1月10日 NOAH「HIGHER GROUND 2021」後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
YO-HEY 〇吉岡世起(10分47秒 片エビ固め)×矢野安崇 藤村加偉
※旋風脚
<第2試合 30分1本勝負>
モハメド ヨネ 〇谷口周平(10分57秒 ワイバーンキャッチ)稲村愛輝 ×岡田欣也
<第3試合 30分1本勝負>
鈴木鼓太郎 NOSAWA論外 〇日高郁人(8分55秒 ショーンキャプチャー)小峠篤司 ×宮脇純太 稲葉大樹
<第4試合 30分1本勝負>
覇王 〇仁王 タダスケ(13分56秒 片エビ固め)小川良成 ×HAYATA 進祐哉
<第5試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第43代選手権者】〇原田大輔(18分39秒 片山ジャーマンホールド)【挑戦者】×大原はじめ
☆原田が2度目の防衛に成功
<第6試合 新春スペシャルマッチ東京 NOAHvs金剛 60分1本勝負>
〇拳王 中嶋勝彦 マサ北宮 征矢学(32分15秒 片エビ固め)潮崎豪 杉浦貴 丸藤正道 ×清宮海斗
※PFS
今回の後楽園大会では本年度初のGHCによる選手権が行われ、GHCジュニアヘビー級王者の原田にFULL THROTTLEの大原が挑戦、大原は今大会から使用されるオリジナルテーマ曲で登場した。
序盤はグラウンドの攻防で互いの出方を伺うと、エルボーのラリーでは連打から原田がショルダータックルを浴びせて大原は場外へ逃れると、原田は西永レフェリーを跳び箱代わりにしてから場外の大原にスライディングキックを放つ。
リングに戻ると原田はネックロックで大原を捕らえるが、突進したところで大原が回転落下式バックブリーカーを決めると、変形のロメロスペシャルからカベルナリアで捕らえ、キチンシンクの連打や、首投げからスリーパーで絞めあげ、何度もカバーするなどスタミナを奪いにかかる。
大原は逆片エビ固めで捕らえて、原田はやっとロープに逃れると、。大原はブレーンバスターを狙うが、原田は下半身に力が入らないのか崩れながらも不時着し、突進する大原にスロイダーで投げる。
原田は串刺しエルボーの連打からランニングエルボー、ノーザンライトスープレックスホールドと畳みかけ、読み合いから原田がヒップトス、フットスタンプも、大原はサミングからジョンウーで反撃し、串刺しエルボーからスライディングキックを放つ。
大原は回転落下式バックブリーカー、ロックボトム式バックブリーカーと再度腰攻めも、原田はボディーエルボーで反撃で反撃、だが連発狙いは大原はカウンターニーで迎撃してフィンランド式フォアアームを狙ったが、原田もガウンターニーで迎撃する。
原田は雪崩式スロイダーからターンオーバーニーを狙うが、大原が逃れると突進する原田に風車式バックブリーカー狙うが、切り返した原田がツームストーンパイルドライバーで突き刺し、ターンオーバーニーから片山ジャーマン狙いは大原はロープに逃れ突進すると大原が風車式エメラルドフロウジョンを決める。
大原は往復ビンタから突進するが、原田がラリアットで迎撃して、再度ラリアットから串刺しを狙うが、大原が迎撃してムイビエンクラッチで丸め込み、キックアウトした原田に大原は突進すると、避けた原田が大中西ジャーマンかれらニーアッパー、ローリングエルボーと畳みかけ、片山ジャーマン狙いは逃れた大原が旋回式ロックボトムから変型リバースゴリードロップで原田の腰にダメージを与える。
大原はトレスフルールを狙うがロープ際だったたためロープに逃れられると、大原は再度トレスフルールを狙ったが、原田が切り返し合いに持ち込み、モダンタイムス式片山ジャーマンホールドで3カウントを奪い王座を防衛、大原も腰攻めを重視して理詰めで攻めていったが、フィニッシュを狙っていたトレスフルールに持ち込む際にポジションを把握する余裕がなかったのが命取りになってしまった。
試合後にはFULL THROTTLEの吉岡が原田に挑戦を名乗りを上げた、両者は昨年7月に無観客で行われた「NOAH “NEW HOPE” Day3」で対戦しており、この時は20分フルタイムに終わっている。また吉岡にとってNOAHに移籍してからシングル王座への挑戦は初、吉岡にしてみてもビックチャンスを逃したくないだろう。
メインイベントは潮崎&杉浦&丸藤&清宮のドリームチームが結成されて、拳王&中嶋&北宮&征矢の金剛と対戦、序盤はドリームチームが北宮を捕らえて試合をリードも、金剛も丸藤を捕らえてエルボードロップの波状攻撃で試合の流れを変える。
丸藤は中嶋に側転からのドロップキックで反撃すると、代わった潮崎がフライングショルダー、串刺し逆水平からマシンガンチョップを浴びせ、中嶋はミドルキックで押し返すが、潮崎は手刀からフィッシャーマンズバスターで返し、中嶋は低空ドロップキックから延髄斬り、ドラゴンスクリューからSTFで捕らえる。
潮崎は逆水平、中嶋はミドルキックとラリーとなるが、潮崎の突進を中嶋がキャッチして、潮崎をトップコーナーにうつ伏せにして蹴り上げ、潮崎のボディーにパントキック、串刺しを迎撃した潮崎がコーナーに昇ったところで中嶋がR-15から雪崩式フランケンシュタイナーを決め、それでも立ち上がる潮崎にトラースキックを炸裂させる。
代わった征矢が潮崎に串刺し弾道からブルドッキングヘッドロック、ネックブリーカーと畳みかけるが、デスバレーボム狙いは逃れた潮崎がブレーンバスターで投げ、代わった杉浦が串刺しビックブーツから串刺しニー、雪崩式ブレーンバスターから逆エビ固めで捕らえて征矢を追い詰める。
そこで潮崎が入るとロープに逃れた征矢に逆水平と杉浦の鬼エルボーでのサンドバックタイムを披露、丸藤がフックキックから杉浦がジャーマンで投げるが、杉浦のランニングニーは征矢がキャッチしてデスバレーボムを決め、清宮vs拳王になって清宮は拳王にブーメランフォアアームを炸裂させる。
清宮はミサイルキックからジャーマンを狙うが、拳王が逃れるも清宮は低空ドロップキックからニークラッシャーを決め、続けて低空ドロップキックを狙ったが、拳王がフットスタンプで潰す。そこで金剛が入ってきて連係で清宮を蹂躙し拳王が変形ファルコンアローから蹴暴も、PFSは清宮が避けるところで丸藤が入り、清宮を踏み台にしての虎王を炸裂させる。
清宮はカットに入る北宮をドロップキックで排除すると、拳王がミドルキックから突進したところで清宮がジャンピングニーで迎撃してジャーマンスープレックスホールドを決めたが、キックアウトした拳王は輪廻を炸裂させれば、清宮はリバースDDTで応戦、しかしタイガースープレックス狙いは切り返した拳王がスリーパーで捕獲も、潮崎が逆水平でカットに入る。
ここで中嶋が入り拳王とミドルキックのサンドバックタイムを潮崎に敢行も、潮崎が二人に左のラリアットで反撃してから各選手が入り乱れ、征矢が潮崎に弾道、杉浦は征矢にオリンピック予選スラム、北宮は杉浦にサイトースープレックス、丸藤は北宮に虎王とフックキック、受け切った北宮は丸藤にラリアットと大乱戦となって、全選手がダウンするが、拳王は清宮にスピンキックからドラゴンスープレックスで投げれば、清宮はジャーマンからタイガースープレックスを狙ったが、拳王がハイキックを浴びせるとPFSで3カウントを奪い、豪華8人タッグ戦が拳王率いる金剛が制した。
試合後に拳王がマイクを持ち、「不安な中、後楽園ホールへ来てくれてどうもありがとう。緊急事態宣言も出されて俺の夢、テメーらの夢も緊急事態だよな…おい!必ず連れて行くぞ!俺達が感染対策を一つ一つすれば…”夢”は願えば叶うもんだろ?来月の日本武道館、必ず行くからな!最後に久しぶりに言ってやる。てめーら!てめーら!てめーら!てめーらクソヤローどもをな、必ず!武道館まで連れていくからな!拳王、俺に付いて来い!」で締めくくったが、NOAH武道館大会まであと1か月少しと迫った中で、東京では新型コロナウイルス感染拡大に伴い緊急事態宣言が出され、幸いプロレス興行は現時点では継続されるも、武道館まで予断は許されない状況となった。ファンも武道館大会が開催されるどころか、今後どうなるかも不安だと思う、しかし夢は諦めなければ絶対叶う、拳王の言葉を信じて、武道館までしっかり待ちたいと思う。
また丸藤が武道館大会で希望していた秋山とのタッグも実現することが発表された。
肝心の秋山は左膝の半月板損傷の手術のため1月28日までDDTは欠場、また2月14日にはカルッツかわさきで遠藤哲哉が保持するKO-D王座へ挑戦が決まっていることから、ハードなスケジュールをこなすことになる。
第4試合の16日横浜ラジアント大会で行われるGHCジュニアタッグ選手権の前哨戦は、仁王はトランスレイブからライオンサルトはHAYATAに代わるとSTINGERが連係で蹂躙し、HAYATAがサドンインパクトで勝負を狙ったが、仁王が丸め込み合戦に持ち込むと、HAYATAのクロスフィックスを仁王が潰して3カウントとなり、1・4に続いて金剛が前哨戦を制する。
第3試合では鼓太郎&日高&NOSAWAの新ユニットが始動し、宮脇は日高相手にチキンウイングアームロックで追い詰めたが、カットに入ったNOSAWAが急所蹴りから日高がショーンキャプチャーで宮脇からギブアップを奪い勝利を収めた。