深刻だった膝…潮崎が欠場前でヨネの前にギブアップ!小峠に勝った大原がジュニアタッグリーグ参戦!土肥のビンタに野獣・藤田がエキサイト!


1月13日 NOAH「LIMIT BREAK ex.」横浜ラジアントホール 256人
(試合内容は実況ポストより)

<第1試合 20分1本勝負>
〇永尾颯樹(10分24秒 変型逆片エビ固め)小田嶋大樹

<第2試合 20分1本勝負>
ザ・リーブ・マスク改 〇LJクリアリー(9分26秒 片エビ固め)ザ・リーブ・マスク ×ブラックめんそーれ
※牛殺し

<第3試合 20分1本勝負>
〇松永智充 木下亨平(11分16秒 エビ固め)石坂ブライアン ×中村圭吾

<第4試合 20分1本勝負>
藤田和之 △石川修司 GAINA(20分時間切れ引き分け)△杉浦貴 谷口周平 土肥こうじ

<第5試合 TEAM NOAH結成1周年スペシャルシングルマッチI 30分1本勝負>
〇大原はじめ(19分25秒 ムイビエン)×小峠篤司

<第6試合 TEAM NOAH結成1周年スペシャルシングルマッチI 30分1本勝負>
〇モハメド ヨネ(21分30秒 膝十字固め)×潮崎豪

2025年最初の『LIMIT BREAK』が開催され、メインとセミは今年はTEAM NOAH同士の戦いをしたいということで、潮崎vsヨネ、小峠vs大原の同門対決が組まれるも、潮崎が元旦武道館で今大会をもって欠場することを発表、またその後で膝の手術を要する欠場であったことが明らかになり、潮崎にとっても、今回の試合は重要な試合となった。

試合開始前、ヨネが握手を求めるも潮崎は応じずにスタートとなり。ロックアップでヨネが押し込むとフィーバーブレイクとなるが、潮崎は逆水平チョップを浴びせ。激しいぶつかり合いの中、ヨネがフィーバーフェイントを見せるが、潮崎はショルダータックルで返して、ヨネの世界観に付き合わず、ランニング袈裟斬りからバックドロップで先手を奪う。

怒ったヨネはエルボーで反撃するが、潮崎の逆水平チョップで崩れる。潮崎は場外戦に持ち込み、ヨネの額にエルボースタンプを叩き込み、エプロンでうつ伏せにしたヨネにニーアッパーを浴びせる。さらに椅子に座らせて逆水平チョップを連打し、場外DDTと試合をリードする。
ところが、潮崎がエプロンに戻るとヨネが左膝裏へエルボーを叩き込み、鉄柱に両膝を叩きつけて流れを変える。
リングに戻ると、ヨネはサイキックやローキックで潮崎の膝を徹底的に攻め、膝固めで捕らえる。さらにサッカーボールキック、ローキックの連打で潮崎を追い込み、ハンマースルーでも潮崎は膝から崩れ落ちる。

ヨネの突進を潮崎は迎撃してフライングショルダーを狙うが、ヨネは払い落としてアキレス腱固めで捕らえ、潮崎はロープエスケープして、潮崎は逆水平チョップを繰り出すが、ヨネはエルボー連打で応戦。ブレーンバスターを狙うも、潮崎が逆にブレーンバスターで投げ返し、フライングショルダーからマシンガンチョップ、ランニング袈裟斬りで畳みかける。
潮崎は逆水平チョップからフィッシャーマンバスター、ローリング袈裟斬りを浴びせたが、突進をヨネがロケットキックで迎撃。串刺しラリアットを連発し、ランニングクロスチョップを浴びせる。
ヨネはミドルキックを連打すれば、潮崎は逆水平チョップで応戦。激しいエルボー合戦の末、ヨネの連打で潮崎が崩れると、ヨネはマウントエルボー連打からラリアット連発。潮崎の豪腕ラリアットと相打ちになるが、潮崎に威力が感じらない。ヨネはラリアットからキン肉バスターを狙うが、潮崎が雪崩式旋回ブレーンバスターで阻止する。

潮崎はフェイントから左のラリアット、ゴーフラッシャーを繰り出すが、ローリングエルボーはヨネがエルボーで迎撃。ヨネはハイキック、ラリアット、そしてキン肉バスターを決めるもカウント2となる。
ヨネが往復ラリアットを狙うも、潮崎は豪腕ラリアットで迎撃しリミットブレイクを決めると、再度豪腕ラリアットを狙ったところで、ヨネは脇固めで切り返し、膝十字固めへと移行。潮崎はたまらずギブアップでヨネが勝利となった。
試合後はヨネが、これから欠場に入る潮崎にエールを送れば、潮崎も欠場の間はヨネにTEAM NOAHを託し、ファンに必ず復帰することを約束して大会を締めくくった。

潮崎は昨年9月に胸椎骨折から復帰してからは、徐々に調子を上げており、世界ヘビー級王座をかけた石川修司戦では、ファンだけでなく。マスコミから高評価を得る試合を見せるなど、復調ぶりがうかがえた。
しかし実際のところ、潮崎の膝の負傷は長年にわたって蓄積されたものであり、潮崎自身もそれを隠し続けてきたが、もはや隠し通すのが難しくなっていた。だからこそ、欠場して手術を受ける決断に至ったと見ていいだろう。
ヨネとの試合でも、潮崎が膝の手術に踏み切ることから、ヨネは最初こそ攻撃をためらった。しかし、ためらうことは、その状態でリングに立つ潮崎に対して失礼にあたると考え、あえて膝を攻めたのだろう。ヨネにとっても、非情にならざるを得なかったのだと思う。
潮崎の復帰は未定、早くて年内か、遅くて年越しになる。その間はヨネがTEAM NOAHやLIMIT BREAKを預かるが、NOAHもフォローすると見ていいだろう。また潮崎の保持する世界ヘビー級王座も新体制となったZERO1とどう話し合うかもわからない。ただ言えるのは自分らは潮崎の復帰を気長に待つしかない。

セミファイナルの小峠vs大原は、両者が巧みな読み合いを展開する。ロックアップでは大原が押し込んでビンタを放ち、小峠が押し返すと大原はソバットで応戦。グラウンドでも互いの出方を探り合い、大原はリストロックからレッグシザース、弓矢固めへと繋げるが、小峠はこれを脱出し、ドロップキックで大原を場外に追いやるとスライディングキックで追撃する。
場外戦では小峠が頭突き、大原が張り手と応酬。リングに戻ると、小峠が首四の字固めやDDTで小峠の首を集中攻撃して試合をリード。しかし、大原をはスリーパーで反撃するとバックブリーカーを決め
大原は小峠をロープに張り付けにすると、腰へのエルボーを連打からドロップキックを放つ。
大原の串刺し攻撃は小峠が迎撃すると、ロープ越しの首四の字固めやマグザムで反撃し突進するも、大原はアームホイップから逆片エビ固めに移行し。小峠はロープエスケープする。
続けて大原はミドルキックを連打するが、小峠がキャッチして一本足頭突き。さらに串刺しラリアット連発、ブレーンバスター、サイドエフェクトと畳み掛けるも、大原はハンマーロックから腰へのエルボーを浴びせると、ドロップキックを放つ。

小峠はリストクラッチバックブリーカー、アバランシュ式バックブリーカーと小峠の腰を集中攻撃。河津掛けからトレスフルールで小峠を追い詰めるが、小峠はロープエスケープする。
大原がリバースゴリーを狙うが、小峠はこれを回避して張り手、バイシクルキック、ロケットキックを繰り出すも、大原もケブラドーラ・コン・ヒーロで応戦する。
小峠は頭突きを連打し、ランニング頭突き、ダイビングボディプレスと畳みかけ、コウモリ吊り落としを狙うが、大原は堪えてムイビエンを狙いは、小峠が逃れてレッグショットからコウモリ吊り落としを決め、キルスイッチを狙うも、大原が切り返して変型リバースゴリースペシャルドロップを決める。
小峠は頭突き、ニーアッパーからローリングエルボーを狙うが、大原はボディエルボーで迎撃。変型バッククラッカーから旋回式ロックボトムを決める。

更に大原はカナディアン式回転落下バックブリーカーを決めると、最後はムイビエンで小峠を捕獲。小峠は無念のギブアップを喫した。長時間に渡って腰攻めに徹した大原が勝利となった。
試合後は「キャリア20年を去年迎えて、21年目、NOAHでは11年、みんなどう思う? 自分じゃまだまだできると思ってるんだけどさ」と小峠にジュニアタッグリーグで組んでエントリーしたいと呼びかけ、小峠も応じた。

第4試合の藤田&石川&GAINAvs杉浦&谷口&土肥は、場外戦で土肥が藤田とバックステージまで雪崩込む乱闘を繰り広げれば、GAINAをアルゼンチンバックブリーカーで担ぐなど大暴れする。

試合は藤田組が杉浦を捕らえて試合をリードも、長時間捕まっていた杉浦は藤田にジャーマンで反撃すると、交代した土肥が藤田に串刺しバックエルボーを連発し、クロスフェースで捕らえるも、藤田はロープエスケープ。エルボーとビンタの激しい打ち合いは藤田が制し、ジャーマンに対して土肥もジャーマンで応戦。ラリアットは相打ちとなる。

石川vs杉浦になると、杉浦がキチンシンクからボディエルボー、スピアー、串刺しビッグブーツ、串刺しニーと猛攻を仕掛けるがしかし、ブレーンバスターを狙うも石川が逆にブレーンバスターで投げ返す。

試合は乱戦の後で、石川は杉浦にニーリフトからジャーマン、杉浦はニーリフトをキャッチしてアンクルホールドを狙うが、藤田がカット。杉浦が石川にランニングニーからオリンピック予選スラムを狙うも、石川が切り返してファイヤーサンダーで突き刺すが、ジャイアントニーリフトを浴びせたところで時間切れ引き分けとなった。
ところが、試合後に土肥が藤田にビンタを浴びせると、激怒した藤田が土肥に襲い掛かって痛めつける。この事態にセコンドの選手だけでなく、石川らも止めに入るが、土肥の挑発にますます激怒した藤田が追いかけ、バックステージまで追いかけ乱闘を繰り広げた。

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