限界を超えた海野との激戦をオスプレイが制するも、モクスリーもKOしたフィンレーがベルト破壊の大暴挙!ヒロムは石森を降してジュニア王座を防衛!


11月4日 新日本プロレス「POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2023~」エディオンアリーナ大阪 4046人 満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第9試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第93代王者】〇高橋ヒロム(20分38秒 名も無きヒロムロール)【挑戦者】×石森太二
☆ヒロムが7度目の防衛に成功

<第10試合 IWGP US(UK)ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第18代王者】〇ウィル・オスプレイ(40分16秒 片エビ固め)【挑戦者】×海野翔太
※ストームブレイカー
☆オスプレイが3度目の防衛に成功

新日本プロレス大阪大会のビックマッチのメインはIWGP US(UK)選手権、王者のオスプレイに海野が挑戦した。海野がオスプレイに挑戦するのは2度目で、最初の挑戦から1年、海野がどれだけ成長することが出来たか、試される試合となった。

開始になると、ロックアップからリストロックの応酬は、海野が制してアームロック、ハンマーロック、ネックロックからヘッドロックで絞めあげ、バックドロップを狙うオスプレイを着地してアームホイップからヘッドロック、ロープへ振って海野がショルダータックルも、オスプレイはヘッドスプリングからエルボーで返す。
海野はバックエルボーからドロップキックを放つと、 首筋へエルボースタンプを連発してエルボースマッシュ、ネックロック、逃れたオスプレイにSTFを狙うが、ロープエスケープされる。
海野はエルボースマッシュからコーナーへハンマースルー、バックエルボーからロープへハンマースルーするが、オスプレイがティヘラで場外へ出すとプランチャ命中させ、鉄柵に海野を叩きつけると、テーブルを持ち出してリングサイドにセットし、テーブル貫通パワーボム狙いは海野がリバースして逃れる。
リングに戻ると海野が突進するが、オスプレイがトップロープへフラップジャックからビックブーツを放ち、逆水平を連打から顔面ウォッシュ、ワンハンドバックブリーカーと攻め、脚で左腕を絡めて変形アームバーのままで押さえ込む。
海野はエルボーの連打に対して、オスプレイは逆水平で返すと、海野はロープワークでフライングフォアアーム、串刺しエルボースマッシュからフィッシャーマンスープレックスホールド、首投げから首へのエルボーを連発し、ソバットからハンマースルーは、オスプレイがハンドスプリングオーバーヘッドキックを放つ。
オスプレイはピッピーチェリオ、カワダキックから逆水平、読み合いからセカンドコーナーへ上がり、海野が追いかけるも、逃れたオスプレイは唾を吐いて抵抗する海野にチーキーナンドスキックを連発、蹴って逃れた海野は鼻血を出すも、オスプレイの逆水平を受け切ってエルボーを一撃で返し、ニーリフトを連打、ストンピングを乱打からロープ越しでエプロンめがけて旋回式DDTで突き刺す。

場外戦で海野がオスプレイを鉄柵へハンマースルーを連発すると、ドロップキックで鉄柵外へ出し、客席へ叩きつける。

海野は本部席にオスプレイを叩きつけると、ベルトを阿部リングアナに渡してから、本部席のテーブルをオスプレイの顔面に投げつけ。オスプレイのセットしたテーブルと本部席のテーブルを並べると、海野はエプロンからテーブル貫通デスライダーを狙うが、オスプレイはラリアットで海野をリングに戻し、後頭部へピッピーチェリオ、読み合いからハイキック、海野のドロップキックを避けてから、その場飛びシューティングスタープレス、フランケンシュタイナーを狙う海野にシットダウンパワーボムで叩きつける。
オスプレイはオスカッターを狙うが、海野がドロップキックで迎撃しイグニッションからロープ越しのコークスクリュースタナー、デスライダーは逃れても海野がニーアッパーからエクスプロイダー、掟破りのオスカッターを敢行する。

海野は突進するが、オスプレイはその場飛びスパニッシュフライを決め、串刺しビックブーツからリーブ・オブ・フェイドはカウント2でキックアウトされ、海野はエプロンへ逃れると、テーブル貫通オスカッターは阻止した海野がテーブル貫通デスライダーを狙い、逃れたオスプレイがテーブル貫通タイガードライバーを敢行する。

リングに戻ると、オスプレイがコーナートゥフロムコーナーを命中させてからオスカッターヒドゥンブレイドは避けた海野のトルネードDDTは、叩きつけたオスプレイがヒドゥンブレイドを炸裂させる。オスプレイは再度ヒドゥンブレイドを狙うが、這いつきながらも海野が迫ってきたため、射程距離から逃れ、エルボーのラリー、オスプレイがハーフネルソンスープレックスからサイレントウィスパーで海野はダウンも、必死で立ち上がると、オスプレイがサイレントウィスパーを連発、バスソーキックを連打、後頭部へエルボーを連打から、両手を後ろにやる形でマウントを奪い、唾を吐いて抵抗する海野にエルボーを連打する。
海野の大ピンチにクスリーが駆けつけて声をかけると、マウントから逃れた海野にサイレントウィスパーからヒドゥンブレイド狙いは、海野がラリアットで迎撃してSTFで捕らえ、オスプレイはロープエスケープする。

海野が延髄斬りからリバースツイストアンドシャウト、オスプレイのストームブレイカーを逃れると、は逆さ押さえ込みからデスライダーを決めるが、カウント2でキックアウトされ、オスプレイは丸め込むとライガーボムは海野がDDTで切り返し、トルネードDDTから旋回式デスライダーもカウント2でキックアウトされる。
海野はオスプレイの後頭部へ串刺しジャンピングニーを放つと、抵抗するオスプレイの背中を引っ掻いてから雪崩式デスライダーを敢行するが、ブレイズブレイドはオスプレイが崩れて射程距離から外れたため、海野がオスプレイのマウントを奪ってエルボーを連打を浴びせるが、海野レフェリーが止めダウンカウントを取り、オスプレイが起き上がったところでブレイズブレイドからデスライダーを狙うと、切り返したオスプレイがヒドゥンブレイドを炸裂させる。
四つん這いで頭突きのラリーになってから、リストを掴んだままエルボーのラリーになると、海野が連打に対して、オスプレイも連打で返し、海野が頭突きからポップアップエルボースマッシュを浴びせ、デスライダーは。切り返したオスプレイのストームブレイカーが海野がウラカンラナで切り返し、ジョンウーを放つも、オスプレイがヒドゥンブレイドで応戦する。

オスプレイは掟破りのデスライダーからストームブレイカー93を決めたが。カウント2でキックアウトされると、最後は粘る海野をヒドゥンブレイドからストームブレイカーで3カウントを奪い防衛に成功した。

試合後に互いに倒れながらも手を掴み合い、座礼から握手を交わすが、海野は涙を流す。そしてオスプレイは海野を励ますモクスリーを挑発すると、リングに上がったモクスリーと口論になったところでフィンレーが外道を伴い乱入し、シレリイで二人をまとめてKOする。フィンレーはマイクで二人を罵る。王座挑戦を表明するが、ハンマーでUS、UKの二つのベルトを破壊する暴挙を働き、外道はマイクで新しいベルトを要求して締めくくった。
試合内容的には海野に狂気が宿ったのか、ここまでやるかと言わんばかりにオスプレイを攻め、オスプレイも大苦戦となった。海野も30分越えどころか40分に渡る試合は初めてのはず、自分の限界を明らかに越えていたが、あと一歩のところでオスプレイを破ることはできずも、今回の試合は海野にとっても大きなプラスになったと思う。
そしてオスプレイがモクスリーを挑発したことで、オスプレイvsモクスリーが1・4東京ドームで実現かと思ったら、フィンレーが割って入り、US&UKのベルトを二つとも破壊する暴挙に出た。おそらくだが1・4東京ドームはベルトをかけての3WAY戦が濃厚になったと見ていいだろう。フィンレーもオスプレイが新日本プロレスを去るなら、自分がオスプレイのポジションを奪って主役に立つという意思表示に出たのかもしれない。

セミファイナルではIWGPジュニアヘビー級選手権、王者のヒロムに石森が挑戦、ヒロムが1・4東京ドームで4WAYでIWGPジュニア王座を奪取したものの、王者だった石森からフォールを奪ったわけでなく、また「BEST OF THE SUPER Jr.」の公式戦でも、試合中に石森が首を負傷してレフェリーストップ負けという中途半端な形となったことから、今回は決着戦の意味の込めての選手権となった。

開始からヒロムが回転エビ固めを仕掛けて丸め込み合戦になり、読み合いから石森がスワンダイブがヒロムが阻止してサンセットボムを狙うが、石森が着地してエプロンを使ったスイングDDTで突き刺し、剝き出しコーナーを作る。
リングに戻ると石森がハンマーロックのまま剝き出しコーナーへヒロムを叩きつけ、じっくり左腕攻めから腕極めキャメルクラッチで捕らえ、ヒロムはロープエスケープする。
ヒロムは逆水平も石森は左腕へナックルを連打、読み合いから十字固めで丸め込み、再び左腕へナックルの連打するが、突進はいなしたヒロムがハサミワザ、串刺しヒロムちゃんボンバーからドロップキックで石森を場外へ出すと、エプロンからジョンウーを命中させる。
リングに戻るとヒロムはファルコンアロー、コーナーデスバレーを狙うが、石森が逃れるとジャンピングハイキックからスライディングジャーマン、場外戦で鉄柵めがけて旋回式スタナーを敢行し、リングに戻ると石森が左腕へコーナートゥフロムコーナーからヒロムを剥き出しコーナーへ叩きつけ、ハンマーロック式ショルダーバスターを決める。

石森はミスティカ式YesLockを狙うが、切り返したヒロムがTIMEBOMBを狙い、読み合いからヒロムがジャーマンも、石森もジャーマンで返してヒロムちゃんボンバーは石森のラリアットと相打ちになる。
石森は突進するがヒロムがコーナースロイダーから丸め込み、コーナーデスバレーからTIMEBOMBは石森が丸め込んでパワーボム狙いは。ヒロムが回転エビ固めで丸め込むと、読み合いからTIMEBOMB1.5を決める。

ヒロムはヒロムちゃんボンバーからTIMEBOMBⅡを狙うが、切り返した石森がサイファーウタキを決め、串刺しラリアットからコンプリートショット、そして450°スプラッシュ狙いは、ヒロムが避けても、石森のミスティカ式狙いは、堪えたヒロムがビクトリーロイヤル狙うと、石森がBoneLockで切り返し、回転した石森はブラディークロスを狙うが、切り返したヒロムがTIMEBOMBを決め、石森はカウント2でキックアウトする。
ヒロムはヒロムちゃんボンバーを狙うが、切り返した石森がポップアップ急所蹴りから外道クラッチはカウント2.9でキックアウトされ、石森はブラディークロスを狙うが、切り返したヒロムがヒロムちゃんボンバーを連発し、TIMEBOMBⅡで勝負を狙うと、石森がBoneLockで切り返す。ヒロムはロープエスケープ寸前になると、石森が回転して中央に戻してギブアップ寸前にまで追い詰めるが、ヒロムは必死でロープエスケープし、石森も動揺の色が隠せない。

石森はブラディークロスを狙うが、逃れたヒロムがトラースキックに対し、石森はジャンピングニーで応戦してミスティカ式狙いは、切り返したヒロムが名も無きヒロムロールで丸め込むと、続けて新型の名も無きヒロムロールで3カウントを奪い、王座防衛に成功した。
勝てなかった石森を破ったことで、やっとベルトを腰に巻いたヒロムが石森に再戦を呼びかけ「お帰りなさい」と復帰を祝福する。次期挑戦者には、この男を越えなければいけないということで実況席で解説をしていたデスペラードを指名し、リングに上がったデスペラードは、指名を受けるが、目の負傷を抱えているため次期シリーズは休んで手術をすることを明かし、1・4東京ドームには間に合わせることを約束した。
内容的にも石森はヒロムが苦手としているだけに、一転集中には苦しんでいたが、石森はTIMEBOMBⅡにヤマを張っていてBoneLockに勝負をかけていたと思う。ところがロープエスケープされたのが大誤算で、スタミナを消耗しきっていた石森にヒロムロールを返せる力は残っていなかった。
そして次期挑戦者はデスペラードとなったが、目の負傷を抱えているため次期シリーズは欠場となるも「WORLD TAG LEAGUE」はヘビー級中心になるため、ジュニアのデスペラードには出番がないことから、今年はデスマッチも含めてハードな試合がすることが多かったデスペラードもこの際、目も含めてオーバーホールにあてるということだと思う。なおアナウンスはされなかったが石森に勝ったことで、ヒロムはアイアンマン王座も奪還したという。

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