12月8日 センダイガールズプロレスリング「女子プロレスBIGSHOW in 仙台」仙台サンプラザホール
(試合内容は実況ポストより)
<第1試合 センダイガールズワールドジュニア選手権試合 30分1本勝負>
【第9代王者】〇ChiChi(9分25秒 片エビ固め)【挑戦者】×YUNA
※バックドロップ
☆ChiChiが初防衛戦
<第2試合 15分1本勝負>
〇愛海(15分46秒 片エビ固め)×ZONES
※ダイビングボディープレス
<第3試合 豪華賞品争奪 時間差バトルロイヤル>
〇高瀬みゆき(オーバー・ザ・トップロープ)×松本浩代
※退場順=鈴木ユラ、アジャコング、黒潮TOKYOジャパン、ウナギ・サヤカ、MICHIKO、水波綾、
<第4試合 20分1本勝負>
〇橋本千紘 優宇(12分17秒 片エビ固め)×岩田美香 Sareee
※バスソイヤー
<第5試合 センダイガールズワールドタッグ選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者組】〇岡優里佳 桃野美桜(12分43秒 オカティカ)【第21代王者組】VENY ×レナ・クロス
☆VENY&レナが2度目の防衛に失敗、モブモブモモバナナが第22代王者組となる
<第6試合 センダイガールズワールド選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者】〇里村明衣子(16分6秒 片エビ固め)【第16代王者】×DASHチサコ
※スコーピオンライジング
☆チサコが初防衛に失敗、里村が第17代王者となる
センダイガールズプロレスリング、年内最後のビックマッチが地元仙台で開催され、メインはセンダイワールド選手権、王者のチサコに里村が挑戦、昼間の全日本プロレス後楽園大会を終えて、すぐ仙台へ駆けつけた和田京平・全日本プロレス名誉レフェリーがレフェリーとして選手権を裁いた。
試合は握手からスタート。ロックアップで始まり、里村が押し込んでブレーク。片手で手四つの状態から里村がローキックで攻勢に転じ、ボディースラムからリストロックを維持したままミドルキックを連打。さらにヘッドロックで捕らえて主導権を握る。
ロープへ振られたチサコはアームホイップからビッグブーツを決め、セカンドコーナーへ飛び乗った里村を場外に落とすと、客席へハンマースルー。リングサイドにテーブルを持ち出したチサコは、フロアで里村にボディースラムを決めた後、イス攻撃を狙うも、和田京平レフェリーから「選手権だぞ!」と注意され断念。テーブルへの攻撃を狙うも、里村がエルボーで抵抗し、リングにチサコをリングに戻すも、チサコはリングに戻ろうとする里村にドロップキックを放つ。
リングに戻ると、。チサコはミサイルキック、スライディングキックと畳みかける。ビッグブーツから串刺し攻撃を狙うが、里村が迎撃しセカンドコーナーからアームホイップを繰り出し、続けてSTFでチサコを捕らえるも、ロープエスケープされる。
里村はミドルキックの連打からハイキックを浴びせ、コーナーに上がると、チサコがビンタで動きを止め、雪崩式ブレーンバスターを敢行。続くダイビングフットスタンプは里村が回避し、エルボースマッシュからハンマースルーで反撃を狙うも、チサコがロケットキックで場外に追い出し、エプロンからのフットスタンプを決めた後、テーブル上に里村を寝かせ、テーブル貫通ホルモンスプラッシュを敢行する。
リングに戻ったチサコはダイビングフットスタンプを連発するがカウント2で返されると、ホルモンスプラッシュを狙うも、里村が剣山で迎撃し、両者ダウン状態。エルボーの応酬の後、里村がソバットからエルボー、チサコはエルボー連打で応戦。さらにビンタから頭突きを決めるが、ビンタをキャッチした里村がDDTから側転ニーを放ち、スリーパーホールドで捕らえ。チサコはロープエスケープし、突進してきた里村をロケットキックで迎撃する。
チサコがコーナーに上がると、里村がオーバーヘッドキックで動きを止め、デスバレーボムからスリーパーホールドで絞め上げる。ロープエスケープするチサコだが、里村のミドルキック連打に追い込まれ、スクリュー式バスソーキックでダウンする。しかし里村のオーバーヘッドキックをガードしたチサコはフットスタンプから十字固めで丸め込む。
だが、里村はブラジリアンハイキック、オーバーヘッドキック、ハイキックと立て続けに浴びせると、デスバレーボムを決め、最後はスコーピオンライジングで3カウントを奪い王座を奪取した。
試合後の里村は「チサコに感謝しかない、団体は自分とチサコだけの時代もあったけど、そこから盛り返されたのはチサコのおかげ、しかし私には意地しかない、引退が迫ってくるのにますます力が湧いてくる、だから負けられなかった、私は宮城県に来て良かったと思います」とアピールすると、そして団体旗揚げのきっかけを作ってくれた新崎人生にも感謝を示す・
里村は「私は諦めない、引退まで最強でいる」とすると、橋本が現れて挑戦表明し、里村は「橋本と対戦するためにチサコに勝った、やりましょう」と3・19代々木での選手権が決定した。
更に里村は「宮城県でセンダイガールズを大きくしたい」とすると、橋本も「後輩たちを引っ張り上げて最強の団体にする」と覚悟を示せば、岩田や愛海、岡、YUNAも現われ、団体を引っ張っていくのは橋本だけでないと覚悟を示す。
そして里村は敗れて退場したチサコを呼び出すと、8・24にゼビオアリーナ仙台進出が発表され、チサコはうちらで満員にしますと里村に約束し、最後は里村が締めくくった。
センダイガールズプロレスリングは2006年に旗揚げしたが、旗揚げメンバーも里村とチサコだけとなり、その二人が激突したが、チサコも厳格な和田京平レフェリーが裁く中で、全てを出し切ったと思う。だが、里村という壁は分厚くて高かった。旗揚げから里村を良く知っているチサコすら、里村を越えることが出来なかった。
そして、橋本千紘が名乗りを挙げたが、二人の対決は6年ぶりなれど、自分の記憶が正しければ、過去の戦績では橋本が連勝していると思う。だが、現在の里村は引退が迫れば迫るほど、引退を抵抗するかのように怪物になっている、おそらくだが、以前の戦績は参考にならないと思う。
センダイガールズプロレスリングは代々木に続いて仙台でも大会場に進出するが、この頃には里村は引退している、だからこそセンダイガールズプロレスリングは大きな賭けに打って出た。里村いなくなっても団体は残った選手で続いて大きくしなければならない、試合後の選手らの覚悟は決意表明でもあるのだ
セミファイナルではセンダイガールズタッグ選手権が行われ、王者組のVENY&レナに、挑戦者組の岡&桃野のボフボフモモバナナが挑戦した。
試合は王者組はダブルブートで岡を捕らえるが、桃野が入ると連係攻撃でモモバナナがVENYを翻弄し。ダブルドロップキックを放つ。しかしレナが入り、王者組がダブルビッグブーツでモモバナナをを場外へ追い出すと、VENYはムーンサルトアタックを命中させて主導権を握る。
リングに戻ると、VENYが岡にドロップキックを叩き込み、続いてレナが旋回式サイドバスターと岡を捕らえる。しかし岡がVENYを丸め込むと、桃野に交代。桃野は王者組のダブルビッグブーツをかわし、VENYをレナめがけてウラカンラナで同士討ちさせる。
さらに桃野は二人まとめてスワンダイブミサイルキックを炸裂させるが、ダイビングクロスボディーはVENYがミサイルキックで迎撃されると、続けてレナと共にダブルリフトアップで叩きつけ、VENYが蹴り上げてからバックスタバーを決める。
交代したレナは失速した桃野にトラースキックを浴びせ、ジャーマンスープレックスを狙うが桃野が逃れて岡にタッチ。岡はレナにミサイルキックを放ち、さらにダイビングクロスボディーと連続ドロップキックで畳みかけ、桃野も加勢し、エプロンからサンドウィッチドロップキックを炸裂させて流れを変える。
岡がトップコーナーに上がるとVENYが動きを止めて、レナが岡を落とすが、突進を岡が脇固めで切り返すもVENYがカット。桃野が介入するもVENYがブファドーラを放ち、レナは岡にニーアッパーを放って、王者組が連係からマジックキラーを決めたが、桃野がカットに入る。
レナが岡を叩きつけようとするが、岡が丸め込み、桃野が入ると、王者組をシザースからドロップキック。岡はレナにメサイアDDTを決めるもオカロックはレナに潰される。
レナはビッグブーツ、みちのくドライバーβ、スライディングラリアットと畳みかけるが、そこで桃野が入ると、レナJKボムを決め、VENYが慌ててカットするが、スピンキックはレナに誤爆してしまう。
それを逃さなかった岡がミスティカ式オカロックことオカティカで3カウントを奪い。モモバナナが新王者組となった。
第1試合のセンダイジュニア選手権、王者のChiChi vs挑戦者YUNAはChiがヘッドロックで応戦するが、YUNAはドロップキックを連発してから、倒れ込みアームバーとChiChiの右腕を徹底的に狙い撃ちする。
ChiChiは串刺しビッグブーツで反撃し、ビッグブーツを連発。さらにボディースラムで流れを変え、キャメルクラッチで捕獲。こめかみを拳でグリグリと圧迫していく。
YUNAは串刺しドロップキックから再びドロップキックを連発し、脇固めで捕らえるが、ChiChiはロープエスケープ。YUNAは右腕へのコードブレイカーを繰り出し、ドロップキックで追撃。再度脇固めを狙うも、ChiChiは逃れてビッグブーツからTボーンスープレックスで投げる。
ChiChiが突進するが、YUNAは丸め込みからダブルチキンウイングへ移行し、腕固めで捕獲も、ChiChiは再びロープエスケープ。YUNAはミサイルキックを連発し、攻勢を続けるが、YUNAのエルボー連打からの突進を、ChiChiがトラースキックで迎撃して。両者ダウンとなる。
ChiChiが突進するが、YUNAがドロップキックで迎撃。しかしChiChiはジャンピングハイキックからスピンキック、さらに卍固めで捕らえると、花より卍へ移行するが、YUNAはロープエスケープも、最後はChiChiがバックドロップで3カウントを奪い、初防衛に成功した。
