1月11日 新日本プロレス「Battle in the Valley 2025」アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ 1814人
(試合内容は実況ポストより)
<第7試合 スペシャルマッチ 30分1本勝負>
〇ザック・セイバーJr.(23分43秒 ジャックナイフ式エビ固め)×エチセロ
<IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第98代王者】〇エル・デスペラード(20分44秒 片エビ固め)【挑戦者】×石森太二
※ピンチェロコ
☆デスペラードが初防衛に成功
新日本プロレスの今年最初の海外試合、サンノゼ大会が開催され、メインはIWGPジュニアヘビー級選手権試合、王者のデスペラードに石森が挑戦した
試合開始から、デスペラードはフロントネックロックを狙うが、石森は回転しながら押し込んでロープエスケープ。バックを奪う石森に対し、デスペラードはヘッドロックを仕掛け、ロープを使って切り返す石森にロープを利用したアームロックを決める。読み合いからロープへ振った石森はアームホイップを決め、デスペラードのアームホイップをすかしてネックロックに移行。巻き込んで逃れたデスペラードはショルダータックルで返す。
石森はスワンダイブを狙うが、デスペラードがアッパー掌打で場外に落とすとトペ・コン・ヒーロを狙うが、石森がエプロンでレッグラリアットで迎撃し、鉄柵にデスペラードを叩きつけ、金具剥き出しのコーナーを作る。
リングに戻ると、石森はデスペラードを剥き出しコーナーに叩きつけ、左腕を引っ張った後、アームスクリューを決める。さらにロープを使ったアームロックからアームバーで左腕を狙い撃ちして試合をリードし、石森はアームロックで捕らえると、デスペラードはロープエスケープする。
石森はデスペラードの肩口を鉄柱に直撃させると、ショルダーバスターを決め、ハンドスプリングを狙うが、キャッチしたデスペラードがバックドロップで反撃。串刺しバックエルボーからブレーンバスターを決めるが、石森はデスペラードの左腕を掴んだまま倒す。串刺し攻撃を避けたデスペラードは低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、ニークラッシャーを決め、インディアンデスロックで捕らえ、石森はロープエスケープする。
失速した石森にデスペラードはギターラ・デン・ヘルを狙うが、コーナーへデスペラードを押し込んだ石森は串刺しジャンピングハイキックからスライディングジャーマンを決め、エプロンに出たデスペラードをジャンピングアームブリーカーを敢行、リングに戻るとデスペラードの左腕にミサイルキック、サイファーウタキで畳みかける。
石森は450°スペシャルを狙うが、避けたデスペラードは膝裏へのバックタックルからマフラーホールドを決め、石森が切り返してBoneLockを決めるが、デスペラードはロープエスケープする。
石森はブラディークロスを狙うが、デスペラードが逃れてカウンターエルボーを決めれば、石森もジャンピングニーで応戦する。
読み合いからリバーススープレックスを決めた石森を切り返したデスペラードはリバースタイガードライバーを決める。
デスペラードはピンチェロコを狙うと、回転エビ固めで丸め込んだ石森がBoneLockを決めるが、ブラディークロスのカバーが遅れてカウント2となる。
デスペラードは石森を剥き出しコーナーへ押し込み、石森のミスティカも切り返してギター・ラ・デ・アンヘルを決める。
デスペラードのピンチェロコは、石森がジャンピングアームブリーカーで切り返し、BoneLockを決めるが、デスペラードがヌメロ・ドスで反撃。さらにデュードバスターで突き刺し、垂直落下式リバースタイガードライバーを決め、ピンチェロコで3カウントを、デスペラードが初防衛に成功した。
試合後のデスペラードは英語でスピーチし、鈴木みのるへのリスペクトを掲げ、鈴木軍の想い出を語り、、最後は新日本プロレス一番と締めくくる。
今回は新日本プロレスジュニア最高峰の試合をアメリカへ輸入したが、この二人の試合は外れなし、新日本プロレスも自信をもって提供できた試合だった。
セミファイナルではザックがCMLLのジャベの名人であるエチセロと対戦、試合開始早々、ザックがリストロックリスを仕掛けるが、エチセロは閂で捕らえる。ザックはヘッドシザースで切り返すと、エチセロはレッグスピンからトーホールドに移行。さらにレッグスピンからレッグロックを決め、ザックが切り返してマフラーホールドを繰り出す。ザックはエチセロの左太ももにヒップドロップを落とし、変型レッグロックを狙うが、エチセロはモンキーフリップと見せかけて腕十字を仕掛け、そのまま膝十字へ。腕十字をエチセロが押さえ込んだが、ロープブレークになる。
エチセロが足を取ると、ザックはネックツイストから首四の字に移行。エチセロは抜け出し、腕を取ったまま変型リバースインディアンデスロックを決め、ザックは指折りで逃れる。
エチセロはインローキックからグラウンド戦に持ち込み、ジャベ式アームバーでザックを捕らえる。ザックは切り返して腕十字を狙うが、エチセロはロープエスケープ。エチセロはアームシザースから変型羽根折り固めで捕らえ、丸め込んだザックは変型足四の字に移行。しかし、エチセロは膝固めで応戦し、両者は離れて睨み合いになる。
エチセロは張り手、逆水平を繰り出すが、ザックはエルボースマッシュを連打で返し、エプロンに出たエチセロに、ザックは腕にオーバーヘッドキックを決め、さらにロープを利用した腕固め、レッグバーも決める。
ザックは突進を試みるが、エチセロはケブラトーラ・コン・ヒーロを決め、再度狙うが、ザックが切り返して卍固めを決める。エチセロは振り子式フェースバスターで反撃、さらにロメロスペシャルを決めたが、ザックがロメロスペシャルで切り返す。エチセロは倒れ込み、レッグロックに移行し、ザックはロープエスケープする。
エチセロはザックの背後からクロスボディーを放ち、リバースパワースラム式ニークラッシャーを決める。ロープを利用したアームロックを決めた後、コーナーに上がると、ザックはスリーパーで抵抗。しかし、エチセロは雪崩式を狙うが、ザックが卍固めで逆転、ところが落とされたエチセロは駆け上がり、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行する。
エチセロは回転エビ固めを狙うが、ザックが切り返してサッカーボールキックを決め、エルボースマッシュを連打。その後、エチセロが逆水平を決め、両者は読み合いからニーストライクを放つ。
エチセロはスタンガンからダイビングラリアットを決め、突進を試みたが、ザックはバイシクルキックで迎撃し、ザックドライバーから腕十字を決める。さらにクラーキーキャットへ移行するが、エチセロはロープエスケープする。
ザックはエチセロの左腕を折りたたんでストンピングを決めるが、エチセロは頭突きからブーメラン・ドロップキックを返す。エチセロは駆け上がり式串刺しニーを決めると、コンヌーローを決めるが、ダメージでカバーが遅れ、カウント2となる。
エチセロはリバースゴリースペシャルを狙うが、逃れたザックはエチセロの腰にエルボードロップを決め、ザックがコブラツイストで捕らえる。エチセロは腰投げからドロップキックを応酬なる。
両者はビッグブーツで相打ちとなり、エチセロはカサドーラからエチセロクラッチを決めるが、読み合いからザックがジャックナイフで3カウントを奪い、勝利を収めた。
