朱里が激闘の末、詩美を降しワールド王座奪取!スターダムは朱世界へ…、上谷が中野越えを達成してワンダー王座奪取!


12月29日 スターダム「STARDOM DREAM QUEENDOM 2021」両国国技館 3038人満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第7試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者】〇上谷沙弥(21分59秒 片エビ固め)【第15代王者】×中野たむ
※フェニックススプラッシュ
☆中野が7度目の防衛に失敗、上谷が第16代王者となる

<第8試合 ワールド・オブ・スターダム&SWA世界ダブル選手権試合 時間無制限1本勝負>
【第7代SWA王者/5☆STAR GP2021優勝者】〇朱里(36分33秒 片エビ固め)【第13代ワールド王者】×林下詩美
※朱世界
☆詩美が10度目に失敗、朱里が第14代ワールド王座を奪取、SWA王座を9度目の防衛に成功

スターダムが8年ぶりに両国国技館に進出し、メインでは詩美の保持するワールド王座と、朱里が保持するSWA王座によるダブル選手権が行われた。二人は2020年9月後楽園で行われた5☆STAR GP公式戦では20分時間切れドローに終わり、今年の6月12日に行われた大田区総合体育館でのワールド選手権では30分時間切れ引き分けの後での延長戦でも両者KOとなって決着がつかず、また今年の5☆STAR GP公式戦でも20分時間切れ引き分けとなっていることから、今度は4度目の正直と言うことで時間無制限による完全決着ルールで行われることになった。

開始となって、詩美からグラウンドを仕掛けてバックの奪い合いになり、朱里がマウント奪うが、詩美が逃れて距離を取る。朱里は巻き投げからバックを奪いグラウンドを仕掛け、今度は詩美がサイドポジションも切り返した朱里は膝十字で捕らえると、詩美は無理せずロープエスケープする。
今度は差し合いから腕を取った朱里に、詩美がハンマーロック狙いも、足を取った朱里はトーホールドは詩美はロープエスケープし、ロックアップで朱里が押し込みブレークからソバット、突進する詩美に脇固め、逃れた詩美にフロントキック、ビックブーツと浴びせる。
詩美はエルボーの連打も朱里は時間差ロープワークから読み合いとなり、朱里はヘッドロックも詩美が切り返してヘッドロック、朱里もヘッドロックで切り返して執拗に絞めあげ、ぶつかり合いは朱里が巻き投げ、詩美も巻き投げで応戦してらショルダータックルを浴びせると、ラリアットで場外へ出す。
朱里はエプロンに上がると、詩美が突進するが、迎撃した朱里はトップコーナーへ昇ると、詩美はデットリードライブで落とし、突進は朱里がレッグシザースから腰へミドルキック、ランニングニーからエプロンの攻防になると、セカンドコーナーからエプロンの詩美にレッグドロップを投下するが、エプロンからランニングニーは詩美がキャッチして場外マットめがけてパワーボムで叩きつける。
リングに戻ると詩美は大ダメージを負った朱里にミサイルキックを命中させ、朱里は場外へ逃れ、詩美は追いかけたが朱里がジョンウーを発射、しかし突進は詩美が場外マットのない通路へサイドバスターで叩きつける。
詩美は朱里を振り払ってエプロンへ上がるが、朱里は引きずり降ろすと詩美はエプロンに顔面を直撃させ、朱里はエプロンダッシュでコルタバを敢行すると、場外でカサドーラ式フェースクラッシャー、リングに戻ると前屈みの詩美にダイビングレッグドロップからクロスヒールホールドと左脚攻めに出て、詩美はロープエスケープする。
朱里は突進するが、避けた詩美はロープのバウンドで戻ってくる朱里にジャーマンで投げ、串刺しエルボーから後頭部へドロップキック、朱里は追尾式ニーも詩美はラリアットで応戦、朱里はジャーマンも詩美はショルダータックルで応戦する。
朱里はマウントを奪って往復ビンタを浴びせるが、詩美はエルボーの連打で返すも、朱里は往復ビンタやストンピングを乱打、しかし突進は詩美がカウンターエルボーで迎撃して朱里がダウン、詩美はバックフリップからスライディングラリアット、ファイヤーマンズキャリーからフェースバスターで叩きつける。
詩美はジャーマンを狙うが、朱里はサムソンサムクラッチで丸め込むと、ダイヤル固めで回転し、三角絞めで捕えるも、詩美は持ち上げてバスターで叩きつけ、詩美は朱里の頭部にストンピング、マットに叩きつけると、串刺しは避けた朱里がビンタを浴びせ、ローキック、ストンピングを乱打する。
朱里はエプロンへ逃れると追いかけた詩美にミドルキックを連打を浴びせるが、詩美はラリアットから断崖式コウモリ吊り落としを敢行して、また朱里に大ダメージを与え、リングに戻ると詩美はドロップキックからセカンドコーナーへ昇るが、朱里がビンタで動きを止めると雪崩式チキンウイングアームロックを敢行してから白虎へ移行し、詩美は必死でロープエスケープする。
朱里は山折りからバスソーキックを狙うが、キャッチした詩美がパワーボムで叩きつけ、トーチャーラックボムを狙うと、朱里がDDTで切り返すしてから足四の字固めで捕らえて、詩美は必死でロープエスケープする。
朱里は流炎を狙うが詩美はスリーパーで捕らえ、逆落としから胴絞めスリーパーで絞めあげると、朱里は必死でロープエスケープする。詩美は意識朦朧となった朱里に二段式ジャーマンスープレックスホールド、トーチャーラックボムと畳みかけてから、ハイジャックボムを狙うが、着地した朱里がニーを浴びせ、詩美はラリアットも朱里がコードブレイカーで返すが、詩美が潰して強引にカバーも、朱里はカウント2でキックアウトする。
エルボーのラリーになるが、ランニングエルボーは相打ちになるも、朱里は詩美の左足にローキックの連打を浴びせれば、詩美が詩美ハンマーを連打で返し、ハイジャックボムを決めたが、左足の痛みでカバーに遅れ、やっとカバーも朱里がロープを掴んでロープエスケープとなる。
朱里は引き込み式ハイキックも詩美はラリアットで応戦し、再度ハイジャックボムを狙うが、逃れた朱里は大外刈りからランニングニー、バスソーキックから流炎も、詩美がカウント2でキックアウトすると、朱里は裏拳を連打を浴びせ、最後は肩車から変形流炎で3カウントを奪い王座奪取に成功、SWA王座も防衛し、ゴッテス王座も含めて三冠王となった。

試合後は両者はダウンしながらも握手、朱里は二冠を受け取ると、「最初に伝えさせてください、天国のママ、ベルト取ったよ…そして林下詩美、あなたは私にとって最高のライバルです。通算100分の死闘、私たちしか出来ない誇りだと思います、本当にありがとうございます」とアピールして、握手でノーサイドとなり、詩美は無言で退場する。
そして朱里は「やっと、スターダム最高峰のベルトを取ることになりました。私はプロレス14年目になります、たった1度の人生後悔なく生きる、来年輝いていきます。キックボクシング、MMA、三つを極めた私が作り出す朱世界が始まります。これからもスターダムをよろしくお願いいたします!みんなみんな、サラマポ、よいお年を!」で締めくくり、放送席で試合を見守っていた小波、ジュリアを含めたDDMの面々も新王者を祝福した。
内容的には朱里は開始から詩美の左足を狙っており、長時間の試合になるにつれて詩美の左足のダメ―ジが蓄積され、ハイジャックボムを決めてもカバー出来ないぐらいに動きが鈍っていった。
朱里はハッスルからデビューして14年、プロレスだけでなくキックやMMAなど格闘技にも挑戦するなどは幅広く活躍したが、スターダムに入ってからはプロレスに専念できる環境を得たことで、頂点を勝ち取ることが出来た。朱里は朱世界を見せると断言したが、来年のスターダムをどんなカラーに染め上げていくのだろうか…

セミファイナルでは中野の保持するワンダー・オブ・スターダム王座に上谷が挑戦、シンデレラトーナメントを制覇した上谷は7月4日の横浜武道館で中野の保持するワンダー王座に挑戦したが、脇腹を痛めていたため万全の状態で試合に臨むことが出来ず、中野のトワイライトドリームの前に敗れ王座奪取はならなかった。しかし11月27日、代々木で行われたひめか、なつぽいとの挑戦者決定3WAY戦を制したことで上谷が再び中野に挑むことになった。

上谷が低く構えてからタックルを仕掛け、バックの奪い合いから、中野がヘッドロックも、上谷がヘッドシザースで切り返して距離を取る。フィンガーロックから力比べ、中野が押すも上谷が押し返し、中野はブリッジも上谷が潰してカバー、中野は払いのけるもフィンガーロックのままで互いにブリッジを決める。
ロープワークの攻防で上谷が突進も、マトリクスで避けた中野がエビ固めからドロップキック、首投げから後頭部へドロップキック、首四の字と首攻めで先手を奪い、ひっくり返してマットに上谷の頭を叩きつける。
上谷はロープエスケープも中野はストンピングを浴びせ、上谷は串刺し狙いは迎撃した中野はトップコーナーからハングマン式ドラゴンスリーパーで捕らえると、場外へ逃れた上谷に中野はコーナー最上段からプランチャを命中させる。
リングに戻ると中野はカバーは上谷が叫びながらキックアウトし、エルボーも正面から受けきった中野が一撃から顔面キック、しかし突進は上谷がドロップキックで迎撃すると、場外へ逃れた中野にスワンダイブプランチャを命中させる。
流れを変えた上谷はリングに戻ると中野にミサイルキック、中野はソバットも上谷はニーで返し、中野はエルボーで応戦も突進は上谷がフランケンシュタイナーも、キックアウトした中野は後頭部へバイオレットシューティングを連発し、エプロンへ出された上谷にソバットから突進は上谷が断崖式フランケンシュタイナーを敢行する。

リングに戻ると上谷がフィッシャーマンズスープレックスホールドからスタークラッシャーを狙うが、切り返した中野はバックドロップで投げてからジャーマンスープレックスホールドを決め、中野はトップコーナーへ昇り、上谷が追いかけると、中野はサンセットフリップボムは上谷がロープを掴んで阻止し、中野は雪崩式ジャーマンを狙うも、すり抜けた上谷が雪崩式リバースフランケンを敢行する。
上谷はフェニックススプラッシュを狙うが、追いかけた中野が雪崩式タイガースープレックスも、バイオレットシューティングは上谷がフットスタンプで潰し、エルボーのラリーから中野が顔面キックの連打、バスソーキックはキャッチした上谷がエルボーの乱打を浴びせ、中野はローリングエルボーからバイオレットシューティングは上谷が時間差ロープワークからニールキック、しかしスタークラッシャーは中野が逃れると、スピンキックからバイオレットシューティングを炸裂させる。
勝負に出た中野はタイガースープレックスホールド、バイオレットスクリュードライバーから、トワイライトドリームを決めて勝負あったかに見えたが、上谷の足がロープにかかっていたためブレークとなってしまう。
九死に一生を得た上谷がリバースフランケンから両者ダウンとなり、中野は突進を上谷がビックブーツで迎撃、中野はトラースキックからスピンキックも、上谷がスクールボーイからバックドロップホールドを決めると、スタークラッシャーからフェニックススプラッシュで3カウントを奪い王座奪取に成功する。

試合後に中野は潔く敗戦を認めて上谷の腰にベルトを巻いて腕を掲げノーサイドとなり、上谷は「中野のベルトの呪いを解いた」とアピールすると、「来年はゴールデンフェニックスが更に大きく羽ばたく」と宣言、、中野は「白いベルトが似合っている、たむの次にね、中野たむはどんな逆境でも這い上がるしぶとい女だから、覚悟しとけよ」とエールを送ると、ウナギが現われて上谷に挑戦表明するが、上谷は空気を読んでないと一蹴も、ウナギは譲らず中野と一緒に退場、ウナギの「挑戦は考えとく」と明言は避けた。
内容的には中野のトワイライトドリームがロープエスケープになったのが全てだったと思う。あれで中野の打つ手がなくなってしまっていたが、ポジションを把握していなかったことで中野に焦りが見えていたのかもしれない。未来のスターダムと言われた上谷はやっと一つの結果を出したが、ワンダー王座をどんな色に染めていくのか期待したい。

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