6月7日 新日本プロレス「DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL」大阪城ホール 3045人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 30分1本勝負>
EVIL 高橋裕二郎 チェーズ・オーエンズ 〇石森太二 エル・ファンタズモ(11分50秒 片エビ固め)棚橋弘至 後藤洋央紀 石井智宏 YOSHI-HASHI ×SHO
※ブラディークロス
<第2試合 30分1本勝負>
内藤哲也 〇SANADA BUSHI(11分31秒 オースイスープレックス)タイチ ×ザック・セイバーJr. DOUKI
<第3試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第89代王者】〇エル・デスペラード(23分40秒 体固め)【挑戦者】×YOH
※ピンチェロコ
☆デスペラードが初防衛に成功
<第4試合 スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>
〇飯伏幸太(19分54秒 片エビ固め)×ジェフ・コブ
※カミゴエ
<第5試合 第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦 60分1本勝負>
〇鷹木信悟(36分0秒 片エビ固め)×オカダ・カズチカ
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン
☆鷹木が第3代王者となる
6月6日の大阪城ホール大会は、大阪の緊急事態宣言延長に伴い、大型施設の使用が平日でしか認められないため、7日の月曜日に順延されて開催、メインはウィル・オスプレイの返上で空位となったIWGP世界ヘビー級王座の決定戦をオカダと鷹木の間で行わた。
当初は5・4福岡でオスプレイが鷹木を降して防衛して、29日の東京ドームでオカダが挑戦するはずだったが、ドーム大会が延期だけでなく、オカダも新型コロナウイルス感染で欠場、オスプレイも負傷欠場で王座が返上となって選手権自体が宙に浮いたが、鷹木が王座決定戦に名乗りを挙げ、オカダも復帰したことで6・7大阪城で王座決定戦として対戦することになった。
開始から互いに手の内を探り合い、ロックアップから鷹木がバックを奪うが、オカダがリストロックから腕の奪い合い、足を取ったオカダがレッグロックも鷹木が腕十字で切り返す。オカダがガードポジションからカバーすると、鷹木はオカダの左腕をハンマーロックで捕らえる。
鷹木がレッグシザースからフロントスリーパーで捕らえると、切り返したオカダが鷹木の左腕をハンマーロックから、ヘッドロック、首投げからヘッドロック、鷹木は押さえ込むがオカダはヘッドロックで執拗に絞めあげ、鷹木がロープへスルーからショルダータックル、オカダはロープワークからアームホイップ、ヘッドシザースの攻防から一旦距離を取る。
互いに挑発からオカダがエルボーを連発すると、串刺しを狙う鷹木にビックブーツで迎撃し、ネックブリーカーからフェースロックと得意の首攻めで先手を奪う。
鷹木はエルボースタンプ、逆水平。オカダのアームホイップ狙いを倒すとセントーンは自爆したところで、オカダが逆にセントーンを狙ったが、剣山で迎撃した鷹木はパンピングボンバーで場外へ出し、場外戦で鷹木はオカダの腰をエプロンの角に直撃させ。鉄柵に叩きつけてからブレーンバスター、オカダの腹部を踏みつけて試合の流れを変える。
リングに戻ると鷹木がロープ越しでニードロップ、キチンシンクを連発からショルダータックル、ブレーンバスタからボディーシザースとオカダのスタミナを奪いにかかる。オカダはロープエスケープも鷹木はすぐさまセントーンを投下してから「ベルトは俺が頂ぜ」と叫ぶ。
オカダはエルボーの連打、フェイントからビックブーツで反撃も、ツームストーンパイルドライバーは鷹木が切り返してアバランシュホールド、オカダの腰を踏みつけてからベアハッグで絞りあげ、抵抗するオカダに腰へのエルボーからバックドロップを狙うが、オカダが着地してエルボーアタックを浴びせる。
鷹木は串刺しパンピングボンバーも避けたオカダがエルボースマッシュからエルボーの連打。串刺しバックエルボーからDDTと自身のペースに戻すも、リバースネックブリーカー狙いは鷹木が腰へのハンマーで阻止、しかし串刺しを避けたオカダは鷹木をトップコーナーにセットしてドロップキックで場外へ落とす。
オカダは鷹木をビックブーツで鷹木を鉄柵外で蹴り出すと、オカダは鉄柵を使ったハングマンDDTを敢行、リングに戻るとオカダがヘビーレインからマネークリップで捕らえたが、鷹木が慌ててロープエスケープし、オカダはボディースラムからトップコーナーへ昇り、鷹木が追いかけてオカダが飛び越して着地すると、鷹木がエルボー、ナックル、龍魂ラリアットを炸裂させる。
鷹木は熨斗紙を狙うが、オカダは逃れて逆さ押さえ込み狙いも、堪えた鷹木が熨斗紙、コーナーパットめがけてラストジャーマン、腰への頭突きの連打からアルゼンチンバックブリーカー、ストマックブロック、ソル・デ・ハポンと再びオカダの腹部を狙う。
鷹木が雄叫びから串刺しパンピングボンバー、天龍コンポからナックルの連打、頭突きの連打も、レフェリーが制止して鷹木が気を取られるとオカダがジョンウーで反撃し、倒れ込んだ鷹木にエルボーの連打からマネークリップで捕らえたが鷹木がロープエスケープする。
オカダは突進するが、鷹木は龍魂ラリアットで迎撃し、オカダのドロップキックを自爆させてから鷹木はスライディングパンピングボンバーもオカダが切り返してマネークリップで捕らえ、一旦解いてから旋回式ツームストーンパイルドライバーからマネークリップ、バックブリーカーからマネークリップと絞めあげ、鷹木は意識を失いかけるも、必死でロープエスケープして、場外へ逃れる。
追いかけたオカダはツームストーンパイルドライバーを狙うが鷹木が鉄柵を掴んで阻止し、オカダは蹴り上げるが鷹木は場外でMADE IN JAPANを敢行する。
リングに戻った鷹木が気合いを入れると串刺しパンピングボンバーからSTAY DREAM、スライディングパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴン狙いはオカダが必死で阻止も、鷹木がショートレンジパンピングボンバーを炸裂させる。
鷹木が左右エルボーからパンピングボンバーを狙うが、オカダがドロップキックで迎撃してツームストーンパイルドライバーからレインメーカーを狙うが、鷹木が龍魂ラリアットで迎撃して両者ダウンとなる。
エルボーのラリーからオカダの連打に対して、鷹木も左右エルボーで返し、倒れないオカダはエルボースマッシュを連打してからローリングレインメーカーを狙うと、キャッチした鷹木はデスバレーボム、しかしパンピングボンバー狙いは、オカダが避けて逆さ押さえ込みからラリアットを連発する。
オカダはレインメーカーを狙うが、避けた鷹木がレインメーカー式パンピングボンバーを炸裂させてからパンピングボンバーを炸裂させ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴン狙いはオカダが逃れてツームストーンパイルドライバーを狙うも、逃れた鷹木はドラゴンスープレックスからスライディングTを炸裂させるとラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウントを奪い、第3代IWGP世界ヘビー級王座を奪取した。
今回のオカダは悪い意味でいつもと違う、どこか焦りを感じた。おそらくだがスタミナへの不安、オカダは復帰してから1試合かこなしておらず、その不安が試合に現れていた。オカダにしてみれば1~2試合あと欲しかったというのが本音だったのかもしれない。
新王者となった鷹木だが、DRAGON GATEから移籍して3年で新日本プロレスへの頂点へと昇りつめてしまった。DRAGON GATEから見ていたファンも鷹木が新日本の頂点に立ったことを感慨深く見ているのかもしれない。
セミファイナルで行われた飯伏vsコブは、互いに読み合いから飯伏がドロップキックから掌打の連打も、コブがカードし、飯伏のミドルキックはキャッチしたコブがエルボーからラリーに持ち込み、!飯伏の掌打をいなしてタックル、マウントからボディーブロー、ストンピングを浴びせる。
飯伏は場外へ逃れたが、追いかけたコブはボディーブロー、ハンマーから飯伏の喉元を踏みつけ、ストマックブロックを連発してから鉄柱に飯伏の腰を直撃させる。
コブは飯伏の背中に頭突きを連発してハンマーも、突進は飯伏がダッシュミドルで迎撃、しかしその場飛び狙いはが足を掴んで阻止したコブは背中へストンピング、コーナーに目一杯叩きつけてからベアハッグ、飯伏はロープエスケープもコブはストンピング、頭突き、ハンマーからチンロックとパワーで飯伏を圧倒する。
コブは飯伏の背中にニードロップからヘッドドロップ、また背後からでベアハッグで捕らえ、腰へニーから背中へアッパーカットと背中へ狙い撃ちし、コブは飯伏の背中を踏みつけてから、セコンドのグレート・O・カーンの差し出したタオルで汗を拭くなど余裕ぶりを見せる。
コブはビンタからランニングニーを浴びせ、飯伏はエルボーの連打もコブが頭突きからラリアットで応戦し、その場飛びムーンサルトプレスを狙ったが、飯伏が剣山で迎撃も、ダメージで起き上がることが出来ない。
やっと起きた飯伏は串刺しも、コブが避けて串刺し狙いは、避けた飯伏がソバットコンポからその場飛びムーンサルトプレス、しかしハイキックは避けたコブがバックドロップで投げると、その場飛びムーンサルトプレスからツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、飯伏が阻止して場外へコブを出す
飯伏はプランチャを発射したが、コブがキャッチして場外パワーボムを狙う、しかし飯伏がエプロンへ不時着するとトップからラ・ケブラータを命中させる。
リングに戻ると飯伏がコブを蹴り出してスワンダイブジャーマンを狙うが、コブが頭突きで阻止し飯伏をエプロンへ出したが、飯伏は飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーを敢行する。
飯伏はボマイエからカミゴエを狙うが、コブがキャッチしてフロントスープレックスで放り投げ、串刺しアッパーカットからランニングバックドロップと畳みかけ、コブはアスレチックスブレックス狙いは飯伏が逃れるも、コブは5000で叩きつける。
コブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙ったは、崩れたところで飯伏が首固めで丸め込み、コブが持ち上げようとしたが崩れたところで飯伏がカミゴエを炸裂させ3カウント、コブに攻め込まれたが攻め疲れが幸いして飯伏が勝利を収める。
メイン終了後、IWGP世界ヘビー級王座を奪取した鷹木は飯伏を呼び込むと、現れた飯伏を挑戦者に指名し「オレとやるのか!イエスかノーかで答えろ」と迫り、飯伏が「イエスか、ハイでもどっちでもいいんだよ!、やってやるよ!」と受諾し、次期挑戦者に決定となった。
鷹木と飯伏は同世代で互いにIWGPをかけて戦うことを約束していたが、鷹木がオスプレイに敗れてNEW JAPAN CUPの優勝を逃し、また飯伏もオスプレイに敗れてIWGP世界ヘビー級王座も奪われてしまった。だが紆余曲折の末、やっとベルトを懸けた二人の試合が実現となりそうだ。
第3試合ではIWGPジュニアヘビー級選手権、王者のデスペラードにYOHが挑戦、本来なら5・4福岡で実現辞する予定だったが、両者とも新型コロナウイルス感染で試合自体が延期となり、今回の大阪で実現となった。
開始からロックアップとなってYOHが押し込んでオカダ式ブレークも、デスペラードが押し込んで耳を掴み、YOHをいなして蹴り挑発。両者はヘッドロックとリストロックの応酬を繰り広げる。
YOHはアームホイップからハンマーロックも、サミングで逃れたデスペラードが突進するYOHにレフェリーを盾にしてから低空ドロップキックを狙ったが、YOHが避け、ロープワークの攻防でYOHがドロップキックでデスペラードを場外へ出しプランチャを狙ったが、迷いが生じた隙を突いたデスペラードが場外へ引きずり出して鉄柵に叩きつける。
そこでデスペラードがバケツを持ち出してリングに投げ入れると、レフェリーがバケツに気を取られている間にデスペラードがイスを持ち出して、YOHの左膝に一撃を加え、リングに戻るとYOHの左膝へストンピング、ヒップドロップ、ニークラッシャー、ニードロップ、ボディープレスと左膝攻めでデスペラードが先手を奪う。
デスペラードは左膝への関節蹴りからニークラッシャーはYOHが回転エビ固めで切り返すも、キックアウトしたデスペラードは左膝へのレッグドロップからインディアンデスロック、そのままフロントスリーパーで捕らえて、YOHはロープエスケープする。
デスペラードはYOHの左膝へニードロップからラリアットを狙うが、避けたYOHがエルボーアタック、バックエルボー、切り込み式フォアアーム、串刺しバックエルボーからネックブリーカーで反撃し、YOHはブレーンバスター狙いはデスペラードが左膝へのナックルで阻止も、フロントキック狙いはYOHが逆回転ドラゴンスクリューを決め、レッグスピンを連発してから監獄固めで捕らえ、右膝を攻められたデスペラードは必死でロープエスケープも、YOHはデスペラードの右膝裏に低空ドロップキックを放つ。
YOHはエルボースマッシュもデスペラードがスパインバスターからマフラーホールドを狙うが、YOHがロープエスケープし、デスペラードはエルボーを連発して、YOHのニーをキャッチするとバックドロップ、ブレーンバスター!デスペラードはギターデアンヘルはYOHが着地もその際に左膝を押さえてしまったところで、デスペラードがYOHを場外へ出すが、場外でYOHがデスペラードにドロップキックを放ち、リングに戻ってプランチャからノータッチトペを命中させる。
リングに戻ってYOHがミサイルキック、ファルコンアローと畳みかけるが、ドラゴンスープレックス狙いは、デスペラードが逃れて、串刺しの迎撃を狙うYOHに左膝へ低空ドロップキックからドラゴンスクリューで再びダメージを与え、エルボーのラリーからデスペラードが左膝へ関節蹴りに対し、YOHも右膝へ関節蹴りで返してラリーとなる。
デスペラードがローキックから突進するが、YOHが3Kもデスペラードに対し、デスペラードはギター・デ・アンヘルで応戦する。
デスペラードはピンチェロコを狙うが、YOHがジャンピングニーで阻止、デスペラードのマフラーホールド狙いも丸め込み、スターゲイザーで捕獲し、新技であるOut of Printへ移行したがデスペラードがロープエスケープする。
YOHはドラゴンスープレックスホールドからDIRECTDRIVEを狙ったが、デスペラードが頭突きで逃れ、ピンチェロコ狙いはYOHがジャックナイフで丸め込み、トラースキック、デスペラードがロコモコを炸裂させたからピンチェロコで3カウントを奪い防衛となった。
試合後にはSHOも現れたが、第1試合でSHOから直接フォールを奪った石森がファンタズモファンと一緒に登場、まずファンタズモが英語でROPPONGI3Kの保持するIWGPジュニアタッグ王座への挑戦をアピールしたところで、石森がマイクを奪い、デスペラードに挑戦表明すると、デスペラードも受諾して決定となった。またBULLET CLUBも第1試合後にEVIL、裕二郎、ディック東郷でNEVER無差別級6人タッグ王座にも挑戦表明するなど、UNITED EMPIREの前に一歩後退していたBULLET CLUBがここにきて息を吹き返してきたようだ。
第2試合でも終盤でザックがSANADAにジャパニーズレッグロールクラッチを狙ったが、SANADAが切り返してオースイスープレックスで3カウントを奪い勝利、まさかの敗戦にタイチ&ザックも大荒れとなってレフェリーに八つ当たりするも。内藤はSANADAとのコンビでIWGPタッグ王座に照準を絞ってきたようだ。
また第1試合前には高橋ヒロムが現れ、大胸筋断裂が完治したことを報告、近々復帰することをアピールした