2023年度の天王山は青柳が宮原を降し三冠防衛も、中嶋勝彦が出現!世界最強タッグ決定リーグ戦出場チーム発表!


10月21日 全日本プロレス「#ajpw 旗揚げ記念シリーズ2023」後楽園ホール 1340人
(試合内容は実況ツイートより)

<第6試合 30分1本勝負>
斉藤ジュン 〇斉藤レイ(14分1秒 体固め)本田竜輝 ×安齋勇馬
※DOOM

<第7試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第70代王者】〇青柳優馬(29分48秒 エビ固め)【挑戦者】×宮原健斗
※THE FOOL
☆青柳が5度目の防衛に成功

今年51周年を迎えた全日本プロレスの旗揚げ記念日のメインは三冠ヘビー級選手権、王者の青柳に宮原が挑戦。今年2月に宮原が新日本プロレスの永田裕志に敗れ、三冠王座を明け渡し、7月に青柳が永田を降して新王者となって、全日本プロレスは新時代を迎えたが、宮原を破って王座を奪取したわけではなかった。青柳にとって宮原はパートナーなれど、これまでの全日本プロレスを”最高”と掲げて牽引してきたエース。それを越えることで本当の新時代を築けるかどうか、真の意味で世代交代をかけるだけでなく、今年の全日本にとっても天王山を迎えた一戦となった。

開始となると、ロックアップから青柳が押し込み、宮原が体を入れ替えてブレークすれば、青柳がバックを奪い、リストロックの応酬になると宮原のハンマーロックに対し青柳がヘッドロックで捕らえ、切り返した宮原がアームロックで捕らえる。
青柳が宮原をロープに押し込んでエルボーを放って突進すると、宮原のレッグシザースでセカンドロープに青柳をセットして、エプロンからの側頭部へドロップキックを狙うが、避けた青柳は宮原を場外へ出して、宮原にスライディングキック、場外戦で鉄柵へハンマースルーも突進するも、宮原がキャッチして鉄柵へギロチンホイップ、頭突きを連打で先手を奪ってリングに戻る。
青柳がリングに戻ってこないため、焦れた宮原が場外へ降りたが、青柳が鉄柵へハンマースルーで反撃すると、金丸義信ばりの鉄柵ギロチンドロップ、鉄柵めがけてカーブブランディングを敢行、ファンから宮原タオルを奪って投げつけ汗や尻を拭き陰湿ぶりを見せ、反撃を狙う宮原にDDTで突き刺す。
リングに戻ると青柳がチンロック、レッグドロップと首攻めを展開し、宮原はエルボーの連打も、青柳が一撃で返し、宮原の顔面に膝を押し当て、ネックブリーカーからフラッシングエルボー、パイルドライバーと畳みかける。
青柳はスリーパーで捕らえてからキャメルクラッチへ移行、エルボースマッシュから旋回式クロスボディー、ダイビングクロスボディーからエンドゲームを狙い、宮原はロープエスケープする。青柳はロックスターバスターを狙うが、逃れた宮原は低空ドロップキックから側頭部へドロップキックで反撃すると、串刺しブラックアウト、エプロンへ逃れた青柳に、宮原がビックブーツからエプロンパイルドライバーを狙うと、逃れた青柳がエプロンでロックスターバスターを敢行して、宮原も大ダメージを与える。
青柳がリングに戻ると、大ダメージの宮原も後からリングに戻り、青柳がバックドロップ、串刺フライングフォアアームからジャーマンも、宮原がジャーマンで応戦してブレーンバスター、 エルボーのラリーで青柳が崩れると、死んだ振りを警戒したのか、宮原がショートレンジニーの連打からブラックアウト、フロントキックからパントキックと浴びせ、青柳がダウンする。 そこで宮原が起こすと青柳が首固めからエンドゲーム捕らえてで絞り上げる。

必死で立った宮原が逃れるとラリアットを放つと、側頭部へブラックアウトから突進するも、キャッチした青柳がロックボトムから雪崩式ロックスターバスターを決め、エルボースマッシュ、旋回式クロスボディーを狙うが、宮原がブラックアウトで撃墜し、ラリアットからジャーマンスープレックスホールド、そしてシャットダウンスープレックスを狙うが、逃れた青柳がジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込む。

青柳は宮原のブラックアウトをキャッチしてスピンキックからザ・フールを決めるが、宮原がカウント2.5でキックアウトし、 青柳は再度ザ・フールを狙うが、逃れた宮原がブラックアウトから、突進する青柳にブラックアウト、ブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドを決めるが、カウント2でキックアウトされる。

宮原は再度シャットダウンスープレックスを狙うが、逃れた青柳のスピンキックを避けてシャットダウンスープレックス狙いも、逃れた青柳に宮原の頭突きに対して、青柳がスピンキックからロックスターバスター、ザ・フールで3カウントを奪い防衛に成功した。
ところが場外でうなだれる宮原に突如私服姿の中嶋勝彦が現われ、「オマエが勝つと思ってきたのに、何やってんだよ」と花束を投げつけ、南側通路から颯爽と去っていく。そんな微妙な空気の中、防衛をアピールした青柳は「わたくし青柳優馬は三冠チャンピオンとして必ず2023年を駆け抜けます」と締めくくった。

内容的には宮原はスタミナお化けだけに、前半からリードを奪われても、ぴったりマークして後ろからプレッシャーをかけ、後半から一気にスパートをかけて抜き去るが、今回に限ってどこか宮原に焦りを感じ、終盤の攻防でも宮原のプレッシャーにも青柳が動じず、自分のペースを保つなど、青柳ペースのまま試合が進んでしまっている感じがした。それに青柳も宮原が敗れて永田に奪われた三冠王座を自分が取り返した自負もある。それを考えると青柳の勝因は自分が三冠を取り戻したプライドなのかもれない。
そして中嶋が現われた。現在の中嶋はまだNOAHでのラストマッチは終わってないものの、9月をもってNOAHを退団してフリーになっており、今後の去就が注目されていたが、まさか全日本プロレスを選ぶとは思っても見なかった。中嶋と宮原は7月にNOAHのリングで対戦し、中嶋がヴァーティカルスパイクで勝利を収めたが、二人のストーリーはこれで終わったわけでなく、中嶋は自ら全日本プロレスに乗り込んだことで継続を望んだということなのか、中嶋は「(宮原を)応援しに来た」とコメントを残すだけで、宮原も中嶋に関してのコメントを出さなかったが…

2023年度の世界最強タッグ決定リーグ戦の出場チームが発表された。

SAITOBROTHERS
青柳優馬 宮原健斗
本田竜輝 安斎勇馬
サイラス ライアン・デービットソン
石川修司 綾部蓮
田村ハヤト ガレノ・デル・マル
黒潮TOKYOジャパン 立花誠吾
諏訪魔 鈴木秀樹
X XX
坂口征夫 岡谷英樹

今年は1ブロック制で10チーム参加の総当たり戦で、サイラスが昨年ガンバレプロレスに参戦したデービットソンと組み、GLEATのBULK ORCHESTRAからは田村ハヤトとデル・マルが参戦、全日本プロレスも大型選手がサイラスだけだったが、ここにきてやっと大型外国人が揃ったようだ。WWEを退団したイケメンはリングネームをTOKYO ジャパンに改め、WRESTLE-1時代のパートナーである立花と組むが、花畑正 男は再びリングネームを元に戻したようだ。諏訪魔は鈴木秀樹と異色コンビを結成、DDTからは坂口&岡谷のERUPTIONがエントリーする。ただ気になるのはX&XXで、参加チームの中に大森北斗の名が入っていなかったが、まさか中嶋と組むのだろうか…

セミファイナルではSAITOBROTHERSが本田&安斎と対戦し、本田&安斎が奇襲で開始となり、SAITOBROTHERSをエプロンへ出すと同時ランニングエルボーで場外へ落とし、鉄鎖へハンマースルーで叩きつけるが、SAITOBROTHERSも反撃して鉄柵に叩きつけ、客席で乱闘を本田&安斎を痛めつける。

流れを変えたSAITOBROTHERSはリングに戻り、安斎を捕らえて試合をリードし、本田がカットも返り討ちにされる。レイはパイルドライバーを狙うが安齋はリバースして本田に代わり、本田はレイに串刺しラリアットからロープを使ったチョーク攻撃も、レイはショルダータックルで反撃すると、代わったジュンが串刺しビックブーツからラリアット、滞空式ブレーンバスターと本田を攻める。

ジュンはチョークスラムを狙うが、逃れた本田がエルボーのラリーから左右エルボー、ジュンはビックブーツから串刺しは、避けた本田が後頭部へ串刺しラリアット、ジャーマンからスピアーはキャッチしたジュンがチョークスラムも、本田はスピアーで応戦する。
安齋vsレイに代わり、レイがショルダータックルから逆水平は、受けきった安齋はエルボーで返してと引かず、レイはダブルチョップから突進を安齋がドロップキックで迎撃し、レイはボディースラムからボディープレスは自爆したところで、安齋は串刺しエルボーからスロイダーで投げ宇r。
本田が入ってレイにトレイン攻撃を狙うが、迎撃されると、ジュンがショルダータックルで本田を排除、SAITOBROTHERSが安齋にトレイン攻撃からダブルヒップトス!ダブルインパクトことDOOMを狙うが、安齋がレイにジャーマン、本田がジュンに雪崩式ブレーンバスターで阻止する。
本田&安齋はレイを捕らえジャンピングニー&ラリアットのサンドウィッチ攻撃から、安齋がジャンピングニーを放つも、再度のジャンピングニーはキャッチしたレイが叩きつけ、頭突きからラリアットを放ち、本田がカットもSAITOBROTHERSが排除、最後はレイが安齋にパイルドライバー、そしてSAITOBROTHERSのDOOMが決まって3カウントとなり、SAITOBROTHERSが完勝となった。試合後のバックステージでは第1試合で青柳亮生&ライジングHAYATOに敗れた大森隆男&ヨシ・タツがSAITOBROTHERSを襲撃し世界タッグ王座挑戦を表明した。大森&ヨシ・タツもアジアタッグ王座奪取に失敗、第1試合で敗れただけでなく最強タッグからも外れたことから、大逆転を狙っているようだ。

読み込み中…

エラーが発生しました。ページを再読み込みして、もう一度お試しください。

コメントは受け付けていません。

WordPress.com でサイトを作成

ページ先頭へ ↑