12月3日 DRAGON GATE「KING OF GATE 2024」後楽園ホール 1192人
(試合内容は実況ポストより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇JACKY KAMEI 布田龍(7分1秒 JFK)豹 ×柳内大貴
<第2試合 KING OF GATE 2024 決勝トーナメント準決勝① 時間無制限1本勝負>
〇箕浦康太(10分19秒 片エビ固め)×Kzy
※GoldenRose
<第3試合 KING OF GATE 2024 決勝トーナメント準決勝① 時間無制限1本勝負>
〇ドラゴン・ダイヤ(7分25秒 バイブル)×望月成晃
<第4試合 20分1本勝負>
神田裕之 〇ホーホー・ルン(4分59秒 ホーロール)吉田隆司 ×パンチ富永
<第5試合 30分1本勝負>
〇菊田円 ルイス・マンテ 田中良弥(8分4秒 片エビ固め)ウルティモ・ドラゴン ×ドン・フジイ 大鷲透
※ローリングラリアット
<第6試合 30分1本勝負>
ストロングマシーン・J U-T 〇フラミータ(8分51秒 フラムフライ)Ben-K Riiita ×望月ジュニア
<第7試合 45分1本勝負>
KAI ISHIN ジェイソン・リー 帆希 〇加藤良輝(14分43秒 エビ固め)YAMATO B×Bハルク 横須賀ススム Kagetora ×柳内大貴
※Limit Bomb
<第8試合 KING OF GATE 2024 優勝決定戦 時間無制限1本勝負>
箕浦康太〇ドラゴン・ダイヤ(22分23秒 レプテリアンラナ)×箕浦康太
後楽園大会ではKING OF GATE2024の決勝トーナメントが開催され、ベスト4に進出したのはAは箕浦、Bブロックは望月、Cブロックはダイヤ、決勝トーナメント進出決定4WAY戦を制したKzyで、大会前に準決勝のカードを決める公開抽選が行われ、抽選の結果、箕浦vsKzy、望月vsダイヤの組み合わせとなった。
まず2連覇を狙う箕浦vsKzyは、試合開始。ロックアップから箕浦がコーナーへ押し込みブレークを狙うが、Kzyが場外のKAIに気を取られる隙を突いて箕浦が強襲をかける。Kzyはエルボーで反撃しクモガラミに捕らえるが、箕浦はロープエスケープする。
エルボーのラリーになると、Kzyがエルボースマッシュを放つが、箕浦はジャンピングニーで応戦。Kzyが場外へ逃れると、箕浦が鉄柱攻撃からイス盛りへブレーンバスターで試合をリードする。
リングに戻ると、腰を痛めたKzyを箕浦が踏みつけで攻め続け。Kzyは張り手の連打で反撃するも、箕浦はボディーブローを連打。さらにコーナーへのハンマースルーからエルボードロップ、そしてバックドロップを狙うが、Kzyはヘッドロックでこれを阻止。読み合いの末、Kzyがランニングエルボースマッシュからショットガンを放ち、BEAT BOM決める。
KzyがKz.Timeを狙うが、箕浦が阻止して雪崩式を狙うも、Kzyがエルボースマッシュで箕浦を落とす。しかし、箕浦が足を払ってKzyを転落させた後、ガンズからGolden Roseを狙う。これを逃れたKzyはスカイデスクールボーイで丸め込み、ダブルアームDDTからランニングエルボースマッシュを連発。韻波句徒を狙うが、ジェイソンに気を取られると。隙を突いた箕浦が、急所蹴りから鉄板で一撃、最後はGolden Roseで3カウントを奪い、決勝に進出する。
第3試合の望月vsダイヤは、後入場でリングインするする望月に、ダイヤがドロップキックで奇襲を仕掛け試合開始となって、ノータッチトペ・コンヒーロを命中させる。リングに戻ると、ダイヤがストンピングを連打するが、望月がこれをキャッチし張り手を放ち、スピンキックで浴びせる。
望月はダイヤのボディーにサッカーボールキックを連打し、踏みつけでさらに追撃。串刺しソバットからストマックブロックを決め、逆片エビ固めで捕らえ、ダイヤはロープエスケープする。
ダイヤが張り手を連打するも、望月が蹴り倒し、さらにダイヤの串刺し攻撃を踵落としで迎撃。ビッグブーツも狙うが、ダイヤはティヘラから619、その場飛びムーンサルトで反撃する。
ダイヤがDDDDTを狙うが、望月がキャッチしコーナーに押し込むと、一角蹴り、ランニングミドルキック、ツイスターと猛攻をかけるが、カウント2でキックアウトされる。。
望月は串刺しビッグブーツから、読み合いの末にドラゴンスープレックスホールドを決めるも、これもカウント2でキックアウトされる。
望月はミドルキックの連打からランニングミドルキックを狙うが、ダイヤがキャッチして水面蹴りから振り子式DDTで突き刺し、望月が真最強ハイキックを叩き込むと、イリュージョンを狙うが、ダイヤがダブルコークで切り返して、3カウントを奪い、決勝に進出する。
メインで行われた決勝戦、箕浦vsダイヤは、互いに距離を取りながら様子を探ると。ハンマーロックの応酬から、箕浦が足を取る、とダイヤはレッグロックで応戦。箕浦がフロントネックロックからヘッドロックに移行するも、ダイヤはヘッドシザースで切り返し、箕浦はロープエスケープして、場外で呼吸を整える。
箕浦の挑発に乗ったダイヤが近づくと、箕浦が場外に引きずり出し鉄柱攻撃を敢行。さらにリングに戻ると、箕浦のハンマースルーをダイヤがロープワークで翻弄し、アームホイップからドロップキックを放つ。
ダイヤは逆水平チョップを繰り出すが、箕浦はエルボーで応戦、箕浦の突進をダイヤがレッグシザースから619で切り返そうとするも、キャッチした箕浦がバックブリーカーを決め、その後、腰を踏みつけ、腰へエルボー、ストンピングとダイヤの腰を狙い撃ちにする。
箕浦は自身のタンクトップを使いダイヤの首を絞め、顔面を踏みつけると、ダイヤも反撃を試みるが、箕浦がペースを掌握してダイヤの顔面を踏みにじり、ダイヤの反撃も受け流してエルボーを放つ。
箕浦はバックドロップを狙うが、着地したダイヤがドロップキックを決め、箕浦を場外に追い出すと、ラ・ケブラータを狙うが箕浦に足を取られ、場外でボディースラムを食らう。
リングに戻ると、箕浦がダイヤを再び場外に連れ出し、ボディースラムを連発。しかし今度はダイヤが箕浦を逆にボディースラムで投げ返す。
リングに戻ると、箕浦のサミングから串刺し攻撃は、かわしたダイヤが、619をを命中させると、場外の箕浦にラ・ケブラータを命中させ、形勢を逆転。リングに戻り、ソバットや延髄斬り、水面蹴りからその場飛びムーンサルトを繰り出すも、箕浦のラスで叩きつける。
箕浦は串刺しバックエルボー、ランニングニー、ポンベロと畳みかけると、コーナーエクスプロイダーを決め、ダイヤはダウンする。
ダイヤを起こした箕浦が雪崩式攻撃を狙うが、ダイヤは張り手と頭突きで落とすと、ジャンピングハイキックから雪崩式アストロシザース、そしてレプテリアンは、箕浦はパワーボムで叩きつけられても、ダイヤはブレーンバスターで応戦する。エルボーのラリーを経て、ダイヤが逆水平を放つが、箕浦が死角からのボンベロからGolden Roseを狙うが、ダイヤはDDTで切り返しクリオネで突き刺す。
ダイヤがDDDDTを狙うが、キャッチした箕浦R-301を決めると、ダイヤはサムソンクラッチで丸め込み、カサドーラから再びDDDDTを繰り出すもカウント2となる。読み合いの末、箕浦のジャンピングニー連発してガンクを決めるが、カウント2でキックアウトされると、箕浦のGoldenRoseを逃れたダイヤがレプテリアンラナで3カウントを奪い、ドラゴン・ダイヤがKING OF GATE 2024優勝を果たした。
試合後、敗れた箕浦はダイヤに氷嚢を投げつけて、Z-BRATSのメンバーの肩を借りて退場、キングになったことをアピールしたダイヤは、「昨年からタイトルに絡めない状況だったが、新日本プロレスに出てからベルトもとれたし、キングも取れた。」とアピールしたところで、ドリームベルトを持ったYAMATOが現われる。
YAMATOは優勝したダイヤを祝福し、「非の打ち所がないレスラーになった。半年間の活躍には目を見張るものがあった。公式戦で負けたオレがいうのは何だがとドリームゲートへの挑戦者に指名しよう」とダイヤを祝福して称えつつ、挑戦者に指名しようとしたら、ダイヤは「ドリームにはやらず、福岡国際ではブレイブをメインでやる」として挑戦者にYAMATOを指名する。
YAMATOも「80キロもないから大丈夫」だと指名を受けるも、ドリーム王者の権限としてダイヤを挑戦者に指名したことで、12月15日の福岡国際センター大会のメインは、ドリーム&ブレイブのダブルタイトル戦をすることになり、ダイヤも「ブレイブもドリームと対等の位置になった」と誇る、これを受けて斎了GMもダブルタイトル戦を了承して決定する、YAMATOは「奇蹟は1回しか起こらない、俺も背水の陣だ」と挑発。ダイヤも「奇蹟とは言わせない、挑戦者はYAMATO」だと言い放って、YAMATOは退場した。
ダイヤvs箕浦に関しては、箕浦のタンプトップ攻撃以外は、Z-BRATSの介入もなく、ほとんど正攻法、ダイヤだったら介入なしで勝てると思ったのか、それとも同期だからこそ、新日本プロレスへ出場することで成長を遂げたダイヤに正攻法で勝ちかったのか、わからないが、正攻法出来てくれた方がダイヤにとってもありがったかもしれない。
そして、今年最後のビックマッチ、12月15日の福岡国際センター大会はドリーム王座とブレイブ王座のダブルタイトル戦に決まったが、二つの王座でのダブルタイトル戦はDRAGON GATE史上初でもあるが、ドリームはヘビー級、ブレイブはジュニアヘビー級なことから、新日本プロレスなどのメジャー団体にしてみれば、ヘビー級王座とジュニアヘビー級のダブルタイトル戦をやるようなもので、まさしく前代未聞だと思う。
それだけ、ダイヤの活躍がDRAGON GATEからも認められ、それと同時にブレイブの権威を高めたことからこそ実現したダブルタイトル戦であり、今後のプロレス界にも大きな影響を与える可能性高いだろう。
セミファイナルでは12月1日札幌大会からハルクが合流を果たしたYAMATO率いるPARADOXが、体調不良で欠場しているシュン・スカイウォーカーを欠いたZ-BRATSと対戦し、先入場となったPARADOXは新メンバーのハルクを改めて紹介する。
そして、後入場のZ-BRATSは、なんと3月から右膝の負傷で欠場していた加藤良輝が現われ、今大会から復帰すると宣言して、5vs5のタッグマッチへの変更を要求も、PARADOXは土井成樹、ドラゴン・キッドも負傷欠場でいないため、4人しかいない
そこで第1試合に出場していた柳内が登場し「PARADOX側で戦いたい」と志願するが、YAMATOは「4vs4で行う」と主張し譲らない。しかし、同期や先輩に先を越されている悔しさを訴える柳内の熱意に、YAMATOも最終的に折れ、柳内の参戦を認め、試合はZ-BRATSの奇襲開始となって、5vs5の10人タッグマッチへと突入する。
試合序盤、ハルクはKAIにスピンキック、帆希には水車落としからトラースキックを決めて攻勢に出るが、良輝が柳内を場外へ引きずり出し、両軍が場外戦を展開。リング内ではKAIとKagetoraが攻防を繰り広げるも、KAIが場外にKagetoraを連れ出し、さらに良輝が柳内を執拗に痛めつける。
リングに戻ると、良輝がワンハンドスラムでパワーを誇示し、串刺しエルボーで攻撃を加える。Z-BRATSが柳内を捕らえて試合をリードする。しかし、長時間捕まっていた柳内が帆希にコルタバで反撃。ススムとKagetoraが加勢し、KAI&ジェイソンと激しい読み合いを展開。Kagetoraの援護でハルクがISHINにスワンダイブ式ニールキックを炸裂させ、さらに柳内が場外のZ-BRATSにトペ・スイシーダを連発し、形勢を逆転させる。
リング内では、YAMATOが良輝に”絶対投げるぞ”ブレーンバスターを狙うが、良輝がブレーンバスターで投げ返すも、柳内がミサイルキックで割って入り、帆希と逆水平チョップのラリーを繰り広げ、帆希が連打から突進するも、柳内がドロップキックで応戦。YAMATOのgo to HospitalⅡを皮切りに、PARADOXが総攻撃を仕掛け、柳内がメテオラを命中させる。
しかし、突進する柳内に帆希がトラースキックを決め、Z-BRATSがトレイン攻撃で捕らえる。良輝がヘビーレインを放つと、柳内もドロップキックから丸め込うが、良輝のラリアットを食らってしまう。それでも引かない柳内の往復ビンタに対し、良輝はショートレンジラリアットからクレセントバックブリーカーを決めるが、柳内は意地でキックアウする。そこで、良輝はリストクラッチ式シットダウンパワーボムこと新技Limit Bombを決めて3カウントを奪い、Z-BRATSが勝利を収め、試合後も良輝が復帰をアピールした
