4月25日 全日本プロレス「2021Champion Carnival」全日本プロレスTVマッチ
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
〇イザナギ(6分6秒 仙人の首固め)×ブラックめんそーれ
<第2試合 30分1本勝負>
TAJIRI 〇大森北斗 児玉裕輔(5分49秒 片エビ固め)岩本煌史 田村男児 ×フランシスコ・アキラ
※合体ダイヤモンドカッター
<第3試合 30分1本勝負>
〇青柳優馬 青柳亮生 フランシスコ・アキラ(6分46秒 エンドゲーム)ヨシタツ 大森隆男 ×本田竜輝
<第4試合 「2021 Champion Carnival」公式戦 30分1本勝負>
【3勝3敗=6点】〇芦野祥太郎(11分8秒 アンクルロック)【2勝3敗1両リン=4点】×大谷晋二郎
<第5試合 「2021 Champion Carnival」公式戦 30分1本勝負>
【4勝2敗=8点】〇佐藤耕平(11分6秒 ラ・マヒストラル)【2勝4敗=4点】×石川修司
<第6試合 世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第54代王者】〇CIMA(15分1秒 ホルヘクラッチ)【挑戦者】×佐藤光留
☆CIMAが2度目の防衛に成功
<第7試合 「2021 Champion Carnival」公式戦 30分1本勝負>
【4勝2敗=8点】〇ジェイク・リー(15分50秒 片エビ固め)【3勝3敗=6点】×ゼウス
※D4C
<第8試合 「2021 Champion Carnival」公式戦 30分1本勝負>
【4勝2敗=8点】〇宮原健斗(20分51秒 シャットダウンスープレックスホールド)【3勝3敗=6点】×諏訪魔
今回の「2021 Champion Carnival」公式戦は後楽園ホールで開催される予定だったが、都内に緊急事態宣言が発令したのに伴い、都内で無観客による全日本プロレスTVマッチにて開催された。
公式戦も後半戦に突入し、セミとメインは2敗のトップ同士による対戦が組まれ、まずセミではゼウスとジェイクが対戦、フィンガーロックではゼウスがリバーススープレックスで投げるが、ロックアップの攻防ではジェイクがヘッドロックで絞めあげ、ゼウスはロープへ押し込むも、ジェイクがキックからネックロック、チンロックと執拗な首攻めで先手を奪う。
ゼウスは逆水平やエルボーで反撃も、ジェイクもエルボースタンプで返し、フェイントからDDTで突き刺し、ゼウスはたまらず場外へ逃れるとジェイクはスライディングキックで追撃するが、ミドルキックはゼウスがキャッチして担ぐとそのまま鉄柱にジェイクの腰を打ち付ける。
リングに戻るとゼウスはストンピングからジェイクをコーナーに押し込んで腹部を踏みつけ、コーナーにジェイクの腰を叩きつけると、ジェイクの腰めがけて串刺しショルダーを連発、ボディースラム、逆片エビ固め、弓矢固めと腰攻めで試合の流れを変える。
ゼウスはキチンシンク、ハンマーから逆水平、串刺しバイセップスエクスプローションからフロントスープレックスを狙うが、ジェイクがフロントネックロックで捕らえて絞めあげると、ゼウスはロープに逃れ、ジェイクは串刺しバックエルボーもゼウスは串刺しバイセップスエクスプローションで応戦してから、エルボーのラリーもゼウスが逆水平を浴びせ、ジェイクは延髄斬りから突進するが、ゼウスがカウンターでのバイセップスエクスプローションで迎撃する。
ゼウスはチョークスラムから三沢式フェースロックで捕らえるが、ジェイクはロープに逃れ、ゼウスはジャックハマーを狙うも、ジェイクはニーリフトで逃れるとカウンターのニーを浴びせると、首相撲からニーのダース攻撃を浴びせる。
ジェイクは笑みを浮かべてジャイアントキリングを狙ったが、ゼウスがガードしてバイセップスエクスプローションを連発も、ジャックハマーはジェイクが逃れてキチンシンクからジャイアントキリングを浴びせると、最後は後頭部へのジャイアントキリングからD4Cで3カウントを奪い4勝目を収め、ゼウスは3連敗でトップから後退した。ジェイクも序盤の首攻めを生かしきったか、ジャイアントキリングなど首にダメージを与える打撃で勝利に繋げた。
そしてメインの諏訪魔vs宮原は、エルボーのラリーから諏訪魔が連打も、宮原が頭突きから場外戦を仕掛けて頭突きを連発するが、諏訪魔は鉄柱攻撃で反撃し、宮原を担いでそのまま宮原の腰を鉄柱に打ち付ける。
リングに戻ると諏訪魔はハンマーを連発、コーナーに押し込んで踏みつける。諏訪魔はブレーンバスターからコブラツイスト、ダブルアームスープレックスと腰攻めで試合をリードする。
宮原はエルボーの連打で反撃を試みるが、諏訪魔はダブルチョップ、!スロイダーで倍返しし、ナックルからラリアットを狙うも、避けた宮原は低空ドロップキック、サイドからのドロップキックと得意のパターンに持ち込み、宮原は串刺しブラックアウトからブレーンバスターを狙うが、諏訪魔はエプロンへ宮原を出すとロープ越しでエルボーのラリーを仕掛け、諏訪魔はダブルチョップからロープ越しで万力スリーパーで絞めあげる。
リングに戻ると諏訪魔は串刺しラリアットを浴びせが、宮原はエルボーのラリーを仕掛けると諏訪魔はダブルチョップに対して宮原はバイシクルキックで応戦、宮原は諏訪魔の後頭部へ串刺しブラックアウトからブラックアウト、そしてシャットダウンスープレックスを狙うが、諏訪魔が逃れて万力スリーパーで絞めあげる。
諏訪魔はラストライドを狙うが、宮原がリバースしてブラックアウトを狙うと、避けた諏訪魔がジャーマンで投げれば、宮原もジャーマンで応戦も、諏訪魔はラリアットからエルボーのラリーとなり、諏訪魔はダブルチョップから頭突きを浴びせ、雪崩式ブレーンバスターで落とす。
諏訪魔は起き上がり小法師式ラリアットからバックドロップで投げるが、再度のバックドロップ狙いは宮原が体を入れ替えて浴びせ倒すと後頭部へブラックアウトを炸裂させ、シャットダウンスープレックスは諏訪魔が逃れてダブルチョップからラリアットも、ローリングラリアットは宮原がブラックアウトで迎撃し、最後は宮原がブラックアウトからシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い4勝目を収め、諏訪魔は3敗とトップから後退してしまった。諏訪魔vs宮原も今までの試合が長期戦になることが多かったことから、30分フルタイムドローを避けて勝ちを狙って先手を奪ったが、スタミナのある宮原の追い抜かれる結果になってしまった。
3勝2敗=6点でトップグループにいる耕平は、2勝3敗=4点でツインタワーズの相棒である石川と対戦、ぶつかり合いから張り手のラリーとなると、石川がニーリフトを亜飛せて耕平がたまらず場外へ逃れたが、石川がエプロンからジャイアントフットスタンプを投下して追撃する。
リングに戻ると石川がボディーブローを連打からジャイアントボディーシザース、串刺しラリアットからジャイアントフットスタンプと腹部攻めで耕平のスタミナを奪いにかかるが、スプラッシュマウンテン狙いは、耕平が堪えると石川の突進したところで耕平が重いエルボーで迎撃して、崩れた石川にミドルキックを連打を浴びせる。
耕平はファルコンアローからダイビングニーを投下するが自爆すると、石川は監獄固めのままで耕平の両腕を閂で捕らえ頭突きの連打を浴びせる裏技・地獄固めを全日本プロレスで初披露し、耕平は眉間を割って流血するが、石川が技を解いてカバーすると耕平はカウント2でキックアウトする。
石川はラリアットを連発するが、避けた耕平はジャーマンで投げれば、石川はバックドロップで応戦、エルボーのラリーから頭突き合戦は石川が制してカミゴエを炸裂させ、ジャイアントニーからファイヤーサンダーを狙ったが、耕平がバックを奪うと、ここ一番で出す変化球技ラ・マヒストラルで3カウントを奪い4勝目を収め、石川は4敗で崖っぷちに立たされてしまった。石川も相手が耕平ということで大日本プロレスで出してきた地獄固めを全日本プロレスで初披露したが、隠し技を出すタイミングの差で耕平が優ってしまった。
2勝3敗=4点の芦野vs2勝2敗1両リン=4点の大谷は、芦野の足を取って倒しサイドポジションを奪うと、切り返した大谷は腕十字うが、芦野は足を取ってアンクルロックを狙うと大谷はロープに逃れる。
大谷は張り手の連打に対し、芦野はエルボースマッシュで返すが、大谷のビックブーツをキャッチした芦野はドラゴンスクリューからトーホールド、マフラーホールドと足攻めでリードを奪う。
芦野の串刺しアッパーカットに対して、大谷は串刺しビックブーツで応戦して顔面ウォッシュを仕掛けると、キャッチした芦野はアンクルロックを狙うが、大谷のアンクルホールドで切り返し、ロープに逃れた芦野に顔面ウォッシュを浴びせる。
大谷は串刺しビックブーツからジャーマンで投げるが、ランニング袈裟斬りは芦野が避けてジャーマンで投げるとアンクルロックで捕らえ、蹴って逃れた大谷はバックを奪うと水面蹴り、ぶつかり合いから張り手のラリーとなると、エルボーのラリー芦野が連打を浴びせる。
大谷は張り手の連打で返すと芦野が崩れ、芦野はエルボースマッシュから突進も、大谷が袈裟斬りで迎撃したが、ランニング袈裟斬りは芦野がキャッチすると、すぐさま足を取ってアンクルロックで捕らえ、大谷は懸命に耐えたが無念のギブアップとなり、芦野は3勝目、大谷は手痛い3敗目となった。
これでリーグ戦は2敗で宮原、ジェイク、耕平がトップとなり、3敗で諏訪魔、ゼウス、芦野、公式戦が組まれていなかった青柳が追いかける展開となった。
第6試合では世界ジュニアヘビー級選手権が行われ、王者のCIMAに光留が挑戦した。光留はローで牽制すると、下から足を絡めにくるが、CIMAはロープに逃れる。スタンディングになると光留はミドルキック、CIMAのタックル狙いを潰してがぶりにかかるも、逃れたCIMAは光留の右足めがけて低空ドロップキックを放つ。
CIMAは光留をロープに振ろうとするが、切り返した光留は脇固めで捕らえ、CIMAはロープに逃れるが、光留はCIMAをエプロンへ出すとCIMAの左腕めがけてロープ越しでPKを浴びせ、リングに戻して左腕へローキックと左腕攻めで先手を奪う。
光留はCIMAの左肩へサッカーボールキック、エルボーと攻め込み、CIMAは延髄斬りで反撃を試みるが、起こそうとしたところで光留は腕十字で捕らえるもCIMAはロープに逃れるも、光留はCIMAの左腕へオーバーヘッドキックを連発する。
CIMAはエプロンへ出ると追いかけてくる光留の首にスタンガンを決めると、リングに戻ってからドラゴンスクリュー、串刺しダブルニー、セカンドコーナーから光留の右膝へ低空ドロップキックと足攻めで流れを変えようとしたが、ドラゴンスクリューは堪えた光留が腕十字を狙い、CIMAが逃れても光留は延髄斬りを浴びせる。
ところが光留がアピールをしたところで、好きを逃さなかったCIMAがスーパードロルを決めると、アームロックを狙う光留に対して強引にパーフェクトドライバーを決め、串刺しは光留が避けてジャンピングハイキックも、追撃できないところでCIMAがメテオラを連発する。
CIMAは光留の後頭部へナックルから再びメテオラを狙うが、光留はジャンピングハイキックで動きを止めるとコーナー上でチキンウイングアームロックで捕らえたが、抵抗したCIMAは光留をコーナーで宙吊りにした女位タイのままでメテオラを投下、そして再びメテオラを投下したが、光留が強引にアンクルホールドで捕らえ、CIMAが逃れても光留はジャンピングハイキックからバックドロップで投げる。
光留は捕獲式腕十字を狙ったが、CIMAがエビ固め、外道クラッチと丸め込みを連発、光留はジャンピングハイキックを狙ったが、CIMAがガードしてラ・マヒストラル、ナカユビからここ一番で出す丸め込み技、ホルヘクラッチで3カウントを奪い防衛を果たした。
試合後はノーサイドとなり、光留は潔く敗戦を認めてCIMAの腰にベルトを巻いて退場する。そしてCIMAは「光留に勝ったのではなく攻略した」とアピールして次期挑戦者には「ベルトを奪われてから元気がない」として前王者の岩本を指名する。
CIMAに呼び出される形でリングに上がった岩本は氏名を受諾、5・16大田区での選手権が決定し、またCIMAも大田区大会には#STRONGHEARTSの上陸を予告して締めくくった。
選手権の内容に関しては、CIMAの長いキャリアの中で経験のなかったUWF系の選手だったこともあり、関節技に大苦戦を強いられ、光留のほんの少しの隙を逃さなかったが、危うい場面は続いていた。だが最後はCIMAがここ一番で出すホルヘクラッチという引き出しを出したことで、幅の広さでCIMAが優る結果となった。
最後に5・16大田区でデビューする斎藤レイ、ジュンの双子兄弟のデビュー戦の相手が決定した。