後藤の意地、想いすら何もかも一発で吹き飛ばされた…辻がNEW JAPAN CUP2024を制し、新時代の扉を開いた!


3月20日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2024」新潟・アオーレ長岡 3003人
(試合内容は実況ポストより)

<第1試合 20分1本勝負>
高橋ヒロム 〇BUSHI(6分14秒 逆エビ固め)嘉藤匠馬 ×村島克哉

<第2試合 20分1本勝負>
グレート・O・カーン TJP 〇フランシスコ・アキラ(10分11秒 エビ固め)石井智宏 タンガ・ロア ×田口隆祐
※2/2

<第3試合 20分1本勝負>
ザック・セイバーJr. 〇マイキー・ニコルス(9分59秒 片エビ固め)ジェフ・コブ ×カラム・ニューマン
※マスターブラスター

<第4試合 30分1本勝負>
〇KENTA チェーズ・オーエンズ ゲイブ・キッド(7分20秒 片エビ固め)YOSHI-HASHI 真壁刀義 ×天山広吉

<第5試合 30分1本勝負>
〇成田蓮 ジャック・ペリー 高橋裕二郎(9分41秒 コブラツイスト)海野翔太 ×永田裕志 エル・デスペラード

<第6試合 30分1本勝負>
〇YOH(12分19秒 ファイブスタークラッチ)×金丸義信

<第7試合 30分1本勝負>
ヒクレオ 〇エル・ファンタズモ 矢野通 邪道 ボルチン・オレッグ(10分56秒 片エビ固め)SANADA タイチ 上村優也 DOUKI ×TAKAみちのく
※スーパーサンダーキス’86

<第8試合 30分1本勝負>
内藤哲也 ▲鷹木信悟(2分32秒 両軍リングアウト)▲EVIL ディック東郷
◎再試合 30分1本勝負
〇内藤哲也 鷹木信悟(8分45秒 ジャックナイフ式エビ固め)EVIL ×ディック東郷

<第9試合 『NEW JAPAN CUP 2024』決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇辻陽太(23分1秒 片エビ固め)×後藤洋央紀
※ジーンブラスター
☆辻が『NEW JAPAN CUP』初優勝

いよいよ長岡大会で決勝戦を迎えた『NEW JAPAN CUP 2024』、進出したのは過去3度優勝し8年ぶりの進出となった後藤と、初進出の辻となり、セミファイナルで試合を終えた内藤哲也が実況席でゲスト解説に入り試合を見守った。

開始となると、ロックアップから後藤が押し込みブレーク、後藤がバックを奪うが、辻はリストロックを仕掛け、後藤は切り返してハンマーロックからヘッドロック、抜けた辻はハンマーロック、後藤はロープエスケープするが、辻は張り手を浴びせる。
フィンガーロックでのパワー合戦は、上背のある辻が押し込むが、押し返した後藤がヘッドロックからぶつかり合い、後藤がヒップトスからショルダータックル、首投げからチンロックで先手を奪う。
逃れた辻はアームホイップからビックブーツを浴びせ、後藤はたまらず場外へ逃れると、辻がトペスイシーダを命中させる。

リングに戻ると辻は後藤の首筋へエルボースタンプ、ボディースラムと攻め、後藤は張り手で抵抗も、辻は重い張り手で返すと、首投げからボディーシザースで後藤のスタミナを奪いにかかり、後藤はロープエスケープする。
辻は足蹴で後藤を挑発すると、抵抗する後藤にニーリフト、串刺しも迎撃するが、後藤は読み合いから追い越しラリアットを放つと、村正からバックドロップ、そして牛殺しを狙うが、逃れた辻が陽太コンポからカーブストンプで後藤を踏み潰す。
辻は串刺しボディーアタックからショルダータックル、ランニングボディープレスと攻めてからオレンジクラッシュを狙うが、後藤は着地すると、辻は読み合いからトラースキック、エルボーから突進するが、後藤が牛殺しを決める。
エルボーのラリーとなると、辻が崩れ、辻のエルボーの連打も受けきった後藤が裏GTRからGTW、そしてGTRは、切り返した辻が逆さ押さえ込みからオレンジクラッシュ、辻は側頭部へカーブストンプ、ダイビングカーブストンプと後藤を踏み潰す。

辻はセブンティーンクロスを狙うが、着地した後藤がスリーパーで辻を絞めあげると、柴田勝頼譲りのPKを炸裂させる。

後藤はGTRを狙うが、逃れた辻が頭突きを浴びせれば、後藤も頭突きの乱打で辻が崩れると、ここ一番で出す昇天・改を決め、念を込めてミドルキックを放っていくが、辻はジャンピングニーで応戦してジーンブラスターを狙うと、後藤がラリアットで迎撃する。
後藤はレインメーカーポーズを取って、オカダ・カズチカ譲りのレインメーカーを狙ったが、辻がジーンブラスターで迎撃すると、まさかの一撃を食らった後藤にジーンブラスターで3カウントを奪い、辻が「NEW JAPAN CUP」初優勝を飾った。

試合後に辻はマイクを持つと、「新時代の扉が開いたぞ、雨が止んで、帝国の王が去り、大丈夫だ、オレがここにいるから、オレが新時代の象徴だ、その先にどんな景色があるのか、一緒に歩いていこうぜ、その前にやることがある、内藤哲也、ここに来てくれよ」と放送席で試合を見ていた内藤を呼び出し、内藤がリングに上がる。
辻は「宣言通り、このNJCで結果を出して春の両国でアンタの前に立つ、このベルト、オレが頂いてやるよ」と宣戦布告すると、内藤はベルトを置いてマイクを持ち「辻陽太、覚悟はいいか、4・6両国大会のメインイベント、今の新日本、今のLIJのプロレスを十分に堪能させてやるよ!カプロン!」と返答してリングを後にする。そして残された辻は「このセリリアンブルーのリングは世界最高のリングだ、この新日本プロレスのリングを更なる高みへ持っていく!覚悟はいいか!新時代の幕開けだ!」と叫んで「NEW JAPAN CUP2024」を締めくくった。
決勝戦にあたり後藤も柴田勝頼、亡き父、AEWへ去ったオカダの力を借りて臨んだつもりだったが、最後で狙ったレインメーカーで隙が出来てしまったのか。辻の一発の前に、後藤の意地や想いまで何もかも吹きとばされ、現実を見せつけられてしまった。
そして辻はIWGP世界ヘビー級王座に挑戦を決めたが、挑戦は2度目で、1度目は凱旋時でSANADAだったが、今回は付き人まで勤め、海外に出発の際の壮行試合で相手を務めてくれた内藤になった。この展開は辻だけでなく、内藤までも望んでいたことだが、辻が新世代の扉を開くために内藤を踏み台することが出来るか…、そうなるとLIJどころか、新日本プロレスの景色もガラリと変わることは間違いないだろう。

セミファイナルでは内藤が鷹木と組んで、EVIL&東郷のHouse of toutureと対戦するが、House of toutureが奇襲をかけて開始となって、場外戦になると、そのままリングに戻れず両軍リングアウトとなってしまう。

EVILと東郷はさっさと帰ろうとするが、再試合を要求した鷹木がEVILが忘れて言ってしまったNEVERベルトを手にして「オレの物にするぞ」と挑発したため、鷹木の要求通りに再試合に突入、試合は内藤が東郷にポップアップ急所蹴りからのジャックナイフで3カウントを奪うと、腹いせに襲い掛かってきたEVILも、鷹木が内藤の援護でパンピングボンバーで返り討ちにし、更にベルトを手にしてNEVER王座に挑戦を表明する。

第6試合ではYOHが金丸と対戦するも、後入場のYOHがベルトを掲げて登場した際に、背後からSHOが襲撃をかけてベルトを奪い返し、金丸と一緒に袋叩きにする。

試合も金丸がYOHの腰を狙い撃ちにするだけでなく、SHOも介入して痛めつけるが、金丸はタッチアウトを狙うと、切り返したYOHがファルコンアロー式牛殺しを決める。
YOHはトラースキックを狙うが、エプロンに上がったSHOに気を取られると、金丸のウイスキーミストはSHOに誤爆したところで、YOHがファイブスタークラッチで金丸から3カウントを奪い勝利を収める。

試合後にベルトを奪い返したYOHはSHOにベルトかざして陰湿な挑発すると、激怒したSHOはマイクでベルトをかけての対戦を決意し、YOHは「雑魚に過ぎない、雑魚の一人にしてやる、ベルト泥棒!」とYOHを罵ってバックステージへと下がる。

第5試合では海野&永田&デスペラードが成田&ペリー&裕二郎のHouse of toutureと対戦し、永田が成田をエクスプロイダーで投げ、キチンシンクからミドルキックを狙うが、キャッチした成田が佐藤レフェリーと永田を交錯させてから急所打ちを浴びせると、コブラツイストで捕らえて永田がギブアップとなり、House of toutureが勝利、試合後に海野がHouse of toutureに極悪ぶりが飽きたと挑発すると、「お仕置きが必要だしとして天罰を降す最終兵器を用意した」と予告する。

第2試合でO・カーン&Catch22(TJP&アキラ)のUNITED EMPIREが、石井&タンガ&田口と対戦し、Catch22が2/2で田口を降したが、退場時にスクリーンが映し出されると、現在TNAに参戦しているKUSHIDA&ケビン・ナイトのJET SETTERSが登場し、クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーの保持するIWGPジュニアタッグ王座に挑戦を表明する。VTRを見たCatch22は横から割って入るJET SETTERSに不快感を示した。

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