11月3日 スターダム「KAWASAKI SUPER WARS~川崎超女大戦~」神奈川・とどろきアリーナ 906人
(試合内容は実況ツイートより)
第0~第6試合はこちら↓
<第7試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
【第15代王者】〇中野たむ(21分31秒 トワイライトドリーム)【挑戦者】×ウナギ・サヤカ
☆中野が5度目の防衛に成功
<第8試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
【第13代王者】〇林下詩美(25分24秒 エビ固め)【挑戦者】×葉月
※ハイジャックボム
☆詩美が8度目の防衛に成功
スターダムが川崎でビックマッチを開催、メインは詩美の保持するワールド・オブ・スターダム王座に葉月が挑戦、10・9大阪城で彩羽匠相手に防衛を果たした詩美に、大阪城大会から現役に復帰したばかりの葉月が挑戦。詩美にとって葉月はかつてのコーチだったが、復帰してからいきなり頂点のベルトを狙うは甘くないということで詩美が受諾して選手権が実現となった。
葉月が握手を求めるが詩美が応じず開始となり、フィンガーロックと見せかけてバックの奪い合い、詩美がハンマーロックも葉月も返して腕の取り合い、詩美はヘッドロックから首投げも、葉月がヘッドシザースで逃れて距離を取る。
ロックアップから葉月がヘッドロックも、詩美は読み合いからショルダータックル、ストンピングから足を押し当て、ロープのバウンドを利用して葉月の腰へニードロップ、ボディースラムと腰攻めで先手を奪い、葉月のドロップキックも自爆させた詩美は再びストンピングから足を押し当てる。
葉月はエルボーも受け流した詩美は蹴り倒すが、ロープへ振ると葉月がドロップキック、しかし顔面ウォッシュ狙いはキャッチした詩美がドロップキック、ハイアングルでボディースラムから逆エビ固め、逆片エビ固めへ移行も葉月はロープエスケープと、詩美は強さをアピールする。
葉月はエルボーも詩美はフェースバスターで叩きつけ、対角線へ振るもセカンドコーナーへ乗った葉月はミサイルキック、フルネルソンバックブリーカーからセントーンで猛反撃、顔面ウォッシュを浴びせ、串刺しエルボーからコードブレイカー、クロスフェースで捕らえたが、葉月はオーバークロスフェースへ移行したところで、持ち上げた詩美はサイドバスターから低空ドロップキックを放つ。
詩美はスリーパーで捕らえてから逆落としを狙いが、着地した葉月がDDT、バイシクルキックで場外へ蹴り出すとトペ狙いはエプロンへ上がった詩美がエルボーで迎撃、エプロンでコウモリ吊り落としを敢行して葉月の首に大ダメージを与える。
リングに戻ると詩美はミサイルキックで葉月を吹き飛ばし、トーチャーラックボムを狙うが、葉月が逃れても詩美はエルボーを放って、葉月も返してラリーになるが、葉月が連打を浴びせ、追尾式エルボーの応酬、詩美はサイドバスターも、葉月はバイシクルキックで返し、詩美はドロップキックで応戦して両者ダウンとなる。
詩美が殴りつけるエルボーも、葉月はフランケンシュタイナーで詩美を場外へ出すとトペスイシーダを連発、リングに戻ると葉月はスワンダイブミサイルキックからクロスフェースで捕らえると、オーバークロスフェースへ移行し、詩美は必死でロープエスケープする。
葉月はバイシクルキック、ボディースラムからトップコーナーも、起き上がった詩美はバックフリップからスライディングラリアットを浴びせ、詩美はコウモリ吊り落としからジャーマン狙いは葉月がサムソンクラッチも、キックアウトした詩美はラリアット、ぶっこ抜きジャーマンで投げ、ハイジャックボムは葉月が逃れてバッククラッカーを決めるとドロップキック、串刺しバックエルボーから右足をロープに引っ掛けてからコードブレイカー、雪崩式コードブレイカーと畳みかける。
葉月はダイビングセントーンを投下し、ファルコンアローを連発すると垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すが、詩美はカウント2でキックアウト、葉月は再度垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、詩美が不時着してジャーマンで投げ、読み合いからラリアットから引き込み式ラリアットを連発、ハイジャックボムで勝負を狙うが、葉月が回転エビ固めで丸め込み、葉・月ストラルもカウント2でキックアウトされる。
詩美はバックドロップ、絡みつく葉月にトーチャーラックボムで叩きつけると、最後はハイジャックボムで3カウントを防衛を果たした。
試合後に詩美はマイクで「これが今のスターダムだよ。お前の知らない間にスターダムは大きく変わってきたんだよ。だから、これからは今のスターダムでまたやり合おうよ」と葉月にエールを送ると、葉月も「今のスターダムのトップ、今の私じゃ簡単に破れなかった。本当に強い。スターダムのトップで私と今日試合をしてくれてありがとう」で返して握手でノーサイドとなる。そして葉月の入れ替わりに舞華が現われ27日の代々木で挑戦表明すると、「私には両国で朱里が待ってるんだよ。お前に詩美超えなんかさせねえし、このベルトも譲る気ねえよ」と返答して受諾した。
詩美も復帰して1ケ月の葉月が挑戦することは、退団した経緯を含めて面白くはなかったと思う。しかし、いざ対戦してみると葉月は25分間の長期戦にまで持ち込んで大善戦した。これは詩美自身も驚いたと思うが最終的に現在のスターダムの強さで振り切った。そして舞華が挑戦表明したが、本来は舞華が先に挑戦する予定が葉月に割り込まれただけに、今回は逃したくないところ、だが詩美はその先にある朱里との決着戦を見据えている。
セミファイナルではワンダー・オブ・スターダム選手権が行われ、王者の中野にCOSMIC ANGELSのメンバーであるウナギが挑戦、5★STAR GP公式戦ではウナギが勝利していることから実績を盾にしての挑戦となった。
バックの奪い合いから足を取ったウナギはトーホールドも、逃れた中野はフロントスリーパー、ヘッドロックで執拗に絞めあげ、ロープへ振ったウナギはショルダータックルも、突進は中野がマトリクスから丸め込み、低空からハイキック、首投げからサッカーボールキック、串刺しバックエルボーからリストを掴んで前後からサッカーボールキック、踵落としと浴びせて首四の字固めと先手を奪う。
ウナギはロープエスケープも中野はストンピング、ウナギはエルボーも中野は正面から受けきってエルボー、バスソーキックを浴びせてカバーも、敢えて解いた中野は”これで終わりか”と言わんばかりに足蹴で挑発して突進するが、ウナギがトップロープへフラップジャックで叩きつける。
中野はエプロンへ逃れるが、場外へ出たウナギがリバース式のネックスクリューを敢行、リングに戻ると首にダメージを負った中野の首筋へエルボー、チンクラッシャーからフェースバスター、拙者、蒲焼き者で候、踵落としと猛反撃しトップコーナーへ昇るが、追いかけた中野がトップコーナー上でビンタも、ウナギもビンタで返し、中野は往復ビンタでウナギが口を中を切り。ウナギは頭突きも中野も頭突きで場外へ落とし、トップコーナーからプランチャを命中させる。
リングに戻ると中野がバイオレットシューティングからジャーマンを狙うが、ウナギが丸め込んでからストレッチプラムで捕らえ、中野はロープエスケープ、ウナギはスリーパーを狙うと、中野が切り返してタイガードライバー、座った中野は蹴るもウナギはエルボーでラリーになり、中野は蹴りまくってバスソーキックはガードしたウナギがエルボーの連打から突進は中野がトラースキックで迎撃し、読み合いからスピンキックを炸裂させる。
中野はタイガースープレックスを狙うが、切り返したウナギは変形ネックスクリューを初披露も、ダメージで追撃が遅れる。読み合いになると中野がジャーマンスープレックスホールドを決め、トップコーナーへ昇るがエプロンへ蹴落としたウナギが変形ネックスクリューを敢行、ウナギは大ふへん者-雲の彼方に-から大儀であったで勝負に出たが、中野はカウント2でキックアウトする。
ウナギはストンピングから雪崩式を狙うが、落とした中野はデスティニーハンマーは避けられるも、タイガースープレックスホールド、スピンキックからハイキック、バイオレットシューティングと浴びせ、最後はタイガースープレックスからトワイライトドリームで3カウントを奪い王座を防衛した。
中野はウナギに「人は挫折や苦しみ、悲しみで涙を流した分だけ強くなれる。ウナギはもっと悔しい思いをして、もっと強くなってまたこのベルトに挑戦してほしい」と成長を称えノーサイドとなるが、次期挑戦者を募ると現在タッグリーグでのパートナーである白川が今大会で上谷から勝った実績を盾にしての表明、白川の覚悟を確認した中野は受諾した。
ウナギもストレッチプラムや変形ネックスクリューを初披露して中野を苦しめたが、場数の差で中野が振り切った。そして白川が挑戦表明したが、COSMIC ANGELSの3人もアーティスト・オブ・スターダム王座から転落してからは、個々のレベルを上げることを重視し始めたのか、3人で競争し合う関係へと変わりつつある。ウナギも今回の試合で中野との差を詰めたことを示したことから、今度は白川も中野との差を詰めて越えたいのかもしれない。