7月13日 マリーゴールド「MARIGOLD Summer Destiny2024」両国国技館 3058人
(試合内容は実況ポストより)
<第7試合 Queen of Queen~誰を信じるか自分で決めろ~ 30分1本勝負>
〇IYO SKY(23分1秒 片エビ固め)×林下詩美
※ムーンサルトプレス
<第8試合 THE DESTINY マリーゴールド ワールド 初代王者決定戦30分1本勝負>
〇Sareee(25分48秒 レフェリーストップ)×ジュリア
※フィンガーブリーカー
☆サリーが初代王者となる。
5月に旗揚げしたマリーゴールドが2カ月目で両国国技館でビックマッチを開催、メインはジュリアvsSareeeによる念願の一騎打ちで、5月の旗揚げ戦で右腕を骨折したジュリアだったが、骨折箇所にプレートを埋め込むことで、試合にGOサインが出されるも、右腕の骨折だけでなく、欠場していた間のブランクという不安材料を抱えたまま、Sareee戦へ臨んでいった。
開始、ロックアップから押し合いになり、ジュリアが押し込むとエルボーは、Sareeeがいなす。
Sareeeのタックルを切ったジュリアにヘッドロック、切り返したジュリアはマウントを奪うと腕十字を狙い、切り返したSareeeがエルボーを連打を浴びせ、リストロックの応酬で足をかけて倒したジュリアがアームロック、バックを奪ったSareeeの足を取るが、ジュリアが逃れる。
エルボーの応酬になるとジュリアがクレイモアキックを放ってビックブーツを浴びせ、場外戦でエプロンを利用したネックブリーカーからテーブルを持ち出そうとするが、背後からSareeeが襲い掛かり、客席へ叩きつけてから右手めがけてイスを投げつけ、ブレーンバスター狙いは、ジュリアがブレーンバスターで投げ返す。
リングに戻ると、ジュリアがクレイモアキックからインディアンデスロックのままでビンタのラリーも、ジュリアが後ろへ反ってデスロックを食い込ませ、Sareeeはロープエスケープする。
ジュリアはハンマースルーするが、切り返したSareeeがカサドーラからフットスタンプ、サッカーボールキックを連打を浴びせると、リバースインディアンデスロックから鎌固めへ移行、ジュリアはロープエスケープするが、Sareeeはジュリアの腰へフットスタンプ
Sareeeはトップコーナーへ上がると、追いかけたジュリアが雪崩式ダブルアームスープレックスからダブルアームスープレックス、ミサルキックから、STFで捕らえ、Sareeeはロープエスケープするも、ジュリアは読み合いから再びSTFで捕らえ、Sareeeはロープエスケープする。
ジュリアがトップコーナーへ上がると、追いかけたSareeeは雪崩式フィッシャーマンバスターからダイビングフットスタンプを連発、そして右腕へ脇固めからダブルアームバーで捕らえ、ジュリアがロープエスケープするが、Sareeeはショルダアームブリーカーを連発、右手を踏みつけてからストンピングとジュリアの負傷個所を狙い撃ちにする。
Sareeeはキックを狙うが、キャッチしたジュリアがキャプチュードで投げれば、Sareeeがジャーマン、ジュリアもジャーマンで返して応酬となり、エルボーのラリーとなって、ジュリアが連打から突進はSareeeがドロップキックで迎撃してドロップキックも、ジュリアがバックドロップで応戦!
ジュリアはイタリアンフックでSareeeがダウンすると。ジュリアはニーアッパーでSareeeを場外へ出し、テーブルを再び持ち出してからテーブル貫通パイルドライバーを敢行する。
リングに戻ると、ジュリアがトップコーナーへ上がるが、追いかけたSareeeが頭突きから雪崩式を狙い、頭突きで抵抗したジュリアがサンセットフリップボム、そしてグロリアスドライバーは、逃れたSareeeが逆打ちで切り返す。
エルボーのラリーになると、Sareeeの突進をエルボーで迎撃したジュリアがバックドロップに対し、SareeeはSareeeスープレックスホールドで応戦、キックアウトしたジュリアがランニングニーで応戦すると、グロリアスドライバーを決め。ノーザンライトボムを狙うが逃れたSareeeが裏投げで投げる。
Sareeeは腕十字で捕らえると、ジュリアの右手のサポーターを外して追い詰めるが、ジュリアがロープエスケープ、Sareeeが裏投げからリストクラッチ裏投げは、切り返したジュリアがノーザンライトボムはカウント2でキックアウトされる。
ジュリアはバーミリオンを狙うが、逃れたSareeeがリストクラッチ裏投げはカウント2、ジュリアはサムソンクラッチも、エルボーはSareeeが脇固めのままで指折りを敢行、レフェリーがこれ以上は危険と判断して試合をストップ、Sareeeが勝利で新王者となった。
試合後のSareeeはマイクで「ジュリア、闘った者同士にしかわからないことあるよね。私はジュリアとずーっと闘いたかった。また必ず、また必ず試合しようよ。万全な状態で試合しようよ」と呼びかければ、ジュリアは「マリーゴールドでお前がエースって言われて、どんな思いで、いつもいつも観客席から眺めてたか。だから私は、マリーゴールドの誰よりも、誰よりも思ってたからこそお前を止めなきゃいけなかったんだよ!でもな、お前が居たから私は、まだまだ上目指せるつもりになれてる。だって、他にジュリアに敵うやつ居なくない?こんなつえーやついるって、お前のこと、人生で始めて嫉妬した相手で、こんなに悔しい気持ちも人生で始めてだよ。あーでも言いたかねーけどSareee!お前マリーゴールド来てくれてありがとな!」と悔しがりながらも潔く敗戦を認めた。
出場すら危ぶまれたジュリアだったが、何とか試合が出来る状態にまでもってくるも、故障個所である右腕を狙われるのか覚悟でぶっつけ本番に近い形で臨んで行ったと思う。最終的にはSareeeに右腕を狙わて敗れたが、25分という長期戦を戦い抜くことが出来て、メインの責任だけは全う出来た。ジュリアにしてみれば満足する部分だったかもしれない、バックステージインタビューでは「私がSareeeに旗揚げ戦で今日もやられて、マリーゴールド所属のアイツらは何を思う?何を思う?!あぁ?!今のままじゃダメなんだよ!上には上がいっぱいいるんだよ!それは私も実感してる。私が倒せないんだもん!申し訳が立たないよ。所属選手のみんなに私は申し訳が立たないよ今日!」と悔し涙を流したが、ジュリア自身も後どれだけマリーゴールドにいられるかわからないだけに、打倒Sareeeは残された選手に託していくようだ。
セミファイナルでは林下詩美が、現在WWEのトップとして君臨しているIYO SKYに臨み、全日本プロレスの名誉レフェリーである和田京平が試合を裁いた。
開始、ロックアップから詩美が押し込み。IYOが体を入れ替えてブレーク、手四っつからの力比べにんると、詩美がリストロックも、IYOが切り返してヘッドロック、ロープへ振った詩美とぶつかり合い、IYOは側転からドロップキックを放って、ヘッドスプリングからアピールする。
詩美はロープワークからショルダータックル、串刺バックエルボーからドロップキックで反撃するが、突進すると、スライディングで足を取ったIYOが場外へ引きずり出し、リングに戻ってからトペスイシーダを命中させる。
リングに戻ると、IYOがヘアホイップ、コーナーへ押し込んで振り子式ダブルニー、トップコーナーは詩美が追いかけると雪崩式狙いは、下からすり抜けたIYOが詩美をコーナーに逆さ吊りにしてストンピングを連打、腕をクロスして絞めあげ、詩美にリードを奪わせない。
逃れた詩美の髪を掴んだIYOが倒すと、足蹴で挑発、詩美はエルボーの連打から突進しても、IYOがフライングショルダーからバスソーキックを浴びせる。IYOが突進すると詩美がキャッチして前へ叩きつけ、ラリアットからバックフリップ、スライディングラリアット、ミサイルキックで流れを変えるが、コウモリ吊り落としは逃れたIYOがミドルキックを連打、回転エビ固めからクロスフェースで捕らえ、詩美が必死でロープエスケープするが、IYOが詩美の後頭部へダブルニーアタック、スワンダイブミサイルキック、619からミサイルキック!詩美が場外へ逃れてもムーンサルトアタックを命中させる。
リングに戻ると、IYOがムーンサルトプレスを狙うが、詩美が動きを止めると雪崩式を狙う。ところがエプロンへ降りたIYOが詩美の右腕を引っ張ると、スワンダイブで雪崩式リバースフランケンを敢行する。
IYOはダフルアームを狙うが、切り返した詩美がコウモリ吊り落としを決め、ラリアットでIYOを場外へ出すと、エプロンに上がったIYOにスライディングキックを放ち、ロープ越しでスリーパーのままリングに引きずり込むと、旋回式スリーパーからスリーパーで捕らえ、逆落としから胴絞めスリーパーで絞めあげるが。IYOはロープエスケープする。
詩美はジャーマンスープレックスホールド、そしてハイジャックボムは、IYOがフランケンシュタイナーで切り返し、詩美がラリアットを連発から再度ハイジャックボムも、逃れたIYOが左右の掌打、リバースタイガードライバーから串刺しダブルニーアタック、そしてムーンサルトプレスは詩美が必死で阻止し、雪崩式ジャーマンスープレックスホールドを決めたがカウント2でキックアウトされる。
詩美がハンマーを乱打を浴びせ、抱えてシェイクからサイドバスター、ハイジャックボムを決めたが、カウント2でキックアウトされ、起き上がり小法師ラリアットは切り返したIYOがクロスフェース、ニーアッパー。ツームストーンパイルドライバーからムーンサルトプレスで3カウントを奪い、詩美は完敗を喫した。
試合後にマイクを取ったIYOは「6年前、私は『リングの上はどんなに距離が離れていても世界中どこでも繋がっている』。その言葉を残して日本を旅立ちました。この試合は、奇跡のマッチアップでした。詩美、『誰を信じるかは自分で決めろ』。その言葉の答え、教えてあげようか?誰を信じるか、それは己自信。自分自身の夢を信じて、そして自分の突き進む道を信じて、そして自分のこと、あなたのことを信じてくれる皆さんのことを信じて、これからも歩み続けてください。そして、その先に大輪の花を咲かせてください。私もまだまだ海の向こうで世界のその先の伸びしろを追い求めて走っていきます。これからもお互い頑張って、みんなでみんなで高め合っていきましょう」と詩美にエールを送れば、去り行くIYOに再戦をアピールしエールを交わし合った。
スターダムでは全タイトルを総なめにして、やるべきことをやり尽くしたことで詩美はマリーゴールドへ移ったが、頂点を極めた詩美の前に憧れだったIYOが立ちはだかってコテンパンにされた。詩美にとっては頂点の先に、まだその上があったという気分だったと思う。しかし詩美はその上を目指すために昇り始めた。IYOといつ戦うかわからない、再び出会うまで詩美は昇り続けるしかない。
