大森北斗にとっての初めての三冠挑戦は、青柳の横綱相撲の前に悔しい思いをする…


7月21日 全日本プロレス「#ajpwサマーアクションシリーズ2023」島根・くにびきメッセ大展示場 937人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 15分1本勝負>
△安斎勇馬(15分時間切れ引き分け)△青柳亮生

<第2試合 15分1本勝負>
〇石川修司 綾部蓮(9分20秒 片エビ固め)佐藤光留 ×エーグル・ブラン
※ファイヤーサンダー

<第3試合 30分1本勝負>
〇諏訪魔 田村男児(12分56秒 体固め)永田裕志 ×本田竜輝
※ラストライド

<第4試合 全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第5代王者組】大森隆男 ブラックめんそーれ 〇ATM(13分33秒 片エビ固め)【挑戦者組】ヨシ・タツ ALLマイティ井上 ×ラウザ
※ダイビングボディープレス
☆大森&めんそーれ&ATMが2度目の防衛に成功

<第5試合 30分1本勝負>
〇宮原健斗 井上凌 ライジングHAYATO(15分4秒 シャットダウンスープレックスホールド)小島聡 エル・リンダマン ×渡辺壮馬

<第6試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第70代王者】〇青柳優馬(20分4秒 エビ固め)【挑戦者】×大森北斗
※THE FOOL
☆青柳が初防衛に成功

全日本プロレス島根大会で初の三冠ヘビー級選手権試合が開催され、2日に永田を破り三冠王座を奪取ししたばかりの青柳に、大森北斗が挑戦、北斗はキャリア5年目となるが、初めてメインのリングに立って三冠王座に初めて挑んだ。

差し合いからバックの奪い合い、リストロックの応酬から青柳がハンマーロックも北斗はヘッドシザースで切り返す。ロックアップから北斗が押し込みエルボーはいなした青柳がヘッドロックも、北斗がアームホイップ、青柳もアームホイップで返し、北斗は場外へ逃れる。
ところが青柳が北斗を見失ってしまうと、リング下に潜っていた北斗が別方向からリングに戻って低空ドロップキックからピンプジュースで奇襲をかけ、串刺しも迎撃してヘッドシザースホイップのままヘッドシザースと古典技で絞めあげ、青柳がロープエスケープする。

北斗は串刺しを狙うが、迎撃した青柳が北斗の右腕へカーフブランディングを敢行し、場外戦を仕掛けて鉄柵を使ったハンマーロック、ハンマーロックのままで鉄柵に叩きつけ、北斗はエルボーも受け切った青柳が脇固め、ハンマーロックのままでまた鉄柵に叩きつけるなど、右腕攻めで試合の流れを変える。
リングに戻ると青柳が北斗の右腕を踏みにじり、ハンマーロックのままでコーナーに叩きつけ、連続カバーでスタミナを奪ってからチキンウイングアームロック、北斗はロープエスケープも、青柳が構わずネックロックで絞める。
北斗はエルボーの連打も青柳が打ち返してラリーに、青柳がショルダーアームブリーカーから突進は、避けた北斗がランニングエルボー、左右エルボーからコンプリートショットで反撃、旋回式バックフリップからナルシストロックで捕らえ、青柳がロープエスケープし、北斗はジャーマンを狙うが、逃れた青柳が突進する北斗をコーナーにセットしてドロップキックで場外へ落とす。
エプロンに北斗をあげた青柳はジャーマンを狙うが、逃れた北斗がエルボーからエプロンでの無想一閃を敢行、リングに戻ると北斗が垂直落下式ブレーンバスター、ワールド・オブ・ザ・ワールド狙いは、避けた青柳はジャーマン、エルボーのラリーから青柳がエルボースマッシュも、突進は北斗が死角からKO対し、青柳はロックボトムで応戦する。
両者ダウンからエルボーのラリー、北斗が一撃から突進は青柳がバックエルボーも、北斗はランニングエルボーから無想一閃は、切り返した青柳がエンドゲームで絞めあげ、カバーすると、北斗はカウント2でキックアウトする。
青柳は雪崩式ロックスターバスターからザ・フールを狙うが、逃れた北斗はジャーマンも青柳もジャーマンで返し、北斗はジャーマンスープレックスホールド、ドラゴンスープレックスホールドと攻め、ワールド・オブ・ザ・ワールドも炸裂させたが、カウント2.5でキックアウトされる。
北斗はエルボーに対し青柳スピンキックで応戦し、北斗はジャンピングエルボーから無想一閃は逃れた青柳がスピンキックで返すと、ロックスターバスターからザ・フールで3カウントを奪い防衛を果たした。
試合後に青柳が北斗に「悔しいだろ? 悔しいだろ? また挑戦してこいよ。待ってるからな」と呼びかけ、北斗は無言で退場すると、入れ替わりに諏訪魔が現われ、「お前が全日新時代の顔だってのは分かったよ。でもな、時代に逆行したい俺もいるんだよ。次、そのベルトに挑戦させろ」と挑戦を表明すると、青柳は「もう皆さんもお分かりでしょう。今日、この俺が全日新時代の新たなスタートを切ったチャンピオンだ。はっきり言わせてもらおう。あんたにこのベルトを獲られたら、全日本プロレスの旧時代が始まっちまうんだ。あんたは確かに全日本プロレスの象徴としてやってきたけど、次、このベルトを懸けて全日本プロレスのシンボルはこの俺・青柳優馬に代わる。場所はもう決まってんだ! 8月6日、幕張メッセで“諏訪魔全日本”にトドメを刺してやる。かかってきなさい!」と諏訪魔時代を終わらせるということで受諾、最後は島根のファンに感謝しつつ、自分のYoutubeチャンネルをPR、そしてテレビカメラへ向けて「次はお前、諏訪魔だ。地獄に堕ちろ〜!」とアピールして締めくくった。
内容的にも初挑戦の北斗の全てを青柳が引き出しまくっての防衛と横綱相撲の試合で、堂々の王者ぶりを見せた。青柳が北斗に「悔しいだろ? 悔しいだろ?」と呼びかけたのは、かつての青柳自身も同じで、何度も三冠に挑んで敗れ悔しい思いをしてきたからこそ、現在を勝ち取った。今度は北斗の番で何度も悔しい思いをして将来を勝ち取って見ろというメッセージが込められているのかもしれない。今日初めて三冠に挑戦した北斗だけでなく、先に三冠に挑戦した安斎もこれから何度も悔しい思いをすると思う。将来を取るなんて一日してならない、悔しい思いの積み重ねでつかみ取るもの、北斗も三冠に挑んで初めて悔しい思いをしたときこそ、全日本プロレス新時代へのスタートを切ると思う。
そして次期挑戦者は諏訪魔となったが、7・16新木場のUNタッグ選手権では青柳から堂々の3カウントを奪っていることから、挑戦の資格は十分にあり、またかつての豪快さを取り戻すなど完全復活を遂げている。その諏訪魔も「時代に逆行したい俺もいるんだよ」と言ったことで、時代の流れを痛感し始めているのも事実だと思う。果たして諏訪魔が押し寄せる時代の波を推しとどめるのか、それとも青柳が諏訪魔時代を終焉させるのか…

第4試合の全日本プロレスTV6人タッグ選手権、王者組の大森&めんそーれ&ATM組が、ヨシ・タツ&松江だんだんプロレス -のALLマイティ井上&地方インディーを中心に活躍するフリーのラウザ組の挑戦を受け、めんそーれにブレーンチョップを放ったヨシ・タツから代わった井上がめんそーれに前転しただけのサマーソルトドロップを命中させるがセントーンは自爆してしまう。

めんそーれから代わった大森がビックブーツ、ニールキックで反撃、アックスボンバーは井上がラリアットで迎撃で相打ちになり、張り手のラリー、大森がエルボースマッシュに対し、井上が逆水平の連打から延髄斬りを放つと、代わったラウザとダブルショルダーから、ラウザがダイビングクロスボディーを命中させる。
ラウザは大森にフルネルソンを狙うが、振り解いた大森がフルネルソンバスター、王者組がトレイン攻撃からATMが雪崩式フランケンシュタイナーも、井上が大森とめんそーれを両腕ラリアットで排除すると、今度は挑戦者組が連係でATMを捕らえ、ラウザがファルコンアローを決めるが、めんそーれがカットすると
ラウザはローリングエルボーも避けたATMがめんそーれのトラースキック、大森のアックスボンバーの援護を受けてダイビングボディープレスで3カウントを奪い王座を防衛した。

セミファイナルの宮原&HAYATO&井上vs小島&リンダ&壮馬の新日本プロレス&GLEAT連合軍は、連合軍がHAYATOを捕らえてリードも、リンダがHAYATOに檄を飛ばす宮原をうるさがって気が散ってしまい、ダイビングボディープレスを自爆させてしまう。
終盤ではHAYATOが壮馬に人でなしドライバーを決めるが。リンダがジャーマンでカットすると、井上が入りリンダをバスソーキックを浴びせ、壮馬にPKからソバットを放つ。
そして全日本プロレス軍が壮馬をトレイン攻撃で捕らえると、宮原が垂直落下式ブレーンバスター、HAYATOはシドヴィシャスと畳みかけ、宮原のブラックアウトは避けた壮馬が延髄斬りを放っても、ドロップキックを自爆させた宮原がブラックアウトを連発してからシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い全日本プロレス軍が勝利を収める。
試合後に23日の大阪で世界ジュニア王座をかけて井上の挑戦を受けるリンダがベルトをかざして井上を挑発すると、激怒した井上がソバットを連発してリンダをKOし、「おい!!エル・リンダマン!お前の行動にいちいち腹が立つんだよ!!明日大阪で必ずお前のベルトを引っ剥がしてやるからそれまで大事に持っとけ!!!」とベルトをダウンしているリンダに手渡し、またバックステージでもHAYATOがリンダを襲撃をかけた。

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