12月19日 NOAH「STAR NAVIGATION 2024〜TRIPLE SUMMIT〜」後楽園ホール 1205人
(試合内容は実況ポストより)
<第1試合 4WAYタッグマッチ MONDAY MAGIC提供試合 20分1本勝負>
〇ダガ ルイス・マンテ(8分16秒 エビ固め)×Eita タイタス・アレクサンダー
※ディアブロウイングス、あと2チームは佐々木憂流迦&AMAKUSA、丸藤正道&HAYATA
<第2試合 MONDAY MAGIC提供試合 30分1本勝負>
〇彩羽匠 林下詩美 天麗皇希(13分17秒 片エビ固め)愚零斗咲夜 ポジラ ×マイラ・グレース
※ランニングスリー
<第3試合 LIMIT BREAK提供試合 30分1本勝負>
モハメド ヨネ 小峠篤司 〇リーブマスク(6分49秒 エビ固め)大原はじめ 岩本煌史 ×ブラックめんそーれ
※ザ・リーブ・マスク
<第4試合 30分1本勝負>
〇マサ北宮 小田嶋大樹(10分23秒 片エビ固め)征矢学 ×藤田和之
※ダイビングセントーン
<第5試合 30分1本勝負>
〇清宮海斗(8分22秒 片エビ固め)×ヨシ・タツ
※変型シャイニングウィザード
<第6試合 LIMIT BREAK提供試合・シングルマッチ 30分1本勝負>
〇潮崎豪(17分13秒 片エビ固め)×永田裕志
※豪腕ラリアット
<第7試合 NOAHful GIFT 1 30分1本勝負>
アレハンドロ 〇ジュンタクロース(9分7秒 片エビ固め)×大和田侑 杉浦貴
※一本背負い式ファルコンアロー
<第8試合 NOAHful GIFT 2 30分1本勝負>
〇清宮海斗 拳王 トナカイ・フジムラ(14分40秒 片エビ固め)征矢学 ×ツリーマン タダスケ
※変型シャイニングウィザード
今年最後のNOAH本戦は、「LIMIT BREAK」「MANDAY MAGIC」の二つのブランドと合同で開催され、セミとメインで行われた「NOAHful GIFT」では6年ぶりにファンによる抽選でカードが決められた。
セミファイナルではアレハンドロと宮脇純太ならぬジュンタクロースが、杉浦&大和田と対戦し、アレハンドロとジュンタクロースはサンタクロースの衣装で登場。ファンにクリスマスプレゼントを配りながら入場し、会場を盛り上げた。
試合開始はアレハンドロ vs 杉浦の構図。アレハンドロはサンタクロースの衣装のまま挑発的な態度を見せ、杉浦のエルボーを巧みにかわすと旋回式ドロップキックで杉浦を場外へ追い出し、ブーメランフェイントを披露、怒った杉浦が反撃するが、アレハンドロは低空ドロップキックからピンプジュースで突き刺し、掟破りの予選スラムは杉浦が阻止してオリンピック予選スラムを狙うも、アレハンドロも回転エビ固めで切り返す。その攻防の中で、アレハンドロのサンタ帽が脱げると、杉浦がそのサンタ帽をっ被って試合に臨む。
続いてジュンタクロースvs大和田になると、大和田はショルダータックルやドロップキックをで先手を奪うも、その攻防で宮脇もサンタ帽が脱げてしまうと、そのサンタ帽を大和田が被ってジュンタクロースを蹴りつける。
ジュンタクロースは杉浦にミサイルキックを放ち、代わったアレハンドロがスペースローリングエルボーで続き、杉浦のスピアーをかわして場外へ追い出すと、ノータッチトペ・コンヒーロを命中させる。アレハンドロは杉浦のサンタ帽を奪い返し、ブレーンバスターを狙うが、杉浦が前落としで阻止し、再びサンタ帽を奪い取ると、串刺しビッグブーツ、さらに雪崩式ブレーンバスターから逆エビ固めでアレハンドロを追い詰めるが、アレハンドロはロープエスケープする。
代わった大和田は串刺しフライングフォアアームを連発し、ハーフラッチスープレックスやスワンダイブクロスボディーでアレハンドロを攻め込むが、アレハンドロがブーメランフェイントからロープ越しのボディープレスで反撃し、代わったジュンタクロースはエルボーアタックやドロップキックで続くも、大和田がドロップキックから、フィッシャーマンズスープレックスホールドやノーザンライトスープレックスホールドとジュンタクロースを攻める。
ジュンタクロースが大和田にハンマーロックDDTを決めると、杉浦のカットするが、アレハンドロがドロップキックで排除、最後はジュンタクロースが一本背負い式ファルコンアローを決めて、3カウントを奪い。ジュンタクロースとアレハンドロとなる。
メインイベントは清宮&拳王&カイ・フジムラならぬトナカイのALL REBELLIONが、征矢&タダスケ&YO-HEYの金髪家族と対戦、ALL REBELLIONは南側から登場し。拳王はKENTAサイン入りTシャツを着用してリングに上がった拳王は、かつてのKENTAのように丸めてファンに投げ入れる
一方、タダスケはサンタ姿、YO-HEYはクリスマスツリーに扮して「ツリーマン」として登場、リングネームもツリーマンとなるが、ツリーマンは不満げな表情で衣装を脱ぎたがるも、征矢の指示でそのまま試合に臨むことになってしまった。
試合はトナカイ vs サンタでスタート。タダスケがトナカイをパロスペシャルで捕らえ、ツリーマンが記念撮影に入るお茶目な場面も見られたが、トナカイはクロスボディーからリンリンエルボーで反撃する。
続いて清宮 vs 征矢の対戦では、リストロックの応酬が繰り広げられ、征矢は情熱パワーでヘッドロックからショルダータックルで攻め込むが、清宮もショルダータックルで応戦するなど、一進一退の攻防が展開される。
拳王 vs ツリーマンになると、、拳王が挑発的な言葉を浴びせ蹴りを放つが、ツリーマンは「樹」らしく直立不動も。拳王に蹴り倒されると場内からブーイングが飛びかう。
ツリーマンはハリケーン・ラナで反撃を見せて。自棄になったのかツリースーパースペシャルを狙ってコーナーへ上がるも、コスチュームのせいで仕掛けに手間取ると、征矢が焦れてロープを揺らして失敗。ALL REBELLIONが視界の悪いツリーマンを集中攻撃し、リードを奪う。
それでもツリーマンは拳王にジャンピングトラースキックを放って、転がりながら征矢に交代。征矢は拳王に串刺しバックエルボーやブルドッキングヘッドロック、ブレーンバスターで反撃し、拳王はミドルキック、フットスタンプ、ランニングニーで攻勢に出るも、征矢は情熱逆水平で返し、とミドルキックの応酬の末、拳王は輪廻に対し、征矢が弾道で応戦する。
サンタ vs トナカイになると、サンタはマンハッタンドロップからラリアットからサンタコスを脱ぎ、タダスケに戻ってクリスマスらしく赤いタイツ姿に。しかし、トナカイがハリケーン・ラナやトラースキックで反撃し、串刺し攻撃を仕掛けるも、ツリーマンがジャンピングハイキックで迎撃し、金髪家族がトレイン攻撃を見せる。
タダスケがトナカイにブレーンバスターを狙うも、トナカイがブレーンバスターで投げ返し清宮に交代。清宮はエルボーアタックの連打、ブーメランフォアアーム、ミサイルキックで攻め込も、シャイニングウィザードを狙うもツリーマンが立ちはだかったため、急ブレーキがかかり、その隙を突いたタダスケがスピニングトーホールドを繰り出す。
しかし清宮が脱出しジャンピングニーを決めると、タイガースープレックスホールドを決め、さらにトナカイのフライングフォアアーム、拳王のPFSが続き、最後は清宮が変型シャイニングウィザードで3カウントを奪い勝利となった。
2024年のNOAHは良くも悪くも1・2有明アリーナでの丸藤vs飯伏戦から始まったと思う、GHCヘビー選手権より上回る試合になるかと思ったら、飯伏のコンディション不良で超問題作となって、賛否が問われ、飯伏自身のXによる問題投稿もあって、NOAHもドン底に落ちたかと思った。しかし、清宮の時代を迎えることで、元日武道館ではGHCヘビー級選手権が初めてメインに組まれた。NOAHもここまで持ってくるのにどこまで時間をかけたか、やっと理想形になったと思う。稲村は現在NXTのリングで修行中、OZAWAも自己アピール度を高めたことで存在を認めさせた。来年25周年を迎えるNOAHだが少しずつ前へと動き出している。
第6試合のLIMIT BREAK提供試合、潮崎vs新日本プロレスの永田は、グラウンドの攻防で出方を伺うも、ロックアップから永田が押し込み、いきなりビンタを放つ。潮崎はビッグブーツからバックエルボーで反撃し、逆水平チョップを連打。さらに袈裟斬りから逆水平、バックドロップで試合の主導権を奪う。永田がエプロンに逃れるも、潮崎は豪腕ラリアットで場外に落とし、鉄柵に叩きつけて逆水平チョップ。さらにDDTを決め、エプロンにうつ伏せの永田へランニングニーアッパーを浴びせる。
しかし永田は鉄柵へのハンマースルーで反撃し、ビッグブーツを叩き込むとリングへ戻る。潮崎の右腕を狙い、サッカーボールキックやショルダーアームブリーカー、ミドルキックの連打を繰り出し、脇固めで追い詰める。潮崎はロープエスケープするが、永田はさらに右腕へのショルダーアームブリーカーとミドルキックで攻め立てる。
潮崎は頭突きから袈裟斬りで反撃。永田のビッグブーツを耐えてフライングショルダーを決めると、痛めた右腕でマシンガンチョップを浴びせる。永田もエルボーで応戦するが、潮崎は袈裟斬りとフィッシャーマンバスターで攻勢を強める。
潮崎が豪腕ラリアットを狙うが、永田はビッグブーツで迎撃し、脇固めから白目式腕固めで捕らえる。
潮崎がロープエスケープすると、永田はエクスプロイダーからミドルキックの連打。これをキャッチした潮崎が逆水平チョップを連打するも、永田はエルボーとミドルキックで応戦し、雪崩式エクスプロイダーで潮崎を投げ飛ばす。
永田がミドルキックを狙うが、潮崎が豪腕ラリアットで迎撃。さらに雪崩式旋回ブレーンバスターからゴーフラッシャーを決める。
豪腕ラリアットを狙う潮崎に対し、永田はバックドロップで応戦し、両者ダウン。エルボーと逆水平チョップのラリーが展開されると、潮崎が豪ハンマーからローリングエルボーを放つと、永田が大車輪キックで応戦。しかし潮崎が豪腕ラリアットをカウンターで叩き込み、3カウントを奪取して勝利を収めた。
第5試合の清宮vsヨシ・タツは、ヨシ・タツのセコンドにはOZAWAとダガが付き。試合前、OZAWAがファンから清宮の応援ボードを奪い、破り捨てる挑発行為を見せる。これに怒った清宮がOZAWAに気を取られると、背後からヨシ・タツが襲撃を仕掛けて開始。場外戦となり、OZAWAとヨシ・タツが清宮を痛めつける。さらにダガが清宮の首をTシャツで絞める。
リングに戻ると、ヨシ・タツがヒップトスから逆片エビ固めを狙うが、清宮はロープエスケープする。反撃に出た清宮はランニングエルボーを決め、攻勢に出るが、OZAWAが妨害に出ると、ヨシ・タツがトンファーで清宮を殴打し、革靴のままで清宮を踏みつけるなど、荒々しい攻撃を見せる。
清宮は再び反撃すると、ランニングエルボー、バックエルボー、ドロップキックを放つと、場外にいるOZAWAにプランチャを命中させる、さらにマウントエルボーを浴びせる。
リングに戻った清宮は、ヨシ・タツにドラゴンスクリューを決めた後、シャイニングウィザードを決めたが、OZAWAがレフェリーを引きずり出してカウントを阻止する。これに激怒した清宮はOZAWAに襲い掛かるが、OZAWAとダガが清宮を袋叩きにする。さらにリング上で清宮の顔面を舐めるという侮辱的な行為に出る。
OZAWAとダガは清宮にトレイン攻撃を仕掛けるが、この暴挙に怒った拳王率いるALL REBELLIONが駆けつけ、清宮を救出すると、清宮はOZAWAを変型シャイニングウィザードでKOし、続けてヨシ・タツにも変型シャイニングウィザードを決めて清宮が3カウントを奪い、勝利を収めたが、試合後に清宮は彼女がいることを認めつつ、「お前みたいに人を大切にできない奴はファンも大切にできない。俺は1人の彼女も、NOAHファンも大事にするぞ」と元日武道館ではOZAWAの制裁を予告する。
第4試合の征矢&藤田vs北宮&小田嶋は、試合開始直後、藤田との対戦を臨んだ小田嶋が藤田に食って掛かるが、北宮が小田嶋を下げて、征矢 vs 北宮で正式に試合開始。ロックアップから手四つの力比べが始まり、激しいぶつかり合いに発展。征矢がリバーススープレックスで北宮を投げる。
ここで代わった藤田がショルダータックル、串刺しバックエルボーからブレーンバスターと北宮を攻め、ビーストボムを狙うが、北宮がこれをリバースすると。ここで小田嶋が志願の交代。小田嶋は藤田にミサイルキック、ドロップキック、エルボー連打を仕掛けるが、藤田は全て受け流す。さらに小田嶋はビンタを放つと、藤田の一撃で返して小田嶋は大ダメージを負い、リードを奪われてしまう。
長時間捕まった小田嶋は、征矢が弾道を避けて、北宮に交代。北宮は征矢にバックフリップからセントーンを決め、コーナーに押し込んでからブレーンバスターを仕掛けるが、征矢もブレーンバスターで応戦。二人はぶつかり合い、読み合いから征矢がスピアーを繰り出し、デスバレーボムを決める。
ここで小田嶋がカットに入るも、藤田が小田嶋を排除。征矢が弾道を狙うも、北宮がスピアーで迎撃し、パイルドライバーを狙うが、これを征矢がリバース。北宮はラリアットで反撃するも、藤田がカットに入る。
小田嶋は藤田にドロップキックを連発するが、藤田が全て受け流し、ビンタで排除。北宮が征矢にスピアーを決めると、サイトースープレックス、さらにダイビングセントーンを命中させて3カウントを奪った。
ところが、試合後に小田嶋が藤田にサッカーボールキックを浴びせると、激怒した藤田はビンタで小田嶋をKOした。
第1、2試合で行われたMONDAY MAGIC提供試合は、第2試合では女子の試合が行われ、マリーゴールドの詩美&天麗&マーベラスの彩羽が、咲夜&ポジラ&マイラと対戦した。
詩美組はポジラのパワーに圧倒されるも、詩美は咲夜にコウモリ吊り落としを決めて流れを変える。代わった天麗が咲夜に串刺しビッグブーツを連発。さらにカナディアンバスターから170cmプレスを命中させるが、咲夜はソバットで反撃からトラースキックで反撃
ポジラが旋回式スリーパー、咲夜がライオンサルトの援護を得たマイラが彩羽にみちのくドライバーIIを繰り出すが、最後は彩羽がマイラにジャーマンからニールキック、ニーアッパー、ランニングスリーを決め、3カウントを奪った。
第1試合ではEita&タイタス、丸藤&HAYATA、ダガ&DRAGON GATEのマンテ、憂流迦&AMAKUSAの4WAYタッグ戦が行われ、4軍が目まぐるしい攻防を繰り広げるも、憂流迦はタイタスにFAR OUTから中邑真輔を意識して滾りキンシャサを炸裂させる。
またEitaもダガとマンテの同士討ちを誘発させ、仲間割れを起こす。
場外戦になるとマンテは場外のHAYATA、タイタスにトペスイシーダ、AMAKUSAはブエロ・デ・アギラと立続けに命中させれば、丸藤はノータッチトペコンヒーロを命中させる。
しかし、その間にダガがトラースキックからディアブロウイングスでEitaから3カウントを奪い勝利となった。
