宮原&青柳が大逆転で世界タッグ王座を奪取!敗れた暴走大巨人は解散へ…


1月2日 全日本プロレス「2021NEW YEAR WARS」後楽園ホール 670人
(試合内容は実況ツイートより 画像は全日本プロレスTVより)

<第1試合 20分1本勝負>
イザナギ 〇入江茂弘(7分56秒 片エビ固め)×青柳亮生 ライジングHAYATO
※後頭部へビーストボンバー

<第2試合 30分1本勝負>
〇ヨシタツ 土方隆司 植木嵩行 力(9分2秒 逆エビ固め)大森隆男 ブラックめんそーれ 西村修 ×本田竜輝

<第3試合 30分1本勝負>
〇土肥こうじ 羆嵐(10分54秒 片エビ固め)佐藤光留 ×田村男児
※ラリアット

<第4試合 30分1本勝負>
〇芦野祥太郎 大森北斗 児玉裕輔(8分11秒 アンクルロック)ジェイク・リー TAJIRI ×フランシスコ・アキラ

<第5試合 新春バトルロイヤル>
〇ボディガー(9分49秒 キャメルクラッチ)×本田竜輝
※退場順=TAJIRI、土方、ヨシタツ、入江茂弘&羆嵐、大森、西村、光留&北斗、ジェイク、児玉、めんそーれ、イザナギ、芦野、力、植木、男児、土肥、亮生&HAYATO、アキラ

<第6試合 30分1本勝負>
野村卓矢 〇阿部史典(11分19秒 怨霊クラッチ)×岩本煌史 日高郁人

<第7試合 30分1本勝負>
〇田中将斗(10分48秒 片エビ固め)×ゼウス
※スライディングD

<第8試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】宮原健斗 〇青柳優馬(25分26秒 レフェリーストップ)【第87代王者組】×諏訪魔 石川修司
※エンドゲーム
☆諏訪魔&石川が5度目の防衛に失敗、宮原&青柳が第88代王者となる。

全日本プロレスの2021年度が開幕し、大会前には今年はソーシャルディスタンスということで、試合が組まれていない渕正信を除く所属選手がリングサイドに集まり、リング上では選手会長の諏訪魔、福田剛社長が挨拶した後で本田とTAJIRIが1月1日付で全日本に入団したことが発表され。
本田はWRESTLE-1活動停止後はフリーとなっていたが、大森に直訴して9月からトライアウトという形で全日本に参戦していた。またTAJIRIはフリーとして全日本を主戦場にしつつも外国人選手を発掘しては全日本に送り込み、またコーチとして全日本に携わっていた。

本田は第2試合に出場してヨシタツキングダムと対戦したが、ヨシタツの逆エビ固めの前に無念のギブアップを喫し、TAJIRIも第4試合に出場したが、アキラが芦野のアンクルロックの前にギブアップとなって、入団初戦を勝利で飾れなかった。

TAJIRIと本田は引き続き第5試合の新春バトルロイヤルに参加して、第1~4試合に出場した選手が参戦したが、サプライズということでボディガーが自身の入場テーマを熱唱しながら登場して、そのままバトルロイヤルにエントリーをする。
急遽参戦のボディガーを含めた23選手が参戦したバトルロイヤルがスタートしたが、開始早々からTAJIRIが全選手から押さえ込まれて3カウントで真っ先に退場、次に西村が土方にスピニングトーホールドを決めた際に、選手らが土方を押さえ込み3カウントで退場、ヨシタツもヨシタツ幻想を決めた際に他の選手らから押さえ込まれ3カウントとなって退場する。
入江と羆嵐が亮生をトップロープから場外へ落とそうとするが、ロープにしがみついた亮生が逆上がりでリングに戻り、逆に入江と羆嵐がトップロープからコーナーへ落とされ、二人は逆上がりでリングに戻ろうとしたが失敗しOTTRで失格、西村も大森をグランドコブラで丸め込んで他の選手らも押さえ込んで3カウントを奪うも、次に西村も押さえ込まれて3カウントとなって退場となってしまう。
光留は北斗を腕十字で捕えたが、他の選手らが二人まとめて押さえ込んで光留と北斗が3カウントなって退場、ジェイクもめんそーれを担いだところで体を浴びせ倒されたところで他の選手らに押さえ込まれて3カウントとなって退場する。
めんそーれは児玉を丸め込んで他の選手も押さえ込んで3カウントを奪うが、児玉が丸め込んだ際に他の選手も押さえ込んで3カウントとなりめんそーれも退場、イザナギも仙人の首固めを仕掛けた際に丸め込まれ他の選手に押さえ込まれて3カウントとなって退場、田村は芦野をOTTRで失格させる。
そこで植木がピストルを持ち出して各選手をホールドアップさせ、力に土肥を羽交い絞めにするように命じてクロスボディーを発射したが力に誤爆してそのまま3カウントとなって力が退場、植木だけでなく男児もOTTRで失格させ、亮生とHAYATOがエプロンで攻防を繰り広げているところで、本田がロープ越しでスピアーを放って、亮生&HAYATOをまとめてOTTRで失格させる。
リング内にはボディガー、本田、アキラだけとなり、アキラとボディガーが結託して本田を攻めるが、エプロンからアキラがロープ越しで本田を捕らえると、ボディガーがラリアットを放ったが、アキラに誤爆してアキラがOTTRで失格、最後はボディガーvs本田の一騎打ちとなるが、ボディガーがラリアットからハイキックを炸裂させると、キャメルクラッチで本田ギブアップを奪い、優勝を果たした。
そして試合後はボディガーが昨年10月以来の全日本参戦ということでファンに挨拶すると、3日の後楽園大会にも参戦することをアピールする。
ボディガーは長期欠場している間に、ビックガンズの相棒であるゼウスはイザナギらと結託してPURPLE HAZEを結成しているが、このままゼウスと組んでビックガンズを再結成するのか…

2021年度最初のメインは世界タッグ選手権が行われ、王者の諏訪魔&石川の暴走大巨人に、2020年度世界最強タッグ決定リーグ戦の優勝チームである宮原&青柳のNEXTREAMが挑戦。両チームは12月4日の最強タッグ公式戦で対戦しており、青柳が諏訪魔をエンドゲームで絞め落としただけでなく、スピンキックで2度に渡ってKOし、その間に宮原がシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い勝利を収め、この1敗が大きく響いて暴走大巨人は最強タッグの優勝を逃してしまった。今回の選手権は暴走大巨人がリベンジだけでなく敗れたら解散と進退をかけて臨んだ。
諏訪魔vs青柳で開始となり、ロックアップから諏訪魔が押し込んでブレークするが、再度のロックアップで諏訪魔が押し込むと、青柳が体を入れ替えてからエルボーを浴びせ、怒った諏訪魔がキックからハンマーで応戦して、ヘッドロック、ショルダータックルを浴びせてから首投げも青柳はヘッドシザースで応戦する。
石川vs宮原に代わり、石川がロックアップから押し込むと、宮原が体を入れ替えてエルボーを浴びせ、ぶつかり合いから宮原がビックブーツを連発すると、ここから青柳が入ってダブルレッグスプレットと石川を捕らえにかかって先手を奪う。
しかし青柳がロープへ走ると、控えの諏訪魔が青柳をロープ越しでスリーパーで捕らえてから場外戦を仕掛け、諏訪魔は青柳を鉄柱に叩きつけ、宮原が救出に駆けつけるが、石川が鉄柵に叩きつけて返り討ちにし、ここから暴走大巨人は青柳を捕らえて試合をリードする。
諏訪魔は青柳にビックブーツの連打、石川はコーナー付近で座り込む青柳にエルボーの連打を浴びせ、宮原がカットに入るが、石川は宮原もコーナーに押し込んで青柳もろともエルボーの連打を浴びせる、諏訪魔はキツイ角度での逆エビ固め、石川は全体重をかけて踏みつけ、串刺しラリアットを連発するなど徹底的に青柳を痛めつける。
諏訪魔は青柳にダブルチョップから串刺しラリアット、スロイダーと畳みかけた後で突進するが、青柳はドロップキックで迎撃した後で宮原に代わり、宮原は諏訪魔にビックブーツ、低空ドロップキックからサイドへのドロップキックと流れを変えようとするが、串刺し狙いは諏訪魔がショルダータックルで迎撃する。
代わった石川は宮原に串刺しラリアットからジャイアントフットスタンプを投下するとファイヤーサンダーを狙うが宮原は逃れ、石川がニーリフトに対して宮原はビックブーツで応戦、串刺しブラックアウトも石川は頭突きも連打で返し、宮原はブラックアウトもキャッチした石川はラリアットを浴びせるが、宮原はブレーンバスターで応戦する。
ここで青柳vs諏訪魔に代わり、青柳が諏訪魔にフライングフォアアームから旋回式クロスボディーと畳みかけるが、ビックブーツ狙いは避けた諏訪魔がフライングショルダーを浴びせてから石川が入り、暴走大巨人は諏訪魔が串刺しラリアットから石川がキチンシンク、サンドウィッチラリアットで青柳を蹂躙する。
宮原も捕まえた暴走大巨人は”投げるぞ、オイ”を狙ったが二人ともリバースすると、宮原は石川をブラックアウトで排除するしてからNEXTREAMが連係で諏訪魔を捕らえ、青柳がクロスボディーからエンドゲームで捕獲するが、諏訪魔はロープに逃れる。
青柳はジャーマン狙いは諏訪魔が堪えると、青柳の突進を諏訪魔がキャプチュードで投げてから石川が入り、暴走大巨人が境川で青柳を蹂躙すると、諏訪魔がスロイダーから石川がジャイアントニーと連係を決めるが、宮原がカットに入る。
諏訪魔は青柳にラストライドを狙うが、青柳がフランケンシュタイナー切り返してから宮原がブラックアウトを炸裂させ、石川にもブラックアウトを炸裂させてから、諏訪魔の後頭部にブラックアウトをさせて宮原がジャーマンから青柳もジャーマンと数珠つなぎ攻撃、そして合体ブラックアウト&トラースキックを炸裂させる。
青柳は諏訪魔にジャーマンスープレックスホールドで投げるが、ロックスターバスター狙いは諏訪魔が逃れてダブルチョップを浴びせるも、青柳はスピンキックを浴びせてカバーは石川がカットに入る。
青柳は諏訪魔にロックスターバスターからコーナーへ昇るが、石川が動きを止めると諏訪魔が入って雪崩式スロイダー&パワーボムのアルティメットデストロイが決まり、石川がファイヤーサンダーで宮原を排除すると、諏訪魔と青柳がエルボーのラリーから青柳がエルボースマッシュ、そして突進すると諏訪魔がスロイダーで投げてから、串刺しラリアット、ジャーマンと畳みかける。
勝負に出た諏訪魔はローリングラリアットからジャーマンと怒涛の猛ラッシュに出るが、バックドロップ狙いは青柳は体を入れ替え潰すと、スピンキックの連打も受けきった諏訪魔はラリアットからバックドロップを再び狙うが、青柳は切り返してエンドゲームで捕らえ、諏訪魔を絞めあげると、和田京平レフェリーが諏訪魔が落ちていると判断して試合をストップ、宮原&青柳のNEXTREAMが世界タッグ王座奪取に成功した。
試合後には青柳が諏訪魔を応援したファンに対して「どんなもんじゃ!勝ったのは俺だ!」と断言すると、3日の後楽園では諏訪魔を破って三冠ヘビー級も奪取して最年少の五冠になることをアピールする。そして宮原には「三冠戦のセコンドについていいんですよ」と声をかけると、宮原は「明日のオレの気分次第と返答を避けた」
そして恒例の宮原劇場となって、宮原が「最高ですか!」と叫んだところで「最高だな!」と叫んで、夜に大日本プロレス後楽園大会を控えている関本大介とアブドーラ・小林が突如現れ、二人は宮原&青柳の王座奪取を祝福しつつ、最強タッグ公式戦で宮原組を破った実績を盾にしてマッスル&ファットですで挑戦表明する。
締めの宮原劇場も邪魔された宮原は不機嫌になりながらも挑戦を受諾し、アブ小も「大日魂舐めんなよ!」と返して退場、最後は青柳が三冠奪取をアピールして締めくくったが、敗れた暴走大巨人は石川が「暴走大巨人は1回終了っていうことでどうですか」と提案すると、諏訪魔も「長年、やってきたけど、暴走大巨人は解散しますよ」と受け入れ、二人は握手を交わしてチームを解消した。
試合内容も暴走大巨人がNEXTREAMを分断し、NEXTREAMが追い上げてきても、諏訪魔が怒涛の猛ラッシュで青柳を追い詰めていたはずだった。しかし、フィニッシュで諏訪魔はラストライドはエンドゲームで切り返されると考えたのか、バックドロップをフィニッシュに選択するも、青柳はバックドロップにヤマを張っていた。そこまでいくには青柳にとって粘りも必要だが、諏訪魔の怒涛の猛ラッシュにも耐えきれるようになった、それが青柳にとっても大きな成果だったかもしれない。
敗れた暴走大巨人は解散を選択したが、結成してから3年、その間に世界タッグ王座も4度奪取し、最強タッグも2度制覇とチームとしてはやり切った感じもあったのかもしれない。二人は別々の道へ進むが、石川が1回終了という言葉が出たように、またいつか道が交わる日もあると信じたい。
最後に勝った宮原&青柳には関本&アブ小のマッスル&ファットですが名乗りを挙げたが、最強タッグ公式戦では宮原がアブ小の前にペースが狂わされた挙句に敗れ、今大会でも締めの宮原劇場までアブ小に邪魔されたことから、宮原自身も”どこまで自分のペースを狂わせるんだ”と思っているのかもしれない。しかし、前回その宮原自身がアブ小に直接敗れてしまったことから、宮原も2度同じヘマは許されない。

セミではゼウスが前夜のZERO1後楽園大会で世界ヘビー級王座を奪取したばかりの田中と対戦し、田中が執拗な首攻めでリードも、ゼウスが逆水平で反撃するとフライングバイセップスエクスプローション、串刺しバイセップスエクスプローションからフロントスープレックスで投げてからサソリ固めで捕らえて試合の流れを変える。
ゼウスは串刺しを狙うが、迎撃した田中はスイングDDTで突き刺し、ゼウスのブレーンバスター狙いも投げ返す。田中は串刺しラリアットからスーパーフライを狙うが、追いかけたゼウスが雪崩式ブレーンバスターからショートレンジバイセップスエクスプローションを浴びせ、田中はエルボーで応戦もゼウスはバイセップスエクスプローションで返す。
エルボーのラリーから田中のローリングエルボーも、キャッチしたゼウスはチョークスラムからジャックハマーを狙うが、田中が逃れると丸め込んでからスライディングDで逆転3カウントを奪い勝利を収める。

第6試合の岩本&日高vs野村&阿部のアストロノーツは、阿部が突進する岩本にドロップキックで迎撃し、切り返しからお卍固めで捕らえ、野村も日高をコブラツイストでセーブする。阿部は伊良部パンチ狙いも岩本がラリアットで迎撃すると、日高がエプロンへハングマンDDTの援護から岩本がジャーマン、垂直落下式ブレーンバスターから孤高の芸術を狙ったが、阿部が怨霊クラッチで丸め込んで3カウントを奪い、試合後は阿部が「勝っちゃったよー!」とアピール、岩本の保持する世界ジュニアに挑戦を表明し、岩本も握手で返して受諾した。岩本と阿部は名古屋のスポルティーバ出身で、二人一緒に全日本に参戦したが、岩本は全日本所属、阿部はBASARAの所属となり、阿部が全日本参戦時には岩本と同じユニット”陣”の一員となっていた。この二人が今度は世界ジュニアのベルトをかけて対戦する…


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