竹下リベンジならず…秋山準がD王 GRAND PRIX2020優勝!


12月27日 DDT「D王 GRAND PRIX2020 the FAINAL!」後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 小嶋斗偉デビュー戦 30分1本勝負>
〇岡谷英樹(5分59秒 逆エビ固め)×小嶋斗偉

<第2試合 3WAYマッチ 30分1本勝負>
〇アントーニオ本多(8分15秒 片エビ固め)×島谷常寛
※ダイビングフィストドロップ あと一人は大鷲透

<第3試合 抱腹絶倒!年忘れスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負>
〇高木三四郎 男色ディーノ(7分40秒 片エビ固め)×納谷木七八四郎 スーパー・ササダンゴ・マシン
※ストーンコールドスタナー

<第4試合 30分1本勝負>
〇樋口和貞 坂口征夫 赤井沙希(7分36秒 ブレーンクロー)大石真翔 ×渡瀬瑞基 松永智充

<第5試合 30分1本勝負>
遠藤哲哉 高尾蒼馬 マッド・ポーリー 〇火野裕士with佐々木大輔(12分56秒 体固め)HARASHIMA クリス・ブルックス 青木真也 ×中村圭吾
※筋肉スプラッシュ

<第6試合 KO-D6人タッグ選手権試合 60分1本勝負>
【第42代王者組】彰人 平田一喜 〇翔太(12分53秒 雁之助クラッチ)【挑戦者組】勝俣瞬馬 MAO ×上野勇希
☆彰人&平田&翔太が初防衛に成功

<第7試合 D王GRAND PRIX 2021優勝決定戦 時間無制限1本勝負>
【Bブロック1位】〇秋山準(23分29秒 レフェリーストップ)【Aブロック1位】×竹下幸之介
※ヘッドシザース式チキンウイングアームロック

いよいよ優勝決定戦を迎えた「D王GRAND PRIX 2021」、進出したのはAブロックから竹下、Bブロックからは秋山、特に竹下は11・3大田区では秋山のフロントネックロックにギブアップ負けを喫したことでリベンジをかけての一戦となった。
開始からロックアップで組み合い、秋山がヘッドロックからぶつかり合いは竹下が制し、フィンガーロックの攻防、秋山がロープに押し込んでブレークとなるなど互いに出方を伺う。

差し合いから秋山がエクスプロイダーを狙うが、堪えた竹下をロープへ振る際に竹下は痛めている左腕を押さえてしまって場外へ逃れる。
これを逃さなかった秋山は竹下の左腕を鉄柵、鉄柱に叩きつけるがけでなく、エプロンから鉄柵めがけて左腕へのカーフブランディングを敢行、リングに戻ると竹下はエルボーで抵抗も、秋山は左腕へアームホイップから捻り上げる、左腕へストンピング、ショルダーアームブリーカー、ハンマーロックからアームロック、場外戦で鉄柱を使って腕固めや鉄柵を使った腕固め、左腕へニー、リングに戻ってキーロックと徹底した左腕で試合をリードする。

秋山は串刺しジャンピングニーからランニングニーを狙ったが、キャッチした竹下がドラゴンスクリューを決めると、再度ドラゴンスクリューで秋山は場外へ逃れたが、竹下は秋山を担いだままで右膝を鉄柱に叩きつけ、鉄柵を使って膝固めから鉄柵を蹴る、エプロンから断崖式ドラゴンスクリュー、リングに戻った秋山に右膝めがけて低空ミサイルキック、ニークラッシャーをからブルーサンダー、膝十字固めと徹底した右膝攻めで試合の流れを変える。
竹下は秋山の右膝にストンピングを連発してからエルボーのラリーに持ち込んみ、竹下の突進を秋山がエクスプロイダーを狙うが、逃れた竹下は逆回転ドラゴンスクリューから足四の字固めで捕らえ、秋山がもっと絞ってこいとプレッシャーをかけると、竹下は四の字のままで膝固めで秋山の右膝を攻める。
竹下は秋山の右膝にストンピングから低空ドロップキック、フライングラリアットを浴びせるが、ブレーンバスター狙いは秋山が左腕への脇固めで切り返し、竹下はたまらずロープに逃れる、場外へエスケープも、秋山も右膝のダメージで追撃できない。
秋山はやっとリングを降りると竹下をリングに戻し、エルボーのラリーを仕掛けると、竹下が連打から突進したところで秋山がエクスプロイダーで投げると、後頭部へランニングニーを炸裂させる。
秋山はエクスプロイダーも、竹下はジャーマンで応戦してからエルボー、ローリングエルボー。バックスピンエルボーからラリアットと畳みかけ。コーナーへ昇るが秋山が雪崩式ブレーンバスターで落とせば、竹下はラリアットを連発してからパワーボムで叩きつける。

竹下はザーヒーからジャーマンスープレックスホールドを決めたが、秋山はカウント2でキックアウトすると、竹下は続けてクロスアームジャーマンを狙ったが、秋山が後頭部頭突きで逃れて左腕にチキンウイングアームロックで捕らえると、そのままヘッドシザースで捕らえ、レフェリーが危険と判断して試合はストップ、秋山がD王優勝を果たし、竹下は1度ならずも2度目までも秋山に敗れた…
試合後に秋山は「DDTファンの皆さん、レンタル移籍してDDTの選手と精一杯闘いました。このD王、出ている選手もみんな素晴らしい選手です。どこにも負けるような選手はいません。みんな聞いてたら、自分でしっかり思ってくれ。DDT、誰もダメなヤツいないから。なあ、俺はいろんな選手とやってきて、君たちは素晴らしい選手だ。本当にどこに行っても絶対に恥ずかしくない、素晴らしい選手だ。でも、その素晴らしい選手の頂点が、俺だ。D王GP王者として技能賞を取った遠藤哲哉、挑戦させてもらうから。このプロレス界には認められたシングル王者3人、IWGP・内藤哲也、GHC・潮崎豪、そしてKO-D・遠藤哲哉! プロレス界にはこの3人だけだよ! 遠藤、一回負けてるけど、この勲章持ってもう一回前に立たせてくれ。…今林さんに言えば何でも決まるんでしたっけ? だいたい決まるんだろ? まあ、決めといてください。最後に高木社長、僕をDDTに招き入れてくれて本当にありがとうございます。そして、選手、社員、関係者のみなさん、本当にありがとうございます。そしてDDTファンのみなさん、本当にありがとうございます。最後に、全日本プロレス、NOAHの時から、ありがとうございました。ありがとうございました!」とアピールしてD王 GPを締めくくった。

内容的には秋山も竹下のウイークポイントを突けば、竹下も秋山の諸刃の剣である右膝を攻めるなど、秋山と同じく非情に攻めたが、所々の隙は秋山はしっかり逃していなかった。誰もが竹下のリベンジを期待していたと思う。けど現実は甘くないように秋山準は甘くはない、それを見せつけるには充分の試合だった。
最後に秋山が全日本プロレスに対して「ありがとうございました」とコメントしたが、これは秋山なりの全日本プロレスに対する別れのような感じもした。DDTへは全日本からのレンタル移籍と言う形となり、全日本にも一応籍は残っているが、秋山はDDTの選手を育てることにやる気を見出してしまった。
高木大社長の目標はDDTを新日本プロレスに負けない団体にすること、CyberFightグループはNOAHがメインとなっているが、高木大社長はDDTをNOAHを並び立たせるような団体に育て上げたいという野望がある。そのためには選手の底上げは必須となる。秋山は崩壊寸前だった全日本プロレスをV字回復までに戻した立役者だったが、ある程度道筋が出来ると、立役者だった秋山は全日本から必要とされなくなっていた。その秋山に目を付けた高木大社長は秋山をDDTに招いた。秋山は今後DDTを底上げする請負人として活躍するために、レンタル移籍という立場ではなく本腰を入れてDDTに取り組むのではないかと思っている。

セミファイナルで行われたKO-D6人タッグ選手権は挑戦者のサウナ部が3人同時ドロップキックから王者の若手通信世代を場外へ追いやると、MAOのフェイントから勝俣がトペコンを命中させ、リングに戻ってから平田を捕らえて試合をリードする。

MAOはダイビングレッグドロップ、ナックルと平田を攻め込むが、掌底に対してスライディングキックで応戦してから彰人に代わり、彰人はMAOに低空ドロップキックからレッグブリーカー、翔太のドラゴンスクリューの援護から彰人は俵返しで投げる。
彰人はニーアッパーも、MAOはその場飛びムーンサルトダブルニーで反撃し、上野に代わってドロップキックも、足を取った彰人はニークラッシャーから代わった翔太は延髄斬り、上野のレッグシザースからサウナ部が連係で捕らえ、上野がおっぴろげアタックからMAOがハリウッドスタープレスと翔太を追い詰める。
上野はミサイルキックから各選手が乱戦となって、!平田がMAOにコルタバから場外のサウナ部にプランチャを狙ったが、味方の若手通信に誤爆、リングに戻ると勝負に出たサウナ部がストゥーカスプラッシュ、フロッグスプラッシュと若手通信に投下し、上野は翔太にWRを狙うが、バックの奪い合いから翔太が雁之助クラッチで3カウントをを奪い大逆転で王座を防衛する。
試合後には6人タッグ王座を防衛、また前夜のガンプロで朱崇花を破って世界インディベンデントジュニアヘビー級王座を奪取して2冠となったことで、翔太は三冠目を奪取するということで上野の保持するDDTユニバーサル王座への挑戦を表明、上野も受諾して1・9後楽園、しかもメインでの選手権が決定となる。

また彰人も2月23日名古屋大会で6人タッグ王座防衛戦を行うことを熱望すると、挑戦者には高木&HARASHIMA&ディーノを指名、3人がリングに上がると指名を受けて選手権が決定となった。

第5試合では23日の路上プロレスからDAMNHEARTS入りを果たした火野が遠藤、高尾、ポーリーと組んでHARASHIMA&クリス&青木&中村の連合軍と対戦、DAMNATIONが奇襲をかけて開始となると、火野は中村を軽く痛めつけ、久しぶりに対戦となるHARASHIMAに対してもミドルキックを火野はノーガードで受けきって逆水平を浴びせる。
終盤でも中村と対峙した火野は、中村のエルボー、頭突き、ショルダータックルを軽く受け流した後、受け流した火野は串刺しラリアッから筋肉スプラッシュで3カウントを奪い完勝。

試合後もカリスマから紹介を受けた火野は久しぶりのDDTのファンに挨拶した後で、「このボケどもが」と締めくくる。

第3試合の高木&ディーノのDDT軍vs納谷木&ササダンゴのDDT(ドメスティックドタキャンチーム)軍との対抗戦は、高木組が奇襲で開始となり、高木が納谷木にリバーススプラッシュからダブルチョップと攻め込んだ後で、ディーノに地獄門をセットするように指示を出すも、肝心のディーノが路上プロレスで坂口からCo2ガスを食らった際に尻が低温やけどになたっため地獄門は使えないと説明し、高木がディーノの尻を確認するとあまりにもひどい状態に高木らも目を覆ってしまう

それでもディーノは地獄門をセットするも、その間に高木が納谷木組に捕まってしまい。ササダンゴも40万円を出してサイバーエージェントの株を購入したことを明かし、株主の前に手が出せなくなった高木に株券で殴打してから株券ラリアットを炸裂させて高木を追い詰める。
誰も地獄門に来ないのでディーノは自軍へ戻るが、ササダンゴはうっかり株券を場外へ手放してしまうと高木は反撃し、代わったディーノがナイトメアも納谷木がカットに入ってから、ササダンゴはリーマンショックを狙う、逃れたディーノはシャイニングあてがいで応戦して、高木と納谷木が同時ドラゴンリングインからクローズラインの応酬となると、高木がテキサスクローズラインを炸裂させてから、ディーノにアトミックドロップで地獄門を無理やり設置させる、ササダンゴのマスクを剥がして地獄門に直撃させる。

そこで納谷木が高木にスタナーから地獄門への直撃を狙ったが、寸前は高木で地獄門にカンチョーから納谷木の鼻に突っ込み、スタナーで納谷木から3カウントを奪って勝利となったが、この試合を見たサイバーエージェントの株主らが持ち株を手放さないことを祈りたい…

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