11月12日 DDT「Ultimate Party 2023」両国国技館 4785人満員
(試合内容は実況ツイートより)
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<第11試合 ドラマティック・ドリームマッチ 60分1本勝負>
〇クリス・ジェリコ(23分45秒 ウォール・オブ・ジェリコ)×KONOSUKE TAKESHITA
<第12試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】上野勇希(29分39秒 体固め)【第81代王者】×クリス・ブルックス
※WR
☆クリスが3度目の防衛に失敗、上野が第82代王者となる
DDT両国大会が開催され、メインはクリスの保持するKO-D無差別級王座に上野が挑戦した。
ロックアップからバックの奪い合い、足を取った上野はグラウンドからネックロック、切り返したクリスは首投げも、クリスはヘッドシザースで切り返して間合いを図る。
クリスがガットショットから読み合いとなって、ぶつかり合いはクリスが制して、ロックアップからクリスが押し込むと、上野がビンタからエルボーの連打を放ち、突進はクリスがビックブーツで迎撃して、逆水平に対し、上野はドロップキックでクリスを場外へ落とすトルニージョを命中させる。
クリスは上野を柵に叩きつけてからイスを投げつけ、入場ゲートでのブレインマンティスボム狙いを狙うが、上野がリバースすると、入場ゲートの上からムーンサルトアタックを命中させる。
しかし負けじと、クリスは鉄柱攻撃で反撃すると本部席へ雪崩れ込んでテーブル貫通パイルドライバーを敢行する。
リングに戻るとクリスは垂直落下式ブレーンバスターからチンロックで捻り上げ、逆水平を連打からニードロップ、セントーン、上野はエルボーに対しクリスは逆水平、コーナー付近の攻防で、上野はコーナーに上がるがクリスが雪崩式ダブルアームスープレックスで投げる。
クリスはオクトバスストレッチで捕らえてグラウンド式オクトバスストレッチへ移行するが、上野はロープエスケープし、クリスは再びオクトバスストレッチで捕らえるが、上野はエアレイドクラッシュで逃れ。エルボーのラリーから上野の突進は、クリスがジャンピングニーから延髄斬りで迎撃すれば、上野もジャンピングニーから延髄斬りで応戦し、ロープを使ったカナディアンデストロイを決めても、クリスは顔へフットスタンプで応戦する。
両者ダウンになると、上野がロープ越しのジャンピングハイキック、ロープ越しのニードロップか後頭部へランニングニーを放つが、突進したところで、絡みついたクリスはオクトバスストレッチからグラウンド式オクトバスストレッチで捕らえると、上野はロープエスケープ、クリスは上野をエプロンへ連行すると、エルボーのラリーからビックブーツのラリーとなって、上野がセカンドコーナーへ上がると、ジャンピングハイキックで動きを止めたクリスがエプロンでツームストーンパイルドライバーを敢行し、エプロンでブレインマンティスボムを狙うが、逃れた上野がコーナーへ上がったクリスに断崖雪崩式フランケンシュタイナーを敢行する。
大ダメージを負った両者はリングに戻るとエルボーのラリーとなって、上野がエルボー、クリスが逆水平とラリーにとなり、クリスが頭突きからビンタを連打、上野もエルボーで返すとだるま式ジャーマンから突進するが、クリスがスタンディングシャイニングウィザードで迎撃する。
クリスはブレインマンティスボムを狙うが、切り返した上野がシャイニングウィザード、しかしWRは切り返したクリスが後頭部へニーストライクからブレインマンティスボムはカウント2でキックアウトされ、クリスはバスソーキックからダイビングダブルニーは上野が剣山で迎撃すると、パイルドライバーから後頭部へシャイニングウィザード、フロッグスプラッシュからWRを決め、クリスはカウント2でキックアウト、上野はBMEを狙うがクリスが足を立てて迎撃すると、ジョンウーからみちのくドライバーⅡを決める。
勝負に出たブレインマンティスボム、そして垂直落下式のスーパーブレインマンティスボムを決めたが、上野はカウント2でキックアウトしたため、クリスが動揺する。
クリスはバスソーキックを連打から突進するが、上野がラリアットで迎撃し、クリスが往復ビンタから突進も上野がドロップキックすると、BMEを連発し、最後はWRで3カウントを奪い王座を奪取した。
試合後はクリスが潔く敗戦を認めて上野の腰にベルトを巻き、マイクを持った上野は去り行くクリスの健闘を称える、クリスだけでなく観客、37KAMINAの仲間らに涙を流しながら感謝を示し、最後は「王者になった自分に期待してください」と叫び、「みんなありがとう」で締めくくった。
上野を始めて見たのは2016年のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で、デビューした吉村直巳の相手を務てラストライドで敗れ、吉村のインパクトの前に上野はかすんでしまったが、それから7年が経過して、上野がトップにまで上り詰めてくるとは思わなかった。今年の上野はTAKESHITAからの揺さぶりに揺らぎかけたが、今思えばTAKESHITAも上野に”このままで満足しているのか?”というメッセージであり、上野は決してあきらめてないことをTAKESHITAとの戦いで示し、ベルトを取ることで結果を出したと思う。
セミファイナルではAEW直輸入カードとして、TAKESHITAvsDDT初参戦のジェリコのシングルマッチが実現した。
TAKESHITAがハンマーロックに対し、逃れたジェリコは中指からエルボーのラリーに挑めば、TAKESHITAも中指で挑発すると怒ったジェリコはイスを投げる。ジェリコは読み合いからジェリコがラリアットでTAKESHITAを場外へ出すと、マスコミからカメラを奪ってダウンしているTAKESHITAを撮影する。
升席へと雪崩込んでエルボーのラリーはTAKESHITAが制するが、ジェリコは柵で殴打すると、場外マットを剥がしてブレーンバスターを狙うが、TAKESHITAが垂直落下式ブレーンバスターで投げ返す。
リングに戻るとTAKESHITAがエルボー、ジェリコは逆水平とラリーとなって、ジェリコはハンマースルーを、TAKESHITAがタケシタラインで返すと、串刺しビックブーツからチンロックで捕らえるが、サミングで逃れたジェリコはエルボーも、TAKESHITAが逆水平、串刺しはジェリコは迎撃してショルダータックルを連発、ダブルスレッジハンマーを投下すると、TAKESHITAはフェースバスターで応戦、しかし読み合いになるとTAKESHITAの足を取ったジェリコはウォールズ・オブ・ジェリコで捕らえ、TAKESHITAはプッシュアップからロープエスケープする。
TAKESHITAはジェリコにジャンピングニーから串刺しジャンピングニーを狙うが、避けたジェリコは三角飛びドロップキックでTAKESHITAを場外へ落とすとプランチャスイシーダを命中させる。
TAKESHITAは鉄柱攻撃で反撃すると、エプロンのジェリコに雪崩式ブレーンバスター、 エルボーのラりーから逆水平のラリーになると、いなしたTAKESHITAはブルーサンダーからフロッグスプラッシュは自爆すると、ジェリコが本家ライオンサルトを命中させる。
エルボーのラリーとなって、ジェリコが頭突きを連打に対して、TAKESHITAも頭突きを連打で返すが、ジュダス・エフェクトをガードした、TAKESHITAはディスカスエルボーからウォール・オブ・ザ・タケシタで捕らえ、ジェリコはロープエスケープする。
エプロンに逃れたジェリコにTAKESHITAがジャンピングニーで場外へ落とすと、ノータッチトペコンヒーロを命中させ、リングに戻るとTAKESHITAはダイビングセントーンはジェリコが剣山で迎撃するが、ジェリコのライオンサルトはTAKESHITAが剣山で迎撃する。
エルボーのラリーでジェリコが崩れると、TAKESHITAのジャーマンは、ジェリコがサムソンクラッチからウォールズ・オブ・ジェリコを狙い、切り返したTAKESHITAが首固め、人でなしドライバーからジャーマンスープレックスホールドを決める。
TAKESHITAはザーヒーを炸裂させたが、カウント2でキックアウトされると、 TAKESHITAがエルボーの連打からタケシタラインは、ジェリコがコードブレイカーで迎撃し、張り手のラリーからジェリコが串刺しラリアット、マシンガンラリアットから、雪崩式狙いはTAKESHITAが下からすり抜けると雪崩式ブルーサンダーを敢行する。
TAKESHITAがエルボーの連打に対し、ジェリコはビックブーツ、読み合いからTAKESHITAがジャンピングニーを連発するば、生膝ジャンピングニーはキャッチしたジェリコがウォールズ・オブ・ジェリコで捕らえ、TAKESHITAは無念のギブアップとなった。
試合後にジェリコが握手を求め、TAKESHITAも応じて潔く敗戦を認め、「ドラマティックドリームはまだ終わらない!」と叫んで退場していった。ジェリコも53歳となるが、昔と変わらぬ動きを見せ、TAKESHITAも何度も勝つのではと思わせたが、紙一重でジェリコはTAKESHITAに勝利を譲らなかった。だが「ドラマティックドリームはまだ終わらない!」と叫んだ通り、TAKESHITAのアメリカンドリームもまだ終わらない。
全大会終了後、バックステージでは全選手が上野を出迎え、上野も引退した赤井をねぎらう中、選手たちは平田のアイアンマン王座を狙いに追いかけるも、残された上野の前にTAKESHITAが駆けつけ、竹下幸之介となって上野の戴冠を祝福した。
