1月3日 全日本プロレス 「ニューイヤーウォーズ2025」東京・後楽園ホール 1339人
(試合内容は実況ポストより)
<第1試合 新春ジュニアスペシャル10人タッグマッチ 30分1本勝負>
ライジングHAYATO 青柳亮生 〇MUSASHI 田村男児 長尾一大心(15分19秒 横十字固め)×”ミスター斉藤”土井成樹 吉岡世起 佐藤光留 宮本裕向 立花誠吾
<第2試合 30分1本勝負>
本田竜輝 〇綾部蓮(11分16秒 片エビ固め)ハートリー・ジャクソン ×ジャック・ケネディ
※デスルーレット
<第3試合 30分1本勝負>
〇青柳優馬(13分21秒 逆さ押さえ込み)×阿部史典
<第4試合 30分1本勝負>
〇宮原健斗 デイビーボーイ・スミスJr. 井上凌(11分59秒 シャットダウンスープレックスホールド)×大森北斗 羆嵐 サイラス
<第5試合 30分1本勝負>
〇安齋勇馬(15分9秒 片エビ固め)×芦野祥太郎
※ギムレット
<第6試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第99代王者組】斉藤ジュン 〇斉藤レイ(18分58秒 エビ固め)【挑戦者組】×鈴木秀樹 関本大介
※BBQボム
☆SAITOBROTHERSが7度目の防衛戦
全日本プロレス後楽園2連戦のセミファイナルでは、安齋が芦野と対戦、試合は握手から開始された。
両者はグラウンドの攻防で互いの出方を伺い、芦野がショルダータックルに対しと、安齋はジャンピングニーで応戦しようとするが、芦野がこれをキャッチしアンクルロックを狙うも、安齋は巧みに逃れ、読み合いからジャンピングニーを命中させ、場外へ逃れた芦野に対してエプロンからジャンピングニーを命中させる。
安齋は鉄柵へのハンマースルーを狙うが、芦野が切り返してフロントスープレックスで投げると、場外でジャイアントスイングを敢行し、南側の柵に叩きつける。さらに鉄柵越しにレッグロックを仕掛け、柵を蹴りつける攻撃を見せた後、俵返しで安齋をリングに戻る。
リングに戻ると、芦野はローキックを連打すると、続けてロープを利用したレッグロックで攻め立て、反撃を狙う安齋がセカンドコーナーに上がると、芦野はこれを払い落とし、左膝裏へのエルボーを決め、さらにアンクルロックを狙うが、安齋はロープエスケープするも、。芦野は左膝裏を踏みつけながら膝固めを繰り出し、STFで追い詰めるが、安齋はロープエスケープする。
芦野がハンマースルーを狙うが、安齋が切り返し、スロイダーで投げると、続けて串刺しフライングフォアアーム、ダブルアームスープレックスで投げ、バックの奪い合いからエルボーのラリーが展開されるが、いつの間にか安齋は額から流血しており、芦野のポップアップエルボースマッシュを受けながらも、ドロップキックで応戦する。
安齋がジャンピングニーを狙うと、芦野は足を取りアンクルロックを仕掛けるが、安齋はこれを逃れてジャーマンスープレックスを放つ。両者はバックドロップの応酬から、芦野のバックドロップに対し、安齋は後頭部へのジャンピングニーで反撃。これに対して芦野はラリアットを繰り出すして両者ダウンとなる
芦野はパワーボムからアンクルロックへと繋げるが、安齋の額からの出血が止まらないため、安齋はダウン、それでも芦野がカバーに入るもカウントは2でキックアウトされる。焦る芦野が再びアンクルロックを狙うが、安齋がニーで迎撃すると、ジャンピングニーをから、ギムレットで3カウントを奪い勝利を収めた。
メインイベントは世界タッグ選手権が行われ、王者のジュン&レイのSAITOBROTHERSに、前日に全日本プロレスへ入団したばかりの鈴木秀樹&大日本プロレスの関本が挑戦した。
試合はジュンと鈴木秀樹の対戦でスタート。鈴木が左腕を取るもジュンが切り返し、続いての刺し合いではジュンが押し込み優位に立つが、括ってあった髪をほどこうとしたジュンに、鈴木秀樹がボディーエルボーで強襲を書ければ、ジュンがショルダータックルで応戦、互いにヒップトスを狙い合う。
続いてレイと関本が対峙し、力比べが展開されるが。レイが上手投げを決めた後、ぶつかり合いの末に関本がドロップキックを放てば、レイがショルダータックルで応戦し、ジュンにタッチ。ジュンはエルボードロップを放つも、突進したところを関本にエプロンに出され、さらにラリアットで場外へ落とされる。
代わった鈴木秀樹はジュンを鉄柵に叩きつけようとするが、ジュンに切り返され逆にハンマースルーされると、レイがショルダータックルで迎撃してから、SAITOBROTHERSはエプロンでハイジャックパイルドライバーを敢行、リングに戻ってからSAITOBROTHERSは孤立した鈴木秀樹を捕らえ、試合をリードする。
長時間にわたり捕まった鈴木秀樹は、ジュンに延髄斬りを放ち、ようやく関本にタッチ。関本はレイの頭突きを受けきり、ブレーンバスターを決めた後、ジュンに串刺しスピアーやシュミット流バックブリーカー、セントーン、ボディープレスと猛反撃を見せる。
ジュンと関本のエルボーのラリーでは、ジュンが張り手で応戦し、関本は逆水平チョップで対抗。関本の頭突きを、ジュンがスピアーで応戦してから、レイにタッチ。レイはラリアット、ボディープレス、マシンガンチョップで攻め立てるが、串刺し攻撃は関本に迎撃され、ミサイルキックを食らうと、代わった鈴木秀樹が、レイの両手両足ストンピングあらネックツイスト、スリーパーからネックブリーカーを決める。
鈴木秀樹はレイに顔面キックを連打し、往復ビンタを放つと、レイの串刺し攻撃を迎撃し、ロープ越しで首四の字固めで捕らえる。ここに関本が加わり、エルボー連打のサンドバックタイムでレイを捕らえると、ダブルバックドロップで投げる。鈴木秀樹がカウンターエルボーを放つもカウントは2。ジュンがカットに入り、二人まとめてラリアットを放つと、SAITOBROTHERSは鈴木秀樹にトレイン攻撃を仕掛け、ダブルヒップトスからいざなりスマッシュを決めるが、関本がカットする。
SAITOBROTHERSは鈴木秀樹にDOOMを狙うが、関本に阻止され、鈴木秀樹がレイにドロップキックから、トップコーナーのジュンにはデッドリードライブで落とし、レイにはグラウンド卍固めで捕らえて追い詰めにかかるも、関本を振り切ったジュンがカットする。鈴木秀樹はジュンにマシンガンボディエルボーを浴びせると、関本が加勢して眉山でジュンを排除する。
レイが関本をアイスパインで排除するが、鈴木秀樹がレイにドロップキックを連発し、エルボーと顔面キックを連打するも、レイが左右のビンタで応戦。鈴木がナックルを連打し、側頭部へのエルボーバット、さらに顔面キックを浴びせるが、レイがBQボムで3カウントを奪い、SAITOBROTHERSが防衛を果たし、ジャンボ鶴田&谷津嘉章の五輪コンビが樹立した防衛記録7に並んだ。
防衛をしたSAITOBROTHERSは歴代最多防衛記録と並んだことをアピールすると、レイが三冠王座に挑戦を表明するが、ジュンは「シングルで結果を出せ」と要求としたため、レイは「結果を出して挑戦する」、世界タッグ王座への挑戦者を募ると応急処置を施した安齋が登場し、世界タッグに挑戦かと思われたが、ジュンの三冠に挑戦を表明したため、ジュンは受諾する。
安齋が退場後に、恒例のジュンによるスイーツタイムとなるはずが、レイが最多防衛記録を越えるために缶ビールとスイーツ断ちを提案する。これには、もうスイーツを用意してあったジュンが嫌がるも、レイの説得で渋々応じ、最後は「全日本DOOM」で大会を締めくくった。
関本&鈴木秀樹は組む機会が少ないながらも、関本は誰とでも組んでも合わせられるため、難敵であり、終盤ではSAITOBROTHERSのパターンが崩されるなど内容的には苦戦だった。鈴木秀樹も勝ちを狙って非情な攻めでレイを追い詰めたが、それを受けきられたのが、一番の想定外だったと思う。
そしてSAITOBROTHERSは最多防衛記録タイに持ち込んだが、好物である缶ビールとスイーツを絶ったのは、防衛記録を突破し歴史を塗り替えることに集中したいということなんだろう。だが現時点では次期挑戦者に誰も名乗り挙げなかった。その挑戦者は全日本プロレスから来るのか、それとも他団体の強豪チームを招くのか…
第4試合では宮原&スミスJr.&井上の全日本軍が、北斗&サイラス&羆嵐の北斗軍と対戦、北斗軍は井上を捕らえ、早くも成功率がゼロに近いぐらい低い北斗軍スペシャルで勝負を狙ったが、やっぱり失敗するも、井上のミサイルキックも自爆してしまう。
その後、井上は羆嵐にレッグラリアットを決め、スミスJr.にタッチ。スミスJr.は羆嵐にボディースラムからレッグドロップを投下も、羆嵐がバックフリップで反撃。続いて代わったが北斗ミサイルキックで続く。
宮原が交代して入ると、北斗はエルボーで応戦。宮原は低空ドロップキックから側頭部へのドロップキックで反撃するが、北斗は観客へのコールを煽る宮原の隙を突き急所打ちを浴びせる。
北斗軍は宮原にトレイン攻撃を仕掛け、北斗がRKOを決めるがナルシストプレスは自爆。ここから宮原はエルボーのラリーとなって、北斗がローリングエルボーから、北斗の騙し討ち急所打ち狙いは、阻止され、逆に宮原が急所打ちを浴びせ。最後は井上がハイキック、スミスJr.がバックドロップ、そして宮原がシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪った。
なお北斗軍は全日本TV6人タッグ王座を奪還するために、再挑戦を青柳に要求して受諾されたが、サイラスが今大会をもって帰国するため、至急新メンバーを補充することになった。
第1試合のジュニア10人タッグ戦は、目まぐるし攻防の中、MUSASHIが土井との丸め込み合戦末3カウント奪い勝利、試合後に世界ジュニアヘビー級への挑戦をアピールし、土井もMUSASHIが選手会副会長になった記念として受けることになった。
ジュンが苦闘の末、スミスJr,を降し三冠奪取で五冠王に!安齋が井上のジェラシーを真正面から受け止めアジアタッグ防衛!
12月31日 全日本プロレス「ゼンニチ大晦日2024」東京・国立代々木競技場 第二体育館 2503人(試合内容…
