3月5日 新日本プロレス「旗揚げ記念日~NEW JAPAN CUP 2023~」大田区総合体育館 2020人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇KENTA エル・ファンタズモ(9分20秒 GAMEOVER)ザック・セイバーJr. ×藤田晃生
<第2試合 20分1本勝負>
ウィル・オスプレイ 〇カイル・フレッチャー マーク・デイビス(8分31秒 片エビ固め)タマ・トンガ 矢野通 ×小島聡
※コリオリス
<第3試合 20分1本勝負>
鈴木みのる 〇エル・デスペラード 成田蓮(8分8秒 片エビ固め)EVIL SHO ×ディック東郷
※ピンチェロコ
<第4試合 30分1本勝負>
ジェフ・コブ グレート・O・カーン 〇アーロン・ヘナーレ(10分31秒 片エビ固め)内藤哲也 ×鷹木信悟 SANADA
※Streets of Rage
<第5試合 『旗揚げ記念日』ジュニアスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負>
YOH 〇リオ・ラッシュ(12分55秒 片エビ固め)高橋ヒロム ×BUSHI
※ファイナルアワー
<第6試合 『NEW JAPAN CUP 2023』1回戦 時間無制限1本勝負>
〇海野翔太(9分47秒 片エビ固め)×高橋裕二郎
※デスライダー
<第7試合 『NEW JAPAN CUP 2023』1回戦 時間無制限1本勝負>
〇デビット・フィンレー(18分40秒 片エビ固め)×石井智宏
※トラッシュパンダ
<第8試合 IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第97代王者組】後藤洋央紀 〇YOSHI-HASHI(20分17秒 片エビ固め)【挑戦者組】オカダ・カズチカ ×棚橋弘至
※奈落
☆毘沙門が2度目の防衛に成功
51回目を迎えた新日本プロレスの旗揚げ記念日は、旗揚げ会場である大田区総合体育館(旧大田区体育館)で開催され、メインはIWGPタッグ選手権、王者の後藤&YOSHI-HASHIの毘沙門に、オカダ&棚橋のゴールデンタッグが挑戦した。
YOSHI-HASHIvsオカダで開始となると、ロックアップからオカダが押し込んでブレークと思ったら、YOSHI-HASHIがエルボーを放ってラリーになり、オカダがガットショットからネックブリーカーを決めると、棚橋に代わってダブルバックエルボーと連係を見せるが、YOSHI-HASHIはブラインドタッチで後藤に代わると、毘沙門が棚橋にザンマイを決め、オカダが入っても、後藤が棚橋の上へオカダをブレーンバスターで投げる。
後藤が棚橋にブレーンバスターから毘沙門が棚橋を捕らえて太鼓の乱れ打ち、代わったYOSHI-HASHIがレッグロックと毘沙門が棚橋を捕らえて右脚を狙い撃ちにして先手を奪い、オカダがカットも排除される。
長時間捕まった棚橋はYOSHI-HASHIにビンタからドラゴンスクリューで反撃してオカダに代わり、オカダはYOSHI-HASHIにエルボーの連打からエルボーアタック、YOSHI-HASHIの串刺しを避けてトップコーナーにセットするとドロップキックで場外へ落とし、場外戦では後藤もまとめてDDTで突き刺す。
YOSHI-HASHIをリングに戻したオカダはボディースラムからダイビングエルボーを狙い、YOSHI-HASHIが起き上って突進し、オカダが飛び越えるも、着地したところでYOSHI-HASHIが低空ドロップキックからスピンキックを浴びせ、後藤に代わる。
後藤はオカダに村正からブルドッキングヘッドロックを決めるが、時間差ラリアットは避けられ、ローリングラリアットも避けると、オカダがマネークリップで捕らえ、逃れた後藤にドロップキックから再びマネークリップ、そして棚橋がスリングブレイドからオカダがマネークリップで捕らえ、後藤を絞めあげるも、棚橋を振り切ったYOSHI-HASHIが必死でカットする。
オカダは引き込みラリアットを連発してからレインメーカーを狙うが、YOSHI-HASHIが入って毘沙門が隠し狭間から激烈消灯はオカダが逃れても、後藤がラリアットを放って突進すると、オカダがフラップジャックで叩きつける。
代わった棚橋は後藤にフライングフォアアームから突進するが、後藤が牛殺しを決めると、YOSHI-HASHIに代わって逆水平からドラゴンスープレックス、しゃちほこラリアットは切り返した棚橋がだるま式ジャーマンで投げると、スリングブレイドからハイフライフローは後藤が入って阻止し毘沙門が連係を狙うも、棚橋が同士討ちさせ阻止する。
棚橋が後藤にドラゴンスクリューも、YOSHI-HASHIが棚橋にドラゴンスクリューを決め、しゃちほこラリアットを狙うが、オカダがドロップキックで迎撃してダイビングエルボードロップから、棚橋がハイフライフローはYOSHI-HASHIが剣山で迎撃してから丸め込む。
棚橋とYOSHI-HASHIがエルボーのラリーになると、YOSHI-HASHIが逆水平、棚橋が太陽ブローから突進するが、後藤が入ると毘沙門が隠し狭間から激烈一閃、消灯を決めるが、オカダが必死でカットするも、毘沙門はオカダに隠し狭間からGYRで排除する。
毘沙門は棚橋に奈落を狙うが、棚橋が阻止してYOSHI-HASHIにサムソンクラッチで丸め込み、後藤に低空ドロップキック、カルマを狙うYOSHI-HASHIにツイストアンドシャウトを決めるも、突進は後藤が入って棚橋に後頭部ラリアットからYOSHI-HASHIがトラースキック、後藤が頭突きから、毘沙門が奈落を決め、YOSHI-HASHIが棚橋から3カウントを奪い防衛を果たした・
試合後のYOSHI-HASHIは防衛と棚橋からの初フォールをアピールすると、最後は声出し解禁ということで毘沙門が”伝説のザンマイ”を披露して締めくくった。
IWGPタッグ選手権はオカダ&棚橋のゴールデンタッグ相手ということで激戦となったが、ゴールデンタッグは連係は出しても、シングルプレーヤー同士のタッグということで一人で戦うことが多く、毘沙門はタッグ歴の長さもあって二人で戦うことが多かった。
2018年のG1公式戦、YOSHI-HASHIを破った棚橋は「変わるのは一瞬なんだろ? いつだよ? それを俺に教えてよ……」と問いかけられたが、そこからYOSHI-HASHIは猛追をかけ、後藤とのタッグ毘沙門で存在感を発揮してトップに食い込むようになった。棚橋からのフォール勝ちはYOSHI-HASHIにとって長くかかったものの、棚橋からの問いかけへの答えであり、レスラー人生最良の日だったと思う。
「NEW JAPAN CUP2023」はセミファイナルで、アメリカ・サンノゼ大会でジェイ・ホワイトをKOしてヒールターンしたフィンレーと石井が対戦となったが、フィンレーの入場テーマ曲が変わり、スクリーンにBULLET CLUBのロゴが出ると、フィンレーは外道と共に登場してBULLET CLUB入りをアピールする。
フィンレーが奇襲で開始となって場外戦を仕掛けるが、石井はリングに戻って付き合わず、エルボーのラリーからフィンレーが場外戦を仕掛け鉄柵へハンマースルーも、石井はランニングエルボーで応戦して鉄柵へハンマースルーで返し、リングに戻ってエルボーのラリーを展開する。
フィンレーは突進を、石井はエルボーで迎撃するが、フィンレーはエルボーからショルダータックル、マウントナックルを浴びせて、石井の顔面に足蹴、クロスチョップからアームロック、石井の指を捻じ曲げて叩きつけてからセントーンを投下する。
フィンレーはエルボースマッシュを連打からストンピングを連打、レッグクラッシャーからニークラッシャーと石井の足を攻め、石井は逆水平から突進はフィンレーはエルボーで迎撃も、突進は石井がパワースラム、逆水平の連打、天龍コンポからエルボーを連打を浴びせて、フィンレーを踏みつける。
石井はフィンレーを挑発すると、フィンレーはエルボーの連打は、石井が前進してエルボーを浴びせ、エルボーのラリーになると、石井が切り返しからブレーンバスターで投げるが、すぐ起きたフィンレーはスピアーで場外へ石井と一緒に転落すると、場外戦でギロチンホイップからスピアーで石井を鉄柵に直撃させ、エプロンめがけてバックドロップで投げる。
フィンレーはカナディアンバックブリーカーを狙い、石井は逃れて突進するが、フィンレーはコーナーへレッグシザースで直撃させると雪崩式ブレーンバスターで投げるも、意地で起きた石井はぶちかましてフィンレーを吹き飛ばし、串刺しラリアットから雪崩式ブレーンバスターで投げる。
意地で起きたフィンレーはラリアットを狙うが、石井はカマイタチで迎撃も、フィンレーはスピアーからカナディアンバックブリーカーからのネックブリーカーの新技を見せ、バックブリーカーからトラッシュパンダは、逃れた石井はジャーマンで投げる。
エルボーのラリーになるとフィンレーが崩れ、石井は龍魂パワーボム、そしてリキラリアットはフィンレーがカマイタチで迎撃し、リバースブレーンバスター式Prima Noctaを決める。フィンレーは膝のサポーターをずらして生膝式トラッシュパンダを狙うが、逃れた石井は延髄斬りからリキラリアット、そして垂直落下式ブレーンバスターを狙うと、フィンレーは逃れて丸め込む。
フィンレーが逆さ押さえ込みからトラッシュパンダを狙うが、逃れた石井がローキックからシャイニング式延髄斬り、スライディングラリアットを浴びせ、垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、フィンレーがPrima Noctaで切り返す。
フィンレーはラリアット、頭突き合戦から石井が垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、切り返したフィンレーが生膝式トラッシュパンダで3カウントを奪い1回戦を突破した。
試合後には外道がフィンレーをジェイに代わるBULLET CLUBの新メンバーになったことをアピールして、他ユニットに宣戦布告をした。
フィンレーのBULLET CLUB入りには驚いたが、試合運びの上手さと狡さがあったジェイと違って、フィンレーは本来の持ち味である気性の荒さを前面に押し出してきたこと、昨年のG1からフィンレーが気性の荒さを前面に出して覚醒したことから、ヒール転向はある意味フィンレーにとって正解であり、外道もジェイが狡さがあった分、介入はしたが、フィンレーだと現時点では介入は必要とせずアドバイスを送る程度にしているのかもしれない。
ただ気になるのはフィンレーがBULLET CLUBの新メンバーになったことで、他のメンバーはどう思うのか、ジェイの時代から立場が微妙になっているHouse of touture、古株のバットラック・ファレ、そしてAEWに属しているもののBULLET CLUBにはまだ籍を残しているジュース・ロビンソンはどう思うのか…
第6試合の海野vs裕二郎は、海野がジョンウーで奇襲をかけて開始となると、バックエルボーからドロップキックで先手を奪うが、怒った裕二郎は海野にエルボーからラリーに持ち込み、海野が連打も、裕二郎はサミング、突進する海野をトップロープにフラップジャックから、海野のまだ脱いでいなかったコスチュームのズボンを剥ぎ取り殴打する。
裕二郎は首投げからレッグドロップ、フェースバスター、ボディースラムと攻め、海野はエルボーの連打も、裕二郎はハンマーで応戦、ビックブーツからフィッシャーマンバスターは、逃れた海野は裕二郎を変型前落としで叩きつけてからエルボースマッシュ、串刺しバックエルボーからフィッシャーマンスープレックスホールド、スイングDDTからDDTと攻める。
海野は立てと裕二郎を挑発してデスライダーを狙うが、裕二郎が海野の手を噛んで阻止するも、串刺しを迎撃してリバースDDTからフィッシャーマンバスターは海野が裕二郎の手を嚙んで阻止し、リバースツイストアンドシャウトからリバースDDT、スピニングフェースバスターと畳みかける。
海野がデスライダーを狙うと、SHOがエプロンに現われて気を取られると、裕二郎は急所打ちは海野にキャッチされたが、裕二郎はインカレスラム、ピンプジュースと攻め、ビックジュースは逃れた、海野はローリングエルボー!ポップアップエルボーと浴びせ、デスライダーはまたSHOに気を取られたところで、裕二郎は急所打ちを浴びせる。
裕二郎はステッキで一撃を狙うが、避けた海野は乱入したSHOを踏み台にしてスイングDDTから、SHOをデスライダーでKOすると、裕二郎をデスライダーで3カウントを奪い完勝で1回戦を突破する、
第5試合のヒロム&BUSHIvsリオ&YOHは、リオがスピードでヒロムを翻弄してジャンピングネックブリーカーも、ラッシュアワーは逃れたヒロムはウラカンラナを狙うリオにシットダウンパワーボムで叩きつけ、代わったBUSHIもロープ越しのオーバーヘッドキックからミサイルキックで続く。
BUSHIはリオにDDTから、場外のYOHにトペスイシーダで排除すると、リオにヒロムとのサンセットフリップジャーマンの合体技を決めるが、YOHが入ると乱戦となり、リオはヒロムにスピンキックに対し、BUSHIもリオにスピンキックから突進するが、YOHが入って3Kを決め、ヒロムが慌ててカットする。
リオはヒロムをラッシュアワーで排除すると、BUSHIにファイナルアワーで3カウントを奪い勝利を収めた。