坂崎ユカ欠場、選手権消滅という緊急事態に東京女子はいかに立ち向かったのか…


6月11日 東京女子プロレス「STICK OUT ’23」後楽園ホール 604人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 15分1本勝負>
〇乃蒼ヒカリ 角田奈穂(7分4秒 片エビ固め)×凍雅 大久保琉那

<第2試合 15分1本勝負>
〇原宿ぽむ(8分5秒 片エビ固め)×HIMAWARI
※ぽむ・ど・じゃすてぃす

<第3試合 20分1本勝負>
〇上福ゆき 鳥喰かや 上原わかな(9分51秒 片エビ固め)荒井優希 らく ×鈴木志乃
※フェイマサー

<第4試合 15分1本勝負>
〇ハイパー・ミサヲ(8分53秒 片エビ固め)×桐生真弥
※ハイパミリターンズ

<第5試合 20分1本勝負>
中島翔子 〇宮本もか(12分35秒 羅生門)鈴芽 風城ハル

<第6試合 1vs2 ハンディキャップマッチ 20分1本勝負>
〇辰巳リカ 渡辺未詩(17分8秒 エビ固め)×瑞希
※ミサイルヒップ

<第7試合 インターナショナル・プリンセス王座次期挑戦者決定戦 30分1本勝負>
〇愛野ユキ(14分27秒 片エビ固め)×遠藤有栖
※ヴィーナスDDT

東京女子プロレス後楽園大会が開催されるも、当初はメインでプリンセスタッグ選手権、王者組である坂崎ユカ&瑞希のマジカルシュガーラビッツに辰巳&未詩の白昼夢が挑戦する予定だったが、大会3日前になって坂崎が首の負傷でドクターストップがかかってしまい急遽欠場、それに伴い保持していたプリンセスタッグ王座も返上しタイトルマッチ自体が白紙となってしまった。
そのためカード変更や試合順も変更を余儀なくされ、瑞希はセミで白昼夢と一人で対戦するハンディキャップ戦に臨むことになり、メインもセミで行われる予定だったインターナショナルプリンセス挑戦者決定戦が繰り上がった。今大会は山下実優もアメリカからまだ帰国しておらず、伊藤麻希もアメリカ遠征で不在というまさに異常事態で後楽園大会が開催され、大会前には坂崎が瑞希と一緒に登場し欠場の挨拶、甲田哲也代表にベルトを返還して王座を返上、坂崎自身はあくまで試合をすると訴えたが、甲田代表は改めてストップをかけ、瑞希にたしなめられてしまった。

セミファイナルのハンディキャップ戦には瑞希のセコンドには坂崎が着いた。

瑞希vs辰巳で開始となってグラウンドの攻防になったところで、未詩は交代を求めるが、辰巳が「うるせえ!」と拒否して白昼夢で揉めると、瑞希がヘッドロックで強襲し、辰巳が押し込んでブレークするも、未詩が背中を叩いて強引に交代に代わったため白昼夢に不穏な空気が漂い始める。

瑞希は未詩アームホイップ、読み合いからドロップキックでカバーには入り、、辰巳がカットも未詩に誤爆してしまう、辰巳は未詩に謝って瑞希に連係を狙うが、切り返した瑞希が辰巳と連係で未詩にダブルバックエルボーを浴びせ、白昼夢で同士討ちさせてから、辰巳は瑞希をホイップして未詩にバックエルボーとハンディキャップのはずが3WAYの様相になる。

辰巳は瑞希と未詩にダブルバックエルボーも、瑞希は辰巳を排除して未詩をカバーに入り、怒った辰巳は瑞希を転倒させてから、未詩と仲直りするも、よっしゃいくぞは瑞希が同士討ちさせると辰巳は場外へ出され、未詩もコルタバからドロップキックを場外へ出されると、瑞希は場外の白昼夢にプランチャスイシーダを命中させる。
リングに戻ると瑞希が未詩にキャメルクラッチで捕らえると、未詩はロープエスケープし、瑞希は突進も未詩はボディースラム、代わった辰巳がロープに瑞希の右脚をセットしてドロップキック、代わった未詩もゴリラスラム、バックブリーカーと瑞希を攻めるなど、ようやく白昼夢のチームワークが噛み合いだす。
辰巳は瑞希にドラゴンバックブリーカーからニードロップと腰を攻めるが、瑞希は辰巳にドロップキックで、未詩にはクロスボディーで反撃し、辰巳にダイビングクロスボディーからヘッドロックも、逃れた辰巳が低空ドロップキック、代わった未詩がショルダータックル、スティンガースプラッシュからショルダータックルと攻め、ジャイアントスイングは瑞希が逃れても、未詩は瑞希の腰へ串刺しショルダーを連発する。
未詩の串刺しを避けた瑞希は、未詩をセカンドコーナーへセットしてフットスタンプ、も読み合いになると未詩はポップアップ式ジャイアントスイングで回転する。

未詩はカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げるが、逃れた瑞希にバックブリーカー、白昼夢が合体ボディープレスから、辰巳がドラゴンスクリューから足四の字固めで捕らえるも、瑞希は必死でロープエスケープする。
辰巳は突進を避けた瑞希がドロップキックで辰巳を場外へ出すと、トップコーナーからダイビングフットスタンプを命中させ、リングに戻ってクロスフェースは未詩が慌ててカットに入ると、未詩がバッティングハンマーからティアドロップは逃れた瑞希が渦飴を浴びせる。
しかし辰巳が瑞希にヒップアタック、ツイストオブフェイドは逃れた瑞希がカサドーラからフットスタンプから十字固めで丸め込むも、キューティースペシャルは逃れた辰巳がヒップアタック、ツイストオブフェイドからミサイルヒップアタックで3カウントを奪い、白昼夢が勝利となった。

メインのインターナショナルプリンセス王座挑戦者決定戦の愛野vs有栖は、握手から開始となり、ロックアップから有栖がハンマーロックも愛野がヘッドロックで捕らえ、有栖はヘッドシザースから距離を置こうとしたところで、隙を突いた愛野がショルダータックルを浴びせるも、有栖はエルボーの連打、から丸め込みを連発、変則ロープワークからドロップキック、エルボーの連打から串刺しバックエルボー、串刺しドロップキック、串刺しジャンピングエルボー、ボディースラムと先手を奪う。

愛野はフライングショルダーで反撃すると、ロープの反動を利用してのボディースラム、エルボーの連打と流れを変え、串刺しフロントキック、串刺しバックエルボーと攻めるも、セントーンは自爆すると有栖がドロップキックを放つが、愛野はトラースキックからショルダースルーで放り投げると三沢式フェースロック、逃れた有栖をフルネルソンで絞り上げる。
逃れた有栖は愛野にジャンピングネックブリーカー、後頭部へランニングニー、ダフルスレッジハンマーで反撃すると鶴ヶ城から磐梯山を決め、有栖はドロップキックで愛野を場外へ出すと、エプロンダッシュでのフライングフォアアームを命中させ、愛野はエプロンの角めがけてボディースラムから鉄柱攻撃を狙うも。切り返した有栖が逆に鉄柱攻撃からドロップキック、エプロンから鶴ヶ城を命中させる。

ところがリングに戻された愛野は、リングに戻ろうとする有栖にロープ越しでサイドスープレックスで投げるとショルダータックルを連発、エルボーのラリーでは愛野が連打、ショルダータックルからセントーンを投下する。
愛野はダイビングショルダー、サイドスープレックスが有栖が逃れるも。愛野はエルボーを狙う有栖にショルダースルーで放り投げ、愛野は串刺しも迎撃してトップコーナーも、有栖は雪崩式水車落としを敢行し、キャメルクラッチで捕らえ、愛野はロープエスケープも、リング中央に戻した有栖がキャメルクラッチで捕らえ、愛野はロープエスケープ寸前も有栖が回転して逃さずも、愛野は必死でロープエスケープする。
有栖は足を取って倒して鶴ヶ城を狙うが、避けた愛野がサイドスープレックス、ブルドッキングヘッドロックと畳みかけると、ヴィーナスDDTで3カウントを奪い勝利。
試合後は悔し涙を流す有栖の健闘を称え、ハグでノーサイド、そして試合を見ていた辰巳を呼び出し7・8大田区での選手権が決定、最後は愛野が締めくくった。

おそらく東京女子プロレスは、メインの選手権が消滅、坂崎が負傷、山下と伊藤が海外遠征で主力不在という緊急事態は初めての経験だったと思う。しかし現在残っている選手でどうにか乗り切れることが出来た。まして12月から坂崎がいなくなることから、それに向けて経験しておくのも悪くなかったと思う。

第3試合ではSKE48の公園リハーサル中に足を負傷し欠場していた荒井の復帰戦が行われ、荒井とらく志乃ともに、3人でのおやすみエクスプレスからおやすみなさいフォールで上原を捕らえにかかり、代わった荒井もボディースラムからアームロックで続いて試合をリードし、上福とビックブーツのラリーを繰り広げる。

終盤では荒井とらくの援護で、志乃が上福にボディースラムからスリーパーで捕らえるが、逃れた上福はドロップキックからフェイマサーで3カウントを奪い勝利となった。そして7・8のカードが発表され沙希様とメイサン=ミッシェルのNEO美威獅鬼軍の参戦が発表されると、荒井&上原組と対戦することになった。荒井はNEO美威獅鬼軍との対戦は初となる。

第4試合ではハイパミと桐生が対戦も、ハイパミはプロデュース興行が意外と大好評を得たにもかかわらず、主役となった桐生の方に好評を得たことに根に持ったことに怒れば、桐生は舞台裏で無茶ぶりされたことに怒りをぶつけプロデューサー失格と言い放ったため、ハイパミが怒って奇襲をかけて開始し、桐生がドロップキックで返り討ちにして、目立ったことに謝罪してニードロップと攻める。

しかし怒り?に燃えるハイパミは反撃して厳しい攻めで試合の流れを変え、エプロンでハイパミリターンズを敢行、桐生も河底撈魚から逆エビ固めで捕らえるが、ハイパミはロープエスケープし、ドラゴンスレイヤーから串刺しジャンピングニー、ハイパミリターンズで3カウントを奪い勝利、試合後は握手でノーサイドと思ったら、ハイパミは大人げなく蹴った。

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