瑞希が伊藤を降し真のリスペクトを示す!辰巳は愛野に完勝!荒井はNEO美威獅鬼と遭遇!


7月8日 東京女子プロレス「SUMMER SUN PRINCESS ’23」大田区総合体育館 1222人
(試合内容は実況ツイートより)

<第8試合 20分1本勝負>
〇沙希様 メイ・サン=ミッシェル(12分24秒 片エビ固め)荒井優希 ×上原わかな
※アカデミー賞

<第9試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第10代王者】〇辰巳リカ(15分11秒 片エビ固め)【挑戦者】×愛野ユキ
※ミサイルヒップアタック
☆辰巳が4度目の防衛に成功

<第10試合 プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負>
【第12代王者】〇瑞希(24分29秒 キューティースペシャル)【挑戦者】×伊藤麻希
☆瑞希が3度目の防衛に成功

東京女子プロレス大田区大会のメインはプリンセス・オブ・プリンセス選手権、王者の瑞希に伊藤が挑戦、2017年には伊藤が半ば強引に瑞希を巻き込む形で「伊藤リスペクト軍団」を結成してしたが。瑞希は坂崎ユカとのマジカルシュガーラビッツを結成し、プリンセスタッグ王座を奪取することでどんどん先へ走ってしまったことで、伊藤が嫉妬し一方的に解散する、2021年の「東京プリンセスカップ」の準優勝で伊藤と瑞希が対戦し、伊藤が顔面を骨折するというハンディを背負いながらも伊藤デラックスで瑞希を降したが、今度はプリンセス王座をかけて、ビックマッチのメインで二人が激突することになった。
開始となると睨み合ってから距離を置き、ロックアップから伊藤が押し込んで瑞希が体を入れ替え合うも、エルボーのラリーになると、瑞希がコルタバからドロップキックを放って伊藤は場外へ逃れる。

追いかけた瑞希を、伊藤がエプロンへ叩きつけると鉄柱めがけて腰から叩きつけ、エプロンを使ってハングマンDDTを敢行し、リングに戻ると伊藤はロープを使ったキャメルクラッチ、腰へのエルボー、コーナーへ押し込んでストンピングを連打、串刺しバックエルボーからフェースクラッシャーとリードを奪う。
瑞希はエルボーの連打で反撃も、伊藤がフェイントからDDT、スリーパーで捕らえる。そのままバックブリーカー、レッグスプレットと逆片エビ固めの複合技で捕らえ、瑞希はロープエスケープする。伊藤は瑞希の髪を掴んで叩きつけるカバーするが、ブリッジで逃れた瑞希はフットスタンプを命中させると、セカンドコーナーからフットスタンプ、場外へ逃れた伊藤にプランチャスイシーダを命中させる。
リングに戻ると瑞希はダイビングクロスボディーを命中させ、コーナーへ伊藤を叩きつけ、石頭で耐える伊藤にドロップキック、セカンドコーナーに伊藤を仰向けにしてフットスタンプで潰してからクロスフェースで捕らえる。
振りほどいた伊藤に瑞希がドロップキックも、反動で戻ってきた伊藤が倒れ込みヘッドバットで応戦、世界一可愛いナックルから顔面ウォッシュを浴びせる

エプロンの攻防で伊藤はコーナーを使ってハングマンDDTから逆エビ固めを狙い、瑞希は逃れると串刺しを避けてから丸め込み合戦に持ち込むと、伊藤は頭突きを浴びせ、瑞希の渦飴も頭突きで迎撃する。
瑞希は場外へ逃れると追いかけた伊藤はエルボーのラリーに持ち込み、伊藤が飛びつきDDTも瑞希はキューティースペシャルで応戦、リングに戻るとリストを繋いだままでエルボーのラリーは瑞希が制したが、再びエルボーのラリーになると伊藤が連打に対し、瑞希が浴びせ倒す。
瑞希は突進するが、切り返した伊藤は逆片エビ固めで捕らえ、瑞希はロープエスケープも、伊藤は雪崩式DDTから逆エビ固めで捕らえ伊藤パニッシュへ移行するが、伊藤デラックスへ移行しようとした際に瑞希がロープエスケープする。
伊藤はフライングビックヘッドを狙うが、必死で立った瑞希は雪崩式キューティースペシャルを敢行、伊藤の後頭部へダイビングフットスタンプからクロスフェースで捕らえ、伊藤は必死でロープエスケープする。

両者はエルボーは相打ちになって、瑞希が崩れると、伊藤が頭突きから突進するが、瑞希がクロスボディーで迎撃すると、伊藤の顔面へドロップキックから腰にダイビングフットスタンプ。キューティースペシャルは逃れた伊藤が頭突きも、瑞希がバックスピンエルボーからキューティースペシャルで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後に瑞希が「やっぱり私たちが一緒に平行線で歩んできた道は間違ってなかったし、本当に変わらずカッコいい…うん。私は今日勝ったけど、やっぱり伊藤さんが私のライバルです」と称えれば、伊藤は「なんか偉そうなこと言ってるけど、お前に伊藤の気持ちはわかんないよ。平行線だって言ったけど、伊藤はぜんぜんそんなこと思ってなかった。せっかくだから、伊藤は昔の話とかするの嫌いだけど、今日だから言うよ。7年前、東京女子に来たじゃない? で、伊藤リスペクト軍団とかいって、まあ一緒にいろいろやってたけど、いつの間にかお前はどんどんどんどん、どんどんどんどん、強くなってって…気づいたら伊藤以外のパートナーでタッグベルトを獲って、なんか伊藤、ずーっとお前に対して手を伸ばしてる感覚っていうかさ、なんていうか嫉妬することしかできなかったの、うん。それを伊藤は黒歴史って言ってる。自分が何もできず、手を伸ばすことしかできない、嫉妬することしかできなかった時代を黒歴史だって言ってる。でも伊藤は気づいたらお前とこの大田区で、メインを飾ってて、ずっと見上げてた。手を伸ばしてたのがやっといま同じ目線に立ったと思ってる。だからさ、だから、だからこそ言えるだけどさ、今の、今ね、今の伊藤はさ、お前をね、ライバル…ライバルとか思ってない! ライバルというか、伊藤はお前をリスペクトしてる。伊藤はお前を心からリスペクトしてるよ。本当におめでとう。これからも一緒に闘っててください」とエールを送り、潔く敗戦を認めて握手でノーサイドとなり、最後は瑞希が坂崎ユカのフレーズである「ハンバーグでハッピーハッピー」で締めくくった。
内容的には、伊藤がどんどん先手を奪ってリードを奪い、瑞希を追い詰めていったが、伊藤パニッシュが決め手にならないことで伊藤デラックスへ移行した際に焦れたのが敗因だったのか、そこから瑞希が自分の流れへと変えていった。
今回印象的だったのは、伊藤はこれまで相手に対して中指を立てることで意地を見せていたが、それが最後までなかった。中指を立てるのは伊藤にとって意地でもあり嫉妬の現われなのかもしれないが、最後で瑞希に対して握手で応じたのは、それだけ瑞希は伊藤にとって特別な存在だったということなのかもしれない。

ゼミファイナルのインターナショナルプリンセス選手権、王者の辰巳に愛野が挑戦、握手から開始となると、ロックアップからエルボーのラリーもいなした辰巳がクローで捕らえる。

グラウンドで愛野がヘッドロックで辰巳の動きを止めるとフロントネックロック、抜けた辰巳にショルダータックル、ヒップトスからセントーンと攻めるが、ボディースラムは辰巳が逃れて低空ドロップキック、セカンドロープに愛野の右膝をセットして踏みつけ、ドロップキック、ニークラッシャーからよっしゃいくぞエルボーから膝固めと、愛野の右膝を狙い撃ちにする。
愛野はショルダースルーで反撃すると、ショルダータックルを連発、ショルダースルーから捻り式セントーン、フルネルソンで捕らえたが、辰巳がクローで逃れる。
愛野はエルボーの連打からブルドッキングヘッドロックで反撃するが、辰巳の突進をショルダースルーで場外へ出すと、場外戦でサイドスープレックスを敢行する。リングに戻ると愛野はセカンドコーナーへ昇るが、辰巳は右脚へドロップキックから雪崩式ドラゴンスクリュー。ドラゴンスクリューから足四の字固めで捕らえ、愛野はリバースするなど攻防を展開し、愛野は必死でロープエスケープする。
辰巳はヒップアタックからツイストオブフェイドを決めるも、ミサイルヒップ狙いは、愛野が追いかけるとラリアットでエプロンへ落とし、ロープ越しでサイドスープレックスからセントーンを投下する。

ヴィーナスDDTからUBVを狙うが、着地した辰巳がスリーパーからドラゴンスリーパーで捕らえ、担いだ愛野が後ろへ叩きつけて突進すると、辰巳がスリーパーからドラゴンスリーパーで捕らえ、ホワイトドラゴンスリーパーへ移行するが、ロープ際だったためロープエスケープとなる。
辰巳はエルボーの連打も、愛野はショルダータックルで返し、辰巳のヒップアタックはキャッチも、辰巳はツイストオブフェイドからミサイルヒップアタックで3カウントを奪い防衛に成功した。

第8試合は荒井が上原と組んでNEO美威獅鬼軍と初対戦し、NEO美威獅鬼がキャリアの浅い上原を捕らえて試合をリードする

長時間捕まった上原はメイサンにボディースラムから荒井に代わり、荒井はメイサンにドロップキック、串刺しビックブーツ、ショルダータックルと攻め、沙希様との初対決では、荒井がビックブーツを連打も受け流した沙希様が倒してサッカーボールキックを浴びせ、串刺しビックブーツからジャンピングミドルキックを放って、足蹴で荒井を挑発する。

沙希様のミドルキックをガードした荒井がビックブーツで返すと、赤井沙希譲りの新人賞を放ち、サソリ固めで捕らえたが、メイサンにカットされ、怒った荒井はメイサンを排除も、沙希様がビックブーツを連打からアカデミー賞狙いを、避けた荒井がドロップキックを放つ。
代わった上原も沙希様にドロップキックで続き、スペースローリングエルボーからスリーパーで捕らえるが、メイサンが上原の頭部にとレイを落としてカットする。
美威獅鬼軍が上原にラ・レボルシオンを決め、、荒井がカットに入り沙希様にフルネルソンバスターからFinallyはメイサンのトレイでガードも、その際にトレイが沙希様に当たってしまう。それでもメイサンは上原にトレイトラップから沙希様がアカデミー賞で3カウントを奪い、NEO美威獅鬼が勝利となった。

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