6月8日 全日本プロレス「2021 DYNAMITE SERIES」後楽園ホール 475人
(試合内容は実況ツイート、画像は全日本プロレスTVより)






<第1試合 20分1本勝負>
〇フランシスコ・アキラ アレハンドロ(8分5秒 片エビ固め)青柳亮生 ×ライジングHAYATO
※Yutaka
<第2試合 30分1本勝負>
〇ブラックめんそーれ(5分28秒 反則勝ち)×デビル紫
※レフェリーに暴行
<第3試合 斉藤兄弟 ジュン&レイ デビュー戦 30分1本勝負>
〇大森隆男 本田竜輝(11分6秒 逆エビ固め)斉藤ジュン ×斉藤レイ
<第4試合 30分1本勝負>
AJIRI 大森北斗 〇児玉裕輔(6分43秒 片エビ固め)ゼウス ×イザナギ UTAMARO
※マッドスプラッシュ
<第5試合 30分1本勝負>
〇ジェイク・リー 土肥こうじ 羆嵐(12分55秒 片エビ固め)×諏訪魔 芦野祥太郎 田村男児
※バックドロップ
<第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権 60分1本勝負>
【挑戦者】〇岩本煌史(14分21秒 エビ固め)【第54代王者】×CIMA
※シットダウン式ラストライド
☆CIMAが3度目の防衛に失敗、岩本が第55代王者となる
<第7試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第88代王者組】宮原健斗 〇青柳優馬(23分43秒 エンドゲーム)【挑戦者組】×石川修司 佐藤耕平
☆宮原&青柳が3度目の防衛に成功
全日本プロレス新シリーズ、後楽園大会のメインでは宮原&青柳が保持する世界タッグ王座に石川&耕平のツインタワーズが挑戦、当初は5月16日の大田区大会で行われる予定だったが、大会自体が延期となって、選手権も今大会にスライド、過去BJWタッグ王座を2度保持し、関本大介&岡林裕二組とも互角以上に渡り合ってきたツインタワーズが全日本で再結成され、世界タッグ王座に狙いをつけて挑戦となった。
試合は宮原vs石川で開始となり、ロックアップの攻防からぶつかり合いも、宮原はビックブーツを放てば、石川もショルダータックルで応戦してジャイアントニーを狙ったが、宮原が避けて一旦場外へ逃れる。
リングに戻ると宮原が石川から逃げるように青柳に交代すると、青柳は苦笑しながらリングインし、石川も耕平に代わる。青柳はヘッドロックで耕平を執拗に絞めあげ、。ぶつかり合いは耕平が制して突進するが、青柳がレッグシザースでセカンドロープにセットすると、控えの宮原がビックブーツと連係を決め、場外戦でも二人掛りで攻めるなど、耕平を捕らえにかかって先手を奪う。
しかしリングに戻ると、青柳のエルボーの連打を受けきった耕平は重いエルボーで返して青柳がダウンし、代わった石川が青柳をコーナーに押し込んでエルボーの連打で続くと、カットに入った宮原もコーナーに押し込んでエルボーの連打を浴びせ、二人まとめて全体重かけて踏みつける。
ツインタワーズは青柳を捕らえて蹂躙して試合の流れを変えるが、石川の突進を青柳がドロップキックで迎撃してから宮原に交代し、宮原は石川にビックブーツ、低空ドロップキック、側頭部へドロップキックと畳みかけて自身のペースに持ち込み、串刺しエルボーからノーザンライトスープレックスを狙うが、石川が堪えてバックブリーカーを決める。
代わった耕平は宮原にミドルキックを連打、ボディーブローと浴びせて、宮原がダウンするも、耕平の突進は宮原がバイシクルキックで迎撃して逆に突進も、耕平はニーリフトで迎撃する。耕平は串刺しを狙うが、避けた宮原が串刺しニーからシャットダウンスープレックス狙いも、逃れた耕平は裏投げを敢行、青柳vs石川に代わり、青柳は石川にフライングフォアアームから宮原が入ってトレイン攻撃、宮原の援護でダイビングクロスボディーからエンドゲームを狙ったが、耕平がカットに入る。
石川が青柳に串刺しラリアット、エルボーのラリーから石川がニーリフト、バックドロップと畳みかけ、ファイヤーサンダーを狙うが、逃れた青柳が石川の串刺しをコーナーめがけてレッグシザースで直撃させると、宮原が入って後頭部ブラックアウトを炸裂させ、宮原&青柳がトラースキック&ブラックアウト、青柳がジャーマンスープレックスホールドも石川はカウント2でキックアウトする。
青柳がトップコーナーへ昇るが、耕平が入って重い頭突きから雪崩式ファルコンアローで落とすと、石川が入ってニーリフトの波状攻撃から合体ダブルニーリフト、サンドウィッチエルボーとツインタワーズが青柳を蹂躙するが、宮原がカットには入り石川、耕平とブラックアウトを炸裂させて4選手ダウンとなる。
青柳と石川がエルボーのラリーから石川がニーリフト、青柳が追尾エルボーからジャーマンも石川がドラゴンスープレックスからジャイアントニーで応戦してファイヤーサンダーで突き刺し、宮原がカットに入ったが耕平が排除する。
石川はカミゴエを狙うが青柳が崩れると、石川が起こそうとしたところで青柳が丸め込み、ジャパニーズレッグロールクラッチを狙ったが失敗した青柳に石川がカウンターでジャイアントニーを炸裂させ、ジャイアントスラムを狙うも、青柳が切り返してフロントネックロックで捕らえ、エンドゲームへと移行して石川がギブアップとなって宮原&石川が大逆転で防衛となった。
試合後に土肥&羆嵐の土肥羆が現れ、宮原&青柳の防衛を祝福したが、土肥は宮原、羆嵐は青柳をバックフリップでKOし、王座挑戦を表明して去っていく。
やっと起き上がった宮原は土肥羆の挑戦を受諾、日程も26日の大田区に指定する。やっと起き上がった青柳は自分に相談もなく勝手に挑戦を認めた宮原に怒りつつも、ツインタワーズからの防衛をアピールし、「ツインタワーズなんかこわくない、恐怖を克服し傷を負ったが強くなった、人間は負った傷の数だけ強くなるよね、そういうことで」と締めを宮原に任せ、宮原は恒例の宮原劇場も、最後の一言は青柳がマイクを奪って「バーイ」で締めくくった。
選手権は青柳がツインタワーズに蹂躙され、いつ敗れてもおかしくない状況にまで追いつめられるも、最後はジャイアントスラムにヤマを張っていたことで青柳が大逆転に繋げた。今回も宮原は控えに回っていたが、それだけ青柳が頼もしい存在になっているということなのかもしれない。
そして土肥羆が挑戦表明したが、WRESTLE-1では過去3度に渡ってタッグチャンピオンシップを戴冠するなど実績を持っているが、全日本での実績は2016年に世界最強タッグに参戦して1勝しかしていない。今回は世界タッグ王座に狙いをつけたが、王座奪取となって大きな実績を作れるか…
セミファイナルでは世界ジュニアヘビー級王者のCIMAに、王者からの指名で前王者である岩本が挑戦、この試合も5・16大田区大会で行われる予定だったが、大会延期で今大会にスライドされる形で行われた。序盤はCIMAがヘッドロックで執拗に絞めあげるも、ぶつかり合いでは岩本が制すし、ネックブリーカー、ニードロップと首攻めで先手を奪う。
しかしCIMAはコパクニで岩本をコーナーに直撃させると、いきなりメテオラを投下、首筋へのエルボーを連発、チンロック、ネックツイストから首四の字で逆に首攻めで反撃する。
CIMAはハンマーの連打から河津掛け、グラウンド卍固め、クロスフィックス、ギロチンホイップからジャベと攻め込んで岩本は必死でロープエスケープ、CIMAは袈裟斬りを浴びせたが、読み合いとなると岩本は一本背負い、串刺しエルボー、CIMAの串刺し狙いをショルダータックルで迎撃してネックスクリューと試合の流れを変える。
岩本は肩固めで捕獲して、CIMAはロープエスケープも、岩本はエプロンでネックスクリューを敢行し、リングに戻って岩本が垂直落下式ブレーンバスター、追尾エルボーと攻め込み、CIMAがドロップキックに対して、ニーアッパーで応戦した岩本はジャーマンスープレックスホールドを決める。
岩本は孤高の芸術を狙ったが、CIMAがナカユビで切り返し、ヴィーナスから雪崩式フランケンシュタイナー、ホルヘコンプリートで丸め込んで、岩本はカウント2でキックアウトも、CIMAは雪崩式パーフェクトドライバーからマッドスプラッシュと畳みかける。
CIMAはメテオラを狙ったが、避けた岩本が孤高の芸術を決めるもダメージでカバー出来ない。CIMAがエビ固めから突進すると岩本が孤高の芸術を決めたが、CIMAがカウント2でキックアウトすると、岩本はシットダウン式ラストライドで3カウントを奪い王座奪還に成功した。
試合後のCIMAは岩本の腰にベルトを巻いて潔く敗戦を認めて退場も、入れ替わりに「2021 Jr. BATTLE OF GLORY」の覇者であるアキラが現れて挑戦を表明し、26日の大田区での選手権を要求した。
選手権はCIMAにしても岩本には孤高の芸術しかフィニッシュはなく、その先はないだろうと読んでいただろうが、シットダウン式ラストライドというその先があることまではさすがに読めていなかった。
そしてアキラの挑戦となったが、本当にアキラが成長したか試すには、岩本が格好の相手なのかもしれない。
第3試合ではジュン&レイの斉藤兄弟がデビューを果たし、デビュー戦の相手は大日本プロレスの中之上靖文&関本大介が務める予定だったが二人とも欠場となって、代わりに大森と本田がデビュー戦の相手を務めることになった。
大森と対峙したシュンは腕の取り合いを展開、代わったレイは本田にエルボーの連打からぶちかましと攻め込んでいくも、本田がボディースラムで反撃すると大森と共にレイを捕らえて試合をリードする。
劣勢のレイは本田にエルボーのラリーから連打を浴びせ、頭突きからジュンに代わり、エルボーのラリーからジュンが突っ張り電車道、串刺しボディーアタック、ぶちかましと本田を攻め込む。
シュンは本田にブレーンバスターからノド輪落としを狙うが逃れた本田がスピアーを浴びせ、大森vsレイに代わってエルボーのラリー、大森の突進をレイがぶちかましで迎撃すると、ジュンが入ってダブルぶちかまし、ジュンの援護でレイがサマーソルトドロップと大森を攻め込む。
斉藤兄弟が大森にダブルチョークスラムを狙ったが、本田がカットには入り、レイが大森に串刺しを狙うも、迎撃した大森がエルボーのラリーからビックブーツ、ニールキック、バックドロップと畳みかけ、最後は逆エビ固めで捕らえて、レイは無念のギブアップとなって、齋藤兄弟はデビュー戦を勝利で飾れなかった。
第5試合の三冠ヘビー級選手権前哨戦の6人タッグ戦は、序盤もジェイクが諏訪魔の首を攻め、終盤で再び対峙すると、土肥羆の合体攻撃の援護を受けたジェイクは諏訪魔の後頭部にジャイアントキリングを狙ったが、諏訪魔がラリアットで迎撃して、芦野と男児の援護から万力スリーパーで絞めあげてジェイクを追い詰める。
諏訪魔はジェイクにラリアット、ジャーマン、ラリアットと畳かけてバックドロップを狙ったが、逃れたジェイクはハイキックから逆にバックドロップで3カウントを奪い、諏訪魔から直接フォールで前哨戦を制し、試合後もジェイクは「諏訪魔、バックドロップはあんただけの武器じゃない、26日楽しみにしている」とKOされた諏訪魔を挑発した。
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