5月29日 全日本プロレス「#ajpw スーパーパワーシリーズ 2023」後楽園ホール 834人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇藤田晃生 大岩陵平 ボルチン・オレッグ(12分27秒 ジャーマンスープレックスホールド)佐藤光留 田村男児 ×井上凌
<第2試合 20分1本勝負>
〇小島聡 ヨシ・タツ ライジングHAYATO 椎葉おうじ(8分15秒 片エビ固め)矢野通 ×ブラックめんそーれ 長井満也 鈴木鼓太郎
※ラリアット
<第3試合 30分1本勝負>
〇石川修司 綾部蓮 オスカー・ロイペ(8分55秒 片エビ固め)斉藤ジュン KONO ×歳三
※ファイヤーサンダー
<第4試合 30分1本勝負>
〇安斎優馬(7分33秒 ジャーマンスープレックスホールド)×本田竜輝
<第5試合 30分1本勝負>
〇宮原健斗 青柳優馬(11分35秒 スネークリミット)鈴木みのる ×大森北斗
<第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】〇青柳亮生(17分5秒 片エビ固め)【第64代王者】×土井成樹
※ファイヤーバードスプラッシュ
☆土井が3度目の防衛に失敗、亮生が第65代王者となる
<第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第95代王者組】〇拳王 征矢学(17分36秒 片エビ固め)【挑戦者組】×諏訪魔 斉藤レイ
※PFS
☆拳王&征矢が2度目の防衛に成功
<第8試合 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第69代王者】〇永田裕志(22分26秒 バックドロップホールド)【挑戦者】×T-Hawk
☆永田が2度目の防衛に成功
開始からT-Hawkはバックを奪うが、永田が腕を取り、T-Hawkが足を取って倒すも、永田腕十字を狙い、抜けたT-Hawkはヘッドロックのまま押し込んで逆水平を浴びせれば、永田がキックからロープへハンマースルーを狙うと、スライディングしたT-Hawkが低空ドロップキックからショルダータックルを浴びせて、逆水平を放つ。
永田は場外へ出て呼吸を整えるも、リングに戻るとT-Hawkが逆水平、ナックルを連打から逆水平と浴びせるが、永田はエルボーの連打から脇固めで捕らえると、T-Hawkがロープエスケープ、場外戦になると永田が鉄柵へハンマースルーからビックブーツからT-Hawkの右腕を鉄柱に叩きつけ、T-Hawkはエルボーの連打で返すも、永田がショルダアームブリーカーから右腕を鉄柱に叩きつける。
リングに戻ると永田はサッカーボールキックを浴びせ、T-Hawkはエルボーを放つT-Hawkの右腕へショルダアームブリーカー、ミドルキックからショルダアームブリーカーと右腕攻めに出てリードを奪い、エルボーのラリーでも永田がショルダアームブリーカー、ミドルキックから腕十字で捕らえ、T-Hawkは慌ててロープエスケープする。
永田はサッカーボールキックを連打を浴びせ、T-Hawkはエルボーで反撃を狙っても右腕攻めで威力がないため、永田はミドルキックを連打する。それでもT-Hawkは逆水平を放ち、永田のブレーンバスター狙いをブレーンバスターで投げ返して反撃する。
T-Hawkは逆水平を放つと、永田は串刺しビックブーツからエクスプロイダーを狙い。T-Hawkが逃れてエルボーに対し、永田が打ち返してラリーになるが、永田が突進をT-Hawkがアギラを浴びせ、逆水平の連打からローリング逆水平は避けた永田がジャーマンも、T-Hawkはウラジゴクで応戦する。
永田はミドルキックから串刺しを狙うが、迎撃したT-Hawkがアッパー掌打を浴びせ、永田をトップコーナーへ上げて逆水平で場外へ落とすも、T-Hawkは追撃せず右腕のダメージを回復させるために時間稼ぎする。T-Hawkは永田をエプロンへ上げると逆水平から雪崩式ブレーンバスターで投げ、ケルベロスを狙うが、大車輪キックで迎撃した永田はナガタロックⅡで捕獲し、ナガタロックⅢへ移行してからリバースナガタロックⅢを狙ったところでT-Hawkが押さえ込む。
そしてエルボーのラリーになると、永田はロープへハンマースルーもT-Hawkは低空ドロップキックからケルベロスを炸裂させるも両者ダウンとなり、先に立ったT-Hawkが永田の後頭部へ串刺しケルベロスからBTボムを決めるが、永田はカウント2でキックアウトする。
T-Hawkはバルコニーで見ている芦野を指さして「芦野!」と叫ぶと、T-Hawkの逆水平で永田がダウンするが、起こしたT-Hawkはナイトライドは永田が逃れてもT-Hawkがアッパー掌打からナイトライド狙いは、不時着した永田がバックドロップで投げる。
エルボーのラリーになると、T-Hawkが逆水平からローリング逆水平、アッパー掌打と浴びせていくが、受けきった永田がエクスプロイダーからバックドロップで投げ、再度のバックドロップは逃れたT-Hawkがケルベロス狙うと、ニーで迎撃した永田がハイキックからバックドロップホールドで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後に永田はT-Hawkの健闘を称えて手を差し出すが、T-Hawkは丁重に断ってセコンドのエル・リンダマンと共に退場する。そして防衛をアピールする永田に第4試合で本田に勝利した安斎が登場し「オレじゃだめですか!」と挑戦を表明し、「オレが時代を変える!」と断言する。永田も安斎の覚悟を受けて「お客さん、いいんだね、やっちゃて、かかってこい!」と受諾、最後はT-Hawkの逆水平にかなり堪えながらも永田が大会を締めくくった。
さすがの永田もT-Hawkの逆水平を含めた打撃にはかなり堪えていたが、鈴木みのるのビンタを受けてきた経験もあって受けきる自信は充分にあり、またT-Hawkのスピードも封じたのも勝因だった。そして安斎が挑戦することになったが、昨年9月に安斎のデビュー戦を務めたのも永田であり、世界タッグでタッグ組んできたが、ここにきての安斎の急成長ぶりは永田も驚いていると思う。だが三冠となると安斎自身もこれまで以上を求められることから、安斎自身がどこまで自分の限界を越えることが出来るのか…
全日本プロレス「#ajpw スーパーパワーシリーズ 2023」最終戦の後楽園大会のメインは三冠ヘビー級選手権、王者の永田にT-Hawkが挑戦、当初は「チャンピオンカーニバル2023」に優勝した芦野祥太郎が挑戦する予定だったが、「チャンピオンカーニバル2023」優勝決定戦でのT-Hawk戦でケルベロスをガードした際に右腕を骨折、優勝はしたものの欠場を余儀なくされ、芦野は準優勝のT-Hawkを代役として指名も、他団体同士の三冠戦はどうしても避けたい本田が名乗りを挙げ、18日の新木場大会で挑戦者決定戦を行いT-Hawkが勝利を収め、改めて挑戦者となって、WRESTLE-1時代のライバルである芦野の想いを背負って永田に挑んだ。
セミファイナルでは世界タッグ選手権、王者組の拳王&征矢の金剛に、VMから諏訪魔&レイが挑戦、21日のNOAH神戸サンボー大会では諏訪魔はKONOとのタッグで挑戦するも奪取に失敗も敵地のリングでの挑戦に諏訪魔が納得できず、そこでVM総帥であるTARUの指示で諏訪魔はレイにパートナーを変えて再挑戦することになり、レフェリーのNOAH側のレフェリーは信用出来ないとして、諏訪魔の指名で和田京平レフェリー裁くことになったものの、レイだけでなくジュンも諏訪魔に不信感を抱いていることから、不安を抱えたままの挑戦となった。
征矢vsレイで始まり、肉弾戦を展開も、拳王vs諏訪魔になると、諏訪魔は再三場外戦を仕掛け、拳王はすぐ戻って付き合わない姿勢を示すも、背後からレイの強襲を受けてしまうと場外戦となって、諏訪魔は拳王を西側看板に叩きつけ、客から奪った傘で殴打してから鉄柱攻撃、そして拳王ファンから奪った金剛タオルで首を絞める。
リングに戻るとVMは拳王を捕らえて試合をリードも、レイのチョークスラムは拳王が逃れて輪廻を浴びせると、代わった征矢がショルダータックル、フライング弾道、串刺しバックエルボー、バックエルボーからブルドッキングヘッドロック、ニードロップと反撃も、突進はレイがボディースラムで投げると、代わった諏訪魔が串刺しラリアットからスロイダーで投げる。
諏訪魔は征矢にナックルもビックブーツは避けた征矢がスピアーを浴びせ、代わった拳王がミドルキックの連打、串刺しダブルニー、セカンドコーナーからのダブルニードロップを命中させるも、蹴暴は諏訪魔がキャッチしてダブルチョップを連打も足を取った拳王がアンクルホールドで捕らえると、諏訪魔を逆立ちにしてミドルキックを浴びせる。
拳王は蹴暴を狙うが、場外の歳三が阻止すると諏訪魔がジャーマンで投げ、イスを持ち出すが和田京平レフェリーが取り上げるも、片付けようとして目を離したところで、諏訪魔が別のイスで拳王をフルスイングし、レイが入ると串刺しラリアットからマシンガンチョップ、諏訪魔がバックドロップと拳王を攻めるが、征矢がカットに入る。
VMは拳王と征矢を鉢合わせにしようとするが、金剛が逆に諏訪魔とレイを鉢合わせにすると、レイを排除した金剛が征矢が諏訪魔にデスバレーボムから拳王が蹴暴を浴びせ、トレイン攻撃は諏訪魔が阻止して拳王にダブルチョップを乱打してラリアット、そしてラストライドを狙ったところで、レイの征矢にショルダータックルを狙うと、征矢が避けたため諏訪魔に誤爆してしまう。
今度はレイが拳王を捕らえ、諏訪魔のパウダー攻撃を狙うが、レイに誤爆してしまうと、これを逃さなかった征矢が諏訪魔に弾道から、拳王が蹴暴、そしてPFSを命中させて3カウント奪い王座を防衛した。
ところが金剛の退場後に、レイがジュンと一緒に諏訪魔を袋叩きにする。この事態にTARUが止めに入るが、「諏訪魔、俺だけやない。ここにいるVMのメンバー、お前がどんだけ頑張ってきたか、よぉわかっとる。お前が1番苦労してるの皆わかっとるからの。諏訪魔……おつかれさま」と一転して突き放し、SAITOBROTHERSが再び諏訪魔を袋叩きにして、KONOと歳三も諏訪魔を助けるどころか見捨てて帰ってしまう。
SAITOBROTHERSは諏訪魔をマーダーバックに詰め込んで運び去ろうとしたら、小島聡と石川修司が駆けつけ、SAITOBROTHERSは退散、二人はマーダーバックから諏訪魔を助け出すと、石川が小島の仲介で暴走大巨人再結成を呼び掛ける意味で手を差し出すも、諏訪魔は振り払って帰ってしまった…
第6試合の世界ジュニアヘビー級選手権、王者の土井に前王者の亮生が挑戦し、読み合いから亮生がドロップキックで土井を場外へ出すとトペフェイントで牽制するが、土井はじっくり休んでからリングに戻ると、突進する亮生をファイヤーマンズキャリーで担いでから場外へ放り投げ、まさかの攻撃を受けた亮生はダウンしたまま立てない。
そこで土井が亮生をリングに戻すとネックブリーカー、首筋を踏みつけて首攻め、カタプルパから逆エビ固めと見せかけてコーナーへシーソーホイップで叩きつけ、ジャベで捕らえて亮生は必死ロープエスケープする。
土井はバックエルボーを連発からコーナーへハンマースルーも、トンボを切った亮生はコーナー上がったところで、土井が場外へ突き落とし、エプロンに上がった亮生に突進するが、亮生がスワンダイブミサイルキックで迎撃して場外へ出すとムーンサルトアタックを命中させる。
リングに戻ると亮生が連続フィッシャーマンスープレックスホールド、読み合いからトラースキックと流れを変えたかに見えたが、ムーンサルトプレスを避けた土井が低空ドロップキックからピンプジュース、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
エルボーのラリーになると亮生が一撃から突進するが、土井が担いでDOI555からバカタレスライディングキックは亮生が避けて読み合いに持ち込んで旋風脚も、ハンドスプリングは土井が顔面への低空ドロップキックで阻止する。
土井は串刺しバックエルボーも、亮生が延髄斬りで反撃すると、ハンドスプリングオーバーヘッドキックからサウザーインパクト、ファイヤーバードスプラッシュを投下するが、土井が剣山で迎撃する。
土井はDOI555からバカタレスライディングキックを炸裂させるが、亮生はカウント2でキックアウトすると、土井のマスキュラーボム狙いを亮生がサムソンクラッチで丸め込む。しかしキックアウトした土井はDOI555を連発から後頭部へバカタレスライディングキック、マスキュラーボムと見せかけてバカタレスライディングキックを狙うと、逃れた亮生掟破りのバカタレスライディングキックを炸裂させる。
亮生がファイヤーバードスプラッシュを狙うと、追いかけた土井が雪崩式DOI555を狙うが、逃れた亮生は下からの延髄斬りから雪崩式スパニッシュフライを敢行し、連続ムーンサルトプレスからファイヤーバードスプラッシュで3カウントを奪い王座を奪還に成功、試合後の亮生はBGIの石田凱士を挑戦者に指名した
第5試合の宮原&青柳vs鈴木&北斗が、北斗が宮原相手に積極的に出て場外戦で東、西側看板に叩きつける。
終盤でも鈴木の援護を受けた北斗はRKOも、ローリングエルボーに対し宮原はブラックアウトで応戦する。
北斗は宮原に浴びせ蹴りからドラゴンスープレックスホールドを決めるが、無想一閃は宮原が逃れてスネークリミットで捕らえると。北斗は無念のギブアップとなり、場外で鈴木と青柳が乱闘を繰り広げる中、宮原が北斗の健闘を称えて握手を求めるも、北斗はローリングエルボーで宮原をKOした。
