8月16日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」有明アリーナ 4558人
(試合内容は実況ポストより)
<第0試合 20分1本勝負>
〇真壁刀義 タイガーマスク 松本達哉(9分48秒 逆エビ固め)嘉藤匠馬 安田優虎 ×ゼイン・ジェイ
<第1試合 20分1本勝負>
海野翔太 上村優也 YOSHI-HASHI エル・デスペラード 〇田口隆祐(8分54秒 横入式エビ固め)タイチ 小島聡 矢野通 ×YOH マスター・ワト
<第2試合 20分1本勝負>
〇ドン・ファレ 高橋裕二郎(4分28秒 片エビ固め)ボルチン・オレッグ ×本間朋晃
※毒針エルボードロップ
<第3試合 20分1本勝負>
グレート・O・カーン 〇カラム・ニューマン ジェイコブ・オースティン・ヤング(9分34秒 片エビ固め)棚橋弘至 エル・ファンタズモ ×村島克哉
※ファイヤーボルト
<第4試合 30分1本勝負>
〇鷹木信悟 永井大貴(6分34秒 WARスペシャル)デビット・フィンレー ×外道
<第5試合 30分1本勝負>
〇SANADA 金丸義信(6分25秒 体固め)×ドリラ・モロニー 石森太二
<第6試合 30分1本勝負>
〇成田蓮 SHO DOUKI(8分30秒 クロス式膝十字固め)大岩陵平 藤田晃生 ×ハートリー・ジャクソン
<第7試合 『G1 CLIMAX 35』準決勝戦 時間無制限1本勝負>
【Aブロック1位】〇EVIL(18分1秒 レフェリーストップ)【Aブロック3位】×辻陽太
<第8試合 『G1 CLIMAX 35』準決勝戦 時間無制限1本勝負>
【Bブロック3位】〇KONOSUKE TAKESHITA(26分46秒 片エビ固め)【Bブロック1位】× ザック・セイバーJr.
※レイジングファイヤー
いよいよ有明アリーナ大会で準決勝を迎えた『G1 CLIMAX 35』、まずゼミファイナルではAブロック1位のEVILがAブロック3位の辻と対戦、辻のセコンドには鷹木信悟と永井大貴が、EVILのセコンドにはディック東郷とドン・ファレが付いた。
試合開始早々、EVILが奇襲を仕掛け、ロープを使ったレッグロックからコーナーホイップへ移るが、串刺し攻撃を仕掛けたところを辻が両脚カーブストンプで迎撃。ティヘラでEVILを場外へ出すと、続くトペ・スイシーダ狙ったが、東郷が辻を場外へ引きずり出して阻止する。
EVILは鉄柵攻撃で調子のバロメーターである、阿部リングアナウンサーごと本部席を破壊。マイクで「お前なんか新日本の顔ではない」と辻を罵倒する。
リングに戻ると、辻がエルボーの連打で反撃。EVILの突進をボディーブローで迎撃するが、ポルペト・スプラッシュは自爆すると、EVILがナガタロック1で捕らえ、辻はロープエスケープする。
EVILは辻の右膝を踏みつけ、串刺し攻撃を仕掛けるが、迎撃した辻のハリケーン・ラナをEVILがパワーボムで叩きつけ。ブレーンバスターを狙うEVILを、辻が逆にブレーンバスターで投げ返し、串刺しボディーアタックからボディースラム、ポルペト・スプラッシュを決め、張り手を連打する。
辻は張り手を狙うが、許しを請うたEVILがサミングを浴びせると、再び場外戦を仕掛けて。EVILは鉄柵に叩きつけて調子のバロメーターである本部席を破壊し、ラリアットを放って客席へ出し、辻も鉄柵を跨いだところで、辻に東郷が鉄柵をを蹴り上げ、急所攻撃を浴びせる。
リングに戻ると、EVILが剥き出しコーナーへホイップし、フィッシャーマン・バスターからスコーピオン・デスロックで捕らえるが、辻は必死でロープエスケープすると。ダークネス・フォールズは逃れた辻は陽太コンボからカーブストンプを決める。
辻は雪崩式スパニッシュフライを決めるとオレンジクラッシュを決め、ジーン・ブラスターを狙ったったが浅見レフェリーに誤爆してしまう。
東郷とファレが乱入し、ファレの串刺しボディーアタック、東郷のパイプカットを受けるが、鷹木と永井が救出に駆けつけ東郷とファレに急所打ちから、辻はEVILにも急所打ちを浴びせる。
その隙に佐藤健太レフェリーがサブに入ると、辻はEVILに二段式串刺しニーからMARLOWE CRASH、そしてジーン・ブラスターを仕掛けるが、EVILが裏EVILで切り返そうとすると、切り返した辻がカーブストンプでを浴びせ、EVILの”EVIL”も切り返してジャンボ・スープレックスで投げて、ゲレーロ・スペシャルを狙う。
ところがファレが乱入し、バットラック・フォールで叩きつけると。EVILがスコーピオン・デスロックを極めるが、辻が既に失神したため試合はストップ、EVILが初の決勝進出を決めた。
メインイベントのBブロック1位のザックvs3位のTAKESHITAは、試合開始からザックが早速グラウンドでハンマーロックを決めて押さえ込み、四つん這いのTAKESHITAの左手を踏みつけ、右腕を捻り上げてサーフボードストレッチ捕らえ、TAKESHITAが切り返すとザックは逃れる。
ザックがヘッドロックを仕掛け、ロープへ振ったTAKESHITAにビッグブーツを放つが、TAKESHITAはエルボーで反撃し、ショルダータックルからザックのバックを奪うと、両腕をクロスして絞め上げ、。ザックが抵抗するもTAKESHITAは緩めず、背後から両腕でザックの顔面を殴打する。
TAKESHITAがエルボーを狙うが、ザックはロープ越しに腕十字で逆襲し、右腕を折りたたみストンピング、エルボースマッシュで右腕を集中攻撃。指を折り曲げてアームロックを極めるが、TAKESHITAがロープエスケープする。
TAKESHITAがエプロンへ逃れるが、ザックは追いかけて右腕をストンピング。エプロンからのサッカーボールキックは、TAKESHITAがキャッチし、場外へDDTで突き刺す。
リングに戻り、TAKESHITAがビッグブーツからジャーマン、さらにビッグブーツからTAKESHITAラインを放つと、串刺しビッグブーツは避けたザックが左脚へローキック。ロープにTAKESHITAの左膝を急角度で固定し、拷問式逆片エビで捻り上げ、ストンピングで左膝を徹底攻撃する。
エルボーの打ち合いでザックがエルボースマッシュで優位に立って。ミドルキックを放つが、TAKESHITAが弾丸を越えたエルボーを放ち、 左右連続エルボーからジャンピングニー、エクスプロイダーを連発する。
TAKESHITAは弾丸を越えたエルボーを狙うが、ザックが飛びつき腕十字で捕らえる。立ち上がったTAKESHITAがストンピングで脱出し、突進するザックにブルーサンダーを仕掛けるも、ザックが切り返して裏十字から腕十字へ。TAKESHITAが立ち上がると、ザックは素早くアンクルホールドに移行しアンクルロックを極めるが、TAKESHITAがロープエスケープする。
ザックがエルボースマッシュを連打に対し、TAKESHITAは逆さ押さえ込みから弾丸を越えたエルボーを浴びせ、読み合いから掟破りのザックドライバーを決める。
TAKESHITAはワガママを狙うが、ザックが横十字で丸め込み、TAKESHITAの人でなしドライバーも、切り返したTAKESHITAがヨーロピアンクラッチ、ビッグブーツからジャパニーズレッグロールクラッチを狙うが、TAKESHITAがジャーマンで投げ飛ばす。
TAKESHITAがロールスルーからリバースブレーンバスター、そしてレイジングファイヤーはザックが回避し、セイバードライバーから裏十字で捕らえ、TAKESHITAが必死にロープエスケープする。
ザックのミドルキック連打に対し、TAKESHITAが後転しながらラリアットで返すと、エルボーの打ち合いでザックがローキック、TAKESHITAが弾丸を越えたエルボーを放つと、ザックはビンタで応戦、 今成ロールを仕掛けるが、TAKESHITAが弾丸を越えたエルボーで逃れる。
TAKESHITAは雪崩式を狙い、ザックが腕固めを狙うが、TAKESHITAは雪崩式旋回垂直落下DDT突き刺すとワガママからレイジングファイヤーで3カウントを奪い、決勝に進出する
試合後はEVILがHouse of toutureを従えて登場しリングを取り囲むがEVILはTAKESHITAを睨みつけるだけでHouse of toutureと共に退場、マイクを持ったTAKESHITAが「おめえら、俺から言いてえことは一つだけだ。俺を見とけ。面白くしてやるからよ。フロム・ジ・アルファ!」で締めくくった。
TAKESHITAの雪崩式旋回垂直落下DDTはおそらく、エル・ジェネリコ(サミ・ゼイン)のBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を狙ったものが失敗、ところが失敗が成功の基になったのか雪崩式レイジングファイヤーとなってしまったようだ。優勝決定戦はEVILvsTAKESHITAになったが、ともに初進出、EVILは10回目でやっと進出となるが、今のEVILは例え、ブーイングを浴びようが、暴動が起きようが自分のやり方をとことん貫いており、それが覚悟となって現れている、それが辻に勝った要因で、それだけ中途半端な覚悟では望んでいないことを試合で示した。そのEVILをTAKESHITAが破ることが出来るか、今年のG1は覚悟がテーマになりそうだ
