仕掛ける。
SANADAはサミングで反撃しようとするも、タイチがスピンキックを炸裂させ、SANADAは場外へ逃れると、追いかけてきたタイチを鉄柵に叩きつけ、さらに、お茶の入ったペットボトルで殴打した後、水の入ったペットボトルでも攻撃。エプロンめがけてバックドロップを決める。
リングに戻ると、SANADAのナックル連打をタイチが受けきり、脳天チョップ・袈裟斬り、ローキックで反撃。SANADAは低空ドロップキックから串刺し攻撃を狙うが、タイチが回避してジャンピングハイキックを放つ。続けてSANADAの低空ドロップキックをかわし、バスソーキックからトラースキック、そして、ロングタイツを脱いで天翔十字鳳を狙う。ところが場外の金丸に気を取られた隙に、SANADAがロープを跨いでいたタイチの急所をロープ蹴りで攻撃するが、場外戦になって移り、実況席へ雪崩れ込むと、タイチは実況席で解説をしているミラノコレクションATと共に金丸をSANADAに叩きつける。
リングに戻ると、タイチのアックスボンバーをSANADAが低空ドロップキックで迎撃。さらにドロップキックで追撃するが、タイチが後頭部へアックスボンバーからジャンピングハイキックで反撃。金丸もアックスボンバーを排除し、SANADAにもアックスボンバーを叩き込む。
タイチは天翔十字鳳を狙うが、SANADAが回避し、ドラゴンスリーパーを狙うも、タイチがラウディングボディープレスを避け。互いの読み合いの末、SANADAがタイガードライバーを決めるが、タイチはデンジャラスバックドロップで応戦する。
タイチがブラックメフィストを仕掛けようとするが、SANADAがレフェリーを利用して逃れると、タイチは急所蹴りからタイチ式外道クラッチで丸め込んだが、金丸がレフェリーを場外へ引きずり出す。金丸に気を取られたタイチに、SANADAが急所打ちからシャイニングウィザードを放つと。さらにギターショットを狙うが、安田が阻止してドロップキッを放って。金丸も排除した後、タイチがギターショットを狙う。
そこでSANADAが許しを請うと、迷った末タイチが構わず一撃を狙うが、金丸がウイスキーミストぁら角瓶殴打で阻止すると、最後はSANADAのギターショットが決まり、タイチをKOして3カウントを奪い2勝3敗とする。
第6試合の1勝3敗同士のフィンレーvsカラムは、カラムはガウンを着たままのフィンレーにドロップキックからエルボー連打で奇襲を仕掛け、コーナードロップキックを命中させると、ダイビングフットスタンプを狙ったところで、フィンレーはカラムを場外へ突き落とす。客席でナックルパンチと頭突きでカラムを徹底的に制裁を加える。
リングに戻ると、フィンレーはカラムの指をマットに叩きつけ、コーナーホイップを連発。カラムはエルボーで反撃するも、フィンレーがバックエルボーからセントーン、さらに串刺しアッパーカットからブレーンバスタースラムでマットに叩きつけ、試合をリードする。
カラムはフィンレーのセントーンをかわして自爆させると、エルボー連打で反撃。往復ビッグブーツを炸裂させると、場外では串刺しビックブーツからPKを決め、フィンレーのスピアーを回避するとプランチャ、リングに戻り、ついにダイビングフットスタンプを命中させるが、ダブルアームを狙うと、フィンレーにコーナーへ押し込まれる。
カラムはニーリフトを連打するが、ハイキックをかわしたフィンレーがワンハンドバックブリーカーからカナディアンバスターで叩きつける。
フィンレーがINTO OBLIVIONを仕掛けるが、逃れたカラムはハイキックはトラースキックを放って、ラリカットからファイヤーボルトを狙うと、切り返したフィンレーがINTO OBLIVIONを決め、コーナーパワーボムからパワーボムへと繋ぐが、カラムがウラカンラナで逆転の3カウントを奪い2勝3敗、まさかの敗戦となったフィンレーはレフェリーに抗議したが受け入れられなかった。
第5試合の3勝1敗同士の辻vsボルチンは、試合開始早々、辻がビッグブーツを放つも、ボルチンはティヘラをキャッチし、 間一髪で逃れた辻が突進を仕掛けるが、ボルチンはケブラド―ラコンヒーロを決め。辻がエルボーの連打で反撃に出るも、ボルチンはボルチンシェイクからボルチンリフト、ボディスラムから 逆エビ固めで捕らえ、辻はロープエスケープする。
辻のエルボー連打をボルチンが一撃で返すが、、串刺し攻撃は辻のフェースバスターで阻止 し、勢いをつけた辻がハリケーンラナでボルチンを場外へ出すと、トペ・スイシーダを命中させる。
リングに戻ると、ボルチンがロープ越しブレーンバスターを狙うも、辻が逆にブレーンバスターで投げ、 串刺しボディアタックはボルチンが受け止めて叩きつけ、2段式リバーススプラッシュを狙うが、辻が剣山で回避する。 突進する辻をボルチンがドロップキックで迎撃し、串刺しボディアタックから再び2段リバーススプラッシュを命中させ、カミカゼを仕掛けるも、辻がロープを掴んで阻止して張り手を浴びせる。
ボルチンの突進を避けた辻が串刺しニーからMARLOWE CRASHを狙う、ボルチンが空中でキャッチして カミカゼを放とうとするも辻が脱出する。ボルチンはジャーマンで投げるが、辻はジーンブラスターで応戦する。
エルボーの打ち合いになると、辻がトラースキック、頭突きから突進して、 ボルチンがこれをキャッチし、カミカゼを決めるがカウント2で返され、ボルチンは再びカミカゼを仕掛けるも、辻が逆さ押さえ込みからニー連打、 ジーンブラスターをボルチンが投げて叩きつけて。ラリアットからボルチンドライバー、そして雪崩式カミカゼを狙うと、辻が抵抗して逃れ、 ボルチンの丸め込みを返した辻がジーンブラスターを炸裂させ、3カウントを奪い4勝1敗とした。
