フィンレーがファンタズモ、TAKESHITAが成田、辻がコブを破りBブロック突破…辻は上村への思いを背負い、春夏連覇をかけて頂点を目指す!


8月14日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 34」静岡・浜松アリーナ 1607人
(試合内容は実況ポストより)

<第1試合 20分1本勝負>
〇ボルチン・オレッグ 矢野通(4分8秒 片エビ固め)嘉藤匠馬 ×村島克哉
※カミカゼ

<第2試合 20分1本勝負>
〇ジェイク・リー ゲイブ・キッド(4分54秒 フロントネックロック)SANADA ×TAKAみちのく

<第3試合 20分1本勝負>
〇海野翔太 本間朋晃(7分10秒 STF)EVIL ×ディック東郷

<第4試合 30分1本勝負>
〇グレート・O・カーン カラム・ニューマン フランシスコ・アキラ(8分30秒 体固め)内藤哲也 鷹木信悟 ×BUSHI
※エリミネーター

<第5試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝5敗=8点】〇HENARE(12分46秒 片エビ固め)【4勝5敗=8点】×後藤洋央紀
※Streets of Rage

<第6試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【6勝3敗=12点】〇デビット・フィンレー(12分30秒 エビ固め)【3勝6敗=6点】×エル・ファンタズモ
※オーバーキル

<第7試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【5勝4敗=10点】〇KONOSUKE TAKESHITA(16分47秒 片エビ固め)【5勝4敗=10点】×成田蓮
※弾丸を越えたエルボーバット

<第8試合 『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【5勝4敗=10点】〇辻陽太(11分37秒 片エビ固め)【5勝4敗=10点】×ジェフ・コブ
※ジーンブラスター
☆Bブロックはフィンレーが1位、TAKESHITAが2位、辻が3位でブロック突破

『G1 CLIMAX 34』Bブロックは浜松大会で最終公式戦を迎えたが、ここまでの経過を振り返ると

トップグループはフィンレー、成田、コブも、成田とコブとの直接対決で勝っているフィンレーが実質上のトップ、コブとの直接対決で勝っている成田が実質上の2位となっているが、後藤、辻、TAKESHITAも可能性が残っており、最終公式戦次第の結果次第ではどうなるかわからない状況、なお上村は仙台大会で右腕を負傷、欠場となってリーグ戦から脱落となった。

まず第5試合の後藤vsHENAREは、ロックアップの攻防からぶつかり合いは後藤が制して、エルボースタンプ、エルボーと浴びせて突進すると、HENAREがジャンピングショルダータックルで迎撃し、ファイヤーマンズキャリーから前へ落としてセントーン、場外へ逃れた後藤にハンマースルーで鉄柵に叩きつけてリードを奪う。
リングに戻ると、HENAREはエルボーを連打に対し、後藤もエルボーの連打で返すが、HENAREは一撃で返し、首投げからラクビーボールキックを連打、後藤は張り手もHENAREがガットショット、串刺しも迎撃して突進すると、後藤が時間差ロープワークからラリアットを放つ。
後藤はエルボーを連打から村正を放つとバックドロップで投げ、串刺し狙いは、バックスピンエルボーで迎撃したHENAREはキャンセルキック、串刺しラリアットに対し、後藤も串刺しラリアットで応戦すると、HENAREのネイティブニーをキャッチして牛殺しを決める。
ラリアットが相打ちになると、エルボーのラリーになり、後藤は張り手に対し、HENAREはミドルキックで返すとラリアット、そして突進すると、後藤が裏GTRからラリアット、しかし。読み合いになると、HENAREがバーサーカーボムを決める。

後藤は昇天を狙うが、逃れたHENAREがネイティニーからラクビーボールキック、そしてStreets of Rageは、逃れた後藤がスリーパーから柴田勝頼譲りのPKを浴びせ、GTWを決める。
後藤は念を込めてミドルキックを放つが、受けきったHENAREがランペイジで応戦し、Streets of Rageは後藤が切り返すと頭突き合戦は、HENAREが制して乱打を浴びせ、最後は読み合いからUENUKU、Streets of Rageで3カウントを奪い、後藤は4勝5敗で脱落となる。

第6試合のフィンレーvsファンタズモは、開始からフィンレーが突くと、ファンタズモがエルボーからラリーになり、ファンタズモがクロスチョップに対し、ファンタズモはラリアットでフィンレーを場外へ出すとプランチャを命中させる。
場外戦でフィンレーはスピアーを狙うが、ファンタズモが避けるとフィンレーは鉄柵へ直撃、客席へ出てナックルを連打からブレーンバスターはフィンレーがイスめがけて前落としで叩きつける。
リングに戻ると、フィンレーはコーナーへ思い切りハンマースルーで叩きつけ、ワンハンドバックブリーカーと腰攻めで試合の流れを変え、ファンタズモがエルボーを連打も、受け流したフィンレーはファンタズモの腰へヒップドロップ、ストンピングと狙い撃ちにしてキャメルクラッチで捕らえる。
逃れたファンタズモはエルボーのラリーに対し、フィンレーはニーリフトで返すが、ファンタズモがティヘラでフィンレーを場外へ出すとトペスイシーダを命中させ、リングに戻るとスワントーンボムからライオンサルト、そしてサドンデスはキャッチしたフィンレーが切り返して、アイリッシュカーフバックブリーカーを決める。
フィンレーはカナディアンハンマーを狙うが、逃れたファンタズモのスイングDDTは、切り返したフィンレーはINTO OBLIVIONを決め、エルボースマッシュを連打で浴びせると、受けきったファンタズモはエルボーで返してラリーとなるも、切り返したフィンレーがアイリッシュカーフバックブリーカーでファンタズモに腰へ再びダメージを与える。
フィンレーはストンピングの連打からINTO OBLIVIONを狙うが、ファンタズモが丸め込みを連発してからサドンデスを放ち、、フィンレーはローリングエルボーからINTO OBLIVIONを狙うが、切り返したファンタズモが掟破りのINTO OBLIVIONからサドンデスを炸裂させる。
ファンタズモはCRⅡを狙うが、フィンレーがリバースして丸め込んでからコーナーパワーボムで叩きつけるが、パワーボムは切り返したファンタズモがパワーボムからCRⅡ、そしてサンダーキス86を命中させる。

ところが、外道が浅見レフェリーを場外へ引きずり出してカウントを阻止すると、邪道が外道に詰め寄り、ファンタズモがそれに気を取られたところで、フィンレーがシレリイで一撃からオーバーキルで3カウントを奪い6勝2敗、1位でブロック突破を決める。

セミファイナルの成田vsTAKESHITAは、後入場のTAKESHITAを、EVILと東郷が襲撃をかけ花道で袋叩きにしてリングに上げる。
EVILと東郷が引き上げてから試合開始になると、成田がTAKESHITAの左膝に膝十字で捕らえるが、TAKESHITAはロープエスケープして場外へ逃れても、成田が鉄柱攻撃から鉄柵へ押し込み、鉄柵に左膝をセットして蹴りつけ、客席へ叩きつける。
リングに戻ると、成田は左膝へ関節蹴り、串刺しバックエルボーから串刺しジャンピングビックブーツを放ってフロントネックロックを狙うが、切り返したTAKESHITAが河津掛けも、成田はクローで捕らえてからTAKESHITAの左膝を鉄柱に叩きつけてTAKESHITAにリードを奪わせない。

成田はニークラッシャーからインディアンデスロックで捕らえ、TAKESHITAはエルボーの連打で逃れるが、成田は左膝へ関節蹴りを連打、サミングから突進すると、TAKESHITAはエルボーで迎撃しても、成田は関節蹴りからブリザードスープレックス、TAKESHITAはジャーマンで応戦も、成田は関節蹴りを放つ。
成田は突進するが、場外へ出したTAKESHITAのトペコンヒーロ狙いは崩れてしまい、リングに戻った成田は突進すると、TAKESHITAはラリアットで迎撃も、成田がセカンドコーナーを利用してレッグロックから突進は、TAKESHITAはラリアットで迎撃する。
成田はクローも、パワーで外したTAKESHITAは読み合いに持ち込むが、成田は回転エビ固めから膝十字で捕らえ、TAKESHITAはロープエスケープし、成田は地獄の断頭台を狙うが、追いかけたTAKESHITAが雪崩式ブレーンバスターで投げる。

成田はTAKESHITAの左膝へアリキックからフロントネックロックで捕らえると、持ち上げたTAKESHITAのブレーンバスターは、着地した成田のスリーパーで捕らえるが、切り返したTAKESHITAが人でなしドライバーで突き刺す。
そこで東郷が現われエプロンに上がると、TAKESHITAが気を取られたところでEVILが乱入して、TAKESHITAを浅見レフェリーと交錯させる。東郷がTAKESHITAにスポイラーチョーカーからEVILとマジックキラーを決め、成田がカバーして、TAKESHITAがキックアウトしても、浅見レフェリーとまた交錯してしまう。
成田の鉄板入りプッシュアップバーを持ち出して一撃を狙ったが、TAKESHITAは避け。EVILのイス攻撃も東郷に誤爆すると、TAKESHITAはEVILにイスごと弾丸を越えたエルボーを炸裂させる。しかし成田はTAKESHITAに断頭台から地獄の断頭台を決める。

成田はダブルクロスを狙うが、逃れたTAKESHITAが弾丸を越えたエルボーを放つが、レイジングファイヤーは逃れた成田がTAKESHITAの左膝裏へタックルからダブルクロスは、切り返したTAKESHITAがラストライド、そして生肘弾丸を越えたエルボーは、切り返した成田が膝十字で捕らえても、逃れたTAKESHITAがジャーマンから生肘弾丸越えたエルボーで3カウントを奪い、5勝4敗でブロック突破を決める。

メインの5勝3敗のコブvs4勝4敗の辻は、いきなり辻がショルダータックルを連発も、コブが弾き倒し、エルボーのラリー、辻がガットショットから突進しても、コブを丸め込む。辻はガットショットからショルダータックル、逆水平を連打、ボディーエルボーと攻めるが、串刺しは避けたコブはポップアップで放り投げ、辻の腰へのニーを連打からエルボースマッシュと腰攻めで先手を奪い、連続カバーでスタミナを奪う。
コブは串刺しショルダーを連打から、重爆ドロップキックを辻の顔面へ直撃させ、辻はエルボーの連打、陽太コンポからカーブストンプは、コブがプッシュアップで阻止し、ツアー・オブ・ジ・アイランドと見せかけて前へ落とし、しかし、その場飛びムーンサルトは辻が剣山で迎撃する。
辻は串刺しボディーアタックからティヘラ、陽太コンポからカーブストンプと攻めるが、オレンジクラッシュは、逃れたコブが無双から倒れ込みラリアット、その場飛びムーンサルトと攻めてトラースキックは、辻はトラースキックで応戦、コブがエルボーを受けきった辻のジーンブラスターは、キャッチしたコブがスプラッシュマウンテンを狙い、逃れた辻がジーンブラスターを炸裂させる。

辻がエルボーを連打からオレンジクラッシュを狙うが、コブが逃れると、辻がエルボーの連打からオレンジクラッシュを決め、ニーアッパーからMARLOWE CRASHはコブがラリアットで迎撃すると、F-5000で放り投げる。


コブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、逃れた辻が頭突きからーアッパーも、突進はコブがラリアットで応戦してツアー・オブ・ジ・アイランドは、辻がジーンブラスターで撃墜すると、ジーンブラスターで3カウントを奪い5勝4敗、辻は3位でブロック突破を決めた。
試合後の辻は「忘れないでほしい! オレたちはこのリングに、命懸けで上がっていることを!忘れないでほしい! 『腕一本、くれてやるよ!』、そういう気持ちでリングに上がっているヤツがいることを、 “アイツ”からしたらいい迷惑かもしんねえけど、軍団とか、そんなん関係なしに、一人の男として、オレはアイツの熱を、この胸に抱えて残りの『G1』を戦う! この新日本で、春は『NEW JAPAN CUP』を獲って、夏の『G1』を獲ったヤツはまだいない。現状、それができるのはオレだけだ!まだ、誰もやったこのとない、オレにしかできないことを、オレが成し遂げてやるよ! 覚悟はいいかー!?、この『G1』は、オレが獲る!!」とアピールして締めくくった。
試合後のアピールで名前を出さなかったが上村のことに触れるも、仙台での試合は辻にとっても、自分の右腕を代償にしてまで自分に勝った上村はリスペクトすべき存在であり、本当の意味でライバルだと認め合っているからこそ、出したアピールだったと思う。
これでA,B両ブロックの公式戦は終わり、Aブロックはザック、鷹木、O・カーン、Bブロックはフィンレー、TAKESHITA、辻が進出した。期待された新世代からはO・カーンと辻が進出したが、もしこの二人が優勝決定戦まで進出したら、新日本プロレスの時代は大きく進んで変わることは間違いないだろう。まして辻が制覇となれば春のNEW JAPAN CUPに続いての偉業になる。果たして辻が夏も制して大きなインパクトを残して、頂点を目指せるのか…

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