4年越しのハポン締め…内藤がSANADAを降しIWGP世界ヘビー級王座を奪取！オカダはブライアンの右腕攻めに耐えてリベンジ！


1月4日 新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム」東京ドーム 27422人
(試合内容は実況ポストより)

＜第9試合 60分1本勝負＞
〇オカダ・カズチカ(23分24秒 体固め)×ブライアン・ダニエルソン
※レインメーカー

＜第10試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負＞
【挑戦者/G1 CLIMAX 33』優勝者】〇内藤哲也(25分42秒 片エビ固め)【第7代王者】×SANADA
※デスティーノ
☆SANADAが5度目の防衛に失敗、内藤が第8代目王者となる

新日本プロレスの2024年度は今年も1・4東京ドームから開幕し、メインはIWGP世界ヘビー級選手権、王者のSANADAに内藤が挑戦した。

20：20開始、ロックアップから内藤がリストロック、切り返したSANADAがレッグロック、切り返した内藤が腕十字狙いからキーロック、抜けたSANADAはヘッドロックに対し、内藤はヘッドシザースで切り返して、互いに距離を置く
ロックアップで内藤が押し込み。体を入れ替え合うと内藤がブレークから唾を吐き、SANADAを場外へ出して寝そべりフェイントを狙うが。SANADAがリングに戻って阻止、内藤を場外へ出して三沢フェイントで牽制し、ロープを開けて内藤を招く。
内藤がガットショットからハンマーを連打、SANADAは張り手からエルボー、内藤は引き込みエルボーを連打、読み合いから内藤がヒップトス式ネックブリーカー、ネックロックと首攻めで先手を奪う、引き込みエルボーからネックロック、アームホイップ、バックエルボーから背中へのドロップキック、変形ネックブリーカーから変型ネックロックと攻め、SANADAはロープエスケープするが、内藤は解かない。
SANADAは張り手の連打も、内藤は引き込みエルボーを連打で返すが、串刺しは避けたSANADAが低空ドロップキックからバックドロップ、内藤のサミングに対し、SANADAは連続リーブロックからドロップキックを放って、場外へ逃れた内藤にプランチャを命中させる。
SANADAが内藤をリングに戻すとスワンダイブミサイルキック、TKOからドラゴンスリーパーを狙い、逃れた内藤にオコーナーブリッジからSkull Endで捕獲し絞めあげ、内藤は抜けてロープエスケープする。
SANADAはラウディングボディープレスを狙うが、内藤が避けると、ショルダースルーでエプロンにSANADAを出し、水面蹴りからロープ越しでドロップキックを命中させる。
場外戦で内藤が鉄柵を利用したネックブリーカーを敢行し、リングに戻ると内藤がヒップトス式ネックブリーカー、雪崩式フランケンシュタイナー、そしてコリエント式デスティーノを狙いに突進すると、SANADAがドロップキックで迎撃、トルネードDDTも阻止してマジックスクリュー、ヘッドスプリングで起きたSANADAはリバースフランケンからシャイニングウィザードを炸裂させ、ラウディングボディープレスを投下したが、内藤が剣山で迎撃する。

内藤はガットショット、引き込みエルボーのコンポを浴びせると、エスペランサからコリエント式デスティーノを決める。

内藤はデスティーノを狙ったが、堪えたSANADAがRKOを決め、内藤の背中へラウディングボディープレスから正面へラウディングボディープレスを命中させるが、カウント2でキックアウトされる。
内藤がスパインバスター引き込みエルボー、SANADAのエルボーをいなしてデスティーノを決めたが、崩れ気味に決まってしまったため、カウント2でキックアウトされてしまう。
内藤がデスティーノを狙うが、切り返したSANADAがデットフォールを決めるも、カバー出来ず、ダブルダウンとなり、SANADAは串刺しを内藤が迎撃すると、ビンタから延髄斬りに対し、SANADAがローリングエルボーからアサイDDT、そしてデットフォールは、逃れた内藤が浴びせ蹴りからトルネードDDT、エスペランサは逃れたSANADAはオコーナーブリッジ、シャイニングウィザードから、デットフォールは逃れた内藤がが掟破りのデットフォール、バレンティアからデスティーノで3カウントを奪い、王座奪取に成功した。

ところがEVILとディック東郷が乱入し内藤を襲撃すると、SANADAの時と同様にベルトを奪い、自分こそ新王者だとアピールしたところで、SANADAがEVILにシャイニングウィザードを放ち、内藤も東郷を排除する。
SANADAは内藤に語りかけて退場すると、内藤はマイクでSANADAに感謝を示し、SANADAは頭を下げて退場するが涙を流す。内藤は最高の空間を作ってくれたファンに感謝し、LIJを更なる高みを目指すと約束、最後は「ノスオトロス・ロス・インゴベルナブレス・デ!! ハ!! ポン!」で締めくくった。
序盤は内藤が先手を奪ってリードを奪い、後半からSANADAも追いかけて五分に戻したが、終盤で内藤がデスティーノが崩れ気味に決まってしまったことで勝負所を逃し、内藤に焦りが生じるも、SANADAもデットフォールで勝負を決められなかったことで焦りが生じた、それを考えるとSANADAが勝負所を逃し、内藤が逃さなかった、その差が出たのかもしれない。
試合後のEVILが乱入して4年前に出来なかったハポン締めが阻止されるかと思ったら、SANADAがEVILを撃退して、4年越しのハポン締めが出来た。内藤だけでなく観衆も感無量だったと思う。だがこうしてEVILが出てきた以上、次期挑戦者はEVILと見ていいのかもしれない、内藤、SANADA、EVILはLIJの初期メンバーだが、内藤とSANADAが同期に対し、EVILは後輩、SANADAも内藤に特別な感情があるように、EVILにも内藤に特別な感情があるのは確かのようだ。

セミファイナルではオカダがブライアンと対戦、ブライアンが左目を眼底骨折を下ということで、アイパッチを装着して登場。館内はYesコールでブライアンを大歓迎する。

開始となると、ブライアンはローキックを繰り出せば、オカダは顔を差し出して挑発、タックルを仕掛けるが、ブライアンはグラウンドへ引き込み、切り返したオカダはリストロック、切り返したブライアンはヘッドロックからフジワラアームバーで右腕を捕らえるが、オカダはロープエスケープする。
フィンガーロックでのパワー合戦になると、ブライアンがフィンガーロックのままエルボーの連打を浴びせ、オカダもエルボーで返してエルボーアタック、串刺しバックエルボーからDDT、マネークリップで捕らえるが、ブライアンがロープエスケープ。オカダは首投げから側頭部へスライディングキック、場外戦でオカダがフロアでDDTから猛ダッシュで突進するが、ブライアンがブサイクニーで迎撃し、上からビンタを連打で挑発してショルダーアームブリーカー、鉄柵を使ったチキンウイングフェースロック、鉄柵の扉で挟んで右腕を攻め、ショルダーアームブリーカーと試合の流れを変える。
リングに戻ると、ブライアンがショルダーアームブリーカーからハンマーロックで捕らえたままエルボーの連打、ハンマーロックスープレックスホールド、右手首を捻り上げて折り曲げるとストンピング、、ハンマーロックのままでニーを連打とレインメーカー潰しに出て腕固めで捕らえ、オカダはロープエスケープする。
ブライアンが右腕へキックの連打、右腕へドロップキックからコーナードロップキックを放つが、突進はオカダがビックブーツで迎撃し、ブライアンがミドルキックから突進はキャッチしたオカダはリバースネックブリーカー、ボディースラムからダイビングエルボードロップ狙いは、ブライアンがエルボースマッシュの連打で動きを止めると、雪崩式ダブルアームスープレックスからラーベルロックで捕らえ、オカダはロープエスケープする。

エプロンに逃れたオカダにブライアンがミドルキックを連打を放つが、キャッチしたオカダがエプロンでツームストーンパイルドライバーを敢行、リングに戻ると、オカダがブライアンの左目にストンピングを連打からアイパッチを外して左目を踏みつけ、ドロップキックを放つ。

オカダはダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを取り、レインメーカーを狙ったが、避けたブライアンが十字固めで丸め込み、バスソーキック、背後からエルボーを連打、受けきって立ったオカダにブサイクニーからラーベルロックで捕らえ、ロープエスケープ寸前で逆さ押さえ込みから、前回破った変形ラーベルロックで捕らえてオカダを追い詰めるが、オカダは必死でロープエスケープする。
ブライアンはオカダの両腕を持ってストンピングを乱打、そして腕十字は切り返したオカダがレインメーカーを炸裂させ、それでもブライアンは右腕へミドルキックの連打を浴びせると、オカダは右のエルボーで返すが、起こそうとしたところでブライアンはラーベルロック狙いも、切り返したオカダがマウントエルボー、ジャーマンからのレインメーカーは、キックで迎撃したブライアンはハイキックからブサイクニーを炸裂させる。

勝負を狙ったブライアンはYesコールを煽ってからブサイクニーを狙ったが、避けたオカダが旋回式ツームストーンパイルドライバーで突き刺し、読み合いからドロップキック、担ぎ上げてからの新レインメーカードライバー、レインメーカーで3カウントを奪いリベンジを果たし、試合後は互いに旧LA道場でトレーニングをした仲ということで座礼でノーサイドとなった。
ブライアンも左目が満足に見えないなど決してベストコンディションとは言えなかったが、オカダ相手にあれだけ苦しめるとは、さすがとしか言いようがなかった。

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