7月4日 大日本プロレス「大阪サプライズ52〜PROUD RULER 2021」大阪・コレガスタジオ 210人
<第1試合 15分1本勝負>
〇森廣祐基(7分11秒 オースイスープレックスホールド)×吉田和正
<第2試合 20分1本勝負>
〇クワイエット・ストーム 加藤拓歩(8分9秒 片エビ固め)橋本和樹 関札皓太
<第3試合 20分1本勝負>
橋本大地 菊田一美 〇大文字崇(12分20秒 片エビ固め)岡林裕二 入江茂弘 ×佐藤孝亮
※根こそぎ(仮)
<第4試合 凶器持ち込みタッグデスマッチ 30分1本勝負>
〇星野勘九郎 兵頭彰(10分54秒 Gショッククラッチ)アブドーラ・小林 ×”黒天使”沼澤邪鬼
<第5試合 有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ 30分1本勝負>
〇ドリュー・パーカー 伊東竜二 神谷英慶(11分43秒 体固め)塚本拓海 高橋匡哉 ×石川勇希
※スワントーンボムwith有刺鉄線ボード
<第6試合 UWA世界6人タッグ選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者組】HUB 〇アルティメット・スパイダーJr. アンディ・ウー(14分46秒 エビ固め)【第66代王者組】×ツバサ ビリーケン・キッド 政宗
☆ツバサ&ビリー&正宗が5度目の防衛に失敗、HUB&スパイダー&アンディが第67代王者となる
<第7試合 30分1本勝負>
〇木髙イサミ 宮本裕向(11分23秒 片エビ固め)野村卓矢 ×阿部史典
※勇脚・斬
<第8試合 BJW世界ストロングヘビー級選手権試合 30分1本勝負>
【第18代王者】〇中之上靖文(22分18秒 片エビ固め)【挑戦者】×青木優也
※ムーンサルトプレス
☆中之上が4度目の防衛に成功
大日本プロレスが初進出のコレガスタジアムでビックマッチを開催し、メインは中之上の保持するストロングヘビー級王座に青木が初挑戦した。開始から青木が雄叫びで気合いを入れ、バックの奪い合い、リストロックの応酬から中之上がレッグロックも青木はキーロックで切り返し、逃れた中之上に青木はヘッドロック、首投げからグラウンドの攻防となって、一旦距離を取る。
ロックアップから中之上が押し込み、青木が体を入れ替えてエルボーを狙ったが、いなした中之上がショルダータックルも、読み合いになると青木がドロップキックで場外へ出すと、鉄柱攻撃を狙ったが中之上が切り返して逆に青木を鉄柱に叩きつける。
青木を場外で痛めつけた中之上は青木をリングに戻すも、起き上がった青木はトペコンヒーロを連発、リングに戻ると青木がスライディングキック、ネックロックからチンロックと首攻めで先手を狙うが、大谷晋二郎張りの顔面ウォッシュをキャッチした中之上は青木の右膝にエルボーを落とし、青木の延髄斬りを避けてニークラッシャー、サイキック、ニークラッシャーと足攻めで一気に流れを変える。
中之上は青木の左膝へ関節蹴り、サードロープに青木の左膝をセットしてヒップドロップ、抵抗する青木にレッグブリーカーからリバースインディアンデスロックで捕らえて、青木はロープエスケープするも、中之上はニークラッシャーから足四の字固めで捕らえて青木を追い詰めるが、青木は必死でロープエスケープする。
中之上は青木をロープへ振るが、青木は延髄斬りで反撃してボディースラム、両者ダウンから青木は串刺しジャンピングハイキック、トラースキック、トップコーナーからミサイルキック、コブラツイストで捕らえて、中之上は必死でロープエスケープする。
青木はランニング袈裟斬りを狙うが、中之上はフラップジャックで叩きつけ、串刺しラリアットからリバーススプラッシュ、リング中央で足四の字固めで捕らえて青木を追い詰めるも、青木は必死でロープエスケープする。
中之上はジャーマンを狙うが、着地した青木はフロントキックからジャーマンで投げたが、ハンドスプリングは中之上がキャッチしてジャーマンで投げる。両者ダウンから中之上はエルボー、青木は張り手でラリーとなるが、中之上のエルボーを受けきった青木は、ラリアットを狙う中之上をキャッチして頭突きを浴びせして突進するが、中之上がポップアップ式アッパーカットを浴びせる。
中之上はトップコーナーへ昇るが、青木が追いかけてくると中之上が頭突きで落とすも、それでも食い下がる青木は延髄斬りから雪崩式スパニッシュフライを敢行、そしてムーンサルトプレスを投下するが自爆してしまう。
中之上はラリアットを狙うが。切り返した青木はブルーストームも、中之上はカウント2キックアウト、青木は再度ブルーストームを狙うが切り返した中之上がラリアットを炸裂させたが、カバーは青木が丸め込み、突進する中之上に袈裟斬りからタイガースープレックスホールドを決めるもブリッジが崩れてしまい、それでも青木はカバーしたがカウント2でキックアウトされる。
青木はランニング袈裟斬りを狙うが、中之上がパワーボムで叩きつけてからラリアットを炸裂させ、ダイビングエルボードロップで勝負を狙ったが、青木はカウント2でキックアウトすると、中之上は奥の手であるムーンサルトプレスで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後には中之上が青木がコロナウイルスの陽性と診断されて、2週間隔離されていたことを明かすも、「それでも、ここまでやって、彼の努力凄くないですか!?メチャメチャ凄くないですか!」と健闘を称え、再戦を約束する。そして締めようとしたが、6月28日の後楽園で大地をKOした野村が現れて王座奪取を宣言して去り、中之上が改めて大会を締めくくった。
内容的にも青木が粘りに粘りまくって中之上を追い込んだものの、肝心の詰めが甘かった。先月大日本プロレス内でクラスターが発生し青木も陽性となって隔離されていたが、中之上に奥の手を出させるまで粘りまくるとは、中之上も驚くのも無理はなかったと思う。
セミファイナルでは当初BJWタッグ選手権が行われる予定だったが、挑戦者の関本大介が欠場となって急遽アストロノーツvsヤンキー二丁拳銃のノンタイトル戦が実現した。
序盤は野村のビンタでイサミがダウンすると、アストロノーツは意識を飛ばして朦朧とするイサミを捕らえて試合をリードする。
やっとイサミは宮本に代わり、宮本は豹魔殺し、ラリアット!その場飛びムーンサルトダブルニー、コブラツイストと野村を攻め込むが、野村のドロップキック、代わった阿部の回転浄土宗を宮本が食らってしまい、形勢逆転には至らない。
串刺しを迎撃した宮本は阿部にソバットコンポからニールキックで反撃してイサミに交代し、イサミはまだダメージが残っているにもかかわらず阿部に雪崩式フランケンシュタイナーも、野村のPKの援護で阿部が膝十字固めで捕らえると、アストロノーツはイサミにビンタのサンドバックタイム、阿部の伊良部パンチ、野村のビンタから阿部がお卍固めでイサミを追い詰めるが、宮本が間一髪カットに入り、阿部を捕らえてサンドウィッチジャンピングハイキックを浴びせる。
勝負に出た二丁拳銃は宮本のサンダーファイヤーパワーボムからイサミがダイビングダブルニーと連係と阿部を捕らえ、イサミは阿部の後頭部に踵落としから勇脚狙いは、キャッチした阿部がドラゴンスクリューからアンクルホールドで捕らえ、野村のビンタから阿部がジャーマンと連係でイサミを追い詰める。
阿部はイサミに伊良部パンチからお卍固めでイサミを捕らえるが、逃れたところで宮本がファイヤーサンダーで突き刺すと、すかさずイサミが勇脚・斬で3カウントを奪い逆転勝利を収めた。
試合後には二丁拳銃がBJWタッグ王座に挑戦表明すると、第4試合でアブ小&沼澤を破った星野&兵頭のG★SHOCK1010が登場し、有刺鉄線イスへのセントーンでデモストレーションを敢行して挑戦表明する。
阿部が挑戦者決定戦を提案して去っていくが、リング内ではイサミと星野が口論となると、宮本が有刺鉄線バットを持ち出し星野にケツバットを浴びせて退散させ、二丁拳銃が「俺達が強い!」で締めくくった