デビュー15周年を迎えた拳王が出した決断…金剛が発展的解散!そして新たなるステージへ


6月24日 NOAH「拳王 Debut 15th ANNIVERSARY【MATCH】〜since 2008~」徳島・とくぎんトモニアリーナ 1321人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 15分1本勝負>
〇Hi69(5分49秒 逆エビ固め)×小澤大嗣

<第2試合 20分1本勝負>
マサ北宮 〇稲村愛輝(8分51秒 片エビ固め)稲葉大樹 ×スタリオン・ロジャース
※無双

<第3試合 30分1本勝負>
〇ニンジャ・マック(9分28秒 片エビ固め)×ダンテ・レオン
※ニンジャボム

<第4試合 30分1本勝負>
〇潮崎豪 中嶋勝彦 モハメド ヨネ GAINA(14分37秒 片エビ固め)サクソン・ハックスリー ティモシー・サッチャー 藤田和之 ×谷口周平
※豪腕ラリアット

<第5試合 30分1本勝負>
小川良成 クリス・リッジウェイ 〇ダガ(13分41秒 片エビ固め)×小峠篤司 吉岡世起 スペル・クレイジー
※ディアブロウイングス

<第6試合 45分1本勝負>
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr 〇清宮海斗 HAYATA Eita(13分18秒 ダブルアームロック)ジェイク・リー ジャック・モリス ×タダスケ YO-HEY

<第7試合 60分1本勝負>
〇拳王 船木誠勝 征矢学 近藤修司 大原はじめ(22分7秒 片エビ固め)丸藤正道 田中将斗 桜庭和志 AMAKUSA ×アレハンドロ
※炎輪

今年でデビュー15周年を迎えた拳王の凱旋興行が地元である徳島で行われ、メインは拳王&船木&征矢&近藤&大原の金剛フルメンバーが久々に揃い、丸藤&欠場の杉浦貴に代わって代役出場の田中&桜庭&AMAKUSA&アレハンドロ組と10人タッグ戦で対戦となった。

試合は先発で出た拳王が桜庭にローキックを放つも、拳王vs桜庭で開始、桜庭は回転しながらいきなり下かの膝十字を狙い、桜庭のアームロックを逃れてローキックのラリーにると、テイクダウンを狙う拳王のサイドを奪って、拳王がロープエスケープする。
近藤vsAMAKUSAになると、AMAKUSAは近藤をトリッキームーブからハリケーンラナで近藤を場外へ出せば、アレハンドロもカットに入る大原を場外へ出し、アレハンドロと同時トペコンヒーロを命中させる。
丸藤vs征矢に代わり、征矢がフィンガーロックで圧倒するが、征矢の足を踏んだ丸藤はリバーススープレックスで投げると、征矢がショルダータックルから金剛が入って金剛トレインで丸藤を蹂躙し丸藤を捕らえにかかるも、丸藤は大原に逆水平で返し、代わったアレハンドロもロープ越しのハイキック、アームホイップからドロップキック、代わった田中が大原にバックエルボー、首四の字、代わった桜庭とダブルショルダータックルと連合軍が大原を捕らえて試合をリードする。
長時間捕まった大原は丸藤の時間差ロープワークを避けてから、拳王に代わり、拳王は丸藤と田中連係をミドルキック、スピンキックで阻止すると、丸藤の足を払って背中へのフットスタンプ、背後からランニンと放ち、拳王のミドルキックに対し、丸藤は逆水平で返してラリーになってから、丸藤はステップキックも、拳王はローキックで応戦l丸藤の時間差ロープワークをミドルキックで迎撃する。
代わった征矢と丸藤が逆水平のラリーになると、征矢の弾道は避けた丸藤がフックキック、代わった田中が弾丸エルボー、切り返しからDDT、串刺しラリアットからスイングDDTで攻めるが、征矢はフライング弾道で応戦してからから串刺しバックエルボー、ブルドッキングヘッドロックと攻め、田中のブレーンバスターに対し、征矢もブレーンバスターで返す。
船木vs桜庭になるとローキックのラリーから張り手のラリーになり、船木がニーリフト、首投げからPKを狙うが、はキャッチした桜庭がクロスヒールホールドで捕らえ、船木はロープエスケープする。船木は掌底を狙うが、いなした桜庭がスリーパーで捕らえると、船木がバックドロップで投げる。
アレハンドロvs近藤になると、アレハンドロのドロップキックの連発を近藤が受け流すが、アレハンドロがメサイヤDDTで突き刺し、AMAKUSAが入って連係から、アレハンドロがクロスボディーも、近藤が二人まとめてブルドッキングヘッドロック&ネックブリーカーで応戦する。
ここで代わった拳王がアレハンドロに蹴暴を放つと、PFSはアレハンドロが避けてウラカンラナで丸め込んだが、突進したところで拳王がミドルキックから金剛がトレイン攻撃で蹂躙、そして拳王がPFSはを命中させ、勝負あったかに見えたが、AMAKUSAと田中にカットされてしまう。

しかし拳王はここ一番で出す奥の手である炎輪をアレハンドロに命中させて3カウントを奪い、デビュー15周年と凱旋興行を勝利で飾った。

試合後も金剛のメンバーが揃い、拳王がマイクを持つと、「拳王15周年記念大会、ここ徳島に多数のご来場のクソヤローども! どうもありがとう!15年前、ここ徳島市立体育館でデビューして15年。俺のプロレスラーとしての成長、てめえら、どうだった? もう一度、聞くぞ。俺のプロレスラー15年の成長、どうだったか?ムチャクチャうれしいし、最高って言ってくれたクソヤローども、おめえら最高だ。そして、金剛として初めての徳島凱旋。俺が4年前に作った金剛。今ではNOAHだけじゃなく、プロレス界の先頭を走っている軍団、俺たち金剛もてめえらどうだったか?ありがとう。てめえらもそうだけど、俺も金剛が最高だ。メチャクチャ俺たち強えだろ? そんな金剛、4年続けて、安定望めば進化なし! 今日で金剛解散する」と金剛の解散を発表し、大声援だった館内は戸惑い始める。
拳王は「金剛、今日で解散すると伝えた。このまま金剛続けていって…」と続けようとすると、征矢は号泣し、拳王はそんな征矢に歩み寄って握手を交わしたのを皮切りに船木、近藤、大原にも感謝を示し、「これはもっともっと俺たちプロレスラーとして進化していくための解散だ。このまま金剛続けても大きなものは見せられると思う。だが、それ以上に大きなものを、俺もそうだし、ここにいる金剛のメンバーが強い信念をもって、これからてめえらクソヤローどもを、このプロレスリングNOAH、まだまだ業界のトップにいねえよな。俺が、そして今いる金剛のメンバーがそれぞれ、このNOAHを業界のトップまで持っていく。その約束をする」と誓い、最後は拳王は「だからおい、今日で金剛解散しても、強い信念を持っている俺たちにこれからもついてきてくれ!」と呼びかけ、最後は「これから強い信念を持つ俺、金剛のメンバーたち…俺たちについてこい」で締めくくった。

金剛は2019年4月にスタート、この時は経営が苦しかったNOAHはエストピー体制からリデットエンターテイメント体制代替わりしたが、ここから経営が苦しかったNOAHもやっと反撃を狼煙をあげたことを考えると、金剛は新しくなったNOAHの象徴的ユニットだったのかもしれない。
最初は拳王、北宮、小峠、稲村の4人で始まり、当時ヘビー級だった小峠がジュニアへ再転身するために離脱すると、入れ替わりに仁王となったHi69、2AWから移籍した佐藤悠己こと覇王が加わり5人体制になり、2020年に入ると活動停止になったWRESTLE-1から征矢、原田大輔と袂を分かったタダスケ、潮崎と仲間割れとなりAXIZを解散させた中嶋も加わるなど1大勢力となるも、その後で稲村が離脱、また北宮も中嶋とのタッグ再結成を嫌い金剛から離脱していった。
そしてアレハンドロこと亜烈破が新メンバーに加わり、2022年には新日本プロレスのLIJと10人タッグで対戦、そして拳王をシングルで破った船木、大原、近藤が加わるも、亜烈破と覇王が離脱し、仁王が覇王との敗者リングネーム剥奪&髪切りマッチで敗れてリングネームを元のHi69に戻したが、NOAHの反体制勢力として一大勢力は保ったままだった。
ところが今年に入るとタダスケがYO-HEYとGLG入りするために離脱すると、中嶋も潮崎とのAXIZを再結成するために離脱、そして古株のメンバーだったHi69までも続けて離脱してしまい、船木と近藤があくまでフリーでレギュラー参戦していないことから、金剛は実質上レギュラーは拳王、征矢、大原だけとなっていた。これまで金剛は仲間割れで離脱者が出るケースが少なく、ケジメをつけさせたうえで円満に送り出していったが、さすがの拳王もこれだけ離脱者が続くと思うところが出てきてしまったのかもしれない。
拳王はバックステージインタビューで「NOAHのことだけ考えるのは15年で終わる。これからはプロレス界のことを考えて俺は突き進んでいく。そして俺はプロレス界の頂点を獲ってやる。それが16年目、拳王の誓いだ。」と答えていたが、NOAHもかつての聖地である武道館に戻り、大会場でも大会を行うようになった。それを考えると拳王はNOAH反撃の象徴である金剛の役目はもう終わった、今後は自分だけでNOAHだけでなくプロレス界全体を揺るがしていく存在になる。それが拳王の出した結論だったのかもしれない。果たして新しい道を歩み始めた拳王はどこへ向かおうとするのか…

セミファイナルではワグナー&清宮&HAYATA&Eitaがジェイク&モリス&タダスケ&YO-HEYのGLG対戦し、GLGは終盤で清宮を捕らえるとタダスケがラリアットを狙うが、ガードした清宮がジャンピングニーし、最後はダブルアームロックまま回転する新バージョンを披露してタダスケがギブアップとなり、勝利を収めた。

読み込み中…

エラーが発生しました。ページを再読み込みして、もう一度お試しください。

コメントは受け付けていません。

WordPress.com でサイトを作成

ページ先頭へ ↑