1月12日 DRAGON GATE「OPEN THE NEW YEAR GATE 2021」後楽園ホール 440人
(試合内容は実況ツイートより、画像はDRAGON GATE NET WORKより)




<第1試合 20分1本勝負>
斎藤了 〇ボクティモ・ドラゴン(9分22秒 ボクティモ式マヒストラル)×ドン・フジイ 新井健一郎
<第2試合 20分1本勝負>
Eita 石田凱士 〇H・Y・O HipHop菊田(9分0秒 エビ固め)ウルティモ・ドラゴン 望月成晃 ×神田裕之 Gamma
<第3試合 30分1勝負>
〇奥田啓介(3分0秒 KO)×パンチ富永
※右ハイキック
<第4試合 30分1本勝負>
〇シュン・スカイウォーカー ラ・エストレージャ ドラゴン・キッド(8分13秒 片エビ固め)YAMATO 近藤修司 ×Kagetora
※SSW
<第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート プレ・タイトルマッチ 30分1本勝負>
Kzy 横須賀ススム 〇堀口元気(12分28秒 バックスライドフロムヘブン)×吉田隆司 KAZMA SAKAMOTO SB KENTo
<第6試合 オープン・ザ・ツインゲート統一統一タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第50代王者組】〇B×Bハルク KAI(18分18秒 片エビ固め)【挑戦者組】箕浦康太 ×ジェイソン・リー
※ファーストフラッシュ
☆ハルク&KAIが3度目の防衛に成功
前年の12月27日、神戸サンボーホール大会でYAMATO率いるDRAGON GATE世代も解散、KzyがNATURAL VIBES再結成で2020年度を幕を閉じたDRAGON GATEの2021年度が9日の京都KBS大会から開幕し、2021年度最初の後楽園大会では本年度最初のタイトル戦が行われることになった。
メインはツインゲート選手権が行われ、王者組のハルク&KAIに箕浦&ジェイソンが挑戦、本来なら11・15神戸ワールド大会で王者の箕浦&ジェイソンがハルク&KAIの挑戦を受ける予定だったが、ジェイソンが体調不良で大事を取って欠場せざる得なくなって箕浦&ジェイソンは王座を返上、神戸ワールドではYAMATOがジェイソンの代役となって箕浦と組みハルク&KAIと王座決定戦として対戦したが、チームワークの差が出てハルク&KAIが勝利を収めて王座を奪取した。今回は王者と挑戦者の立場を入れ替えるも神戸ワールドで実現する予定だったカードが、2021年度最初のタイトルマッチとして行われることになった。
序盤はハルクvsジェイソンとなると、読み合いからハルクがジェイソンに踵落とし、エルボーからオーバーヘッドキックを浴びせるが、突進はジェイソンがドロップキックで迎撃し、首投げからハルクの背中へ低空ドロップキック、箕浦がハルクの左腕へスレッジハンマーから脇固めとMASQUERADEがハルクを捕らえて先手を奪う。
しかしジェイソンが突進すると、ハルクはショルダースルーでエプロンへ追いやるところで、KAIがロープ越しでラリアット浴びせて場外戦に持ち込み、KAIはジェイソンをエプロンめかけてパワーボムで叩きつけ、ハルクも箕浦をベルトで殴打してからブラジリアンハイキックを炸裂させる。
リングに戻ってKAIがスリーパーで箕浦を捕らえ、箕浦はバックドロップで脱出して交代を狙ったが、ジェイソンは場外でKOされたままで自軍に戻っておらず、王者組は完全に孤立した箕浦を蹂躙して試合をリードする。
劣勢の箕浦はKAIに水車落としで反撃すると、やっと自軍に戻ったジェイソンに代わり、ジェイソンはハルクにスピンキック、ハルクを踏み台にしてKAIにスイングDDTを決め、場外の王者組にトペコンを命中させる。
リングに戻ったジェイソンはKAIに串刺しエルボーからソバットも、KAIはトラースキックから延髄斬りで返してから突進するジェイソンをジャーマンで投げ、箕浦に代わりハルクの串刺しを避けてワンハンドバックブリーカーからダブルアームスープレックスホールドも、エルボーからジャーマン狙いはハルクが阻止してから側転からのソバット、ミドルキック、バルキリースプラッシュと畳みかける。
ハルクが箕浦にEVOを狙うが、ジェイソンが入って箕浦との連係でハルクを捕らえてジェイソンがスタナーから箕浦がジャーマン、ジェイソンがバスソーキックを浴びせるが、KAIがカットに入って箕浦&ジェイソンに両腕ラリアット、ジェイソンに串刺しラリアットからラリアットを放つ。
KAIはメテオインパクトを狙うが、箕浦がカットに入り。ハルクと箕浦がエルボーのラリーからハルクが突進も、ジェイソンとの連係で排除すると、ジェイソンがKAIにミサイルキックから箕浦が連続ジャーマン、ジェイソンとのタンクバスターから、ジェイソンの香港トルネードを狙いにコーナーへ昇るが、セコンドのH・Y・Oが阻止する。
ハルクはジェイソンに雪崩式狙いも箕浦がカットしてパワーボムはハルクがフランケンシュタイナーで切り返し、はハルクに箕浦の背中に踵落としを浴びせ、KAIがジェイソンをサンダーファイヤーパワーボムで叩きつけると、その上へハルクが箕浦をEVOで叩きつける
ハルク&KAIはダブルファーストフラッシュで箕浦をKOすると、ハルクがジェイソンにEVO、KAIがメテオインパクト、ハルクがファーストフラッシュと必殺技のフルコースで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後はR.E.DがリングジャックしてハルクとKAIが実力差を誇示、箕浦&ジェイソンだけでなくシュンやエストレージャのMASQUERADEに対して高笑い、最後は明日のトライアングルゲート選手権でも防衛をアピールして締めくくった。
ラフはあったもののハルク&KAIは地力での実力はある、また敗れた箕浦&ジェイソンは前半のジェイソンのダメージが響いたか、闘龍門世代、DRAGON GATE世代との3軍抗争でも勝ち残ったR.E.Dは今年もDRAGON GATEの主役となるのか…
セミのトライアングルゲート選手権前哨戦は、序盤は復活NATURAL VIBESがSBKを捕らえて試合をリードも、場外戦からR.E.Dは堀口を捕らえて反撃するが、SBKが堀口をコーナーに叩きつけようとすると、切り返した堀口が逆に叩きようとしたタイミングで吉田がコーナーパットを外していいたため、SBKが剥き出しコーナーに直撃してしまい、険悪となっている吉田とSBKの間に微妙な空気が流れる。
終盤からはNATURAL VIBESが再び連係でSBKを捕らえると、KAZMAが掌底の連打で盛り返してからR.E.Dは堀口に連係、SBKがジャーマンスープレックスホールドから吉田がパイナップルボンバーを炸裂させるが、吉田が再度パイナップルボンバーを狙ったところで、堀口が切り返してバックスライド・フロム・ヘブンを狙うと、堪えた吉田が堀口を羽交い絞めにして、SBKがエルボーを狙ったが吉田に誤爆してしまう。
この隙を突いた堀口に髪が宿ってバックスライド・フロム・ヘブンで3カウントを奪い勝利、試合後は吉田は誤爆したSBKに怒りをあらわにしつつ「明日はしっかり頼むぞ!」と檄を飛ばして握手を交わし険悪ぶりを否定、また吉田はNATURAL VIBESに対して「今日みたいな奇跡は起こらない!とことん叩き潰す」と王座防衛をアピールした。
昨年から吉田とR.E.Dの間に不協和音が流れ、後輩のSBKから呼び捨て扱いされたことで、SBKと吉田の間に亀裂が生じている。明日はトライアングルゲート王座をかけて同一カードが行われるが、吉田はSBKとの険悪な関係は全面否定はしているものの、吉田が堀口のバックスライドフロムヘブンを決められても、カットしようとしなかったなど、吉田はSBKを本当に信用していいるのだろうか…勢いに乗るR.E.Dにとって吉田とSBKの関係は一抹の不安になっているようだ。
第4試合ではシュン&MASQUERADEにキッドが加わってYAMATO&近藤&Kagetoraと対戦し、YAMATOとKagetoraが連係でキッドを捕らえるが、キッドは欠場中の吉野正人の技であるコウモリでKagetoraを捕らえてから、エストレージャがロープ渡りからのミサイルキック、シュンが旋回式ロックボトムからSSWで3カウントを奪い勝利。
試合後は吉野からのメッセージとしてコウモリをエストレージャに伝授すると伝えるが、エストレージャは喋ると正体がバレると思ったのか、どう返事していいかわからず、焦れたキッドがキレて横取りも示唆するが、シュンがエストレージャにしっかり伝えると返答してキッドも渋々納得した。
今回は都内が緊急事態宣言が発令しているとあって、後楽園側の指示なのか、メインの選手権だけは長めで後の試合は短めにするなど、興行全体としてはコンパクトに納めた。今日も新日本プロレスが試合開始時間を早め、試合を5試合しか組まないことを発表したが、緊急事態宣言が出ている間はこの状態がしばらく続くようだ。
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