6月13日 NOAH「三沢光晴メモリアル2021 powered by ABEMA 〜この日を忘れない〜」ABEMA 配信
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
△稲村愛輝(15分時間切れ引き分け)△谷口周平
<第2試合 20分1本勝負>
〇覇王 仁王(15分19秒 片エビ固め)大原はじめ ×宮脇純太
※ファイヤーバードファイスプラッシュ
<第3試合 30分1本勝負>
〇拳王(4分53秒 片エビ固め)×井上雅央
※PFS
<第4試合 30分1本勝負>
〇中嶋勝彦 タダスケ(14分55秒 レフェリーストップ)マサ北宮 ×岡田欣也
※右ハイキック
<第5試合 30分1本勝負>
〇藤田和之(9分6秒 体固め)×征矢学
※顔面へのパントキック
<第6試合 30分1本勝負>
〇Eita 日高郁人 NOSAWA論外(16分28秒 片エビ固め)HAYATA 吉岡世起 ×進祐哉
※トラウマ
<第7試合 30分1本勝負>
望月成晃 〇田中将斗(17分21秒 片エビ固め)モハメド ヨネ ×齋藤彰俊
※スライディングDK
<第8試合 45分1本勝負>
〇小川良成(37分54秒 4の字式エビ固め)×清宮海斗
<第9試合 60分1本勝負>
〇杉浦貴 原田大輔(33分32秒 フロントネックロック)×丸藤正道 小峠篤司
三沢光晴の命日である6月13日に無観客での「三沢光晴メモリアル」が開催され、今大会は全カードを入場テーマ曲で対戦カードが発表される形式が取られた。
セミファイナルではスランプに悩む清宮は、これまで指導してきた師匠である小川とのシングル戦が実現する。
序盤は小川がヘッドロックからショルダータックル、ドロップダウンする清宮にフットスタンプで先手を狙うも、清宮はバックエルボーからジャンピングエルボードロップで反撃、突進する小川を飛び越えてクロスボディーからヘッドロックで捕らえ執拗に絞めあげる。
小川は清宮がヘッドロックで捕らえたままで場外へ引きずり込み、バックドロップの体勢のままで清宮の股間を鉄柱に叩きつけて脱出すると、リングに戻ると小川がアームバーに対して、逃れた清宮はヘッドロック、抜けた小川は清宮の左腕をストンピングを浴びせる。
清宮はアームホイップからヘッドシザースも、抜けた小川はヘッドロックで捕らえれば、清宮はヘッドシザースで返し、逃れた小川は左足を捕らえるも、清宮はヘッドロックから袈裟固め、小川はヘッドシザースで切り返す。
抜けた清宮はまたヘッドロックで捕らえると、コーナーへ押し込んだ小川は串刺しショルダー、ニーから首投げも清宮はヘッドロックで捕らえ、小川は切り返してショルダータックルも突進は清宮がスリーパーで捕らえ。小川がロープエスケープする。
清宮が再びヘッドロック、首投げからレッグドロップ、スリーパーも、小川はコーナーに叩きつけて逃れ、セカンドコーナーからダイブする清宮を急所りで迎撃して、場外戦を仕掛けるが、エプロンに戻った清宮がロープ越しで回転エビ固めで丸め込み、小川はスリーパー、逃れた清宮にキチンシンクからフットスタンプを投下する。
場外戦で小川が鉄柵に叩きつけてから鉄柱に叩きつけ、リングに戻ると清宮はフォアアームで反撃も、小川はセカンドロープに清宮をシーソーホイップで叩きつけると場外戦で小川が清宮の喉元を踏みつけ、リングに戻ると小川がスリーパーから変形のカベルナリアと拷問技で試合の流れを変える。
清宮は逃れたが小川はコブラツイストで捕らえ、腰投げで逃れた清宮はエルボードロップも自爆すると、小川はサミングからロープこすり、内腿へエルボードロップでラフを繰り出す。
小川はブレーンバスターを狙うが、清宮が投げ返すとショルダースルー狙いは、小川がスイングネックブリーカーからバックドロップ、清宮がフライングフォアアームで返し、両者ダウンから清宮が起き上がりエルボーの連打から、ブーメランフォアアーム、ミサイルキックと得意のパターンに持ち込む。
清宮はリバースDDTからトップコーナーも、小川はロープに直撃して清宮をコーナーから落とす、清宮がジャンピングニーから突進するが、小川が場外目掛けてショルダースルーで落とし、清宮は左膝を痛めてしまうと、これを逃さなかった小川が鉄柱を使ったレッグロックや、エプロンに叩きつけるなどして足攻めを繰り出していく。
リングに戻ると小川はロープを使ったレッグロック、レッグシザースから膝裏へニードロップ、レッグロック、関節蹴りと徹底した左膝攻めでリードし、エルボーのラリーでは清宮が切り込み式アッパーカットで反撃も、場外へ逃れた小川を追いかけようとしてロープを跨ぐと、小川がセカンドロープに清宮の左膝を絡めてストンピングを浴びせ、逆片エビ固め、ニークラッシャーと清宮の左膝にダメージを与える。
小川はチンクラッシャーから延髄斬りを狙ったが、逃れた清宮はドラゴンスクリューから足四の字固めで捕らえるも、小川はリバースして清宮の左膝を痛めつけると、今度は小川が足四の字固めを仕掛ける。
小川はリバース逆片エビ固めを仕掛けるが、清宮がロープエスケープ、小川は左膝を掴んでエルボーも、清宮がドロップキック、ジャンピングネックブリーカー、エルボーの連打、エルボースマッシュ、小川は突進も清宮がドロップキックで迎撃するなど流れを変えようとする。
小川はDDTも清宮がパワースラムで応戦してチキンウイングフェースロックで捕らえたが、小川はレフェリーを使って脱出。小川は左膝へ関節蹴り、鉄柱に叩きつけてからDDT、バックドロップと畳みかけるが、連発狙いは清宮が体を入れ替えて潰すとチキンウイングフェースロックで捕らえる。
清宮は垂直落下式リバースDDTからカバーするが、小川がレフェリーのカウントを神の手で阻止し、清宮はジャーマンスープレックスホールドも、タイガーススープレックス狙いは、小川が阻止し、清宮はスリーパーで捕らえれば、小川が体を浴びせて押さえ込む。
小川が突進も清宮はジャンピングニーで迎撃したが、バックドロップ狙いは小川がトルネードクラッチで切り返すと、清宮がドロップキックをキャッチした小川が四の字式エビ固めで3カウントを奪い勝利を収めた。
内容的にもこんなに長時間になるとは思っても見なかった。清宮が小技から段々ペースを上げて大技を繰り出していくも、小川は徹底した小技で着実に清宮にダメージを与えていった。小技だけで試合を長時間組み立てる、まさしく小川良成もプロレスリングアーティストで、敗れた清宮も原点回帰したことで自信の目指すべきスタイルを再確認したのかもしれない。
メインイベントは新ヘビー級王者となった丸藤がジュニアヘビー級王者となった小峠と組んで、ナショナル王者の杉浦&ジュニアタッグ王者の原田組と対戦。
試合は丸藤組は原田を捕らえて先手を奪うも、原田は小峠にスロイダーで反撃して杉浦に代わり、杉浦組も小峠を攻めて試合の流れを変える。
終盤で丸藤vs杉浦に代わり、杉浦が丸藤に串刺しビックブーツから雪崩式ブレーンバスター、逆エビ固めで捕らえたが、小峠が頭突きでカット、丸藤の低空ドロップキックを避けた杉浦が中年ズリフトから原田が入ってトレイン攻撃、杉浦の援護で原田がダイビングエルボードロップ、杉浦がランニングニーと丸藤を追い詰める。
杉浦がオリンピック予選スラムを狙うが、逃れた丸藤が串刺し虎王、トラースキック、小峠のレッグショットの援護からコブラクラッチ式虎王、不知火と畳みかけ、エルボーと逆水平のラリーから、丸藤がボディーへ虎王も、真・虎王は杉浦が逃れてジャーマンスープレックスホールドを決める。
杉浦はオリンピック予選スラムを狙うが、切り返した丸藤がタイガーフロウジョンをフェイントにしてパーフェクトキーロックを狙ったが、杉浦がフロントネックロックで切り返しm逃れた丸藤に杉浦がアンクルホールドで捕らえる。
しかし丸藤が切り返してパーフェクトキーロックも、杉浦はまたフロントネックロックで切り返し、丸藤は強引の持ち上げようとしたが、余計に食い込んでしまって無念のギブアップとなった。
試合後には杉浦がGHCヘビー級王座へ挑戦を表明した。丸藤vs杉浦はここ何年かは丸藤は勝てておらず杉浦が連勝していることから、丸藤にとっても最大の挑戦者で杉浦もナショナル王座を保持しているが、挑戦者として丸藤に挑むことになることから、丸藤にとって今度こそ自分の時代を築けるか試される試合になることは間違いないだろう。
第6試合ではHAYATA&吉岡&進のチームレッスルゲートが登場するも、対戦相手として日高&NOSAWAが現れると、あと一人はDRAGON GATEでヒールユニット、R.E.Dを率いているEitaが登場する。
試合も終盤に日高は交代を受けたEitaが吉岡にサミング、串刺しニーを浴びせたが、Rティーチは吉岡が逃れてミドルキックからシザースキックを浴びせ、レッスルゲートは連係でEitaを捕らえにかかるも、NOSAWAと日高の援護受けたEitaが進にヌメロ・ドスを決めると、ヌメロ・ドスの要領で顔面蹴りを浴びせる新技トラウマを炸裂させて3カウントを奪い、26日に行われるGHCジュニアヘビー級王座挑戦者決定ロイヤルランブルに参戦を表明した。
NOSAWAは6月3日、DRAGON GATE後楽園大会に密かに来場しEitaを口説いたという、Eitaもオープン・ザ・ドリームゲート王座から転落してからはタイトル戦線どころかR.E.Dも一歩引いた立場であることから、他団体に眼を向けNOAHに狙いをつけたということか、Eitaの技はこれだけでなく、豊富で独特なものがあることから、NOAHジュニア勢にしてみれば驚異的な存在かもしれない。
第4試合では26日に敗者髪切り金網マッチで対戦する中嶋と北宮の前哨戦が行われ、中嶋はトラースキックの連打も受けきった北宮がスピアーで反撃し、代わった岡田がワンハンドバックブリーカー、アトミックドロップからサイドスープレックスと攻め込んだが、ブロックバスター狙いは中嶋が逃れてレッグシザースからターンバックルへの蹴りを浴びせると、ミドルキックから前後へサッカーボールキック、PKを浴びせる。
北宮がカットに入っても中嶋は掟破りのサイトースープレックスで排除すると、岡田にビンタのラッシュからハイキックを炸裂させ、岡田は立てず試合はストップ、勝った中嶋は北宮を挑発する。
第3試合では拳王は雅央と対戦し、雅央ワールドに翻弄されながらも、雅央の”マッタ”にも関わらず蹴暴を炸裂させ、PFSで3カウントを奪い勝利を収める。
試合後に拳王がマイクアピールをすると、背後から27日に登場するグレート・ムタが突如現れ、気づいた拳王に毒栗を噴射、更に撮影用のドローンも毒霧で撃墜するなどやりたい放題で去っていった。
27日のムタの相手は未定だったが拳王に決定となった。
今回は無観客での開催となったが、新型コロナの影響で会場に使用制限があることから、無観客や特設会場という利点を利用して長時間の試合が出来、またサプライズの多さなど現在のNOAHというものを三沢光晴に充分アピール出来たと思う。また来年も行われるかもしれないが、またNOAHはどんな光景になっているのか…