8月13日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 33」両国国技館 8283人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇清宮海斗 大岩陵平(7分47秒 片エビ固め)矢野通 ×オスカー・ロイペ
※変型シャイニングウィザード
<第2試合 20分1本勝負>
永田裕志 〇海野翔太 本間朋晃 マスター・ワト(8分41秒 片エビ固め)鈴木みのる 成田蓮 エル・デスペラード ×中島佑斗
※デスライダー
<第3試合 20分1本勝負>
棚橋弘至 石井智宏 エディ・キングストン 〇YOH(9分37秒 片エビ固め)真壁刀義 天山広吉 小島聡 ×タイガーマスク
※トラースキック
<第4試合 20分1本勝負>
ザック・セイバーJr. マイキー・ニコルス 〇シェイン・ヘイスト 藤田晃生(10分5秒 片エビ固め)×後藤洋央紀 YOSHI-HASHI 田口隆祐 ボルチン・オレッグ
※タンクバスター
<第5試合 30分1本勝負>
タマ・トンガ 〇タンガ・ロア ヒクレオ エル・ファンタズモ 邪道(10分3秒 首固め)デビット・フィンレー KENTA ×チェーズ・オーエンズ アレックス・コグリン ゲイブ・キッド
<第6試合 30分1本勝負>
鷹木信悟 〇辻陽太 高橋ヒロム BUSHI(10分50秒 片エビ固め)×ウィル・オスプレイ ジェフ・コブ グレート・O・カーン HENARE
※ジーンブラスター
<第7試合 30分1本勝負>
EVIL 高橋裕二郎 〇SHO ディック東郷(10分24秒 片エビ固め)SANADA ×タイチ 金丸義信 DOUKI
※ショックアロー
<第8試合 「G1 CLIMAX 33」優勝決定戦 時間無制限1本勝負>
〇内藤哲也(34分18秒 片エビ固め)×オカダ・カズチカ
※デスティーノ
☆内藤が6年ぶり3度目の優勝
いよいよ優勝決定戦を迎えた「G1 CLIMAX 33」、進出したのは3連覇をかけるオカダ、6年ぶりに進出となる内藤が対戦となった。
開始から両者間合いを図り、ロックアップから内藤がコーナーへ押し込みブレーク、ロックアップから内藤がアームロックを狙うが、オカダがバックを奪い、内藤のハンマーロックに対し、オカダはレッグシザースもグラウンドで内藤がヘッドロックで絞めあげる。
オカダが押し込んでエルボー、内藤がいなしてエルボーの連打、ロープワークでアームホイップ、オカダを場外へ出して寝そべりフェイントで牽制し、オカダはリングに戻るが内藤は場外へ逃れて焦らす。リングに戻るとオカダのビックブーツをキャッチした内藤は肘を落とし、チンロックからエルボースタンプ、再びチンロックで捕らえるが、突進はオカダがフラップジャックで叩きつけると、エルボースタンプから首投げ、側頭部へドロップキック、エプロンに逃れた内藤に落差をつけたDDTで突き刺し、鉄柵へハンマースルーで叩きつける。
リングに戻るとオカダがDDTから踏みつけカバーは、海野レフェリーがカウントを取らず、内藤はエルボーの連打も、受け流したオカダがエルボースマッシュ、エルボーアタックは避けた内藤がネックブリーカー、エルボーの連打、バックエルボーから後頭部へドロップキック、串刺しの迎撃を狙うオカダにロープを利用したネックブリーカー、変型ネックブリーカー 内藤のネックブリーカーはオカダが逃れるも、内藤はオカダをヒップトスで投げつつ後頭部にニーを当て、場外へ逃れたオカダを鉄柵へハンマースルーを連発、鉄柵を利用したネックブリーカーと徹底的に首を攻める。
リングに戻ると内藤が変型ネックブリーカーからレッグシザースネックロックで捕らえ、オカダがロープエスケープ。オカダはエルボーの連打からリバースネックブリーカーは阻止した、内藤が引き込みエルボーを連打も、コーナーミサイル狙いはキャッチしたオカダがリバースネックブリーカーを決め、 内藤は再びコーナーミサイルを狙うが、避けたオカダが内藤をトップコーナーにセットしてドロップキックで内藤を場外へ落とす。
場外戦でオカダがハンマースルーを狙うが、内藤が切り返して鉄柵に叩きつけるが、オカダが場外でツームストーンパイルドライバーを敢行、 リングに戻ると内藤のエルボーをいなしたオカダがジャーマン、抵抗する内藤にローリングラリアット、レインメーカーは避けられてもドロップキックで内藤がダウンし、海野レフェリーによってダウンカウントが数えられるが、オカダが止める。
オカダは立った内藤にエルボースマッシュに対し、内藤は唾を吐いて抵抗すると、切り返しからトルネードDDTで突き刺す
内藤は首への引き込みバックエルボーを連打も、オカダがもっと打ってこいと挑発し、内藤は容赦なく引き込みバックエルボーを連打でオカダが崩れ、内藤は雪崩式フランケンシュタイナーからプルマブランカで絞めあげ、オカダは必死でロープエスケープする。
内藤はエスペランサからコリエントデスティーノは、オカダがキャッチしてヘビーレイン狙いは、内藤がDDTで切り返してバレンティアも、スターダストプレスは自爆してしまい両者ダウンとなる。
30分が経過、オカダはジョンウーからラリアットは内藤が避け、読み合いからトルネードDDT式首固めで丸め込み、延髄斬りからジャンピングエルボーアタック、ところがコリエントデスティーノはオカダがドロップキックで迎撃してレインメーカードライバーで突き刺し、レインメーカーは内藤が切り返しても、オカダが引き込みラリアットは内藤がボルボデエストレージャで丸め込む。
キックアウトしたオカダのレインメーカーフロウジョンは、逃れた内藤がコリエントデスティーノからデスティーノはオカダが垂直落下式気味で落としたレインメーカーフロウジョン、そしてレインメーカーは避けた内藤がレインメーカー式デスティーノからデスティーノで3カウント優勝を優勝を果たした。
試合後にトロフィー、蝶野正洋さんから優勝旗を受け取った内藤に鷹木、ヒロムが駆けつけ、今年のG1を振り返り、「このリングの主役はオレだ」と断言、最後はLIJのメンバーを名前を出してから「ノスオトロス・ロス・インゴベルナブレス・デ!! ハ!! ポン!」で33年目のG1を締めくくった。
優勝決定戦を振り返っても内藤の勝因は昨年の試合よりはベストの近い状態で臨んでいたからで、昨年は目の不安を抱えたままの挑戦であったことから、オカダの猛攻に耐えきれただけでなく、レインメーカーフロウジョンからレインメーカーの必勝パターンを始めて食らったのも内藤だっただけに、それをしのげば勝てるという計算もあったと思う。
優勝した内藤はおそらく2024年1月4日にIWGP世界ヘビー級王座に挑戦することは確実だが、セミファイナルで大ハプニングがあった。
セミファイナルでSANADA&タイチ&金丸&DOUKIのJUST 5 GUYSvsEVIL&裕二郎&SHO&東郷のHouse Of Tortureは終盤で乱戦となり、DOUKIの鉄パイプを奪ったEVILがSANADAを殴打すると、タイチがEVILから鉄パイプ、裕二郎からステッキを奪ったところで、SHOがレンチで一撃からショックアローで3カウントを奪い、試合後にSHOがKOPWベルトを手にして「タイチが弱い相手ばかりと防衛戦している」と挑戦表明すれば、EVILがSANADAをIWGP世界ヘビー級ベルトで殴打してからEVILでKOした上にロープに磔にしてしまい、東郷が阿部リングアナに「SANADAは王者に値しない、ベルトは剥奪してIWGP世界ヘビー級王座をEVILに譲渡する」と強制的にコールさせ、EVILがベルトを奪ったまま退場してしまう。
当然、この移動は新日本プロレスが認めるわけがないが、わかるのはSANADAvsEVILの間でIWGP世界ヘビー級選手権、タイチvsSHOの間でKOPW戦が行われることだが、内藤のIWGP世界ヘビー級挑戦はまだどうなるかわからないといったところだ・
第6試合の鷹木&辻&ヒロム&BUSHIのLIJvsオスプレイ&コブ&O・カーン&HENAREのUNITED EMPIREは、辻はオスプレイにトラースキック、読み合いからオレンジクラッシュを決めるが、カーブストンプは避けたオスプレイがニーアッパーからオスカッターを決め、ヒドゥンブレイドで勝負を狙うと、辻がジーンブラスターを連発して3カウントを奪い勝利を収め。試合後に辻がオスプレイの保持するIWGP’ US改めIWGP UK王座に挑戦表明する。場外では先日にHENAREから襲撃を受けたエディがHENAREを襲撃して乱闘となる。IWGP UK王座はイギリスで鷹木が先に挑戦が決まっているが、前門の鷹木、後門の辻によってオスプレイは包囲網を敷かれた形となったようだ。
第5試合ではタマ&タンガ&ヒクレオ&ファンタズモ&邪道vsフィンレー&KENTA&オーエンズ&コグリン&ゲイブのBULLET CLUBは、ファンタズモがG.o.Dと一緒に入場したことで、正式にG.o.D入りしたことをアピールする。
試合はBULLET CLUBが邪道を捕らえて試合をリードも、代わったファンタズモがゲイブに旋回式クロスボディー、場外のコグリンにトペスイシーダ、ゲイブにスワントーンボムからライオンサルトと猛反撃する。
終盤ではBULLET CLUBがタンガを捕らえトレイン攻撃から、オーエンズがトランスレイブ、Cトリガーからパッケージドライバーを狙うが、切り返したタンガが延髄斬りを放ち、オーエンズがソバットからラ・マヒストラルを狙うとタンガが潰して3カウントを奪い、、試合後も両軍乱闘になるが新生G.o.Dが返り討ちにして、タマがNEVER王座、ファンタズモ&ヒクレオがSTRONGタッグ王座への挑戦をアピールする。
第4試合の後藤&YOSHI-HASHI&田口&ボルチンvsザック&マイキー&シェイン&藤田のTMDKは、マイキー&シェインが後藤にタンクバスターを決め勝利を収め、試合後もIWGPタッグ王座にマイキー&シェインが挑戦を表明する。
第1試合では清宮が大岩と組んで矢野&ロイペと対戦し、清宮が変型シャイニングウィザードでロイペから3カウントを奪い勝利を収めたが、バックステージでは清宮が大岩にNOAH参戦を呼びかけ、大岩も受けてNOAHに参戦することになった。同期である藤田が今大会をもって海外武者修行に出ることが決定していることから、大岩も考えることがあったのかもしれない。
