6月24日 新日本プロレス「”DEATH PAIN” invitacional supported by ROLLING CRADLE」後楽園ホール 1481人札止め
(試合内容は実況ポストより)
<第0試合 15分1本勝負>
〇田口隆祐 マスター・ワト 村島克哉 永井大貴(10分38秒 オーマイ&ガーアンクル)高岩竜一 GENTARO 拳剛 ×ドラゴン・リブレ
<第1試合 20分1本勝負>
〇佐々木貴 マンモス佐々木(8分41秒 片エビ固め)石森太二 ×外道
※Dガイスト
<第2試合 20分1本勝負>
〇藤田晃生(9分50秒 ネ申スペシャル)×政岡純
<第3試合 ハードコアルール 30分1本勝負>
〇竹田誠志 吹本賢児(17分25秒 片エビ固め)×山下りな X=鈴季すず
※リバースUクラッシュ
<第4試合 30分本勝負>
ボルチン・オレッグ 〇杉浦透(9分20秒 片エビ固め)矢野通 ×平田智也
※スフィスドライバー
<第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 蛍光灯&ガラスボード+αデスマッチーI’m so glad I met youー 60分1本勝負>
【第98代王者】〇エル・デスペラード(29分31秒 体固め)【挑戦者】×葛西純
※ピンチェロコ
☆デスペラードが6度目の防衛に成功
新日本プロレス後楽園ホール大会のメインはIWGPジュニアヘビー級選手権が行われ。王者デスペラードにFREEDOMSの葛西が挑戦するも、試合形式は選手権史上初のデスマッチとなり、ロープ二面には蛍光灯が吊るされ、対角コーナーにはガラスボード、場外ではイスの城が設置された。
葛西は薔薇を添えた蛍光灯ボードを場外のイスの城へセット。デスペラードは純白のマスクとコスチューム、有刺鉄線十字架ボードを持参。そして棚橋弘至が社長としてIWGPジュニアヘビー級選手権試合宣言を読み上げ、立会人として本部席で見守ることになった。
開始からロックアップになって距離を置くと。腕の取り合いから葛西はヘッドロックと慎重な立ち上がりとなるが、突如ヘッドロックを外した葛西は「ラストシングルだから大人しくしていいのか」と挑発し、互いに蛍光灯を手にすると殴打を狙うが、デスペラードに蛍光灯を奪った葛西が2本の蛍光灯でデスペラードを殴打。有刺鉄線十字架ボードへハンマースルーから、有刺鉄線が刺さったままデスペラードの背中へイスで滅多打ちにする。
葛西は蛍光灯で殴打から切っ先でデスペラードの頭部をえぐり、ガラスボードへのハンマースルーを仕掛けるが、デスペラードが切り返してバックドロップで投げ、ロープの蛍光灯へハンマースルー、蛍光灯の切っ先で葛西の額を斬り刻む。
場外戦になると、棚橋社長の前でエルボーのラリーからデスペラードがサミング。ナックルパートからリングに戻ると、葛西が延髄斬りからDDTそしてガラスボードを斜めにセットすると、ガラスボードへブレーンバスターを仕掛けるがデスペラードが切り返す。しかし葛西はガラスボードへ河津掛けでクラッシュさせる。
葛西は粉々になったガラスの破片にデスペラードの顔面を叩きつけると、ガラスの破片でデスペラードの額に切り刻み、マットに蛍光灯をセット。抵抗するデスペラードを蛍光灯で殴打、さらに蛍光灯束へブレーンバスターを狙うが、逃れたデスペラードは蛍光灯束へスパインバスターで叩きつける。
デスペラードは串刺しラリアットから蛍光灯束めがけてブレーンバスターでクラッシュさせ、リング下から蛍光灯イスを持ち出し、ギター・ラ・デアンヘルを仕掛けるが切り返された葛西は頭突きから突進すると、デスペラードは蛍光灯イスで迎撃してからギター・ラ・デアンヘルを決める。
デスペラードは葛西に蛍光灯束をセットするとマッドスプラッシュを狙うが自爆し、その隙に葛西が蛍光灯束を持って突撃をかけてクラッシュさせ、イスを6脚セットして、その上へガラスボードもセットすると、雪崩式ブレーンバスターを狙うが、デスペラードが下からすり抜けて体を入れ替える。ガラスボードへ雪崩式を仕掛けるところを葛西が頭突きで阻止し、逆にガラスボードへ雪崩式リバースカナディアンデストロイヤーでクラッシュさせる。
葛西は往復ラリアットを放つがカウント2で返され、、ラリアットでデスペラードをエプロンへ出すと三角飛びラリアットからリングに戻ると、デスペラードのジャーマンに対し葛西はラリアットで応戦し垂直落下式リバースタイガードライバーを決めるがカウント2で返される。
葛西はラダーを持ち出すと、ラダーからパールハーバースプラッシュを狙うが、起きたデスペラードが追いかけてラダー上でエルボーのラリー。葛西は竹串を取り出すが奪ったデスペラードが竹串を葛西に刺すと、場外の薔薇蛍光灯ボードへ葛西を落としてクラッシュさせる。
大ダメージの葛西が必死でリングに戻ると、デスペラードが往復式スピアーからピンチェロコを決めるがカウント2で返され。デスペラードはリバースタイガードライバーからピンチェロコを狙うが、切り返した葛西がエルボーを連打から掟破りのピンチェロコを決めるも、カウント2で返される。
葛西は蛍光灯を割って切っ先で自分の体を切り刻むと、デスペラードにキスから垂直落下式リバースタイガードライバーはカウント2で返され。葛西はデスペラードに蛍光灯束を置くと、ラダーからパールハーバースプラッシュを命中させるが、カバーが遅れてカウント2で返される。
エルボーのラリーになると、デスペラードは脛キックからエルボー、頭突きのラリーでデスペラードが崩れると、スティミュレイションからクロスアーム式スティミュレイションはを決めるがカウント2で返される。
葛西は蛍光灯束にクロスアーム式スティミュレイションを狙うが、デスペラードは蛍光灯束へデュードバスターで突き刺し。互いに蛍光灯に頭突きで気合を入れると、デスペラードはエルボーを連からリバースタイガードライバー、ピンチェロコはカウント2で返されても、垂直落下式リバースタイガードライバーからピンチェロコで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後のデスペラードはマイクで「葛西さん、これが、死んでもいい覚悟を捨てて、強くなったエル・デスペラードです。いろんなところでしゃべってきたあれだけど…(涙)、自分はやっぱり、マインドが弱くて、結構人と比べて、やっぱり帰ってきてからすぐヒロムがビッグオーバーしてても自分は何やってるんだろうって。比べたってしょうがないかもしんないけど、このリングで闘ってる以上、ベルト取るとか、いいとこで勝つとか、大事な試合組まれるとかってすげえ大事で、自分にはそれがずっとなくて、でもなんでアイツばっかりってそういうことは思ってなかったんです。でもやっぱり、オレじゃダメなんだなって勝手にあきらめてて、葛西さんとやらせていただくとき、初めてのシングルのときはアゴぶち折れて、それでスーパージュニア出れなくなっても、まあどうせ、オレ今出たところで決勝も行かねえし、すげえ相手に勝つこともねえし、出たってしょうがねえかなみたいな考えがあって、代々木第二でやったときは、精神ボロボロで終わったらもう飯食わなくてこのまま死んでもいいやって、冗談抜きで思ってたんです。でもあんときに、生きたくても生きれないヤツがごまんといる中でプロレスできてるって、すげえ幸せなんだって、死んでもいい覚悟なんか捨てろって、そう言われてから、今日、タイトルマッチで葛西さん相手に防衛するまにでなりました」本当に、本当にありがとうございました!」とデスペラードは両手をつき頭を下げる。
葛西も座礼で返すとマイクでデスペ氏よ、オマエだけじゃねえぜ。年齢も、キャリアも、オマエの方がずいぶんと下だけどよ、オレっちはよ、オマエみたいな、強くて漢気のある男になりたいと思って、30、40過ぎて、50手前になっても、今日よりもあした強くなりたいと思って、オマエと出会えたから、今日、ここまで来れました。デスペ氏、オマエにはよ、いい意味で人生狂わされちまったよ。今日がラストシングル、終わっちまったな。今日という日が待ち遠しくて、今日という日が来なければいいなと思って、でも、終わっちまったな…(涙)。オレっちはよ、オマエと出会ってから、強くなりてえと思ってずっと生きてきたんだよ! オマエともうサシでやり合えないって、あしたから心の中にぽっかり穴が開いて、強くなる気も失せて、どうやって生きていったらいいんだよ!(涙)。デスペ氏、最初で最後のオレっちのワガママ聞いてもらっていいか? 葛西純の全盛期は10年後だ。オマエの10年後、今日よりももっともっとオマエも強くなってるだろ?(リングに置かれていた赤い封筒を拾いあげ)デスペ氏よ、これがなんだかわかるか? デス・ペイン・インビⅡ、2035年、後楽園大会の、招待状だー!それまで、シングルは封印だ。受け取れ。
デスペ「デスペが招待状を受け取るおかしいな、防衛したのはオレなのに、すごく負けた気がします。10年後、もっかい、シングルマッチ、やりましょう(笑)。でも、せっかく10年も寝かすんだし、こんなカッコイイもんもらってるんだからさ、会場にいるお客さんたち、これ、あんたたちももらったと思ってくれよ。10年後、ここだぞ。解説、あんたたちもだ。途中で引退とかしないでよ。スタッフも全員そろえて。社長、10年後、社長ですか? まあクビになってなきゃ社長なんだろうな。じゃあ10年後、またお会いしましょう」で締めくくった。
デスペラードにとって葛西純、そしてデスマッチと出会えたのは運命で、出会わなければ、どこかでプロレスというものを投げていたのかもしれない、また葛西純も50歳で引退を考えておかしくない年齢、しかしデスペラードに出会ってから、燃え尽きかけた葛西のレスラー人生を再燃させることが出来た。その二人が10年後、もう1度やると約束し合った。それまで自分たちは生き抜いてプロレスを続けてやるという証であり、再会を約束し合った。その二人が10年後再会し合った時、どんなプロレスをしているか楽しみにしたいと思う。
セミファイナルのボルチン&杉浦vs矢野&平田が、矢野vs杉浦になると、互いに「トオルコール」で煽り合う中、矢野が崇コーナーを作って、コーナーパットで殴打も、、杉浦がドロップキックで返し、矢野のハンマースルーに対し、杉浦はトップコーナーから旋回式クロスボディーを決め、ここからボルチン組が矢野を捕らえて試合をリードする。
矢野がボルチンを崇コーナーに直撃させると、平田がボルチンにスピアーを決め、杉浦を場外排除してから平田のトペ・スイシーダが命中、平田がリングに戻りボルチンに串刺しボディーアタック、リバーススプラッシュからラリアット連発で攻勢をかける。
ボルチンが平田にラリアットで反撃し、串刺しボディーアタックからボルチンシェイク、ボルチンリフトで投げ切る。
代わった杉浦が平田にスワンダイブ・フォアアームを放ち、ボルチンの援護でスワンダイブ・ボディープレスで追撃する。
しかし矢野が杉浦とボルチンが同士討ちにさせると、平田が杉浦にラリアットからアバランシュホールドを決めるも、ムーンサルトプレスは自爆。最後はボルチンのドロップキック援護を受けた杉浦がスウィフトドライバーで平田から3カウントを奪い勝利となる。
第3試合の竹田&吹本vs山下&Xは、山下の用意したXとしてスターダムの鈴季鈴が登場してMi Vida Lokaで竹田&吹本に挑む
Mi Vida Locaが奇襲で試合開始、山下はキーボード、吹本は空き缶バットを持ち出して殴り合いは、吹本が優勢となり、輪切りにした空き缶を山下の額に刺す。
竹田vs鈴季すずになると、イスを使ったチャンバラは竹田が圧倒するも、イスを持った竹田に鈴季すずがドロップキックを決める。竹田をイスで埋めると、山下と共にイスで滅多打ち。さらに輪切り空き缶で竹田の額を刺す。
竹田は鈴季すずにニーリフトからテーブル目掛けて叩きつけ、ハサミで鈴季すずをメッタ刺しにして更に切り刻むめば、吹本は簀の子ボードとイスでフルスイングするなど、鈴季すずを捕らえて試合をリードする。
長時間捕まった鈴季すずはイス盛りへ吹本をブレーンバスターで投げると、代わった山下は吹本の股間にイスをセットし、もう一脚のイスでフルスイングし、ビンタで挑発すると怒った吹本がビンタ返し、山下もビンタでラリーになると、山下はトラースキックからラリアットを放つ。
山下が空き缶が入った買い物かごをカートにセットして突進するも、吹本にラリアットで迎撃されるが、山下は買い物かごへ吹本をブレーンバスターで投げる。代わった鈴季すずが竹田にビッグブーツからイスをセットし、場外からドロップキック。リングに戻ると、竹田にイスを投げ渡した鈴季すずがミサイルキックを炸裂させる。
鈴季すずはステープラーで竹田の顔や舌に紙を張り付けるが、却って気合が入った竹田はジョン・ウーからランニングニーで反撃、鈴季すずをイスにめがけてロックボトムで叩きつけ、、スーパーファミコン本体の上へ雪崩式攻撃を狙うが、逃れた鈴季すずが竹田の尻にステープラーを刺してから、スーパーファミコンへパワーボムで叩きつける。ジャーマン・スープレックスの応酬から竹田がロッキンポに対し、鈴季すずはテキーラショットで応戦する。
代わった山下がイス盛りへデュード・バスターを決めるが、吹本がカートをぶつけてカット、トレイン攻撃の後、吹本がパワーボムから山下をイスで埋めると、竹田がスワントーンボムを命中させる。
竹田はUクラッシュを狙うが、切り返した山下がイス盛りへインプラントから、イス盛りへスプラッシュマウンテンを仕掛けるも、竹田が回避して山下にイスでフルスイング、吹本は鈴季すずをパッケージドライバーで排除すると、竹田が山下に顔面整形からUクラッシュ、リバースUクラッシュで3カウントを奪いとなる。
第2試合の藤田vs政岡は、グラウンドの攻防からロックアップで藤田が押し込むと、政岡がビンタを浴びせ。、藤田のエルボーに対して政岡もエルボーで返してラリー。政岡がサミングからヘッドロック、藤田の髪を掴んで倒し。フェイント式ヒールキック、フェースクラッシャーからドロップキックで先手を奪う。
政岡はサミングから串刺し攻撃を仕掛けるが、ジャンプして避けた藤田がサミングから逆水平を連打、サッカーボールキックと試合の流れを変え、逆エビ固めで捕らえるも、政岡がロープエスケープする。藤田は串刺し攻撃を狙うが、迎撃した政岡がミサイルキック。セカンドロープに藤田をセットして場外からドロップキック、串刺しドロップキック、足蹴にして藤田を挑発する。
政岡はビッグブーツを連打から低空ドロップキック、サミングと攻めるが、読み合いから藤田がスワンダイブミサイルキックを命中させ、張り手のラリーからソバット、Abandon Hopeを仕掛けるが、レフェリーを利用して逃れた政岡が急所蹴りからトラースキック。連続カバーで藤田のスタミナを奪いAmbitiousを狙うが、逃れた藤田がジャーマンで投げる。
政岡はトラースキックを連打を浴びせるが、エルボーのラリーで藤田が逆水平で返し、政岡がビッグブーツから2トラップで丸め込むも、返した藤田がレッグシザースからネ申スペシャルを決め、政岡はたまらずタップアウトで勝利となる。
第1試合の石森&外道のWARDOGSvs貴&マンモスのダブル佐々木は、WARDOGSが貴を捕らえて先手を奪うが、貴は石森にジャンピングハイキック、外道の顎髭をむしってジャンピングハイキックで反撃。代わったマンモスがWARDOGSをまとめてショルダータックル、石森にマシンガンチョップからラリアットを放つ。
マンモスは石森にチョークスラムを狙ったが、石森はアームホイップで切り返すと、サミングからハンドスプリングレッグラリアットを放ち、代わった外道が貴にサミングからチンクラッシャー、トラースキックは阻止した貴がソバットからトラースキック。雪崩式ブレーンバスターで投げ、地団駄ラリアットが避けた外道が急所蹴りから本家外道クラッチも、マンモスがブレーンバスターでカットする。
貴のDガイストを狙うが。外道がレフェリーとマンモスを交錯させて阻止するが、マンモスが外道にマンモスホームランでかっ飛ばすと、貴がDガイストで3カウントを奪い勝利となった。
