5月17日 全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル2025」大田区総合体育館 2280人
(試合内容は実況ポストより)
<第0試合 10分1本勝負>
〇長尾一大心(6分1秒 逆エビ固め)×小藤将太
<第1試合 チャンピオン・カーニバル 優勝者決定トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
【Aブロック2位】〇宮原健斗(9分53秒 横十字固め)【Bブロック1位】×本田竜輝
<第2試合 チャンピオン・カーニバル 優勝者決定トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
【Bブロック2位】〇斉藤レイ(1分49秒 KO)【Aブロック1位】×鈴木秀樹
<第3試合 30分1本勝負>
真霜拳號 〇菊田円 近藤修司 立花誠吾(9分30秒 体固め)デイビーボーイ・スミスJr. 綾部蓮 青柳亮生 ×井上凌
※ローリングラリアット
<第4試合 阿部史典デビュー10周年記念試合 全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者組】〇大森北斗 羆嵐 吉田隆司(15分35秒 体固め)【第10代王者組】×青柳優馬 阿部史典 佐藤光留
※ナルシストプレス
☆バカの時代が4度目の防衛に失敗、北斗軍が第11代王者組となる
<第5試合 30分1本勝負>
芦野祥太郎 〇ザイオン 田村男児(11分3秒 片エビ固め)斉藤ジュン ”ミスター斉藤”土井成樹 ×ゼニョール斉藤
※ザイオンスピアー
<第6試合 アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第125代王者組】安齋勇馬 〇ライジングHAYATO(16分36秒 片エビ固め)【挑戦者組】マイク・D・ベッキオ ×エーグル・ブラン
※シドヴィシャス
☆安齋&HAYATOが6度目の防衛に成功
<第7試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇吉岡世起(26分46秒 片エビ固め)【第70代王者】×MUSASHI
※クラッシュドライバー
☆MUSASHIが3度目の防衛に失敗、吉岡が第71代王者となる
<第8試合 チャンピオン・カーニバル 優勝者決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇斉藤レイ(24分22秒 体固め)×宮原健斗
※BBQボム
☆レイがチャンピオンカーニバル2025を優勝
全日本プロレスの春の祭典、「チャンピオンカーニバル2025」の準決勝、決勝戦が行われ。ベスト4に進出したのはAブロックからは鈴木秀樹と宮原、Bブロックからは本田とレイが進出した。
まず準決勝第1試合の宮原vs本田は、ロックアップから本田が押し込みブレーク。バックの奪い合いから宮原がリストロックを仕掛けるが、本田が切り返し。宮原はヘッドロックを狙うも、本田はヘッドシザース切り返す。
宮原が再びヘッドロックを仕掛け、ロープへ振った本田にビックブーツを放ち、場外戦へ移ると、鉄柵へハンマースルーを狙う宮原に対し、本田はショルダータックルで反撃。首筋へエルボーを連打し、鉄柵を使った反則攻撃で1・2・3・4とリズムをつける。
本田はさらにエルボーを連打し、鉄柵に宮原を叩きつけるが、突進したところを宮原が鉄柵へギロチンホイップで逆転。頭突きの連打で流れを変える。
リングに戻ると、宮原がビックブーツからブレーンバスターを狙うが、本田がブレーンバスターで投げ返し、エルボーを連打。串刺しラリアットからスパインバスターと畳みかける。
本田は串刺し攻撃を狙うが、宮原が迎撃してエルボーのラリーになり、宮原のビックブーツに対し、本田はスピアーで応戦すると、ラリアットを避けた宮原がシャットダウンスープレックスを仕掛け、本田が逃れてブラックアウトを狙う宮原に左右エルボーからランニングエルボーを叩き込む。
宮原のビックブーツを回避した本田がラリアットを決め、ファイナルベントを狙うも宮原が逃れると、逆にブラックアウトを決め、本田が丸め込むと、宮原が十字固めで3カウントを奪い、宮原が決勝に進出し、2連覇に王手をかける。
準決勝第2試合の鈴木秀樹vs斉藤レイは、鈴木秀樹がリングインするなりレイにエルボーからスリーパーを仕掛けるが、まだ開始のゴングが鳴っていないため和田京平レフェリーが止めに入り、鈴木秀樹に注意が与えられる。
試合開始となると、怒りを露わにしたレイが突っ張りを連打を浴びせ、鈴木秀樹もエルボーで応戦するが、差し合いからグラウンドの攻防に移行するも、レイがビンタのラッシュで主導権を握り、コーナーに鈴木を押し込むとビンタの連打で。鈴木秀樹がダウンし、和田京平レフェリーがダウンカウントを数えても鈴木秀樹が立ち上がれないためカウント10で試合終了。斉藤レイのKO勝ちで決勝に進出する。
メインイベントでは決勝戦が行われレイと宮原が対戦した。
ロックアップでレイが押し込みブレーク。ロックアップで宮原がヘッドロック。ロープへ振ったレイとぶつかり合いになり、宮原がドロップダウンからビッグブーツも、レイはショルダータックルで応戦する。
場外戦でレイが鉄柵へハンマースルーを連発すると、ハンマーを降ろし、宮原の首元を踏みつけ、ファンから渡された宮原タオルで首を絞めると宮原の汗を拭いてファンに返す。しかし、ショルダータックルは鉄柱に誤爆する。
宮原は鉄柱を利用したアームロック、ハンマーロックのまま鉄柱に直撃させ、ショルダーアームブリーカー、右腕を蹴り上げるなどして右腕を狙い撃ちにする。しかし、レイは逆水平を連打で反撃すると、鉄柱にもたれた宮原にショルダータックルを浴びせる。
リングに戻ると、宮原を踏みつけたレイは、起き上がり小法師逆水平、ダブルチョップを放って、宮原に全体重を浴びせ、ヒップドロップを落とす。
レイはハンマースルーをするが、宮原が低空ドロップキックから側頭部へドロップキックを放ち、串刺しフライングフォアアームからボディースラムはレイが浴びせ倒す。
レイはスリーパーで絞めあげると、宮原はロープエスケープ。レイは雪崩式ブレーンバスターで投げ、逆水平からブレーンバスター狙いは、宮原がブレーンバスターで投げ返す。
宮原はエルボーを連打。レイは逆水平で返し、宮原の連打を受けきったレイはダブルチョップも、宮原はスネークリミットで捕らえ、レイは必死でロープエスケープする。
宮原は側頭部へブラックアウトに対し、レイはチョークスラムで叩きつけ、BBQボムは宮原が回転エビ固め出丸め込み、クロスボディーを避けた宮原がラ・マヒストラル、ジャーマンからブラックアウトを放つ。
宮原はシャットダウンスープレックスを狙うが、逃れたレイがビンタからクロスボディー、BBQボムが決まったがカウント2で返される。
レイはアイスバインを狙うと、避けた宮原がブラックアウトを放ち、レイのビンタも受けきってブラックアウトを放つ。宮原 ブラックアウトからシャットダウンスープレックスを狙うが、レイが逃れてアイスバインを連発、カウント2で返されても レイはBBQボムで3カウントを奪い、 斉藤レイが優勝を果たした。
試合後のレイは実況席で解説をしていたジュンを呼び出し、三冠ヘビー級王座に挑戦を表明すると、ジュンも受諾して6月1日の宮城大会での三冠戦が決定、最後はレイが缶ビールで乾杯のあと、全日本プロレスDOOMで「チャンピオンカーニバル2025」を締めくくった。
試合内容的にはレイのパワーの前に宮原がなかなかリードが奪えず、後半から終盤にかけて追い上げたが、レイのパワーの前に押し切られた。宮原にしても三冠戦で兄のジュンに続き、レイにも敗れたことで、SAITOBROTHERSでのシングルでの強さというものをひしひしと痛感していたと思う。
そしてジュンvsレイの対決が三冠ヘビー選手権という形で実現が決まったが、全日本プロレスではインターナショナルヘビー級選手権でドリー・ファンク・ジュニアvsテリー・ファンク、世界ジュニアヘビー級選手権でジョー・マレンコvsディーン・マレンコの兄弟同士の選手権が実現したが、三冠戦では初めてになる、今の全日本プロレスの中心はSAITOBROTHERSといっても過言ではない、そのSAITOBROTHERSが全日本プロレスに新しい1ページを記そうとしている。
セミファイナルでは世界ジュニアヘビー級選手権が行われ、王者のMUSASHIに相棒の吉岡が挑戦、両者の対戦は3月29日 後楽園で行われる予定だったが、MUSASHIが急性胃腸炎で欠場したため、今大会にスライドで行われることになった。
開始からエルボーのラリーから、読み合いになると、MUSASHIがアームホイップ、バックエルボーから吉岡を場外へ出すが、リングに戻った吉岡がシングルレッグキックでMUSASHIを場外へ出すと、ケブラータがMUSASHIを阻止し、場外でもエルボーのラリーを繰り広げる。
リングに戻ると、エルボーのラリーを制したMUSASHIはスワンダイブを仕掛けるが、吉岡がジャンピングハイキックで阻止。エプロンでカーブストンプを敢行する。
リングに戻ると、顔面を強打したMUSASHIに吉岡がサッカーボールキック、DDTで突き刺しナガタロックⅡで捕らえるが、MUSASHIはロープエスケープ。MUSASHIはエルボーを連打するも、吉岡がガットショット。ハンマースルーを切り返したMUSASHIがバックドロップ、読み合いから低空ドロップキック、吉岡の腰へフットスタンプ、ドロップキックで流れを変える。
MUSASHIはレッグシザースで吉岡をセカンドロープへセットすると、フットスタンプからボディープレスを投下、ファルコンアローを逃れた吉岡はビックブーツ、ミドルキックからシザースキックを浴びせ、場外のMUSASHIにケブラータを命中させる。
リングに戻ると、吉岡は串刺しジャンピングニーからサッカーボールキック、PKを放ち、ニーアッパーからミスティカを仕掛けるがMUSASHIが丸め込む。セカンドコーナーへ上がると吉岡が低空ドロップキックから、背中向けに宙吊りになったMUSASHIにダイビングフットスタンプを決める。
吉岡はclock strikeからファルコンアローを決め、トップコーナーへ上がるが、MUSASHIが雪崩式エクスプロイダーで投げ、 MUSASHIは突進するが吉岡はビックブーツ。MUSASHIは逆水平とラリー、読み合いから距離を置いて握手のままエルボーのラリーから、頭突きのラリーで両者ダウンとなる。
吉岡はバスソーキックを放つとFUMIEからミドルキックを連打。ビンタをいなしたMUSASHIがエクスプロイダーを連発s、コーナーへエクスプロイダーからエストレージャフートロゥはカウント2で返され、 二天一流を逃れた吉岡はミスティカからラ・マヒストラル。バスソーキックを避けたMUSASHIはジャーマンも吉岡もジャーマンでラリーになろ。吉岡が延髄斬り、MUSASHIはジャーマン。吉岡はハイキックかあ クラッシュドライバーはMUSASHIが丸め込み、トラースキックのラリーで吉岡が連打はカウント2で返される。
吉岡が突進するとMUSASHIがトラースキックを放ち、後頭部、正面からトラースキック、エストレージャフートロゥを連発して 二天一流は、吉岡が回転エビ固めからクラッシュドライバーを決めたが、カウント2で返されると、吉岡がトラースキック、バスソーキック、シャイニングウィザードからクラッシュドライバーで3カウントを奪い王座奪取に成功、試合後は両者はノーサイドも、その後で両者の戦いに感銘を受けた男児が挑戦を表明する。
第6試合ではアジアタッグ選手権が行われ、王者の安齋&HAYATOにベッキオ&ブランが挑戦、ブランはロープへ振ったHAYATOと読み合いになり、HAYATOはティヘラからナルシストポーズを決めるが、ブランがドロップキックで場外へ出すして安齋も場外へ出すと、二人まとめてムーンサルトアタックを命中させれば、ベッキオもノータッチ・トペ・コンヒーロで続き、スワンダイブ・フォアアームからハイアングル・ボディープレスと、挑戦者組がHAYATOを捕らえて試合をリードする。
大ダメージを負って長時間捕まったHAYATOは、ベッキオにジョンウーを放ち、安齋vsブランに代わるとエルボーのラリーから安齋がフライングフォアアーム、スロイダー、ドロップキックと攻め、ジャーマンを仕掛けるが、着地したブランはネックスクリュー、安齋はジャンピングニーから三沢式フェースロックで捕らえるが、ブランはロープエスケープする。
代わったHAYATOはジャンピングハイキックを放つが、安齋との連係は阻止され、代わったベッキオが二人まとめてオスカッターを決めるが、ブランのスワンダイブが失敗するも、ベッキオはブランをリフトアップして場外の王者組めがけて放り投げる。
代わったブランはHAYATOにコーナーフロムコーナーから、ベッキオがダイビングエルボーと攻め、挑戦者組がローリングネックブリーカー・インパクトの合体技を決めると、安齋が慌ててカットに入るが排除される。
ベッキオはHAYATOのボディーへパントキック、ハンマーを連打。代わったブランがHAYATOを起こすがダウンし、ブランはハンマースルーを決めるも、HAYATOはレッグシザースからから、安齋が側頭部へジャンピングニー、HAYATOがエプロンへスイングDDT、王者組がスワンダイブ・ミサイルキック&ジャーマンの合体技で猛反撃する。
HAYATOがブランにシド・ヴィシャスを放つが自爆すると、エルボーのラリーからHAYATOのシド・ヴィシャスをブランがスワンダイブジャーマンで阻止、HAYATOはファルコンアローを決めるもブランが丸め込み、ツームストーン・パイルドライバーもHAYATOが丸め込む。ブランが串刺しビックブーツからファイヤーバードを狙うが、HAYATOが避けて人でなしドライバーkらシド・ヴィシャスで3カウントを奪い王座を防衛。試合後は青柳優馬&青柳亮生の青柳兄弟が挑戦を表明する。
第4試合で行われた全日本プロレスTV6人タッグ選手権の王者組バカの時代(青柳&光留&阿部)vs北斗軍(北斗&吉田&羆嵐)は、北斗軍がデビュー10周年を迎えた阿部を捕らえて試合をリードするが、阿部は北斗軍の連係攻撃を阻止し、羆嵐に回転浄土宗。吉田にはドラゴンスクリューを決め反撃、場外では光留が吉田を2階席に連行し、青柳は羆嵐のモヒカンを整えるなど、試合の流れが変える。
リング内では阿部が北斗にスピニングトーホールドを仕掛けるが、北斗は巧みに丸め込むもバカの時代は北斗を捕らえるも、阿部にDDTを決める。
吉田がに代わると、バカの時代に地獄突きを乱打してから、光留にはチャンピオンカーニバル2019、青柳にはパイナップルボンバーを放つ。さらに羆嵐が青柳と阿部に重爆セントーンを決め、アルゼンチンバックブリーカーへと移行。しかし光留が売店の売り上げを羆嵐に投げつけると、拾おうとした羆嵐に阿部が反撃。光留が脛キックからアキレス腱固め、アンクルホールドに移行し、延髄斬りからランニングミドル、腕固めと連続攻撃を仕掛けるが、羆嵐はバックフリップで反撃する。
青柳vs北斗に変わると、北斗のローリングエルボーに対し、青柳がドロップキックで応戦するとバカの時代のトレイン攻撃から青柳がブレーンバスターを決めるが、カットに入った吉田が地獄突きを連打に対しバカの時代の3人と地獄突き合戦となり、バカの時代の回転中してからの地獄突きが同士討ちになる。
勝負に出た北斗軍が青柳にトランプ関税より成功率が低いと言われる北斗軍スペシャルを仕掛け、一度は失敗かと思われたが、吉田が軌道修正すると、今度は見事に決まり、北斗軍は大歓喜になる。
そして吉田のパイナップルボンバーから羆嵐の埼玉に乾杯、北斗のドラゴンスープレックスホールドとからナルシストプレスが青柳に決まると3カウントとなり北斗軍が王座を奪取、試合後は北斗軍は、バカの時代との決着をつけるために、北斗軍vsバカの時代による対抗戦を新木場で開催することを要求した。
