10月28日 NOAH「DEMOLITION STAGE 2023 in FUKUOKA」福岡国際センター 1309人
(試合内容は実況ツイートより)
中嶋勝彦NOAHラストマッチ、GHCジュニアタッグ選手権はこちら↓
<第7試合 GHCナショナル選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇ジャック・モリス(21分11秒 片エビ固め)【第9代王者】×イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
※雪崩式タイガードライバー
☆ワグナーが7度目の防衛に失敗、モリスが第10代王者となる
<第8試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇拳王(29分47秒 拳王スペシャル)【第42代王者】×ジェイク・リー
☆ジェイクが5度目の防衛に失敗、拳王が第43代王者となる
NOAHが福岡でビックマッチを開催、セミファイナルではナショナル選手権が行われ、王者のワグナーにモリスが挑戦、両者は4・16仙台でナショナル王座をかけて対戦しており、この時はワグナーがBMEで3カウントを奪い王座を防衛しており、モリスはワグナーには2度目の挑戦となる。
ロックアップからモリスが押し込んポージングブレークすると、ヘッドロックからショルダータックルを連発に対し、ワグナーはリーブロックからショルダータックルでポージング、アームホイップの応酬、いなし合って牽制し合う。
エルボーのラリーになると、ワグナーが連打に来たところで、モリスがコブラツイストで捕らえ、ワグナーが腰投げも切り返してヒップトスで投げる。モリスの串刺しを避けたワグナーは逆水平から後頭部へドロップキック、ラリアットでモリスを場外へ出してスライディングで場外へ降り、エプロンへギロチンホイップで先手を奪い、サミングから鉄柱攻撃、場外でロメロスペシャルを敢行し、両脚を使ってのシーソー攻撃で鉄柵にモリスを直撃させる。
リングに戻るとワグナーが雪崩式ブレーンバスターを狙うが、下からすり抜けたモリスがジャンピングハイキックで場外へ落とすとムーンサルトアタックを命中させる。
リングに戻ると、モリスはうつ伏せのワグナーにフロッグスプラッシュ、読み合いからコブラツイストで捕らえてワグナーを追い詰めるが、、ワグナーはロープエスケープからヒップトスでモリスを場外へへおとすと、ノータッチトペコンヒーロを命中させる。
ワグナーはエプロンにモリスを上げると逆水平、モリスはエルボーを連打も、読み合いからワグナーがエプロンでワグナードライバーを敢行し、リングに戻るとワグナーの串刺しはモリスが迎撃すると、ワグナーがワグナーフェースを狙ったところで、モリスが頭突きを浴びせ、GLKからファルコンアローを決める。
モリスは生膝GLKを狙うが、ワグナーがラリアットで迎撃してBTボム、読み合いからカサドーラも、モリスがスパインバスターに対し、ワグナーはワグナードライバーで応戦も、モリスはエプロンへ逃れる。
ワグナーは雪崩式ブレーンバスターからワグナードライバーを決めるが、モリスはカウント2でキックアウトすると、奥の手のムーンサルトプレスを狙うが自爆し、モリスのGLKを受け切ったワグナーのワグナーフェースからの突進は、切り返してタイガードライバーはカウント2でキックアウトする。
そこでモリスはジャンピングハイキックから雪崩式タイガードライバーを決めたが、ホールドはすることが出来ず、やっとカバーしたところで3カウントを奪い、モリス&グリーンでGHCタッグ王座も保持していることから、モリスがナショナル王座を奪取したことで、暫定的ながらもGLGがヘビー級を制圧する。
そしてメインイベントはGHCヘビー級選手権、王者のジェイクに拳王が挑戦、ジェイクにとって拳王はNOAHに来てからだけでなく「グローバルリーグ戦2023」で唯一敗れた相手、ジェイクは拳王にリベンジをかけての選手権となった。
開始となると、ジェイクが迫るが拳王が下がり、ロックアップからジェイクが押し込んでジェントルブレークすれば、拳王はローキックを連発、リストロックに対しジェイクがハンマーロック、拳王がレッグシザースからグラウンド狙いはジェイクが逃れる。
ロックアップから拳王がバックを奪うが、ジェイクはロープエスケープで、拳王がビンタをあびせれば。怒ったジェイクが迫って、拳王はロープエスケープも、ジェイクはガットショットを浴びせる。
ジェイクはヘッドロックから、ショルダータックル、読み合いからグラウンドとなって、両者は距離を置き、 拳王はビンタに対し、ジェイクはエルボーとラリー、拳王が掌打の連打からビックブーツを連打する。
側転から手招きでジェイクの突進を誘って場外へ出そうとしたが、読んだジェイクの方から場外戦を仕掛け鉄柵へハンマースルーも、ジェイクの突進を拳王がレッグシザースで鉄柵に直撃させると、エプロンからジェイクの腰めがけてミサイルキックを命中させるが、その際に拳王は腰を強打してしまう。
拳王はミドルキックの連打からジェイクをリングに戻しフットスタンプも、拳王が腰を押さえ、ジェイクはエルボーの連打に対し、拳王がソバットから突進はジェイクがフラップジャックで叩きつけると、ストンピング、ネックロックと首攻めからボディースラムで流れを変え、チンロックで捕らえ、拳王はロープエスケープ。 拳王はボディーエルボーも、ジェイクはガットショットからコーナーへ叩きつけ、ワンハンドバックブリーカーからバックブリーカーと、拳王が腰を痛めたことを見逃さずに腰攻めに出て、 拳王は正拳突き、ローキックを連打も、受け流したジェイクはヒップトスから逆エビ固めで捕らえて、拳王はロープエスケープする。
拳王はローキックを放ち、ジェイクはバックエルボーからアトミックドロップを狙うと、着地した拳王は足を払ってジェイクの後頭部にダブルニーからアンクルホールドで捕らえ、ジェイクはロープエスケープする。
拳王は蹴暴もキャッチしたジェイクはボディースラム、スピンキックを避け、拳王の輪廻も受け切ってジェイクはレッグラリアットを放つ。 ジェイクはエルボーに対し、拳王はミドルキックとラリーになり、ジェイクの足を絡めた拳王はアンクルホールド、ジェイクを逆立ちさせてミドルキックを浴びせ、蹴暴からPFSを狙うが、ジェイクがFBSでエプロンへ落とす。
エプロンの攻防で、ジェイクがバックを奪うが、後頭部頭突きで逃れた拳王がエプロンでファルコンアローを狙い、逃れたジェイクがブレーンバスター狙うが、拳王がリングに着地してロープ越しで胴絞めスリーパーで捕獲、チョーク気味に入ったのかブレークになると、ジェイクが場外へ落ちて意識が一瞬飛んだのかグロッキーになってしまい、リングに戻ると拳王が掟破りのFBSを炸裂させる。
拳王はドルキックの連打、ソバットから突進すると、ジェイクがチョークスラムで叩きつけてから再びバックブリーカーで捕らえ、トップロープに拳王を宙吊りにするとジャイアントキリングを炸裂させる。
ジェイクがFBSを狙うが、避けた拳王がジャーマンも、ジェイクがジャイアントキリングからバックドロップで応戦してチョークスラムを狙うが、拳王が引き込み式三角絞めで捕獲し拳王スペシャルへ移行、しかしロープが近かったためロープエスケープになってしまう。
拳王はPFSを命中させたがカウント2でキックアウトされると、続けて炎輪を狙うが、避けたジェイクがFBSを炸裂させ、拳王はカウント2でキックアウトし、ジェイクは拳王を起こそうとするが拳王は崩れる。
ジェイクはパワーボムを狙うが、拳王がフランケンシュタイナーからハイキックを浴びせ、ジェイクはジャイアントキリングで応戦も、拳王がハイキックから拳王スペシャルで捕らえ、ジェイクが無念のギブアップとなって、拳王が王座奪取に成功した。
試合後に王座奪取を拳王がアピールするも、ジェイクの強さ、かっこよさを認め、絶景を見るためにジェイクとの戦いを続ける、そして”これがGHCの戦いだ”と力強く宣言する。
そして第4試合でハックスリーから勝利を収めた征矢が現われると、「俺もいるんだぞ、信念を持って、オマエを潰さないと始まらない」と挑戦を表明し、拳王は「その言葉を待っていたぞ!このNOAHに絶景を生み出す!」1・2有明アリーナでの選手権が決定となった。
内容的にも拳王が先手を奪ったかに見えたが、試合中に腰を痛めたことでジェイクの流れになるも、腰を痛めながらも拳王は焦らず反撃の機会を伺っていた。流れを変えるきっかけはロープ際のチョークスリーパーで、ジェイクが一瞬意識が飛んだことで、冷静だったジェイクのペースが乱れた。拳王もFBSが決め手にならず、炎輪も避けられ、拳王スペシャルもロープに逃げられるなど、危ない展開が続いていたが、しっかり戦況は把握していた。
そして征矢が挑戦を表明したが、征矢がNOAHに来たのは2020年4月からで、WRESTLE-1という居場所をなくした征矢はNOAHに来て金剛入りし、金剛には拳王と中嶋の2トップがいたことで、敢えて自分を押さえていた。しかし今年に入って金剛がなくなったことで、征矢は押さえていたものを一気に開放し、「グローバルリーグ戦」では優勝は出来なかったものの、トップの一角に食い込むことが出来た。
そして1・2有明アリーナでのGHCヘビー級選手権に挑戦、おそらくメインになることが確実なことから、征矢にとっても大抜擢で大勝負になる。果たして征矢が拳王を降してNOAHのかじ取りを奪うことが出来るか…
