塚本がデスマッチ、中之上がストロング王座を奪取…大日本の2021年度は苦労人が華開いたことから始まった


1月2日 大日本プロレス 後楽園ホール 575人
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 15分1本勝負>
〇吉野達彦 関札皓太(7分27秒 アイアンマン)橋本和樹 ×佐藤孝亮

<第2試合 20分1本勝負>
〇河上隆一 菊田一美(8分26秒 片エビ固め)野村卓矢 ×青木優也
※ハリケーンドライバー

<第3試合 20分1本勝負>
〇アブドーラ・小林 浜亮太 羆嵐(7分33秒 体固め)関本大介 橋本大地 ×加藤拓歩
※加藤をカバーしたアブ小の上へ浜がオオキドプレス

<第4試合 ハードコア6人タッグデスマッチ 30分1本勝負>
”黒天使”沼澤邪鬼 〇高橋匡哉 ドリュー・パーカー(10分43秒 片エビ固め)星野勘九郎 神谷英慶 ×兵頭彰
※ジャックハマー

<第5試合 蛍光灯6人タッグデスマッチ 30分1本勝負>
宮本裕向 〇木髙イサミ 竹田誠志(9分17秒 片エビ固め)伊東竜二 勝俣瞬馬 ×石川勇希
※ダイビングダブルニードロップ

<第6試合 BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合 30分1本勝負>
【挑戦者】〇中之上靖文(19分58秒 片エビ固め)【第17代王者】×岡林裕二
※ムーンサルトプレス
☆岡林が3度目の防衛に失敗、中之上が第18代王者となる

<第7試合 BJW認定デスマッチヘビー級選手権試合 2面有刺鉄線ボード+2面セルフボードデスマッチ 30分1本勝負>
【挑戦者】〇塚本拓海(20分2秒 五寸釘ボードへの高角度逆さ押さえ込み)【第41代王者】×藤田ミノル
☆藤田が4度目の防衛に失敗、塚本が第42代王者となる。

大日本プロレスの2021年度も開幕し、年度最初の後楽園ではデスマッチ、ストロング2代選手権が組まれた。

まずメインは藤田の保持するデスマッチ王座にBASARAの塚本が挑戦、塚本の1・2後楽園で王座に挑戦するのは7年連続で恒例となっているが、塚本はBASARAのユニオンMAX王座を保持していることから、その勢いに乗っての挑戦となり、リング内ではサードロープに2面の有刺鉄線ボードを寝かせたままで設置され、塚本は一斗缶ボードを持参すれば、藤田は五寸釘ボード裏返しにした状態で台車に乗せ、その上へサーフィンしながら登場した。
開始からエルボーのラリーとなって、ぶつかり合いは藤田が制するも、塚本が藤田の頭から有刺鉄線ボードに直撃させ、塚本はイスで何度も殴打してから投げつけると、互いに有刺鉄線を拳に巻いてメリケンサックを作ってから殴り合いとなり、塚本が制すると有刺鉄線ボード上でのキャメルクラッチで藤田を捕らえる。
塚本が藤田の額へナックルを連発するが、突進したところで藤田が場外へ追いやると、藤田は有刺鉄線で額を巻きつけてからトペスイシーダを命中させ、そのままでエプロンから倒れ込みヘッドバットを投下する。
リングに戻ると藤田は塚本の額を五寸釘ボードにこすりつけ、首投げから首筋へ低空ドロップキック、有刺鉄線を塚本の口に巻きつけてキャメルクラッチ、首筋へスライディングキック、イスで殴打から背中へフルスイングと塚本の脊椎を中心に攻め、抵抗する塚本にフロントキックから額に噛みつき、首筋へエルボーから突進するが、塚本がドロップキックで迎撃する。
塚本は串刺しトラースキックから放り投げブレーンバスターで叩きつけると、一斗缶を藤田にセットしてローリングセントーン、そして一斗缶を二段積みに重ねてブレーンバスター狙いは体を入れ替えた藤田が投げ返し、塚本の上へ一斗缶を2個設置してダイビングボディープレスも藤田は自分の膝も一斗缶に直撃させ。藤田はイスとサードロープの間に一斗缶ボードをセットして雪崩式SAYONARRAを敢行するも、藤田が膝を強打してカバーが遅れたためカウント2でキックアウトされる。
藤田はラリアットからコーナー付近でイスを2階建てで並べて1段に有刺鉄線ボードをセットすると、藤田は雪崩式を狙うが逃れた塚本がデットリードライブで落とし、オキャノンボム、トラースキックと畳みかけるが、エルボーのラリーから藤田がカウンターの炎のスピアーを炸裂させる。
互いに五寸釘ボードをリング中央にセットすると、塚本がトラースキックに対して藤田がラリアットを浴びせるが、塚本は五寸釘ボードへゴリースペシャル式の逆さ押さえ込みで3カウントを奪い念願だったデスマッチ王座を奪取した。塚本は「やっと…やっとこのベルトが獲れました」とマイクでアピールして涙を流したが、1・2で7年連続で挑戦してきただけでなく、塚本もかつてが大日本プロレスの所属でデスマッチ戦線でも将来を担った選手だったが、「実家のほうの生活というか、将来面を見たところプロレスだけで仕事をしていくのは苦しいとなった」ことで退団、フリーとしてだけでなくBASARAの所属としても大日本に参戦し続け、遠回りしてやっと大日本でデスマッチ王座になった。そのことの方が塚本にとって感慨深かったのではないだろうか…

セミファイナルのストロング王者の岡林に中之上が挑戦。12・30後楽園だけでなく大晦日の年越しプロレス決勝戦でも中之上は岡林に直接フォールを奪われるなど、中之上も追い詰められた状態で選手権となった。
岡林がヘッドロックで執拗に絞めあげ、ショルダータックルで先手を狙うが、し中之上は突進する岡林のボディーにエルボーを連発すると、失速した岡林に場外戦を仕掛けて、ボディースラム、エプロンからフットスタンプと腹部攻めで試合の流れを変える。
リングに戻ると中之上は串刺しショルダーを連発、串刺しは岡林が迎撃も、突進は中之上がボディーエルボーから突進するが、岡林がショルダースルーで反撃して逆水平を連発、ボディースラムからエルボードロップ、ボディースラムから逆エビ固めと腰攻めで自身の流れに戻そうとする。
岡林はロープに逃れた中之上にマシンガンチョップから串刺し狙いは、中之上が迎撃してミサイルキック、両者ダウンから中之上が串刺しラリアット、リバーススプラッシュ、岡林は逆水平も突進も中之上はスリーパーで捕らえるが、岡林はKUBINAGEで逃れて逆水平からブレーンバスターで投げる。
岡林はアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げると、中之上が逃れたところでアバランシュホールドを狙うが、中之上がリバースDDTで切り返し、左右エルボーからローリングエルボーを炸裂させるてから、ダイビングエルボードロップを狙うが、岡林が起き上がって雪崩式ブレーンバスターで落とす。
エルボーのラリーから気合いを入れた岡林は逆水平も、中之上が左右エルボーで返すが、岡林はラリアットを連発して垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、パワーボムを狙うとは、中之上がリバースしてジャーマンを連発する。
エルボーのラリーから岡林が逆水平を連発、そしてラリアットを狙うが、ガードした中之上はラリアットを狙うも、岡林がカマイタチから浴びせ蹴り、ラリアットからパワーボムを狙うが、中之上がフランケンシュタイナーで切り返し、岡林はパワースラムからラリアットも中之上がラリアットで迎撃する。
中之上はラリアットに対して岡林がビックブーツで返しが、ラリアットが相打ちになると中之上が制してからダイビングエルボードロップを連発からムーンサルトプレスで3カウントを奪い念願だった初シングル王座を奪取した。
中之上も大日本生え抜きではなく、武藤敬司体制の全日本プロレスからキャリアが始まり、その後は武藤に追随する形でWRESTLE-1に参加したが、シングルのベルトには恵まれることはなかった。終盤で見せたフランケンシュタイナーやムーンサルトプレスも師匠である武藤を意識したもので、試合スタイルだけでなくラリアットも小島聡の模倣と言われながらも、しっかりとものにしてきた、そういった意味では中之上も苦労人の一人であると思う。

大日本プロレスの2021年はデスマッチ、ストロングの両王座は動いたけど、これまで苦労してきた苦労人が華開いたことから始まりであり、二人の人生もまたプロレスであった。

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